1947-10-28 第1回国会 衆議院 本会議 第50号
昭和二十二年十月二十八日(火曜日) 午後二時二分開議 ━━━━━━━━━━━━━ 議事日程 第四十九号 昭和二十二年十月二十八日(火曜日) 午後一時開議 第一 自由討議 ————————————— 一、自由討議の問題 臨時農業生産調整法案(内閣提出)について 二、討議者の数及び討議時間 1、各党派の割当時間 社会党、民主党、自由党各四十分、國民協同党二十分
昭和二十二年十月二十八日(火曜日) 午後二時二分開議 ━━━━━━━━━━━━━ 議事日程 第四十九号 昭和二十二年十月二十八日(火曜日) 午後一時開議 第一 自由討議 ————————————— 一、自由討議の問題 臨時農業生産調整法案(内閣提出)について 二、討議者の数及び討議時間 1、各党派の割当時間 社会党、民主党、自由党各四十分、國民協同党二十分
こういうような對立の根本にあります共和黨と民主黨、すなわち政府との意見の相違というものを概觀してみますならば、共和黨は戰後のアメリカの國民經濟の運營にあたりまして、フリー・エンタープライズ・システムと申しますか、私企業、企業の自由ということを最も重要なものと認めまして、戰時中の政府のとりました諸般の統制の手段は、いたずらにアメリカの生産力の發展を阻害するのみであり、從つて戰後における經濟の運營は完全
○松永委員長 起立少數、よつて自由黨提案の修正案は少數否決せられました。 次に社會、民主、國協三黨の共同提案になる第一條に對する修正案について採決いたします。提案のごとく修正するに贊成の諸君の御起立を願います。 〔贊成者起立〕
われわれ自由黨としては、できる限りこの審議を推し進めていつてそうしてできる限りマツカーサー元帥の書簡に副うてやつていきたい。かように私どもは考えてやつてきておるので、將來とも委員長が十分理事會の申合せを尊重していただいて、そうして審議を進められんことを、私は希望する次第であります。
それは要するに石炭の生産三千萬トンが、各山に割當てられますが、この割當量を超過した分は、自由處分しろという意見です。これは和田安本の、物價體系なり何でもかんでも安全に統制してしばつてしまう窒息的政策から申しますと、まつこうから反對するようであるかもしれませんが、從來はマル炭という制度がありまして、そこに若干の伸縮性がもたされておつた。ところが國家管理になりまして、そういう途が全然なくなつた。
○水谷國務大臣 三千萬トン以上石炭が出た場合の自由處分というのは、ちようど食糧問題に對する自由處分の議論が一部世に行われているのと同じでありまして、食糧の自由處分ということは、食糧の多くの部分をアメリカに依存しなければならない日本の食糧事情において、理論的にも實際的にもなり立たないと同じように、三千萬トンと申しましても、それは日本のいわゆる完全敗北のどん底につき落された生産をば、少し上へ向けるというだけの
かつ一方食糧増産の推進、竝びに農地改革後における自由獨立なる農家の經濟の安定をはかる必要からいたしましては、農作物及び家畜の保險制度を根本的に擴充強化することが、最も急務でありますので、ここに現行の農業保險法及び家畜保險法を廢止して、新たに本法案を提出した次第であります。以下本法案の主要なる内容について御説明申し上げます。 第一は機構の改革であります。
○和田國務大臣 私は増産に對します考え方で、少し御意見を異にしておるわけでありまして、ただ炭價をどんどんかえていつて、賃金を自由に上げていく、炭價をまた上げていく。こういうことが、このインフレーシヨンにおいてつくならば、増産がいくというような簡單なものではないのであります。
○水谷國務大臣 ただいまの御意見は、なかなかむずかしい問題でございまして、社會黨といたしましても、第九十議會、第九十一議會におきまして、自由黨の石橋さんが大藏大臣をやつておられましたときにも、勤勞所得税のある程度の免税點の引上ということも唱えて修正案を出したのでありますが、當時の石橋大藏大臣は、それをお容れになりませんでした。
從つて、こういう事態を默視することができない政府が、この爭議が正当でない、こういう見解を下すことは政府の自由であり、また責任をもたなければならぬことは申すまでもないことであります。(拍手)
○榊原(亨)委員 日本自由黨といたしましても、この法案に對しましては双手をあげて御贊成申し上げる次第でございます。思いますのに、子供は心身ともに健やかに生まれ、かつ育てられるということは、日本の國民だけでなしに、すべての國民に共通して最も重大なる意義のあることは當然でございますが、特にわが國民にとつてさらに重大な意義があることを私どもは思うのでございます。
しかしながらそのことによつて離脱をしたということが、各個人の自由意思によつて行われているものかどうかということについては、また大いな疑問をもたなければならぬのでありますが、今政府はこれらの現象を見て正當ならざる爭議行為であると認定するに至つた。
○三木國務大臣 政府はこの事態において、それが正當ならざる爭議行為であるという判定を下す自由はもつております。むろんそれに對して政府は責任を負わなければならぬが、政府は責任を負つて判定するの自由はもつております。ただそれに對しての處分は、御承知のように勞働委員會の同意を要する。しかしこの事態を政府がさように判斷をする自由は、政府はもつております。
獨立採算制の最もキーポイントとしてこの企業長基金が考えられるわけでありますが、これは個々の企業が與えられました計畫を遂行します場合に、計畫利潤の四%と、計畫以上の利潤をあげた場合の超過利潤の五〇%が、企業長、つまり國營企業のマネージャーの自由に處分が許される——もつとも完全な自由ではございませんが、許されるという制度でございます。
たとえば肥料のごときが、今自由經濟でないために、自分が施肥をしたい時期に入手できないで、非常に遅れてくる場合がある。そのためにいろいろの手段を講じて、相當高く入手する場合が多々あるのであります。また數料が非常に少ないために不足する場合が少なくない。
ただ自由經濟當時、需要と供給との關係において米價もきまつていたのだろうというお話でありますが、そういう當時は、北海道等においては一農家におきましても五町、七町、多くは十町、十五町という大農耕作をやつていた部面もあるのであります。御承知のごとく農地法が制定せられました今日は、その耕作面積も限られてしまつたのであります。
第一點につきましては、自由經濟のときであると、米價は米價に對する取引所があつて、そこで中央の價格が一本にきまり、地方は大體それから二、三割低いようなところで、價格が一本にきまつておつたのでありますが、そのときでも、生産條件によつて必ずしもそういつた差異が出てくるのではなくして、やはり總體の供給と需要との關係で價格が決定され、公定されてきたのであります。
○水谷國務大臣 これはあなたはそういうような御見解に立たれることは自由でありますが、大體われわれが今年度三千萬トン、あるいは來年度三千三百萬トンという案を立てる場合においては、來年度日本の經濟情勢に對應して、大體石炭というものは、どの程度に必要であるかということをまずきめて、そしてそのきめた額に對して資金、資材はどうしなければならないかということをきめていくのが順序であります。
たとえば、市町村長が自由黨で、その議員は社會黨が大多數だというような場合には、どちらもやつぱり人間的な心理が働きますので、議會と執行機關と常に逆に出ておつて、執行機關はあれらの功名にさせたくない、また議會の方では、執行機闘の功名にさせたくないというような對立観念から、積り積つて、執行機關はできるだけ小さく議案を出していこう。
第一黨に対する——社會黨に対する自由黨が少數派か、国民協同黨、あるいは農民黨、あるいは共産黨を指して少數派というのか。いずれにしても、少數派が絶対出し得ないという言葉がありました。別に言葉尻を捕えてどうと言うのではありませんけれども、私の部屋に歸つて、こういう問題が明日戸む決を採る場合には、問われたときに困るから、一應その點を御説明願いたいと思います。
○外崎委員 ただ選擧というのは、御承知の通りその選擧區、選擧區によつて違いまして、社會黨が落選する、自由黨か落選する、少數派が落選するというような場合があるのでありまして、そういうことを理由をとるのに事缺いて、少數派とか小會派とかいうことは、すこぶる、われわれの立場からいうならば、賛成し兼ねるのでありますが、ただいまのようなお話ならば了解いたします。
○一松國務大臣 ただいま議題となりました醫師會、齒科醫師會及び日本醫療團の解散に關する法律案について、提案の理自由を説明いたします。 現在の醫師會及び齒科醫師會は、國民醫療法に基いて強制的に設立されたものでありまして、醫療及び保健指導の改良發達をはかり、國民體力の向上に關する國策に協力することを目的としており、すベての醫師及び齒科醫師は、強制的にその會員となることを要するものであります。
そこで大體この集中排除法のほんとうの趣旨をよく御理解くだすつて、金融業者がこの趣旨を生かしながら、かつ日本の金融業者が將來どう健全なる發達を遂げていくか、こういうふうな點に重點をおかれて、金融團體協議會長としての佐藤さんでもいい、あるいは帝國銀行の頭取としてでもいい、また金融のエキスパートの立場としてでもいいのですが、自由な伸び縮みのある立場において、いわゆるほんとうの趣旨を生かし、かつ健全なる金融業
産業のやり方を全部國營にしてしまうというならば、金融機關の行き方もあるでしようし、またあくまでもこれは自由經濟でやるという建前で、自由競爭を十分やらせるというならば、またそこに臨むべき、これと相應すべき金融機關のあり方も自然きまつてくる。金融機關だけが獨立してどういうやり方が産業にとつて一番いいかということは、ちよつと言いにくいじやないかと思います。
その結果は獨占禁止法があります以上は、自由競爭ができる建前でなく、獨占禁止法の條項の適用を受けまする關係上、これを單行法かなんか、ここに法的根據をもつ、これに代わるべきものをつくらなければならないという場面になつたのであります。
希望配給は、これを言葉をかえますればまつたくの自由販賣でありまして、このような事實がほとんど各消費都市において公然と行われておることに對して、現在のところ何らの監督指導が行われていない。また加工水産物につきましても、現在の登録店鋪は、その質において、登録の當時におけるいろいろな經過を見まして、決して適切な者の手によつてこれが行われていない。
生鮮食料品は名のごとく生鮮ならざればその價値なく、統制のわく内にあつてはいたずらにこれが鮮度を失う愚を繰返すのみであり、すべからく末端における需要の配給は、消費者と業者との自由なる競爭によつて自然解消するものと信ずるので、これが撤廢方を要望する。右本縣議會決議に基き地方自治法第九十九條第二項の規定により意見書を提出する」という文案と相なつております。
最後の物價の比例を、自由價格と今日のマル公價格によつて取るということは不公平ではないかという、不都合ではないかという御意見に対しましては、政府の方針といたしまして原價の中にはマル公以外のものを算入しない方針を一貫して取つておりました、原價計算主義による場合にせよ、パリテイ計算による場合にせよ、マル公嚴守の一貫した方針によつてこれを決定しておりますので、この場合もその例外を許さなかつたわけでありますし
それからこれは農林大臣も物價廳当局も再三仰しやいましたがパリテイ計算に基くのを正しいとすれば裏付け物資が確保されなければならんと言われましたが、パリテイ計算をするに当つて、当時の自由物價と今日のマル公とを比較することは妥当であるかどうか。こういう点について物價廳当局の御所見を承りたいと存じます。私はこれは妥当でないと考える者であります。
○正木委員長 それでは小委員には社會黨より高瀬傳君、館俊三君、民主黨より佐伯宗義君、原彪君、自由黨より前田郁君、小笠原八十美君、國協黨より木下榮君以上七名を指名いたします。次に小委員長には高瀬傳君を指名いたします。 この際委員長から一言申し上げておきたいと思います。
その影響力の問題でございますが、それぞれの事業分野におきまして、公正且つ自由な競走が行われておりますときには、経済界は或る一定の安定に達する筈でありますが、その安定点に相應して價格が決定される、或いは資金、商品の動きも定まるということになると思うのですが、こういう経済状況を一方的に変更させる程度の経済上の支配力を持つている場合に、それを影響力と考えるということになつておるわけでございます。
○國務大臣(和田博雄君) 経済力が自由競争の結果集中して行くのは、一つの経済法則であつて、その集中して行つたものを排除するということは、これは目的がたとえ平和的な民主的な経済を作るという点からいえばいいとしても、どうも自然に反するじやないか、こういう御議論でありますが、この経済力集中排除法案、これは御承知のように所有の集中というものを排除するという考え方なのでありまして、丁度自由競爭の結果、経済が段々所有
更に、破壤でないと言われておるのでありますが、再編成、更新をなす場合に、自主的な自由制を認めるのか、相変らず政府はこの趣旨を通して再統制をせんとせられるのか、この点を伺いたい。
○淺沼委員長 次囘の自由討議に關する件を議題に供します。この件につきまして、昨日いろいろ打合せしてもらつたのでありますが、議長から諮問がありますから、それに答申するために御協議願いたいと思います。事務總長から御説明を願います。
○淺沼委員長 この間各派交渉會でも次の議題は農業生産調整法を自由討議の議題に供することに申し合わせたわけでありますが、この委員會において交渉會の申し合せ通りするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大池事務總長 この前の交渉會のお話で、次囘の自由討議が農業生産調整法を問題としようということでございました。その問題の御決定と竝びに發言者をこの前通りといたしますか。