1950-07-22 第8回国会 衆議院 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号
○堤委員 私が秘密会の中で申し上げました通り、また今玉置委員の御意見の中にもありました通り、もはや説明を聽取いたしまして、事は明らかになつておるのでございますので、この海外同胞引揚特別委員会といたしまして、国民の代表といたしまして、私たちが直接、今までよりももつと積極的に関係筋に対して詳しい説明をして、了解を求め、促進運動の展開がさらにできるよう協力を得るようにいたしたいと思いますので、たとえば司令部
○堤委員 私が秘密会の中で申し上げました通り、また今玉置委員の御意見の中にもありました通り、もはや説明を聽取いたしまして、事は明らかになつておるのでございますので、この海外同胞引揚特別委員会といたしまして、国民の代表といたしまして、私たちが直接、今までよりももつと積極的に関係筋に対して詳しい説明をして、了解を求め、促進運動の展開がさらにできるよう協力を得るようにいたしたいと思いますので、たとえば司令部
○酒井説明員 お話まことにごもつともでございまして、引揚げて来られた方々があれだけ長い海外の生活で築き上げられた財産を現地に放擲して来られたという実情に対しましては、われわれも非常にお気の毒に思つておるわけでありまして、この援護対策につきましては、もちろん十全の措置を講ずる必要があると思つております。
○小西(英)委員 マツカーサー元帥の吉田総理に対する書簡に基きまして、国家警察予備隊の創設が明らかにされましたが、それにつきまして、海外より引揚げられた者の中には警察事務並びに実務に非常にたんのうな人が多いのでございますので、これを創設せられるにあたつて、わが委員会といたしましては、これらの経験に富んだ朝鮮、満州、台湾、千島、樺太等において実務に熟したところの警察官をぜひ採用してもらいたいのでございますが
ただ希望といたしまして、御承知のごとく戦前までのわが国の在外職員は、当時の日本の軍閥の力を背景として、かなり海外において勢力を張つておつたのでありますが、今日のわが国においては軍の力というものがないのであつて、それこそ裸一貫の人間の力と申しますか、われわれの力で回復して行かなければならぬのであつて、非常に大きな努力と熱意が必要であろうと思うのであります。
どうしても糸価安定というものはもつとただ単に生糸のところで安定するとか、手買入をするというつことじやなしに、もつと真劍に広い範囲で考えなければいかんし、又この問題を早く実現しなければ、日本の生糸が海外に売れて行くということ停頓してしまうというような感じを実は持つて心るのでありますが、今日は商品取引の問題でありますからその問題はあとに讓りまして、大体これは国内の業態の状態から見ると、これは是非必要であると
○片柳眞吉君 生糸が海外の景気等で需要に相当変動があるということは承知いたしておりますが、ただ戦争或いは戦後の期間を通じまして客観的に需要の変化というものが私は相当あると思います。
○政府委員(最上章吉君) 先ず第一点の生糸の取引所と海外の絹業者との関係でございますが、これは特に蚕糸業に造詣の深い自波瀬委員が只今言われた通りでございまして、日本で生糸の取引所を作るということについて、海外でも実は相当いろいろの議論があり、又異論があるように私共も聞いておるのであります。
端的に申しますれば、輸出向けのものにつきまして、海外からの需要が旺盛であるがために、その輸出価格が上つております今日におきまして、物価庁としては特に、それを、価格を抑制するための措置というものを講ずることは、一般的に申しますれば必要がないものと考えます。
○境野清雄君 只今のお話は少しおかしいじやないかと思うのですが、例えば人絹糸のようなものを一つの例にしましても、そのものが五割から値段が国内で上つたというものは、即ちその織物が海外に輸出されるという場合には、海外は国内の原料糸というものをスタンダードにすれば、これは結局ソシアル・ダンピングということが起つて来ないかというようなことを感ずる。
これは非常に従来にない発行回数、発行種でございまして、これは国内におきましてはもちろんでありまするし、海外においても日本切手に対する批判として、あまり多過ぎるという声があつたのであります。しかしながらこれらの特殊切手、記念切手の発行によつて、相当郵政省としては收入を上げておるのでありまして、昨年度におきましては約一億円以上の收入を上げたような状態でございます。
それに応じまして、また日本の国内の経済の混乱と申しますか、変態的な状況あるいは海外の状況等に応じまして、密貿易が大分増加いたして来ましたことも御指摘の通りでございます。これに対しましては、税関といたしましても極力少い人手をもちまして、有効な取締りを行うべく努力して参つたのでございますが、なお十分でなかつたことも御指摘の通りだと思います。
これにつきまして、海外との密貿易をますます厳重に取締る必要があると思いますが、これに対する政府のお心持をひとつ承りたいと思います。
と存じますのは、まだこうした占領下にございまして、御承知のように海外引揚の問題もまだまだこの国会の一つの仕事として残されております。中共にはまだ多くの赤十字の看護婦が残されております。現在こちらに傍聴に来ております方々も最近いろいろの苦労をして帰つて来ました。まだ帰られない人の両親も来ておられます。
○吉田国務大臣 お答えいたしますが、私の見通しは、今植原君からしてたいがいお話くだすつたので、さらにつけ加えることはあまりないように思いますが、私がここで、常に申しておることではありますがつけ加えたいと思うのは、結局今日の状態におきましては、今日の日本の地位としては、外交問題について、あるいは海外の客観情勢等について、何らの調査機関を持つておらないのでありますから、結局植原君等が御承知になつておることだけをわれわれは
○小川(半)委員 吉田総理はしばしば、目下のわが国には外交がないと申しておられるのでありますが、これはまつたく吉田さん流の議論であつて、わが国民の渡航が認められなかつた三、四年前の状態においては、あるいは一応その議論が認められたかもわかりませんが、すでに終戰五年を経過し、特に昨年来より水泳選手の渡米を初め、スポーツ代表、学界代表、実業家代表、労働界代表の海外視察、あるいは国会議員団の渡米等、人の面から
同日 海外同胞引揚促進の陳情書外二件 (第一六号) 海外同胞引揚促進の陳情書外三件 (第四〇号) 在外資産の補償促進に関する陳情書 (第四七 号) 講和條約促進の陳情書 (第五四号) を本委員会に送付された。
の安定については、常々我々も考えておるのでありますが、私が党におつたときもこの問題は非常に問題化いたしまして、特殊な何か機関を作つて、外国の企業家が安心して日本の糸がいつも買えるように、変動のないようにしたらどうかというようなことで、法律案を作つて出すようなところまで行つたのでありますが、なかなかどうも思うに委せないのでありますが、併し我々も思い切ることなく、日本の糸価を安定いたしまして、そうして海外
そこで綿花につきましては、資金割当の関係上最初にこの取引所を利用して綿糸布の程度に活発な取引は期待できないのでありまして、我我紡績として最も差当り困難を予想されますことは、海外から買入れた原綿が果して適品として所要の商品に使い得るかどうか、全部が全部使えない場合がしばしば起るのであります。
ことに日本の非常に貧弱な資源、それから非常に過剰な人口、こういう人口と資源のアンバランスがますます尖鋭化し、それをどう調整するかというようなことが、あるいはますます狹隘化して行く海外市場の問題、非常に低い国民生活、そういう問題を解決しないで、ただ税制の面からだけ企業を合理化して行こうとするならば、必ず産業構成上の混乱が起り、社会的な不安を釀成することになると思うのであります。
先ほど副総理も厚生大臣も来られたのであるが、こうした大きな線で各省間の連絡調整をはかつて、厚生省の所管だとが、外務省の所管だとかいう幅の狭い動きでなくて、一括して引揚げ問題を考え、しかもこの海外同胞引揚特別委員会というものは超党派的に、あらゆる委員会に超越して、各省の上に立つたところの大きな線で動くところの委員会であるから、ひとつ高い立場で政治的手を打つてもらいたい。
海外抑留者同胞引揚げ促進に関しましては、吉田総理大臣兼外務大臣は政局担当の都度、今日に至る間において熱心にこれを取上げ、関係方面に引揚げ促進の推進をなされておられたことは、あまねく周知せられているところであります。
————————————— 本日の会議に付した事件 海外同胞引揚に関する件 留守家族援護に関する件 —————————————
人口問題の恒久的な対策として当然考えられることは、海外転出の問題でありますが、それは今の占領下においては、なかなか言つてみても実現不可能な問題でありますし、さらに消極相な産児制限などをやつてみても、これは十年、二十年先のことであり、日本の将来を考えたときには、政府はこういうことを積極的にやらすべきでないと私は考えておるわけであります。そういう点に対して大臣のお考えをお尋ねしたいのです。
また一面においては、海外から来る食糧は非常に割高で、価格差補給金を出しておる。こんな観点からも非常に論じられているのであります。補給金を出すうちはよいのでありますが、大体今後の傾向としては、アメリカその他の力強い農業が、過剰食糧をある意味においてはダンピングするような事態が起るのではないかと思うのであります。
それとも軽工業によつて輸出をして、鉄鋼業や石炭鉱業やその他は相当な出血をして、海外との競争力が相当落ちても、軽工業的な繊維を中心に、従来の日本がとつておつたような方向で行かれるのかというような問題について、日本の今後の産業構造と、それに対する大臣の抱負をお伺いいたしたい。鉄鋼局長からは、設備の改善と炭価の引下げに対する具体的問題、さらに労働問題を含めた鉄鋼業への従業員数の問題等々をひとつ伺いたい。
今まではあまり海外に販路を持たなかつた。これからは海外に販路を開拓したい。そうして日本でつくりました重工業の製品が、海外に信用を博して売れるようにして行き、また一面繊維も現在の市場よりも、なお一層の市場を開拓することを望むものであります。
最近における国際電報の利用は急激に増高を示しておりますが、そのおもな原因としましては、国際貿易機構の戦前への復帰、数次にわたる海外貿易の緩和、及びかねてからの懸案であつた料金の日本円による支払いが本年四月一日から可能となり、またその他の利用条件等は戦前同様に復帰したほか、無線連絡回線の増設等があげられるのであります。なお現在対外無線連絡は、十三方面に対し開通いたしております。
又日本の再軍備ということがこの頃ポツダム宣言にも拘わらず海外で唱えられておるのも、やはりそういうような軍事基地を守るということが如何に危險であるかということを表明しておるのではないかとも考えるのであります。
こういう見解で、従来の方針は、この蚕糸業の振興発展につきまして、海外においてはナイロンその他の関係から、あるいは不安を持つ国民もあけるれども、政府としては、大いにこれが保護奨励に力を用いておつたと承知いたしておりますが、この方針はかえないで行かれるかどうか、まずその方向を聞いてから内容に入りたいと思います。
主食を多量に海外に仰ぐ程不安なことはないのであります。この不安をなくさなければなりません。私共は農民の生産意欲高揚のために適切な施策を行うこと、同時に農業生活に希望を與えて、明日の増産を期する将来の計を立てることが、今こそ非常に必要だと思うのでありますが、如何でありましようか。先ず米麦熱の政府の買上価格を引上げることも農民に希望を與えることでありましよう。
これに対して、わが国のガソリンは海外からの輸入が九〇%であるから、日本政府においては何の打つ手もないという答弁で済ませることができるかどうか、運輸省当局の信念を伺つておきたいと思います。
なお先ほど、ガソリンの値を引上げることは、現在の価格政策から言いまして、矛盾ではないかというお話がありましたが、御承知の通りガソリンの原油は、ほとんど大部分が海外からの輸入品であります関係で、その輸入品の価格によつて左右されることでありますので、輸入価格が上ります際は、当然それに従いまして価格を引上げなければならない。もしそれをしないとすれば、ほかの助成金なり補給金なりで措置をしなければならない。
(拍手)終戰すでに五年にして、今日このようなことをなお問題にせざるを得ないわが国の政治の実態こそ、海外における対日感情が一般に好転せず、諸外国のわが国に対する警戒心がいまだ跡を絶たないゆえんといわなければならないと考えるものであります。 次に、首相のいわゆる自由国家、自由国家群にわが国が入るということは、どういうことであるのか、これについてお尋ねをしておきたいと考えるものであります。
また年間二百万トン、約三箇月分の不足食糧を海外から輸入することは相当な困難が予想されますが、その場合、政府は国内の食糧の確保についていかなる対策を持つているか。また国際情勢がきわめて緊迫せる今日、絶対糧の不足せる主要食糧の配給を民間業者にまかせ、油糧の統制を廃止しても、一般消費国民には絶対迷惑をかけない自信があるか、この点農林大臣にお伺いをしたい。
つきましては、対日援助費の減少を予想して、他面輸入の方も、協定貿易等により、市場の転換に鋭意努力中であり、貿易振興のために各国との通商協定を改善し、また非協定国とは、バーター制取引を盛んにし、さらに民間商社の海外渡航、輸出の拡充、政府在外機関の設置、貿易金融の円滑化等の施策を強力に進めることによつて、将来自立経済達成のために必要な輸出貿易の実施は十分可能と思われるのであります。