1950-02-18 第7回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
しかも西独が全欧州を相手にしているにかかわらず、日本の輸出先は主として東南アジアだ、しかもこれが西欧と対立しておるのです。だから繊維はすぐイギリスとぶつかつている。鉄鋼はベネルックスとすぐぶつかつておる、機械類はすぐ西独とぶつかつておる。これが日本の輸出先だ。中国との貿易は進んでおらない、こういう状態でしかも日本は外商、外銀を排除しておらない。ドイツとはまつたく違う。
しかも西独が全欧州を相手にしているにかかわらず、日本の輸出先は主として東南アジアだ、しかもこれが西欧と対立しておるのです。だから繊維はすぐイギリスとぶつかつている。鉄鋼はベネルックスとすぐぶつかつておる、機械類はすぐ西独とぶつかつておる。これが日本の輸出先だ。中国との貿易は進んでおらない、こういう状態でしかも日本は外商、外銀を排除しておらない。ドイツとはまつたく違う。
○今井委員 二、三の問題につきましてお伺いしたいと思いますが、今日滞貨処理の問題が、非常に重要な問題となつておるのでありますが、滞貨が八百億になつているとか、あるいは一千億に達しているとか、いろいろ言われておるのでありますが、最近貿易関係を見ましても、繊維関係の各国の輸入の制限であるとか、あるいは東南アジア方面の機械類とか、雑貨類等が競争が激しくてうまく行かぬとかいうようなことが、いろいろ心配されております
なお輸出に盛んに出ております仁丹等の原料であります阿仙薬は、主として国内、東南アジア等から入つておりますので、急激な変化はミブヨモギを除きましてはございませんが、将来はこの点について御意見のごとき方針で進みたいと思つております。
ざらに東南アジアの開発計画というようなものの線に沿いまして、さらに輸出増加をして行くということも考えておる、こう申し上げておるのであります。
○青木国務大臣 貿易政策の上では、たとえば東南アジアの開発計画とか、いろいろな問題が持ち上つおるのであります。そういうような点でだんだん打開して行けると考えておりますが、なお昨年度におきまする輸出超過等も百五十万ポンドぐらいある。そういうことも考えの中に入れて行けば、何とかその間に打開して行けるというふうに考えております。
、私共はむしろ外国から輸入いたします米の価格補給金が一般の税金を過重にするという意味があるならば、むしろ都会におります者に配給いたす輸入食糧の値段は少し高くなつてもいいけれども、尚且配給の方の主食を殖やして貰う方が、そうして闇のものを買わないで配給だけで暮して行く方が却つて家事経済のためによいという考えを持つておりまして、丁度アメリカから補給金でアメリカの綿を輸入して、そうして日本で木綿に織つて東南アジア
よく新聞などに伝えられまするところによりますると、アメリカあたりの新聞記者などが、中共は中国の統一を終つたならば更に東南アジアとか或いは各方面に侵撃するだろうというような観測をするものがあるようでありまするけれども、私はそれとは反対であります。
東南アジアというような所とやつておる。もつと中共に対して貿易を促進する必要があることは、政府も腹の中では十分にこれを認めておると思う。タイ米なんかも今、日本にはたいへん高い値段で入つて来るわけですが、これをソ連は一月三十日に無制限に買いつけるということを声明しておる。どんどん買いつけて、結局また中国にそのタイ米が流れておる。こういうことになつて来ておる。
しかしながら、これは今お話の通り、いろいろな障害があることはもちろんでありますから、それだけの取返しをできるだけ東南アジア方面に力を入れて行くということも、同時に必要であろうと考えております。
いずれにしましても、結局、東洋、南洋、主として東南アジアを中心としたところの範囲における需要と、そうしてそれによるところの国際市価というようなものを中心といたしまして、われわれの産業構造というものをおのずから考えて行かなければならぬ、かようになるだろうと思つております。
輸入の面におきましても、われわれの輸出は主として東南アジア方面に行くのでありますから、その輸出をふやすという意味からいいましても、東南アジアからできるだけ原料、食糧その他を入れなければならない立場におります。
これは第二次欧州大戰、また太平洋戰争の結果、東南アジア諸国の持つておる傾向というふうに存じております。しかしインドを除いてはビルマ、シャム、この方面は紡績菜というものは完全に行つておりませんので、こつちはまだまだ私どものマーケットだというふうに存じておりまする
中東を根幹といたしまして、漸次東南アジアに進出の動きを示しておりまして、仏印におけるバオダイ政権対ホー・チーミン政権の争いをめぐつて、非常な世界の注目を浴びておるところであります。もしこの仏印における共産勢力が勝利を得るということになりますと、必ずや仏印を根拠といたしまして、東南アジア全地域の共産主義勢力の進出か活発に行われるものと考えられるのであります。
○稻垣国務大臣 従来東南アジア方面の自転車は日本が非常に優勢で、ほとんどこれを支配しておつた形でありました。戰後イギリスの自転車が非常に優勢でございましてこれに競争ができない。それは今御指摘のありましたようにむろん材質の面もあります。また技術の面あり、いろいろの点において技術的に検討しなければならぬ点が非常に多いと思うのであります。
しかしながらわれわれといたしましては、少くとも貿易をあずかつております当事者の私といたしましては、ヨーロツパでもよろしい、あるいは南米でもよろしい、中米でもよろしい、あるいは東南アジアでもよろしい、そうして御指摘のソ連であり、あるいは中華民国であつても、どこであつても、私はでき得るところに貿易をいたしたい、かように考えております。
○中曽根委員 稲垣通産大臣に最後に伺いますが、国際経済再開に備えて、特に今秋以後東南アジアその他に対する日本のプラントの輸出の問題が出て参ると思います。もう一つは、ブレトン・ウッズやその他の関係もあつて、産金の奬励も始めなければならぬ。この二つについて、具体的にどういうような政策をおやりになりますか。
○青木国務大臣 沖繩等のことははつきりいたしませんが、ともかくも東南アジアの開発というような計画につきまして、われわれも多少承つおりますし、またそういう方面でわが国の生産物に対する需要が増加することを期待いたしております。
御承知のように大部分の東南アジア方面の国々との間にも通商協定が結ばれ、またヨーロツパ方面の国とも通商協定が結ばれ、南米方面におきましても、この前特別使節団が参りまして、そのうちで單に仮契約、口契約の程度になつておりましたものを、これを具体化しておる、こういうことでありまして、それぞれ各国との間に通商協定が行われておるわけであります。
われわれは貿易の目途を一体どこに置くか、あるいは地域はどこに置くか、こういうような問題が実は本会議でも議論されたと思うのでありますか、しかしながらわれわれはどこに限る、こういつた考え方を持つべきではないので、できるだけ広い範囲において貿易をやつて行く、但し今日各国ドル不足の状態でありますので、従つてその貿易は協定貿易になつて行く、協定貿易になつて来ます場合におきまして、大体において今日の情勢からいつて、東南アジア
総理大臣は、中国、東南アジア諸国を通じて大きな不安定が生れておる、そのために総理大臣は不安と脅威を感じておる、こう言つておる。実際はどうか、アジアの国々、アジアの諸民族は、長い植民地、半植民地的状態から独立しつつある。明らかに自己の民族の民主的国家を現に創りつつある。中華人民共和国の誕生はその花というべきものであります。
さらにまた、東南アジア諸地域との貿易が、最近における国際情勢の險惡な空気のもとに、はたして予期の目的を達することができるであろうか。 さらに進んで貿易振興の上に重大なことは、為替レートに関する問題であります。一ドル三百六十円と決定せられた後、昨年の九月、ポンドの切下げによつて輸出産業に重大なる打撃を受けましたことは、いまさら申すまでもありません。
第二に、政府は貿易の焦点を東南アジアに置いておられます。そもそも、この東南アジアが世界恐慌のるつぼであることは、だれにでもわかつていることであります。こんな不安なところを焦点にして、将来日本の貿易がはたして発展するとお考えになつているかどうか。これもはつきりとお聞きしたい。 第三には、この東南アジアは戰略物資の主要な生産地であります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 川上君の御質問は、東南アジアを中心とする貿易に対する御批評のようでありますが、われわれは、許されたる條件のもとに、可能なる範囲において、いずれの国とも貿易をいたしたいと存じておるのであります。ただいまにおきましては、とにかく東南アジアがわれわれの輸出品の消化地としてもつとも中心的に考えられておる、こういうことにすぎないと存ずるのであります。
殊に極東において、お話の通り中国の状態においても、東南アジアの状態においても、共産主義の勢力、その出現が非常な脅威を與えておることが事実であり、又これが日本においても一つの脅威である。
アジア未開発地が今後マーケツトとして残され、今後アジア未開発地開発計画がアジア・マーシヤル・プランとして展開されようとしておるのでありますが、特に東南アジアの政情の緊迫化に伴いまして、米ソ勢力の均衡点が次第にわが国の周辺に接近しつつおる、きわめて複雑微妙な段階に立ち至つておるのであります。
さて、隣邦諸邦の状況を顧みますると、中国の政情は甚だしく安定を欠くのみならず、その外交関係において頻りに紛糾を加え、東南アジアも又共産分子の活動に非常な脅威を感じているのであります。極東の平和のために誠に憂うべき事態であると考うるのであります。
隣邦諸邦を顧みますれば、中国の政情はなはだ安定を欠いておるのみならず、その外交関係はしきりに紛糾を加え、東南アジアもまた、分子の活動に非常な脅威を感じておるのであります。(拍手)極東の平和のために、まことに憂うべき事態であります。この間、ひとりわが国は、復興再建の曙光に一層の希望を抱き、新年を迎えて新日本建設の決意を新たにするの状あるは、まことに邦家の大であるのであります。