1947-12-11 第2回国会 衆議院 本会議 第2号
その一部が、本予算案において三十四億七千四百九十九万円に達するのであります。この巨大なる予算は、本年末並びに明春早々において、これが全て購買力として市中に撒布されるところの性質のものなのであります。 このように観じてきますれば、この予算案の通過によつて、実に恐るべきインフレがただちに起こり得るというところのおそれがあるのであります。
その一部が、本予算案において三十四億七千四百九十九万円に達するのであります。この巨大なる予算は、本年末並びに明春早々において、これが全て購買力として市中に撒布されるところの性質のものなのであります。 このように観じてきますれば、この予算案の通過によつて、実に恐るべきインフレがただちに起こり得るというところのおそれがあるのであります。
○苫米地(英)委員 本予算につきましては、政府も熱意をもつて官公吏の窮状を救おうといたしておるので、またわれわれもこれに劣らない熱意をもつて、一日も早くその窮状から脱出せしめたいという念願をもつております。從いまして私どもは政府のこの上とも善処せらることを熱望してやまないものでございます。
これは実は前内閣の本予算におきまして、公債の発行を認めたわけでございます。そうしてこれは今回の追加予算——先の臨時議会で御賛成を得ました追加予算を編成するにあたりましても、実は深い原則によつてこれを整理したのでございます。鉄道通信の特別会計は、工事または建設勘定と損益勘定と、こう二つがあるわけでございます。普通の会社で言うならば、資産勘定と損益勘定というようなもにのなるわけだと思うのであります。
これは單にこの追加予算だけの問題でなしに、すベての本予算、この各種の追加予算を全体をくるめて、支拂と歳入とを見合わしていくということが最も大事であると思うのであります。そこで今日までの実績を申しますと、先に臨時議会でお願いしました追加予算において御説明申し上げ、また各委員からも御質問がありましたように、この徴税というものは十分進んでおらないのでありまして、一方で滯納があるわけであります。
而も國民所得の分布は極めて不正常且つ不均衡なものとなつており、徴税方法もまた完全なものとは言えないため、現在のように所得税の申告納税額は、八月末日までで僅かに八十三億円程度に止まり、予算額に比し一割七分に過ぎず、また租税及び印紙收入も、本年度本予算、補正予算、合計千三百三十億円に対し、十月末日までの收入済額は、三百二十億円程度に達したに止まり、他面百億円内外の滞納額があるという、極めて憂うべき事態を
從つて政府は燃料政策によつて將來こういつた財源は消えてなくならねばならんところの歳入であるので、こうした歳入を補正第九号、本予算の重要部分として大藏当局は一体將來ともこの財源をこういつた面に出すということが果して正しい予算の編成の方式と考えておるのかどうか、この予算編成の方針は今後こういつたものを持続するのであるかどうか、こういつた点について今後の方針についてちよつと承つておきたいと思うのであります
○大島定吉君 民主党は本予算に賛成の意を表するのでありますが、希望その他につきましては三委員から縷々申述べてありますので、同感の意を表するのでありまするが、これが運営に当りましては、熱意を持つて万遺憾なきを期せられたい希望を申述べまして、賛成の意を表します。
○國務大臣(栗栖赳夫君) 只今財政のあり方、殊に二十三年度の財政のあり方ということについてのお尋ねがあつたのでありますが、今お述べになりましたように、私もさように考えておる次第でありまして、ただ今回の追加予算というものは、前内閣で作りました本予算の追加でありまして、それから生ずる賃金、物價の引上げによる経費増というものが、非常に大きく働いておるわけでありまして、それがために、既に予算を執行しております
○西川昌夫君 私も今木村さんの仰せられたことで出翻されておるのでありますが、二、三日前の発表で十月の鋼材、銑鉄の何はもう二割何分かの減産をした、それの理由は電気の不足であるというようにラヂオで発表になつたのを聞いたのでありますが、かようなる状勢から行きますと、本予算委員会で昨日も申上げたのですが、これから四ケ月間に一千億円の税金を取立てようということを控えておるときに当りまして、十月のまだ状況のよろしい
○政府委員(小笠原光壽君) 只今の経費についての御意見は誠に御尤もでございまして、勿論只今申上げたのは本年の九月十日現在で支給しておつた数字を申上げたのでありますが何分にも本予算編成以後におきまして、物價が非常に高騰しております。
第一点といたしましては、今回の予算は本予算を通じまして、赤字はないと言われておりますが、特別会計とか、復興金融金庫におきまして多大の赤字があるのであります。この方面の赤字が解決されなければ、完全なる健全財政とは言えないと考えるのであります。今後特別会計の赤字、復金の日銀依存、この両者を止めて貰いたいと、さように考えるのであります。
又第二点としては、本予算に対して歳入歳出各款各項に亙り頗る不満の点を多くありまするけれども、本予算を速かに実行に移すということが我が國の再建途上において極めて緊切なりと考えるからであります。さて片山内閣がその政策を実行するがために財政上の手段として提出された本案は、先ほど予算委員長の紹介せられた通り巨大なものでありまして、蓋し我が國始つて以來の大なる追加予算であります。
併しながら私は現内閣の使命とする物價の安定と経済再建を実現せんがために、現内閣に協力する意味において本予算に賛成する者であります。即ち現内閣が、眞に國民のために、身命を賭して危機突破に邁進するの決意と責任を持つことにおいて支持するのであります。
けれども今度の本予算、來年度の予算を編成するに当つては、もつと政府も眞面目に徹底的に、各省の予算について研究をして貰つて、そうしてお座なりの予算でない、國民の納得のできる予算を編成して貰いたいと思うのです。このことを一言申上げます。
○石坂豊一君 私は日本自由党を代表いたしまして、本予算に若干の修正を加うべき必要を認めておるのでありまするが、本予算は衆議院を通過して本院に廻つてきておるのでありまして、予算先議権を持つておる衆議院の決議を尊重いたしまして、本案に賛成の意を表します。但しこれは根本的に見解を一つにして賛成をしておるのではないのであります。
○木内四郎君 私は民主党を代表いたしまして、本予算案に賛意を表するものであります。勿論本予算は幾多の問題を包藏はいたしておりまするが、この難局に処しまして、この予算を編成されましたところの当局の苦心を多といたしまして、この際本予算案に賛成するものでありますが、尚詳細につきましは明日我が党の代表者から討論の際に申述べることにいたしたいと思います。
私どもはこの際におきましても、更に來年度の本予算を組むことを課題としております。この本予算を組む際におきましては、十分今森下さんのお述べになりましたような考え方を考慮に入れて参りたいと思つております。ただ飽くまでもその際に通貨の信用を堅持するということだけは、私どれは堅持して行く氣持でありますから、我々の技術面の許す限りにおいて、國民所得を正確に捕捉して行くということをやつて参りたいと思います。
又これら官業経営の合理化、独立採算制の確立の具体的方策も調査しつつあるということを言明しておるから、これら緊要なる措置の迅速な断行を強く要望して、本予算には賛成するものであるとの趣旨の御意見がありました。かくして採決の結果全会一致、原案通り可決すべきものと決定いたした次第であります。簡單ながら御報告申上げます。
即ち本年度予算に計上せられてあるところのこの金額は、金融機関の第一封鎖預金に対する支拂補償金であると思うが、これを繰延べ削減することは、第一封鎖預金を永久に解除しないのか、或いは又、それともいつ解除する見込なるかとの質疑に対しまして、大藏大臣より、本予算に計上したるこの百億円の経済再建補償金は、金融機関が金融機関整備法に基き新勘定に入るべき預金を見合うべき資産に損失を受けた場合に、百億円を限度として
然るに政府予算によると、本予算と追加予算を合せ所得税は六百七十三億円にしかなつておりません。これを逆にいえば税金六百七十三億円の分の所得は、三千九百億円程度でありましよう。それ故に残る四千六百億円の所得は、人手不足と課税技術の低下とボスの介在のために、税收入を挙げ得ないということであります。
その未熟な人々の多い税務機関によつて、昨年度の税收入二百五十八億から、今年度本予算、追加予算を合しまして、一千三百三十二億、約五倍の收入を上げようというのでありますからして、勢い余り手数の掛からん方法で多くの收入を上げるということに落ちて來たのであろうと考えられます。併し全体としては、何としても積極性に乏しいことは否定し得ない。
かれこれいろいろな観点からいたしまして、法人税の軽減ということはむしろこの追加予算の問題と申しまするよりも、來年度における本予算編成の御方針の中にこの点を入れて考えて頂いたら今後の経済情勢の上において適当ではないかと考えるものの一つでございます。
歳入の合計は九百七十四億として、その差引は四十九億余ることになるが、この予算においてすでに四十九億というのは、本予算のときに赤字公債が見込まれておつたのだから出入勘定はない、出入勘定の辻褄さえ合へば健全じやないか。併し甚だいかがわしい健全財政じやないか、こういう結論になります。我々はいつの時代でも、何時でも常に國民大衆の絶対的な生活の安定感を基礎として考えて行かなければならん。
今回の予算は追加予算でありますから、申上げたいこともいろいろあるのですけれども、又次の本予算のときに譲ります。とともに本予算のときに対するやり方について一つ申上げておきたいのでありますが、その一つは大学の先生の俸給でありますが、これが優遇せんというと、人材が集まらないと思うのであります。
第一に、終戰処理費と賠償撤去費が、本予算と追加予算との合計において総支出の三〇%を越えること。第二に、戰爭と敗戰とによつて直接または間接に被害を受けた氣の毒な方々に國家から救援の手をさし伸べる費用として、生活保護法、引揚者関係費、災害扶助費、失業手当及び失業保險費、國立病院等の物件費、それから引揚者を運ぶ船舶に対する船舶運営会補助費等が、六・七%を占めております。
かようなことで食糧の増産供出を確保されるというお考えのもとに本予算の通貨を望まるるところに、私は根本的な間違いがあると思うのであります。(拍手)農民に対し新しき挑戰的法であると言わざるを得ないのであります。
今回の補正予算は、本年七月に実施された新物價体系の影響を受けて本予算を修正せざるを得なくなつてきたところに根本的の理由があるということは、大藏大臣の説明を待つまでもなく明瞭な点であります。 [発言する者多し]
この千八百円べースなるものはこの追加予算並びに本予算に対しまして重大な関係を持つておるのでありまして、現在の予算が果して健全財政であるかどうかというようなことを考える前に、我々はこの予算案が全官公吏の基準賃金を千八百円というところに置いて、いわゆる人件費を千八百円によつて賄つておる。
ここに然らば、現在の本年度の本予算においては、九十三億円に対して五十四億円の追加予算をここに計上せられておりますけれども、私はこの予算説明書を読んで見まして意外に思いますことは、昨年の十月に比較して物價は二倍半乃至三倍に値上りになつたのであるから、この追加予算を計上しなければならないのだという説明が加えられてあるにもかかわらず、九十三億円に対して既に物價が二倍半乃至二倍に上つたとみずから言つていながら
本日は御多用中を特に本予算委員会のために、御出席を賜りましたことを厚く御礼申上げます。案件は昭和二十二年度予算追加案についてであります。公述を願いまする時間は、二十五分といたしまして、これに対して質疑應答を十分間、質疑の時間を五分以内、應答の時間を五分以内として、お述を願いたいと存じます。 最初に産別労働組合事務局長吉田賢治氏にお願いいたします。間違いました、吉田資治氏であります。
政府はさような大きな見透しを以て今回の追加予算をも十分に檢討し、又來るべき本予算をも、さような観点に立つて立案せられることを特に望む次第であります。
この大きな赤字なしの、又本予算の赤字までも埋合せをしたというこの予算は、その量の厖大なる点におきまして國民経済に及ぼす影響は頗る重大であります。インフレの防止の基礎として予算通りの執行が成功するかどうかということは、これは更に重大なる結果を斎らすものであると思うのであります。今後いろいろの関係で歳出の面は節約することはできない。困難である。
本日は御多忙のところを、本予算委員会のためにわざわざ御出席を賜りましたことを厚く御礼申上げます。案件は「昭和二十二年度予算追加案について」というのであります。公述を願いまする時間は二十五分でありまして、これに対する予算委員の質疑は五分間以内、これに対する御答辯も五分間以内としてお願いいたしたいと存じます。最初に東京大学教授の大内兵衞先生にお願いいたします。大内兵衞君。(拍手)
これは司法省に本予算で通りました予算の中、人件費、物件費等の一割節約を仰せつかりまして、それを計上したのでありますが、主として司法省の特殊な事情からいたしまして、人件費に重点を置きまして、物件費の方を軽くいたしました。事務に差支ないようにいたしまして、合計で五千八百余万円の修正をいたした次第でございます。
今年度の本予算におきましては、補償打切り等によりまして、金融機関が新勘定に入れました預金を、若し預金として見合うべき資産が損失を受ける場合には、百億円を限度として補償するということが約束され、百億円の補償が予定されておつたのであります。
これについても再教育その他もいたしておりますけれども、併し何分にもこの急を突破するためには、さようなことだけではいかんと思うのでありまして、一面ではまだ具体的に申上げるまでにも至りませんけれども、主税局の中ではやはり局長はこの追加予算、本予算となかなか多忙な仕事も多いのでございますし、一方において或いは人的に、適当なる人材を拔擢しまして、税の徴収という方面に事務的の総指揮を振うような人を求めることにいたし
、むしろ行政費まで消費者にかけるのだという建前で行きますと、予算の編成から行きまして、そういつた何十億という巨額のものを食糧管理関係の予算の面に編成しないで、貿易廳関係でなにするということは、技術的に見ても変なものだし、これは食糧関係の部門で背負つて、農林関係の、國会においても農林委員会において特に愼重審議すべきものを、貿易廳関係というので、その外の委員会で審議しておるのを聞いておるのですが、將來本予算
以上厚生省所管一般会計補生予算の大要の御説明を申上げたのでありますが、何卒本予算の成立につきましては、今後皆様の御力添えを御願い申上ぐる次第であります。 次に昭和二十二年度特例会計補正予算の大要について、簡単に御説明申上げます。 先ず厚生保險特別会計の健康勘定の予定額は歳入歳出共二億二千二百七十五万円でありますが、右は業務勘定へ繰入れを必要とするものであります。