1947-08-02 第1回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第8号
もちろんそれには現在のような、外國貿易と立ち行かないような企業とを整備しなければならない。申し上げるまでもなく、現在の下痢的な症状に對する産業界の健全化をはからなければ、なんぼ榮養を與えてもこれは危機を延ばすだけでありまして、意味をなさない。
もちろんそれには現在のような、外國貿易と立ち行かないような企業とを整備しなければならない。申し上げるまでもなく、現在の下痢的な症状に對する産業界の健全化をはからなければ、なんぼ榮養を與えてもこれは危機を延ばすだけでありまして、意味をなさない。
次に、せつかく大臣がお見えになりましたからお尋ねしておきたいことは、貿易再開とともに、いつかは國際的に日本の經濟が進出していかなければならぬのですが、いろいろその點においては考慮すべき點がありはしないか。ただ一點私があなたにお伺いしておきたいことは、將來日本民族の最低生活を保障して、輸出の原動力になつて、日本の經濟を支えていく日本の民族資本の問題をどう取扱つていかれるか。率直に言いましよう。
近く外國貿易が再開されるということになりますと、今までの日本の國内だけで生存しておつた、こういつた基礎がすべて變つてくるのでありまして、直接世界的な市場の中にある日本を考えなくてはならぬ。
こういうわけで内務省に關しては道路、その他觀光事業に關連ある所管事項の説明をお願いすることにし、文部省に對しては國寶、史跡、名勝及び天然記念物の指定、保存その他觀光事業に關連ある所管事項の説明をお願いし、國立公園その他觀光事業に關連ある所管事項の説明は厚生省にお願いし、貿易館、バイヤー接遇、その他觀光事業に關連ある所管事項の説明は商工省にお願いして、それ以外にこれだけ集まられます前に、運輸省からは一應御説明
貿易の状況は御承知の通りに入超になつておりまして、昨年度におきましては、連合軍司令部よりも發表のございました通り、ドルにいたしまして約一億八千萬ドルの入超であります。一面輸出の方は、國内のいろいろな状況によりまして、必ずしも豫期の通りにまいつておりませんので、わが國といたしましては、なんとか輸出をいたしまして、日本に必要とする食料等の輸入の代金を賄わなければならぬ事情に相なつておるのであります。
○福田委員長 次に貿易館、バイヤー接遇その他觀光事業に關連ある商工省所管事業について、貿易廳次長新井君の説明を願いたいと思います。
その上に我々が當てにいたしました二百萬トンという外國食糧の輸入が、ヨーロツパにおける食糧の生産の非常に惡い状態、それからアメリカにおける陸上輸送、海上輸送の關係、我が國の貿易のバランスの關係等が惡影響いたしまして、豫想いたしました二百萬トンの約三割減の輸入しか見ることができ得ない状態になつたということが原因をいたしまして、逐にこの七月から十月までの四ケ月間において約二百三十四萬石の赤字を出さざるを得
非常に範圍が廣うございますが、大體大きく生活物資工業と纖維工業と分けまして、生活物資工業の方には、日用品、ゴム、皮革、建材、製紙、纖維工業の方は、綿絲、絹人纖、纖毛を含み、さらに中小工業一般、それから貿易輸出産業というようなものも輕工業小委員會で扱うことになりました。
以上大體私の方でやつておりまて事業を御説明申し上げたのでございますが、科學の振興ということは、平和になりましてもあるいは今後の文化日本建設、貿易再開、あるいは食糧難打開というようないろいろな面に對して基本的な問題となるものと愚考いたすものでありまして、議員の方々におかれましても特に御後援いただきますことを、この席を借りてお願いいたす次第であります。
我々は一歩進んで水産省の設置をやつてみたいということに、墾談會において結論を得たのでありますが、要は漁業權制度確立の件、資材確保の件、漁港建設の件、漁場警察權確立の件、水産教育確立の件、水産金融確立の件、魚價決定に關する件、漁民厚生施設の件、漁船及び漁業保險の件、水産貿易確立の件、水産試驗化學研究の件、水産物集出荷配給機構確立の件以上の綜合且つ合理的な行政機構としては、どうしても水産廳でやつては甚だ
それからただいま私どもが通貨安定對策本部の方にお願いしているのは、九月ごろ貿易再開救國貯蓄運動を、一箇月間くらい強力に展開していただきたいということをお願いしているのでありますが、本部の方におきましても、これに對して非常に御協力くださつているような實情であります。
しかしながら中小企業と申しましても、すべての中小企業が、小さいから保護を受けるというふうには考えておらないのであります、中小企業の中におきましても、重要なる國家經濟の根幹をなす中小企業、たとえば貿易の一環としての中小企業というようなものは、これは重視し、かつこれを保護する手段を講ずる必要があろう、こういうふうに考えておるのであります。
また金、銀、ダイヤ等の供出摘發により金券貨幣すなわちこれによる裏づけられた新圓發行によりまして、インフレに惱むこの状態を救い出し、海外貿易再開の機會を速かにその態勢を整えること、かつ國民の生活基準を確立せしむるために便ならしめようと考えたのであります。 要は軍需物資とはすなわち國民のものである。速かに國民に返すべきではないかとかように考えた。
近く貿易も再開されるといつておりますが、貿易が再開をされましても、勞働教育に對するところの、勞働者自身が物をつくるのに、自身のために自身がこれをつくるのだ、そうしてこれが自身のためにもなり多数の民衆のためにもなるのだ、そこにみずからが反省をするところまでいかなければ到底貿易の振興も困難だと思うのであります。
こういう一例をお考え願えれば宜しいかと思いますが、連合軍側の貿易員が日本に來られております。この宿舎、ホテル等は急速に整備して日本政府として提供することが宜かろうと思うのであります。
これはおそらく今度貿易が再開されます結果は、占領軍の指示なりその他援助によりまして、できるだけ早くこの囘線を増加いたしまして日本の對外貿易、また國内の經濟復興のために支障のないように手配いたしたいと考えておる次第であります。對外無線電話につきましては現在一般の方々には利用されていないと申し上げてよろしいかと思います。それから電報につきましても今日本人から直接電報が打てません。
この受入態勢のないときに、職業補導を姑息な手段でやつたとて、おそらく失業者をして職に就かしめることはまず困難ではないか、かように考えますときに、企業整備と人員の配置替ということについては、まず重大な考慮をこの際拂つて、媾和會議の成立、通商貿易が自由再開される頃、あるいはアメリカ等にお願いして、クレジツトを設定して海外から復興資材を仰いで、そうして日本の再建をここにボツボツでき上らした後、あるいは人員
たとえば役職員はすべて民間人から採用することも考えられておるようでありますが、九十二議會のときに貿易公國等の公國法ができましたときに、附帶決議によつてこの運營を民主化することのために、運營委員會をつくつたらどうかということが決定せられたはずであります。
また金銀その他宝石類が、これまた世耕君の発表のようにどこかにありとするならば、今後貿易再開の場合におきましても相当役立つことは、最近の外電によつても明らかな問題であります。こういう意味で、そういつた派生的の問題をしばらく閑却して、むしろ本格的にこの隠退蔵物資の摘発並びに現在の保管物資の処理、これをやることが、わが国の再建のために資するところが大なりと確信いたします。
○米窪國務大臣 御承知の通りまだ諸外國とも間の正常なる貿易關係が許されておらない状態でございまして、もちろんその準備は貿易廳を中心としてやつておると思います。從つて貿易廳方面と、新しく生まれる勞働省方面との間においてどのくらいの失業者を吸すいるという正確な數字はまだ出ておらないのであります。
あるいは近く再開さるるであろうところの貿易が展開される際に、わが日本農業に相当な再編成が起るであろう、そのときのことも考えまして、現在きわめてコストが高いが、幾多の機械化が行われますような樣相をもつております甘藷に、相当なる重心をもつて力を出していただきたい。
貿易が再開されても、日本は食糧輸入までの余力はなく、その分は工業の原材料を少しでも多く輸入しなければなりません。G・H・Qでは、日本の兒童に少くとも一日三合当の牛乳配給を考慮しているようなことも聞いております。近々アメリカから優良種のやぎが五百頭ほどはいるということを聞きました。まことにわずかではありますが、うれしいことだと思います。やぎ乳によつて、年間一人当り五合の米が節約されると申します。
それは移植民を行うか、貿易を振興するか、産兒制限を行うかがそれであると私は思います。しかしながら、今移植民の問題を考えるということは、なかなか困難であります。
第二の点は、供出制度の改革をもくろんで、農業生産調整法や、あるいは國営開拓法案、または農業協同組合法案等、生産向上のために数々の新制度が行われんとしていることは、当を得たものと思うのでございますが、当面の食糧問題は、昨年も食糧メーデーが大々的に行われ、今年もまたそれを身をもつて体驗しておる状態であり、しかも平野農林大臣が言明せられましたごとく、貿易再開するとも、諸種の関係より、ここ二、三年は外國よりの
次に、供出制度の改善と表裏一体をなすものに、來るべき農業恐慌及び貿易再開後の食糧政策の実態いかんという問題をあげねばならないと思います。農業恐慌に対する農民の不安が、農民をして供出をにぶらせ、やみ米賣りに走らせる結果を招いていることは、見逃せない要因であります。
次には、貿易再開後の日本の食糧問題はどうかというような点でありましたが、これは貿易が再開されましたからといつて、すぐ食糧がどんどんはいつてくるとは考えられません。從いまして、貿易問題は貿易問題として、食糧緊急対策は緊急対策として、別個の線に沿つて考えることが賢明であろうと考えております。
それは商工省の貿易廳の方に轉換されておる。現在保管されておるリストでありますが、戰時におけるリストが、焼却されて、ない。それから戰時から終戰後保管轉換されました數量が、はたして信頼し得べきかどうかというところに相當疑問がある。こういう點についても相當研究しましたか。その點をお伺いしたい。
その内容その他をこの場合申し上げることはできないと思いますが、たとえて申し上げますると、ほとんどこれは餘談に近い話でありますが、神奈川縣における内山知事の反對理由などを聽きますと——私は内山知事を決して惡く言うわけではありませんが、二、三日前の新聞を通じて拜見いたしますると、横濱市は獨立すると言つておるが、やがて横濱に米國の貿易使節團が参つたときに、横濱市は神奈川縣より獨立すれば泊める場所もないではないか
結論が出ないのに、外國貿易が再開されれば、昔のように日本の生糸は羽が えてアメリカへ飛ぶような印象を養蠶農家に與えるということはむしろどうかというので、私は食糧重點の立場から先刻來申し上げておるように言うておるのであります。
どうしても日本としては輸出貿易によらなければ日本の國全體が立行かない。その點からいけば生糸というものは非常に必要なものでありますから、やはり養蠶業においても、製糸業においても、經營の合理化なり、あるいは向うの需要を十分研究して、いいものをつくつていく。需要に合うものをつくつていくことに進まなければならぬ。
しかしこの蠶絲業は特別の業態であつて、政府が直接生糸を買つたり賣つたりするという形をとるので、おそらく公團方式にならずに管理法案というものを出したのだろうと思うのでありまして、ただいまの事情といたしましては、貿易自體が一應國家管理貿易という形をとつておりまするし、また日本の生糸というものにつきましては、御承知のように輸出の大宗であり、對外貿易の上から非常に必要なものであるというような觀點からして、この