1947-07-04 第1回国会 衆議院 本会議 第11号
まず第一番において、一定の角度において今日のコストを賄える程度の物價体系をつくり上げる、そうしてこの物價体系によつて大体の安定をつける、それから、それによつて賃金と物價との惡循環を、実質賃金を支給することによつて断ち切る、こういう趣旨であつたようでありますが、その最後に、結局このことは働くよりほかに途はないという御結論のようでございます。
まず第一番において、一定の角度において今日のコストを賄える程度の物價体系をつくり上げる、そうしてこの物價体系によつて大体の安定をつける、それから、それによつて賃金と物價との惡循環を、実質賃金を支給することによつて断ち切る、こういう趣旨であつたようでありますが、その最後に、結局このことは働くよりほかに途はないという御結論のようでございます。
最後に、米價の問題につきましては、農村の生産品が都会との均衡がとれないという御議論については、私も綱島君同樣、常に考えている一人でありまして、私どもといたしましては、これらの物價体系といたしましては、米價を基準として農産物價を制定し、この農産物價を基調として、あらゆる物價が制定されていくところの方途を考えたいと思うのでありまして、この点に関しましては、綱島君の御議論に対しまして、相当傾聽すべきものありと
今回新麦、馬鈴薯の價格の値上げが行われ、更に二三日うちに所謂物價体系が公にされるということでありますが、この間における價格決定の要因について各種のモメント、そのモメントに対するウエイトの置き方、これは國民が十分納得のいつた上で決定されるべき問題であると思うのでありますが、政府においてはこれを発表される意見があるかどうか伺つて置きたい。
そうして経済の立て直しをするためには、いわゆる物資の流通秩序を確立して、新物價体系を作つて、これを堅持する。これがいわゆる経済立て直しの根本であるように考えられるのであります。 而して現在の公定價格が既に生産を阻害しておると緊急対策の中には書いておるのであります。
われわれは、現内閣が新物價体系の樹立に努めていることに対して、その労を多とするのでありまするが、その新体系による物價は、相当に高くなるものと、思われるばかりでなく、他方におきましては、鉄道運賃を急に大幅に引上げようとしているというようなことも、傳えられておるのでありまして、かくては、新物價体系の樹立は、單にいろいろな物價相互の間の不均衡を是正するという意味を有するに止まつて、國民は相変わらず、あるいはむしろ