1947-11-11 第1回国会 参議院 本会議 第49号
大藏大臣の御説明がありましたように、昭和二十二年度の会計補正予算におきましては、第一号から第八号までを通じまして、その歳入歳出に九百二十一億六千余万円であります。併しながらこれに当初予算を通計いたしますると、その額は二千六十六億一千万円という額になるのでありまして、これは何といつても未曾有のな予算といわざるを得ないのであります。
大藏大臣の御説明がありましたように、昭和二十二年度の会計補正予算におきましては、第一号から第八号までを通じまして、その歳入歳出に九百二十一億六千余万円であります。併しながらこれに当初予算を通計いたしますると、その額は二千六十六億一千万円という額になるのでありまして、これは何といつても未曾有のな予算といわざるを得ないのであります。
で、尚この発行限度四百億円は、一般会計歳出予算総額二千六十六億円に対しましてこの比率をとつて見ますると一九・四%というふうになりますのでございます。
均衡予算ということは、言うまでもなくこの歳入と歳出との辻棲の合つた予算であるということでありましよう。歳出が例えば九百億、歳入も九百億であるならば、その歳入がどのような方法で調達されたにしても、又歳出がどのような性質のものであるにしても、とにかく数字上の辻棲が合つておりますので、これは均衡予算という名を附けるのに差支ないものであると思います。
なぜかと申しますれば、歳出の面におきまして、金融機關補償資金が百億減るのでありますから、この公債は政府の力で解消するのでなしに、當然解消すべきものであり、本豫算の殘り財源たる五十一億二千七百萬圓は追加豫算の財源に加勢をしておる形の豫算編成になるのではいなか、かように解釋いたしますが、大藏大臣はいかようお考えになるのか、伺つておきたいと思います。
○河野説明員 今度の追加豫算におきまして、一號から八號まで合計いたしますと、歳出の全體の追加は千二十一億に相なります。それから本豫算に計上いたしてありました百億を落しますので、修正減少いたしまして、その結果九百二十一億という數字になるわけであります。
○西村(久)委員 長い御説明のようでありますけれども、私のお尋ね申し上げておるのは、歳出で百億の支出が要らなくらるのであるから、當然歳入に百億のゆとりを生ずるのである、從つてこの公債の四十八億より以上の金は、本豫算の財源を追加豫算に流用することになるのではないかということを、お尋ね申し上げたのであります。
次に私は追加予算の概念の問題でありまするが、國家の歳入歳出は、毎年本予算において当初に示されるべきであることが原則になつておることは言うまでもありません。これはいわゆる日本経済の年間におけるところの規模の骨子を形成する大きなフアクターであります。
臨時人事委員会を新設いたしますために本年十一月より年度末まで五ヶ月間に必要なる経費は百八十一万六千円でありまするが、行政調査部の事務の一部を臨時人事委員会に移管いたしますために生ずる既定予算の不用額二十万円を修正減額いたしますので、差引百六十一万六千円の歳出予算の追加と相成り、これが財源といたしまして前年度剩余金の一部を受入れ充当するものであります。
それは「歳入歳出豫算について、増額してこれを議決することを妨げない。但し、普通地方公共團體の長の歳入歳出豫算の提出の權限を侵すことはできない。」、いわゆる豫算の増額修正權を法律に明らかに書いた點でございます。この點は大臣の説明、局長の説明の中に詳細申上げてございますので、特に説明を省略いたしたいと存じます。
しかしかりに御答辯そのままに受取るといたしましても、私はどうしてもそういう環境の中でありますから、歳入と歳出における大きなずれが、出てきやしないかと考えております。
この補正豫算(第八號)は、先般昭和二十二年度豫算補正の全體について御説明申し上げました歳入歳出豫算補正額九百二十一億圓のうち、すでに補正豫算(第一號)及び第三號ないし第七號として提出いたしました殘りの節約に關するものを、補正豫算(第八號)として編成をいたしまして今囘提出いたしました次第であります。
豫算の面において、殊にこういうような急激な變動もあるかもしれないというような場合の歳出に備えて、歳入にゆとりを置く、こういう建て方の豫算は、私まつたく平常の場合においてかようにしなければならぬと思うのであります。
第三・四半期といたしましては、問題は租税が第三・四半期にいくらとれるかという問題と、第三・四半期における國家の歳出がどの程度に壓縮できますか、こういう問題に相なるわけであります。ただいまその兩者にわたりまして、十分檢討を加えつつある次第であります。これさえ解決できますれば、まず本年度の豫算も豫想通り完遂できる。かように信じておるのであります。
本豫算、追加豫算を合計いたしますると、歳入歳出ともに二千六十六億一千萬圓という巨額に達しております。これは經濟安定本部推定の國民總所得の大約八千五百億に對する二割四分強で、國民に最大限の負擔を負わせているのであります。片山内閣は本年度にはさらに追加豫算を提出しない方針であると言つておりまするが、私ははなはだ疑問であると思います。
まず追加豫算の歳入面における租税の問題、次に歳出面における諸問題について質問いたします。最後に今後の新經濟政策と財政計畫の見透しに關する總合質問をいたしたいと存じます。
例えば、仮に非常に野放図な歳出額を認めてこれを集計したところが、二千数百億円になつた。これに対して國民から、これを賄うに必要な税金その他を取立てなければならんからというので、重い税金をかけ、酒や煙草の値段も非常に引上げて、そうして収支のバランスを合せる。極端な例ではありますが、それでも収支の均衡を得た予算であるということができると思うのであります。
予算編成につきましては歳出をできるだけ縮減する、これが先決問題である。現に西尾長官もここにおいでになりまするが、官公廳におきましても、或いはあらゆる産業におきましても、人員整理せざる限りは決して産業の合理化はできない、ということを最近において発表されておる。一体行政整理に手を染めておるか、而も経済緊急対策におきましては八項目の重大政策としてこれを並べておる。
○川野芳滿君 今回提案になりました昭和二十二年度の追加予算は、歳入歳出ともに九百二十一億という厖大なる数字に上るのであります。
歳出に関する方針としては、單に租税のみによることなく、新円階層に対して貯蓄心を高揚し、この吸收せられた力を利用することにくふうを要するものと考えられます。 しかるに、この予算案を見るときに、遺憾ながら机上計画的の性格が強くて、國民生活の実態に即し、生産性を盛りこんだ、逞ましき計画性を見出し得ないのであります。
起債、財政の本をなしまする起債の問題にしましても、それから税の問題にしましても、それらの歳入の方の問題、それから歳出の方において今お話がありましたが、教育制度に關する歳出、それから一番大きな分野をなしておりますところの職員費、教員に對する俸給、こういうものの千八百圓ベースの維持、こういうようなことについては、何とかして、ここのところ地方自治體が切り抜けて行くというようなことに、政府としても最大の今與
これを本豫算に現われておりまする歳出の面について見まするに、終戰處理費の節減、これに政府が多大の努力を拂われたことは大いに多とするものでありまするが、しかし官公吏の給與改善、あるいは失業手當、または失業保險、生活保護費、災害費關係費、引揚費等のごとき、勤勞者階級によるところの支出というものは、約九十億で追加豫算の一割にも足りない状態であるのに反しまして、價格調整費であるとか、船舶運營會の補助であるとか
自然増收は一般的な物價騰貴に伴つて生じたものでありまして、大體これと同じ割合で歳出も増大せざるを得ないのでありますから、本格的には本豫算に伴う自然的な膨脹にすぎない。何ら追加豫算の特質に關係ないものと解すべきだと思うのであります。從つて新しい財源は増税又は新税によることが當然であります。
○荒畑委員 次に歳出の點に關しまして藏相にお伺いしたいと思います。歳出の面におきまして、最も大きな割合を占めております終戰處理費、これは賠償撤去費を含んで四百十二億を算しておりますが、この使途に關しましては、從來いろいろな弊害が存していたことは周知の事實であります。
更に中央及び地方の財政について申しましても、その歳出が膨脹を続ける一方、これを賄いますところの新財源は誠に乏しく、而も現在租税の滞納は相当巨額に上り、財政の建直しにつきましては、今日正に重大な岐路に立つものと申さなければならんのであります。かかる空前の経済危機を克服いたしますには、もとより通貨面の対策のみを以ていたしましては、到底成功を望み得ないのであります。
歳出、歳入の單なる数字の上での均衡を整えることは、決してそれほどの難事ではございません。それは普通の能力を備えたものには、だれにでもできる仕事であります。問題は、実質的な均衡を確立するということにあると信じます。
結局、この予算補正第六号の歳出純追加額は百六十一万六千円となるわけであります。なお、この経費の財源といたしましては、前年度剩余金をもつてこれに充てております。 この予算六号につきましては、十一月五日、本委員会において政府側より、おおむね以上のごとき内容の説明がありましたが、これに対する質疑應答がありませんで、全員一致可決された次第であります。
本年度の當初の豫算は、御承知の通り歳入歳出千百四十五億圓でありまして、この豫算は當時におきましては、追加豫算を必要としないという建前であつたのであります。すなわちこの豫算におきまして、一般會計におきましては歳計收支の均衡を得るとともに、特別會計におきましては未だに一時に均衡を得る段階になりませんで、三百數十億圓の赤字を計上するのやむを得ざる状況であつたわけであります。
さらに中央及び地方の財政についても、その歳出が膨脹を續ける一方、これを賄う新財源はまことに乏しく、しかも現在租税の滯納は相當巨額に上り財政の建直しについては、今日まさに重大な岐路に立つものと申さなければならない次第であります。
この歳出豫算増額の財源は、昭和二十年度決算上の剩餘金の使用殘額のうちで、百六十餘萬圓を充當することといたしました。何とぞ御審議をお願いいたします。
今日の地方財政は、大体において七百五十億円の歳出に対しまして、現在概算百五十億円の赤字を出しております。おそらくこれは、本会計年度末におきましては倍額ないし一五〇%の赤字を見るところの必然的な運命を地方財政は背負つているのであります。
さらに中央及び地方の財政についても、その歳出が膨張を続ける一方、これを賄う新財源はまことに乏しく、しかも現在租税の滯納は相当巨額に上り、財政の建直しについては、今日まさに重大な岐路に立つものと申さなければならない次第であります。
この歳出予算増額の財源といたしまして昭和二十年度の決算上の余剰金の使用残額の中、百六十余万円を充当することといたしました。何卒御審議をお願い申し上げます。
その際に或いは五ケ年計画というような言葉を用いたのではないかと思うのでございますが、それらの問題は、いずれ鉄道復興会議等を持ちまして、十分に研究を遂げ、更に國会の御批判或いは御指導を頂きまして、強力に我々はそれを実施して参りたい、かように考えるのでありまするが、今囘七ケ年計画として言われておりますものは、追加予算を編成するに当りまして歳入歳出のバランスを先ず取りますが同時に過去の赤字をいかにして消すかという
例えば特別会計においては歳出の方はそのままにしておいて、歳入の方が足らない。それを補ふたるに一般会計から煙草の値上げで繰入をしなければならないことになつておる。若しその元を正す意味で、特別会計の歳出をすつぱり切落して、殊に國会においてこれを切落してしまうというようなことがあれば、一般会計から繰入れる必要もないじやないか。そうされれば煙草の値上げも実施しないで済むじやないか。
目下本院におきまして失業保險法案の御審議を願つておるのでありまするが、同法案に基きまする失業保險事業の經理につきましては、政府管掌の各種の保險事業におけると同樣に、失業保險事業に關する歳入歳出はこれを特別に經理して、その收支を明確ならしむることが適當であろうと存じまするので、これがために新たにこれに關する特別會計法を制定する必要があるのであります。
それがだんだん變つてきて、いよいよ九百二十五億の歳出をやむなくされたときにおいてはピース、コロナは五十圓にするという形であつた。私はそれらの經過については十分想像もつきますし、御苦心の點は察します。それだけに歳出が變化するに從つて二十五圓にしたらよかろう、四十圓にしてもよかろう、あるいは五十圓にしてもよいというような空氣が國民に與える影響は非常に悪いと思う。
この一般会計歳出予算追加額の財源といたしましては、増加所得税の増収見込額六十億円、遊興飮食税の増収見込額四千七百万円、昭和二十年度以前に事業年度の終了した法人に対する臨時利得税の内、本年度の収入見込額一億五千八百万円、競馬会納付金の増加見込額四千二十万九千円、昭和二十年度剰余金の受入千八百三十五万二千円と相成つておるのであります。
この一般会計歳出予算追加額の財源といたしましては、増加所得税の増収見込額六十億円、遊興飲食税の増加見込額四千七百万円、昭和二十年度以前に事業年度の終了した法人に対する臨時利得税のうち、本年度の収入見込額一億五千八百万円、競馬会納付金の増加見込額四千余万円、昭和二十年度剰余金の受入れ一千八百余万円と相成つております。 次に特別会計予算補正について申上げます。