1948-04-05 第2回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第21号
そこで神戸海運管理部を海運局に昇格するという御希望は、確かに承つておきますが、その点に近畿海上保安本部を神戸におくということになります場合は、あるいはこれは從前から長く競合してまいりました海運局問題ともにらみ合わせまして、考慮せねばならぬ点もあると存じますので、愼重に考慮をいたしまして、なるべく松沢さんの御意思に副うよう、そうして神戸が將來最大の外國貿易港として盛大に発展してまいりますような方向に向
そこで神戸海運管理部を海運局に昇格するという御希望は、確かに承つておきますが、その点に近畿海上保安本部を神戸におくということになります場合は、あるいはこれは從前から長く競合してまいりました海運局問題ともにらみ合わせまして、考慮せねばならぬ点もあると存じますので、愼重に考慮をいたしまして、なるべく松沢さんの御意思に副うよう、そうして神戸が將來最大の外國貿易港として盛大に発展してまいりますような方向に向
それに関連いたしまして考えられますことは、從來神戸市は近畿における、あるいは西日本における重要な貿易港でもあり、その繁栄は東の横浜と相競つていた関係があつたのであります。戰事中あるいは戰後、いろいろ貿易関係がむずかしくなりまして、今日は戰前の状態から見ますと、まつたく見る影もないような状態になつておるのであります。
十号に「沿岸水域における巡視警戒に関する事項、片一方には「海上における密貿易、不法入出國その他の犯罪の予防及び鎮圧に関する事項」と書き分ける必要が……皆「沿岸水域における」と書けばよさそうなものだと思うのに、片一方は「沿岸水域」と書いて、十一号には「海上における」と書き分けてあるのはどういうわけか、それを一つ伺いたい。
これは一般の行政整理に対する考え方は、御意見の通りでございますと思いますがこの海上保安廰のいわゆる海上の安全と治安維持という問題につきましては別の観点から是非ともこれをやらなければ、國家全体の治安並びに又沿岸におけるいわゆる物資の輸送國内的の目的のみならず、対外的の関係からいたしましても、貿易、海運の発展上とても棄てては置けない、こういう理由から特に今回この機構を作ることに決定したわけであります。
それから「沿岸水域」と「海上」と書き分けてあるのは、十号の方は巡視、海上に関するいろいろの具体的な計画を作りますのは主として沿岸水域のことでありまして、例えば「海上における密貿易」と廣く書いてありますのは、日本の例えば沿岸水域……沿岸水域でなくても日本の船が密貿易の虞れがあるような場合は、いわゆる十にある沿岸水域でなくても……外國船についてはいけませんが、日本の船舶ならばどこでもできる。
調書によりますと、辻嘉六氏は昭和二十一年から二十二年十月までの間に、緑産業株式会社社長吉田彦太郎から三百万円、新夕刊新聞社社長高源重吉から百万円、熱海市の貿易商青木勇から百五十万円、旭工機株式会社、これは横浜にありますが、社長杉山嘉市から百万円、これと先ほどの中曽根幾太郎からの二百五十万円、会計九百万円受取つておるのでありますが、今明らかにされつつあるのは、中曽根幾太郎から受取りました二百五十万円だけでありまして
そこで私としましては、ここで大きい國立援産所というようなものをつくつて、各縣にその支所を置いて、対外的貿易、あるいは國内の特殊物産の製造というところへ向けたらどうかということを考えまして、旧議会以來この案をつくつて、法律案まで今手をつけておるわけです。
○千賀委員 それがなければ、現在日本の沿岸で密貿易で非常に問題になつておる取締りさえも不可能であると思うので、これはぜひその筋の了解を得てやつていただかなければ、佛つくつて魂入れずということになると考えられます。
〔朗 読〕 第二十四條 航路標識を維持し、密貿易を防止し、及び遭難船員に援助を與えるため、海上保安廳長官は、必要に應じ船舶の基地及び担任区域を定める。
○千賀委員 密貿易を防止ししということがありますが、密貿易をする者がだんだん惡性になつて、武器を備えた密貿易を企てるというようなときにも防止しなければならない。そうすると、この制限の中で相当な武器を積込む必要があると思いますが、そういうことはするかどうか。
しかし総理の指摘されまするごとく、占領軍の公正寛大な措置によりまして、未だ平和條約の調印なくして、すでに平和的生活に一歩を踏み出し得たことをわれわれは非常に喜ぶものでありまして、これまたマツカーサー司令官のメツセージにおきましても、平和克服への進展が行き詰りとなつているこの期間において、單独にあるいは同樣の考えをもつ他の連合國とともに貿易商業上の制約をできるだけ解除し、日本人の権利日本人の海外渡航、
○和田委員 われわれとしては、やはり講和條約をもつて、そして日本の自主的な立場を回復することが、何と言つても國民的な要望でありまするが、私は実はマツカーサー声明に関連して質問する関係上、非常にお答えにくい関係もあると思いますが、講和條約ができない前に漸次平和状態に移行していき、貿易も開かれる、あるいは海外渡航さえ許されるのではないかというふうな見透しがいろいろとありまするが、そういつた実例は、過去における
○和田委員 その声明の中に、やがて貿易も、いわゆる講和條約の問題を待たずして、相当通常の貿易関係を再開されるであろうということが示唆されておりますし、また外交関係も再開されるのじやないかというふうなことが多少示唆されているのです。
ところが外資導入の條件について、一番そういう根本的な点に觸れないで、その他の技術的ないろいろな金利がどうの、保障がどうの、そういうようなことに捉われてやつておると、本当に外資は入つて來ないのじやないか假又仮に外資が入つて來ても、その外資を利用して、今後東亞においてやはり貿易を復活、振興させなければ日本の経済の再建安定はできないと思いますが、中國において日本の帝國主義の復活を非常に心配しておるというような
それから民間の銀行、金融業者からする貿易品、例えば棉花の買付資金のごときも、或いは又日本國内の産業に対する投資の形で行われるものもありましよう。そういうふうに一概に外資導入といいましても、その性質、その形態において千差万別であることは今更私が申上げるまでもありません。
これは單に経済的にばかりでなく、政治的に文化的にもそういう態勢を整えないと、外國資本が入りにくい、そういう意味なんでありまして、もつとこれを具体的にいいますと、今外資導入ができても、將來日本は貿易のことを考えますと、これは東亞において例えば中國その他南方との交易を盛んならしめることによつて、その外資導入なるものが生きて來て、それで日本の將來の経済的安定ができるわけです。
特に中小工業都市としては大阪、名古屋、次に貿易港としては横浜、神戸というものは、これは世界的なものでありまして、こういう大都市においては、むしろ府縣よりもさらにまさつた指導育成研究機関をもつておるのであります。私は大阪に約十九年も市会議員を勤めておりましたが、大阪府よりもむしろ市の方が非常にりつぱな施設と熱心な指導育成をやつておるのであります。
私はあるケースを知つておりまするが、実際に復金で金を借りるにつきましては、現局の農林省なり、あるいは商工省なり、あるいは貿易廳なり、そういういくつもの関門を通して、そうしてへとへとになつて復金に來て、復金ではいろいろな会合があつたり、またそれぞれの部門を通してでなければ、いよいよ金がはいつてこない、こういうことになると、この物價の変動の激しいときに、また計画書を再度やり直さなければならぬ。
貸出については非常に愼重にやらねばならず、また愼重の上にも愼重にやれと命ぜられておるわけでありまして、しかも復金で融通するという場合には、その融通した資金が設備資金である場合には、必ずその設備がどこから手にはいるか、そのものがあるかないか、現にどこにあるか、どれだけの期間の後にそれが実際着手できるかというところまで迎えないと、簡單には出せないというので、安本と連絡したり、商工省と連絡したり、あるいは貿易産業関係
わが國は戰爭権を放棄したのでありますから、これから貿易経済立國を國是としていかなければならない場合に、加工貿易関係等をも含めました考えで、中小の企業の基盤を背景とする体制を確立しなければならぬということは明白な事実であります。よつてこの要綱案に対しましても、われわれは愼重審査を行わなければならないことは当然であります。私の考えでは中小企業廳を設置なさるという御精神には大賛成であります。
しかるに、これを実証しますものは、今後のこれが成功いかんを律するものは、実に現在における貿易の実態そのものであるのである。 昭和二十二年度、すなわち昨年度中の貿易の実績を見まするに、輸入中には食糧、石油、肥料、綿花等の占める割合が実に八八%でありまして、これらはすべて消費されるものであり、何ら生産設備を充実するものではないのである。
今日の日本の輸出貿易が、戰前の四割に回復したとするならば、これでもつて現在の輸出入のバランスは十三、四年で平均がとれる数字になつている。徳田君は御記憶でありましよう。明治二十年前後に、大隈伯が條約の改正をやろうと言つた。内地を開放して、内地雜居、外國人に國内の商賣を許そうと言つたら、國内の反動勢力が、大隈の政策は國を亡ぽすといつて爆彈を投げた。
これは独占禁止法が明確に示しておるところでありますが、國際的に考えましても將來自由公正な國際交流経済を以つてその理想的原則といたすであろうということは、國際貿易憲章の考え方等から推して考えましても、概ね予測することができるのであります。
例えば農村工業の貿易生産物を作るというような問題に対して、中小企業廳の方において面倒を見るのか、いろいろな問題が起つて來ると思いますが、限界がはつきりしていないところの法律だけを置いても何ら價値はないと思う。どの辺に対象とすべきものの限界があるか、その問題をはつきりして置かなければ、中小企業廳ができたとしても、單なる官廳を置いただけという問題にしかならない。
次に、貿易資金特別會計へ繰入でありますが、これは四百三十六萬六千圓、貿易資金に要するところの事務費を一般會計において負擔するという法律の規定になつております。 次に貿易資金繰入、前年度は九億五千萬圓となつております。併しながらこの九億五千萬圓というのは實際上はこれに對しまして、昨年秋の暫定豫算費におきまして五十五億圓の追加をいたしましたのであります。
これは独占禁止法が明確に示しているところでありますが、國際的に考えましても、將來自由公正な國際交流経済をもつて、その理想的原則といたすであろうということは、國際貿易憲章の考え方などから推して考えましても、おおむね予測し得るところでございます。
次に貿易資金特別会計繰入、これは四百三十六万六千円となつておりますが、これは貿易資金特別会計で必要な事務費を一般会計から繰入れるものであります。これは法律に明記されておる通りであります。 次が貿易資金繰入九億五千万円の前年度に対しまして今回は繰入をいたしません。
第三は、國際貿易が許された後において、外國の廉價な食糧が輸入され、ダンピングを受けるということを今田の農民は危惧しておりまするが、政府はこれに対していかなる態度をとるつもりであるか、お伺いいたしたいと思います。 第四は、地方分権の徹底についてであります。
このために輸出貿易の振興に向つて大いなる努力が拂われておるのでありますが、而もなお貿易の収支についてこれを見ますると、昭和二十一年度、昭和二十二年度両方とも大掴みにして約二億ドルずつの輸入超過を見ることになつておるのでありますが、今後と雖も、我が國情からいたしまして、この輸入超過の趨勢は決して恐れることができないと思うのであります。
日本の貿易・経済再建の立場よりいたしましても、もとより絶大なる米國の援助によるのはもちろんでありますが、その効果をあぐるためにも、東洋諸國のまず緊密なる交流が行われなければ、期待いせないことは明白であります。急速かつ的確に日本経場済再建を期するために、この東洋に対する対策を推進せられるよう連合國の厚意を懇請すべきであると信じますが、総理大臣の所信を承りたいのであります。
それからさらにいま一つは、貿易再開を契機といたしまして、輸出入のための原材料の輸入に多大の援助を寄せておるのでおりまして、この三つの点は、すでに各位の御存じのところと思うのであります。(拍手) 〔國務大臣森戸辰男君登壇〕
次に、貿易に関する問題であります。貿易に関する問題に対しましては、昨日波多野氏から諄々いろいろ御質問がありまして、政府からも御答弁があつたようでありますけれども、又観点を変えまして私はお伺い申上げたいと思います。
、而もそれが投資の形の形式を取る場合に、この問題を御提起になつたと思うのでありますが、この点につきましては独占禁止の目的のあるところと、それから外資導入の又緊要必要な点というものとを、両方睨み合せて十分調和が取れると考えると信じておるのでありまして、すでにそういう点もあろうかと存じまして、独占禁止の方の関係を処理しておりますところの公正取引委員会と密接な関係を取り、又経済安定本部内に設けております貿易外資
○國務大臣(栗栖赳夫君) 竹中議員の貿易の振興についての点について私からお答え申上げたいと思います。 竹中議員のお説の通りに、貿易振興がこの際日本の経済再建上必要なること、又将来日本の経済を維持発展する上において貿易振興の必要な点におきましては、全く同感であります。政府といたしましては、この線に沿いまして貿易の振興を図りたいと思つて、着着各種の施策を講じつつあるのであります。