1947-08-07 第1回国会 衆議院 本会議 第22号
労働省の設置は、諸外國を例にとつて考えてみましても、文化國家としての体面上からも、遅きに失したものでありまして、第一回國会において本法案の上程をみるに至つたことは、まことに意義あるものと思はれるのであります。 本法第一條に、労働省は労働者の福祉と職業の確保とをはかつて、わが國経済の興隆と國民生活の安定に寄與するとあります。
労働省の設置は、諸外國を例にとつて考えてみましても、文化國家としての体面上からも、遅きに失したものでありまして、第一回國会において本法案の上程をみるに至つたことは、まことに意義あるものと思はれるのであります。 本法第一條に、労働省は労働者の福祉と職業の確保とをはかつて、わが國経済の興隆と國民生活の安定に寄與するとあります。
また飜つて姦通罪そのものを考えてみますと、姦通はなるほど夫婦の貞操の義務、あるいは夫婦の愛情を裏切つた不道徳な行為ではありますが、これを刑罰をもつて取り締るということは、その性質上適しないのではなかろうか、かのイギリスその他非常に文化の進んでいる國においては、姦通罪を刑法上の問題としない。これは宗教上の問題、家庭上の紛議の問題として、道徳的にこれを解決しておるのであります。
従つていやしくも日本國民である限り平和的文化國家の一員として、同時に第三國間の武力行使に対しても中正な立場を保持するという絶対に必要であることを考えます。
物價も勞銀も、思想も文化も、厚生も、あらゆる面におきまして、ただちにそうした影響が敏感であります關係上、これらも現在の經濟界の様相、國内の諸様相が影響いたしまして、生産の隘路として算え上げたらどうかと思いますが、一應そういう點に對する對策を講ずる必要があるという意味におきまして考えられるのであります。
こういう時にいわゆる観光客を日本に誘致するというようなことは以ての外だというお叱りを受けたのでありますが、私も服部委員の仰しやるように、スイスを見て如何にも掃除がよく行届いて綺麗であり、外客を誘致し、それによつて外貨の獲得をはかつて、それで一國の財政を賄つているということを見たり聞いたりして実は感心して歸つたのでありますが、実は私は昨日の文化委員会には出なかつたのでありますが、私の考えておりまするいわゆる
この第六條に、「厚生大臣は、地方における公衆衞生の向上及び増進を図るため必要と認めるときは、第一條の地方公共團体に対し、」云々といふことがございますが今も中山委員、各委員の御質問の通り日本の保健衞生、生衞文化というのは非常に低いものでありまして、正に大臣は地方における公衆衞生の必要を完全に認めて頂けたことと信ずるのであります。
昨日の文化委員の時にこういう問題が出た、観光の設備をやつて、ホテルなどを作つて外國人を沢山入れて日本に金を落すようにしたい、こういうことで昨日は文化委員の方で長い間專門家の方も來られてやつたのでありますが私は言うたのです。
むろん日本の再建または文化の發展というものは電力にまたなければならぬものでありますが、電源開發に對しましてはいくつかの問題があります。私が今お尋ねしたいのは、電源開發にはむろん資材、資金が要るのでありますが、これをどうするかという問題が大體の根本であります。
電源開發は日本の再建の、また日本文化のほんとうの基礎であるということは、これは言をまたないのであるが、これをする方法といたしまして、第一に戰爭前に日本の電氣會社が借りておつたところの外債の處理の問題をどうするか。この處理の問題は、外國の民間に對し、または米國に對する信用を高め、將來日本の電力の開發にいたしましても、貿易のいわゆる伸張にいたしましても、最も重大な問題であります。
發電水力の開發ということは、今後の日本が平和的なまた文化的な國としての世界仲間入りをして、その筋に沿つて發展していくためには、どうしても今後ますますやらなければならぬと考えているのであります。
それらによつて見ましても、今梅原氏が説明せられ、該博なる識見と、あらゆる文獻を網羅しての熱心なる御主張、而して到達せられたる結論に對しては、私敬意を表するものでありますと共に、私みづから、是非本請願が初めに申上げました如くに採擇せられまして、そうして教育者を養成する學校教育において、或いは宗教學概論、或いは宗教史、或いは美術その他音樂等の宗教文化史というような、それらのものを中心として、而も宗教的に
それからわざわざ私はさつき宗教概論或いは宗教史、宗教文化史というようなものを中心として一切の學科も一切の制度も一切の法というものも、期する所は、その人自身の人物如何によるのであるから、その人事に當つてはよく學生生徒諸君が信頼を寄せるが如き學者、人格者を選んで教員養成の學校の宗教學科乃至は講座擔當の責任者に當てることを私はさつき主張したのでありまして、單に生活と全く二元的に切り離されておる單なる知的傳達
けれども併しそれは宗教史とか、宗教文化史とか、そういうような研究をしては、到底眞實の宗教情操の教育はできないのであります。これは梅原先生がここにおられますけれども、知識としての宗教情操教育は理の當然であります。それならば本當の意味の宗教教育はどうしたらよいかというと、現實に生ける宗教から出發しなければならない。これは當然一宗一派關係を持つものであります。
或いは保健衞生、そういつた問題も取扱うし、更に一般の文化問題も取扱う。
しかし日本は新憲法に基いて、文化國家を標榜しております。そこには國家、社會、個人全體の總和、いわゆる中庸的な立場においてことを考え、かつ制度を生み出していくところに、特に日本のこれから進むべき政治、經濟、思想の據點があるのであります。わたしはそれを法律の上に適用した場合、かかる賠償法においてはその中庸的な推定過失主義が、思想的も近代的であり、かつ妥當である。
從いまして、今囘におきましてはその目的を改正案第一條に明らかに謳つておりますごとくに、公衆衞生の向上及び進歩ということのために、保健所は目的をそこに持つて行くということになつておるのでありまして、即ち憲法第二十五條において高らかに言われておりますところの、國民の保健及び文化、そういう面に対する國の義務をこの保健所が担当してやつて行こうというのが、この保健所の新らしい目的でありまして、これは從來の保健所
又その土地の人、その町の人の尊い寄附によつて保健所ができるようにする、保健所がどうしても政府の金、縣の金においてできないのであれば、又そういうことを要望されてできますことも、それは文化文明日本としての一つのやり方であります。
○委員長(塚本重藏君) ちよつとお諮りいたしますが、三木公衆保險局長が衆議院の文化委員会からしきりに出席を求められておるのですが、丁度十二時前でありますし、残余の質疑を次囘に譲つて本日は保健所に関する……。
それで私どもが考えておりますのは、建前だけはとにかくこの婦人局の中に全部集中して、系統的に、文化的に一應婦人に必要な仕事を全部ここに集めていただきたいと思うのでございます。まず第一に婦人に對する教育という問題が一番大切でございます。その教育につきましては、社會的な教育がまず第一に考えられます。
先ほど田口さんが、文化省の問題につきまして内閣に質問をなされた。それを委員長がお取次ぎなさる。そのことにつきましては、反對するものはございませんけれども、文化省の問題というのはこの委員會で研究すべき問題ではないかと思うのでございます。
○新井政府委員 貿易使節團の來朝につきましての、日本の文化に關する紹介宣傳の御質問につきましては、應接委員會の中に文化部會を設けまして、日本の文化の紹介宣傳について十分に実施してまいりたい、かように存じておる次第であります。
姦通罪を削除いたしましたのは只今御質問のように、今日の國民の道徳、或いは文化、こういう面からみまして、削除しても十分に差支えない、こういう意見に立つて削除いたしたというわけでは実はございませんのでありまして、政府といたしましては、今日の社会の道徳、文化、それらのものは、この姦通罪を削除して十分に男女間の正当な道義を維持して行けるかどうかということにつきましては、いろいろ疑問を持つておるのでございます
それから第三に、各大學の圖書館長も含めて官公私立の大學総長、第四に、調査研究機關の所長又は主任の意見、第五に、調査研究機關の職員組合というものが全國的にできておられるので、その方面からの意見、第六には、大體中央の、東京の新聞、通信、放送の調査部長、それから新聞社と論説委員室、第七には、各政黨、社會、民主、國協、自由、共産の各政黨の文化部長、及び第八になりますか、勞働組合関係で、総同盟と、それから産別會議
○佐瀬委員 これは政府委員に一つの司法解釋としてお伺いしておきたいのでありますが、憲法二十五條には「すべて公民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と規定されております。
安い保險料ということは、とりもなおさず國の文化というものに相當の影響があると私は考えられますので、これまでのいわゆる平和日本の時代の考え方を相當訂正されまして、今後はなるべく合理化した經營があらゆる面に行われなくてはいけないということを強く痛感いたします。
そういうたくさんの政黨があつて、そして互いに思想を掲げ、政綱を掲げて切磋琢磨するところに人類の發達があり、文化の向上があるとも考えられる一面があるのであります。そこで現在の状態におきまして、二大政黨が政治の理想であるならば、小黨分立がなおよろしいものであるかどうか。このくらいのことをまずひとつ先輩各位、同僚各位から御指導を願いたいと思います。
長い間政黨生活をし、あるいは中央及び地方の選擧に携わつて相當體驗をもつておりますから、政治團體というものはどういうぐあいにしたならば國家の進運に貢獻し、國の文化を助長していけるかということは、お互いの討論の間に必ず得るところが多いと思いますから、私は自由討論を主張しているのです。
○米窪國務大臣 菊川さん御指摘のごとく、勞働行政の運營については、各國がそれぞれの国情によつて違つておることは言葉の通り、ソヴイエト・ロシヤが全人口はいわゆる勞働者である、こういう建前から特に勞働省を設けず、勞働關係の仕事は工業、農業、文化等の各部門において、それぞれ適當に處理しておるという實情にあることもお言葉の通りであります。
諸君御承知のごとく、博士は明治文壇の巨匠であるとともに、和漢の学に造詣深く、わが國文化の発達に貢献せられました功績は、実に多大であります。今、博士逝去の報に接しまして、まことに痛惜哀悼の至りにたえません。つきましては、本院は特に院議をもつて弔詞を贈呈いたしたいと存じます。なお、その文案は議長に一任せられんことを望みます。 この際、松本淳造君より発言を求められております。これを許します。
衆議院ハ我ガ國文化ノ発達ニ貢献セラレタル帝國学士院会員帝國藝術院会員文学博士幸田成行君ノ長逝ヲ哀悼シ恭シク弔詞ヲ呈ス この弔詞の贈呈方は議長において取計らいます。 ————◇————— 第一 両院法規委員会の委員の選挙
しかしながら先生は、後に創作をやめられまして、主として学究生活に入られ、江戸文学、支那文学、宗教文学等々、古典文学の研究に没頭いたされ、その該博なる知識、そのゆたかなる学徳は、まさに入超の域にさえ達せられ、日本においての最も貴重なる文化的存在として、何人もこれを認めない者はなかつたのであります。
そういう次第で今日進んでおるのでございまするが、併しながら今日の國の内外を繞りますところの客観的情勢殊に憲法二十五條の精神に基く、國が健康にして文化的なる最低生活を保障するという建前からいたましてもこれらの公衆衞生機関を大いに拡充強化する必要がどうしてもある。
その意味におきまして、予算をですね、殊に平和日本の仕事をして行きまするときに、文化日本の仕事をしていきまするときに、一番遅れておりまするのは日本人の生活の仕方ですから今日の非科学的な、非衞生的な、非能率的な生活の仕方ですから……衞生思想がないというのではなく、生活全体が非科学的であり、非能率的であるのでありますから、單なる衞生思想だけを指導するというのが保健婦さんの仕事じやないと思うのであります。
そのあとで、御承知のようにここで文化委員會の打合會が開かれましたけれども、私はその席をはずせませんので、常任委員會の大津書記に御無理を願つて、御返事を求めに行つたのでありますが、遂に一昨日のうちにお約束の御返事が求められなかつたのであります。
今度の外國の貿易代表團は、そういう意味におきまして商談を主としてやられるのでございますが、しかし日本の國内の觀光等をしてもいいという状態になつておりまするので、われわれといたしては、この機會に大いにその方面の觀光を願い、また日本の文化も大いに紹介いたしまして、平和日本のほんとうの姿を、今度來られる業者の方々に紹介をいたし、そうして國に歸られたならば、これを大いに宣傳をしてもらつて、ほんとうの日本の姿
それには日本経濟と日本國民の文化とが併行していかなければならない。觀光というものは單に見て驚く、驚くべき美觀であるというだけが本体ではない、世界の國民が最もその國を愛するということが根本であります。すなわち世界の國民がその國に住みいい、何とも知れない親しみを感ずるということが、觀光の根本的な考え方でなければならぬということを、まず第一に考えなければならない。そうした國に日本をもつていく。