1949-04-14 第5回国会 衆議院 予算委員会 第11号
そこで今年度におきまして物價体系としての水準を保つて行くということにつきまして、御承知の通り相当に價格調整費が見積られております。この方針も、やはり物價を上げないという方針のもとにこれが支出されることになつているのでありまして、私の考えといたしましても、なるべく生計費に影響のないようにということを考えて、そしてカロリーを減じないような方針をとつて参りたい、こういう考えでございます。
そこで今年度におきまして物價体系としての水準を保つて行くということにつきまして、御承知の通り相当に價格調整費が見積られております。この方針も、やはり物價を上げないという方針のもとにこれが支出されることになつているのでありまして、私の考えといたしましても、なるべく生計費に影響のないようにということを考えて、そしてカロリーを減じないような方針をとつて参りたい、こういう考えでございます。
物價体系につきましては、私は只今の田村委員と全く見当を同じくしておりまして、これは前の和田安本長官のとりました安定帶が殆んど完膚なきまで壞れてしまいました後でありましたので、九原則を前進させる足場としては壞れ方の程度がひどいように考えますので、余程考うべき問題であると思いますが、まずさつき田村委員からお尋ねしました價格差益金の問題ですが、更に先般配工省の方に確めましたところ、どうも大藏省の方がまだ問題
がしかしながら輸出の振興のためには物價体系を動かないようにする。從つてその犠牲は一般の生活水準の低下に向けられてもやむを得ない。旅客運賃が上つても貨物運賃が上らないということは、その端的な表明である。こういうふうに私は解釈をする。そこで予算の基本方針は、生産計画や資金計画、それから為替レートの問題、價格体系の問題、こういうものと完全に吻合していなければならないと思うのです。
全体の物價体系として今日目標といたしておりますのは、御承知の通り低位安定ということを目標といたしておりますので、價格調整補給金を支給しないことによります値上り、そういうものについてはこの基本方針によりまして、極力値上りを食いとめるということについて配慮いたしておりますし、また場合によりましてはその二次、三次の製品によつてこれを食いとめるというような考え方から、現在の物價体系はまず動かさない、こういうことを
一方企業においてはどうかというと、物價体系の変化があるかというと変化はない。補給金の情勢から見ると、企業によつては重要産業が一二%の合理化を余儀なくされるように、補給金の單價が下つておる。そういう点から見ると、会社においても家計においてもぎりぎりに詰まつたところにあつて、とうてい社内留保がふえるとか、あるいは預貯金に余裕が出て來るということは考えられない。
○中曽根委員 なるベく早い時期にやりたいというお答えでありましたが、そうなると必ず物價体系に対する影響が出て來るだろうと思います。それで二十四年度にやるとすると、この予算自体の基礎がくずれてしまうおそれもあるのですが、その点については、どういうふうにお考えになつておりますか。
それからこの價格調整費の支給と言いますか、それを廃止しておるということは、これは御承知の通り、基礎資材につきましてはこれは上げないということであり、一部分中には上げなければならんものもあると存じますけれども、併し物價を上げない、物價体系を崩さないようにと、こういう配慮から、ともかくも引上げなければならんようなものも、先ず上げないという方針をとつておるのであります。
する、七月一日からどういう機構になるか、今政府で御檢討中のことと考えますが、この價格の調整、設定を、聞くところによりますと或いは近い將來に撤廃してもいいんじやないかという見解もあるように伺うのでありますが、基礎原料たる石炭の價格のプールを外しました場合において鉄、セメントあらゆる産業が現在におきましては、石炭の平均三千三百円という販賣價格を價格体系の中に織込んで作つておりまして、各産業のいわゆる物價体系
○田村文吉君 現在の物價体系の上から言つて、簡單にこれを直すということは困難だというお話でありますが、私は安本長官、特に商工大臣にお伺いいたすわけであります。商工大臣管下の商品等についても非常にでこぼこが多い。
あるいは人為的にともかくも統制方式によつて、安定帶物資にいたしましても、その他一般物價の問題に対しましても、物價体系を維持して行きたい。こういう試みからは、なお依然として、相当な價格調整費を保つて参らなければならぬということは当然であります。從いましてわれわれの考えといたしましては、できるだけそういう方面は節約して行きたいということは、私も考えておる者の一人であります。
特に経済安定の中核たるべき物價体系は著しいアンバランスの現状でありまして、石炭、電力、運賃等、基礎物資のマル公が不当なる位置に置かれていることは周知の事実であります。私は九原則実施のためには、先ず混乱している現在の足場を合理的に調整すべきであり、又爲替一本レートの設定は、日本の実勢、実力に應じたものでなくてはならぬと思います。
帆足さんは経済人といたされまして、該博なるかずかずの御指摘を賜わつたのでございますが、御質問の第一点といたしましては、現行の物價体系を國際物價体系と睨み合せまして、これを合理的に改訂すべきではないかという御所見のように承わつたのでございます。現在の物價体系には若干のひずみのあることは御指摘の通りでございます。
この問題は予算にも物價体系にも亦賃金安定の問題にも重大な関係がありますので、確たる御答弁を大藏大臣から伺いたいのであります。 次に労働大臣にお伺いいたします。行政整理及び企業整備によつて、幾何の失業者が発生するお見込みでありますか。又輸出産業部門の振興によつて如何程を吸收し得ましようか。
更に國内價格の国際價格への鞘寄せ及び爲替要因からの國内價格への影響調整の問題につきましては、先ず久しく国際経済から隔離された我が國の孤立物價体系から、國際價格体系の一環としての合理的且つ自然な價格体系へ移行することが、今後の日本経済の正常な発展のために強く要請せられるところであります。
(拍手)さらに國内價格の國際價格へのさや寄せ及び為替要因からの國内價格との影響調整の問題につきましては、まず久しく國際経済から隔離されたわが國の孤立物價体系から國際價格体系の一環としての合理的かつ自然な價格体系へ移行することが、今後の日本経済の正常な発展のために強く要請せられるところであります。
○土屋説明員 ただいまお尋ねの木材の点でございますが、これははつきり私日時を覚えておりませんが、公定價格が去年のいわゆる七月物價体系で改訂になりましたが、木材につきましては六月の末だつたと思つております。
それから三十四ページの新たに釀成されつつある諸問題でありますが、いろいろな問題がございますが、その第一には物價体系の問題であります。從來自由な國際的経済交流というものが唱導されておつた。戰時経済という形で國内價格体系は非常にゆがんでおつたわけであります。
或いはそれと日本の物價体系或いは一本爲替レートとの関係が、どういう工合に変るような見透しがあるか。その点を一つお伺いしたい。
又國内の物價体系を崩すということになるのであります。円安にこれを変えるということは到底いたすべきではないということを一應原則として考えるべきものじやないかと思いまして論議いたした次第であります。
そうして人事委員会の勧告の案に対しては、財政事情及び物價体系に及ぼす影響からこれを採用しがたい、こういうことをその理由で言つておるのであります。ところが本日その財政及び物價体系に及ぼす影響から、採用できないと言われた人事委員会の勧告案にほとんどひとしいものを、政府の修正案として出して参つたのであります。
ただこの問題につきましては本年の七月の物價の改訂、大体まあそれ以前にいろいろ問題が起つておりまして、結局物價改訂の際の措置におきまして、これをどういうふうに物價に織込むというような手続をとつて行くというような、そういうような点につきまして、いろいろ問題もありましたわけでありますが、結局全体の物價体系の建前からこういうものが措置できないで残つた、その場合に結局それは價格調整費の建前からいたしまして、やはり
私は今日のインフレを收束する手段といたしまして、たとえば片山内閣時代におきましては、千八百円ベースと新物價体系、あるいは流通秩序の確立、こういう方途をもつて臨んだのでありますが、さらに賃金と物價の惡循環を断ち切りますために、芦田内閣におきましても二千九百円ベースと、それから百十倍ないし百二十倍の改訂をいたしました物價体系によつて、物價、賃金の惡循環を断ち切らんといたしたのであります。
○赤松(勇)委員 これはたいへんなことになつて來たのですが、再度勧告して、その勧告を入れない場合は、勧告を入れない方が惡いのであつて、われわれの方には責任はないのだ、こういうお話でございますが、もしそういうような無責任なことであるならば、ただ勧告のしつぱなしで、政府の方がそれを受入れない場合は、受入れない方が惡いのであつて、それはわれわれの方は知らないのだという、そういうことでいやしくも現在の物價体系
しかるに、現実はどうか、企業三原則の実現による行政整理にしても、企業合理化にしても、物價体系の再編成にしても、為替一本レートの設定による経済界の建直しにしても、これを実行するには失業や犠牲や経済出血が起り、國民は相当の覚悟と勇氣とを要するのであります。
かくのごとく、新物價体系におきましても、工産品と農産物との間には大きな價格差があり、負担はすべて農民に轉嫁せられておるのであります。