1947-07-11 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第3号
殊にまた將來講和會議でも濟んで、私どもの豫想いたしておりますところの貿易等も再開いたされますならば、おそらくこの自動車關係はいま少し計畫發達を見なければならぬのではないかと考えております。
殊にまた將來講和會議でも濟んで、私どもの豫想いたしておりますところの貿易等も再開いたされますならば、おそらくこの自動車關係はいま少し計畫發達を見なければならぬのではないかと考えております。
從來御承知のごとくに、滿州、北支、朝鮮等の輸入によりますものが、今日ではいわゆる國外貿易になりまして、管理下におかれております日本の行政におきましては、今許されたる輸入量しか認められぬのであります。この問題につきまして現在輸入の一%くらいしか中央においては確保されておらぬというような、まことに貧弱な状態であります。
現在漁村に進出いたしておりますところの轉換資本漁業會社は、終戰後見るべき平和産業も起し得ないというような現況下において、漁業は非常にもうかるというようなことから、投下資本に對する利潤の追求を目途として、漁村に大いに進出してまいつたのでありますが、貿易再開等を目の前にして平和産業その他では今後相當企業的に採算がとれる有利な仕事が出てまいれば、この轉換資本は再び再轉換をして、漁業からその他の産業部門に資本
公團はまだ全部設立を見るに至つておらず、今後順次設立されることと思いますけれども、現在設立されておる公團とその出資金を述べてみますと、船舶公團が三億圓、配炭公團が三億圓、石油配給公團が六千萬圓、肥料公團が六千五百萬圓、價格調整公團が三千萬圓、貿易關係の公團が四公團で八千萬圓となつておるのであります。
この場合、このままにしておきましたならば、やがて貿易再開とともに、講和條約の成立を見た場合、経済恐慌とともに、農村恐慌は必至と見るのであります。かかるとき、政府は農民に対して、從來の農奴的價格、天降り割当供出では足りぬので、作付の割当をなさんとしておるのでありますが、苦しいときの神頼み式で、米をつくらせ、出させ、安い食糧が輸入されたときに、いかなる対策をもたるるか。
○波多野鼎君 連合國の好意によりまして、対外貿易が近く民間の手に移される準備ができておるということは、我々非常に感謝に堪えないところであります。
我が國の貿易を振興する、輸出貿易を盛にすることにつきましては極力あらゆる手段を講ずるのでありますが、今後の輸出貿易につきましては、誠に心細く私は見通しております。戰災によりまして多くの工場は燒かれた。又領土と同時に資源を失つた。又賠償によつて生産設備を相当に撤去されなければならない。この状態におきまして我が國の輸出産業というものは、非常に心もとないと思うのであります。
第一点は輸出入品價格、殊に輸出品の價格の決定でありますが、それについて國際の市場における價格というものを斟酌して決めるかどうかということでありますが、現在の國営貿易の形式の下では、個々のものにつきまして実は貿易廳の方と、それからGHQとの間で、いろいろな事情を考慮しながらその價格を実は裁定いたしておる情況であります。
さらに水産の輸出貿易品としてどれだけのものを豫定しておられるか。要するに食糧及び工業原料あるいは肥料、飼料並びに輸出貿易、これらを總合的に勘案されておられると思うのでありますが、それに基く需給推算をお立てになつて進むことが必要ではないか、こう考えております。先般發表になられた十億貫目標の根據をお尋ねしたい。
申すまでもなく、今囘の措置が鐵道運賃の改正を伴いましたることは、現状日本の經濟状態に對しまして、政府が一定の安定蔕を物價の上に引いて、そうして物價と運賃の惡循環を阻止して、このインフレーシヨンを阻止し、國民の生活を安定いたすのみならず、ひいて日本の産業をして安定せしめるとともに、來るべき貿易再開に對する國家財政の基礎をつくらんといたして、この新政策をとつたということは、御了承のことと存ずるのであります
外國貿易が近附いたということを政府も申しております。又片山首相の演説におきましても、講和條約の締結の一日も早くあらんことを望んで、経済界の回復を望んでおらるるのでありますが、この國際問題と、最も今日我我の緊急な問題としておる所のこの食糧輸入の問題とに関して、なんら具体的計画を示されなかつたということは、誠に遺憾に思うのであります。
○國務大臣(水谷長三郎君) 只今伊東さんから貿易問題に関して種々有益なる御意見を承りましたが、この貿易問題に関しましては、その一部の考えは先に木村議員の御質問に対して御答えした通りでございます。
○國務大臣(栗栖赳夫君) 伊東君の御質問中大藏省に関係する貿易金融の疏通という点につきまして、簡單に御答弁いたしたいと思います。大体貿易につきまして短期の運轉資金の金融につきましては、從來貿易手形制度、紡績加工賃手形制度等のものがあつたのでございますけれども、今回貿易公團が発足いたしましたので、これが不適当になりました。
そうしてなお貿易の再開にあつたては、みかんが二割ないしそれ以上も増收になるのであるから、これをつくつて送りたい。 たつたこの間のこと、清水港にイギリスの船が來て積んでいつた。
次に、現在いろいろ報告書によりまして、丹念に統計があげられ、いろいろの理論的展開があるわけでございまするが、私は端的に申しまして、われわれ日本人が、貿易の再開ということを、一日千秋の思いで待つておるわけであります。
貿易再開にあたつての技術の低下の点につきましては、お話ごもつともでありまして、われわれといたしましては、貿易に関する、殊に中小企業の問題でありますが、これらにおける技術の低下を防止する、または技術を上げていくということにつきましては、ただいまのところは、さしあたつて一率の爲替レートもできませんから、價格の面でこれに目標を與えて、実質的につり上げていくという一つの事柄も、今後は考えなければなりませんし
しかして、その基礎のもとにさらに貿易を再開し、外資を導入しようと試みておる。この実際の企図がここに現れておる。この点を述べるであろう。 実際上、このためには官僚統制を強化し、そうしてこれによつて、いよいよますます統制を強化しようとしておるのである。この点は、片山君が明らかにした通り、統制の責任は役人にありと言つておる。役人がもつような統制、いよいよますます官僚統制を強化せずして、何が來よう。
例えば過少生産の原因として、戰爭及び敗戰に基ずく物資の消耗、破壊、燒失や、資源の喪失、或は占領下の再生産外の消費、海外貿易の杜絶などは不可避的なものであります。或いは又インフレーシヨンの原因として、戰時中累積されました過大購買力の存在、或いは終戰処理費、賠償撤去費などは不可避的のものとみることができると思います。
最近貿易使節團が日本に参りまするが、貿易は單に貿易業者だけの復活ではなくして、貿易業者の復活も大事でありまするけれども、貿易工業の復活でなくてはならないと思います。商工省における貿易行政は單に貿易業の行政だけではなくして、貿易工業の行政であつて戴きたいと思います。私の質問はこれを以て終ります。(拍手) 〔國務大臣片山哲君登壇〕
○國務大臣(水谷長三郎君) 只今木村氏の御質問の中、商工大臣からお答えすべき問題は石炭の問題と貿易の問題であると、このように心得ておりまする。この石炭の問題、現在の惡性インフレ打開の糸口を見出すために、二十二年度において石炭を三千万トン掘り出さなくてはならない。それは分つておるが、それは果して可能か不可能かという御趣旨であろうと思いまする。
(拍手)(「昨日言うた」「昨日言うとる」「昨日欠席したのか」と呼ぶ者あり) 質問の第三点、食糧問題はなるほど当面緊急の問題ではありますけれども、緊急対策は直ちに将来の恒久対策に繁がることは、一昨日和田安本長官の説明によつても私は十分諒とするのでありまするが、その点について、近き将来において貿易が再開せられ、講和條約が締結されるならば、日本の國に外國の安價な食糧が洪水の如く流れ込んでくる。
第三の問題といたしましては、貿易が再開した後においては日本の食糧問題はどうなるか。こういう御質問であつたと思いますが、私共といたしましては、この八月十五日に貿易が再開せられましたからというて、直ちに日本にそんなに豊富なる食糧が流入されるとは考えておらんのであります。
金融方面につきましても、事業の助成におきましても、殊に見返貿易品の振興にいたしましても、格段の御注意を願いたいと思いますが、水谷商工大臣、新しき政策ありや否や、承りたいと思うのであります。 次に石炭問題について、一昨日の施政方針の演説の中で、片山首相は水力電氣の開発を高調されました。まことに同感であります。しかし水力電氣の開発には、セメントが要ります。セメントをつくるには、石炭が要ります。
政府は、貿易の重要性と世界経済への参加については、細心の努力を拂い、十分檢討いたしておるのであります。まずそのためには、國内経済の充実が必要であり、國内産業の発展をぜひともやらなくてはならないと考えておるのであります。
第一に、貿易再開のことであります。貿易再開なき限り、インフレ防止、國民生活の安定は、期すべからざるものがあるのであります。マツカーサー元帥は、ここに見るところがあつて、來る八月十五日より貿易の再開を許可し、また今回諸外國実業家を招いて、貿易の促進をはかられるに至つたものと、私は想像いたすのでありまするが、これは眞にわが國に対する非常な好意であります。
次に、近く民間貿易再開の運びに相なりましたことは、長く封鎖され、孤立を余儀なくされておりました日本経済が、ようやく世界経済に接触面をもつことになりまして、これはもちろん正常なる自由貿易の域には至りませんけれども、資源の過少、労働者の過大、等々のわが國の実情が、外國貿易に依存する度合のきわめて多大なることに顧み、わが経済の前途に確かに一道の公明を與えるものとして、喜びと感謝に堪えないものであります。
ここに貿易の再開を控えまして、輸出に最大の重点を置いたこと、又將來の我が國経済が大きく國際貿易に依存することを考えますならば、今日から技術の改善と、経営の合理化とにあらゆる努力をしまければならんと信ずるのでありまして、政府もこれについてはでくるだけの措置を講ずるつもりです。
又外國との貿易を見ましても、大きな輸入超過で、直接消費する食糧すら外國から借りているという形になつているのであります。 第三には戰爭のため、生産物の裏附けのない莫大な購買力が放出されたことを原因として起こつたインフレーシヨンが、以上のような経済各分野の赤字の現状とむすびついて、賃金と物價との悪循環という形をとりながら、次第にその速度をはやめていることであります。
ここに貿易の再開を控えまして、輸出に最大の重点をおいたこと、また將來のわが國経済が大きく國際貿易に依存することを考えてみますならば、今日から技術の改善と経営の合理化とに、あらゆる努力をしなければならないと信ずるのでありまして、政府としましても、これにつきまして、できるだけの措置を講ずるつもりであります。
この根本的な事実は、そのまま経済の各部門に現われておるのでありまして、たとえば國民の家計も、企業の経理も、國の財政も、みな赤字でありますし、また外國との貿易を見ましても、大きな輸入超過で、直接消費する食糧すら、外國から借りておるという形になつておるのであります。
特に貿易再開にあたりまして、貿易関係に非常に関係があるのでございますが、こういうような、いろいろな委員会にまたがるような性質をもつておりまする事項につきましては、一つの委員会の所属ということに、一應ここで規定することはやむをえませんが、何か委員長の報告のときにでも、附帶決議のようなものをおきまして、そうして將來適当な機会に國会法の改正などとまつて、別に考える余地を残すというふうにされては、いかがかと