1947-08-21 第1回国会 参議院 本会議 第24号
七月三十日第一回委員会において、一松厚生大臣から、公衆衛生の向上と増進を図ることは、新憲法の第二十五條によりまして、社会福祉及び社会保障の向上及び増進を図ることと共に、國の基本的義務とされた次第でありまして、これなくいたしましては、平和的文化國家の建設は到底望み難いと言わなければなりません。
七月三十日第一回委員会において、一松厚生大臣から、公衆衛生の向上と増進を図ることは、新憲法の第二十五條によりまして、社会福祉及び社会保障の向上及び増進を図ることと共に、國の基本的義務とされた次第でありまして、これなくいたしましては、平和的文化國家の建設は到底望み難いと言わなければなりません。
從いまして、今日異常に発達を見ておりまする大都市に対しまするところの制度というものは、おのずから住民の生活あるいは環境を異にし、さらに経済、文化、政治等の状態を異にいたしておりまする地方との、画然たる一應の分割を私どもはされなければならないと考えておるのであります。
この中間的存在、すなわち二重監督を排除して、大都市を政府機関に直結せしめ、政治、経済、文化の原動力たる大都市の特質を十分に発揮せしめることが、日本再建の最も緊要な課題であると信ずるものであります。(拍手) 以上、地方自治と行政改革についての討議の趣旨を申し述べた次第であります。(拍手)
欧米と日本とは國情を異にすることはもちろんのこと、文化の程度が違い、國民性を異にし、常識の程度においても格段の相違があると私は考えております。從來日本に起こつたいろいろの叛乱事件、暴動等を回顧いたしまするときに、警察力の強化とその指揮命令の関係は重大であると考えざるを得ないのでありますが、内務大臣の所信如何、お伺いしたいと存ずるものであります。
どうしてこれが起つたかということが一つの社會史上、文化史上の問題でありますが、やはり一番何と申しましても、遠方の婚姻というと、自分と居住地を同じうせざる者と婚姻するという風習が始まつたのがもとでありまして、それをし始めたのはやはり武士であります。
そういう反面、戸主權が社會的に働いて有意義な働きをしたという方面は、だんだんと薄くなつてきて、近代文化の發達とともに家族は家庭を離れ、あるいは都會に、あるいは他國に出るというようなことがありまして、實際の問題として、一つの家で共同生活をともにするということも少なく相なつてくるのは、近代文明の結果として當然のことであります。
この家名というもの、これはある程度まで法律的に保護する道を開けておかなければいけないもので、開けてさへおけば、これは特許權制度以上の經濟的な、文化的な進歩の上に、絶大な効果があるものであるということを考えていただきたいと思います。 第三に家の倫理的価値ということ、これは大體たれも承認しておるようであります。法律上から家がなくなつても實際の家はなくならないのだ。
僅かに二三行、ほんの数語失業問題にお触れになつておる程度でございまして、この多数の敗戰後に救い上げなければならんという社会政策の行政につきましてこの内閣が少しも力をお入れになつた御声明の後が今日まで窺われないのでございますが内閣の一般の施政方針は言うまでもなく閣議で主務大臣にも御相談があつたことであろうと存じますが、その際さような重大な社会事業行政に関しまして、殊に民主政治の参透、或いは文化國家平和國家
○國務大臣(一松定吉君) 敗戰日本を復興せしめまするために國民が耐乏生活に耐え、そうして我が國を文化國家民主國家に建設して行かなければなりませんことは言うまでもございません。
文化國家を建設しようとする途上にある我が國、殊に文教の各全國のそれぞれの地域的な立地條件に照らしましても、北陸に必要なことも讃めます。文教の進運と共に、これら六・三・三・四の問題解決に當りまして、是非とも北陸にそうした總合大學の設置を希望して止まない者であります。
この請願は昨年の第九十議會において決議案として採用されました宗教請操を徹底させるというこの案に當然伴うて起る措置であると思うのでありまするが、そのときも現在の委員長、當時文部大臣であられた田中さんから、文部省としてはこの決議案を尊重して、單に憲法において戰爭抛棄を宣言したことが正當だというのみならず、十分學校教育方面において考慮して、平和文化國家として日本が立つて行くことを開明したいという意思を表明
實は金澤市ま御承知のごとく文化都市として今日まで知られて參つたのでありまして、戰爭以前より總合大學設置に對しましては、相當に内面に運動をして參つておつたのであります。
又日本が將來民主的な文化國家として力強い歩みをするためには、兒童福祉の問題を大きく採り上げる必要を痛感いたしましたので、今囘この法案を提案するに至つた次第でございます。
○田口委員 大體了承いたしましたが、心構えとしては、文化運動あるいは國民運動の指導者が、獻身的にやれ、またやられていることと思うのでありますが、しかし現在これらの運動に挺身する者、まじめな人ほど生活に苦しんでおつて、なかなか理想通りにはいかないと思う。特に文化人で、まじめな仕事をしている者は、相當生活に追われている。
○森戸國務大臣 實は今日の文部省は、その起こりからいいますれば、教育を中心に、特に學校教育を中心に建てられたものでありますから、從つて文化の——文化の解釋もいろいろありますが、廣い意味でなく、狭い意味の文化に限つて申しますると、文化の育成ということとは、非常な交錯はいたしておりまするが、役割も違つた所やねらわれておる點も存在しておるのであります。
○森戸國務大臣 初めのお話で、文化人は非常に困つておるから、殊にこの運動に挺身するのには、物質的な補助も必要であるから、できれば援助をすることもしかるべきであろうというお話でこれについてはまことにごもつともでありまして、私どもも經濟の許す限り、そういうことをすべきだと思つております。
これはもう今度の戰敗といこことになりました一つの原因も、日本におきましては發明家という者に對する極めて冷淡な態度が國家として多かつたことが大きな原因だろうと思いますが、そういうような侵害等の罰則のみならず、今後發明者に對する國家の大きな表彰、奬勵、或いは場合によりましては發明家に對する懸賞というような制度も採りまして、文化國家として立ち上る上におきまして、大きな賞品の奬勵を國家がする必要があるのではないか
田中 久雄君 中野 四郎君 委員外の出席者 衆議院議長 松岡 駒吉君 衆議院副議長 田中 萬逸君 外務委員長 安東 義良君 衆議院事務総長 大池 眞君 衆議院法制部第 一部長 三浦 義男君 ————————————— 本日の会議に付した事件 裁判官彈劾法案起草の件 文化委員会
○淺沼委員長 ただいま文化委員よりの國政調査承認要求に関しては、議長において承認を與えられることに異議がありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大池事務総長 國政調査承認の御要求が文化委員会からまいつておりまして、史蹟、名勝及び天然記念物等に関する件、これは文化委員会の所管事項でありますが、これに関する特別な法案としては今出ておりませんけれども、これに関する調査をいたしたい。その調査をする目的が登呂の遺蹟発掘を今しきりにいたしておりますが、その方面の調査をいたしたいというのが目的でこういう要求がありました。
從つてこの機會に私は今後東北におけるところの災害の對策はあくまで日本の政治が、日本全體の大衆にとつて政治、經濟、文化、あらゆる部面にわたつてその恩惠が均等化されなければならぬ、こういう原則の上に立つてこの惠まれない東北に對して、この災害を機會に、政府は重點的に、東北の災害の將來の防止に對して徹底的な、特殊的な對策を講ずべきもと考えるのであります。
かような次第でありますから、この會計の點はまことに重大なる問題でありますので、ただいま申し上げましたような方向に向つて條文化されんことを希望いたします。
○鈴木憲一君 これは高等學校とか大學とかというようなものを一時弱めておいても、この定時制高等學校を開いて、勤勞青年の教育をやらんけりやならんというふうに考えられますし、殊にこの日本の實情から見て、道義の面から見ましても、實力、或いは産業、或いは地方文化というような面から、あらゆる面から見て、青年教育というものを、ほかの教育を措いても取上げなけりやならんというふうに考えられますので、根本的な問題ですから
、教職員の待遇も全額これを負擔するというその大いなる理想を固く打ち建てて、そして全國民のこれに關するところの意識を結集し、又その實現に對するところの熱意と努力を凝集せしめて、よしんば國家の財政上一度にその期する目的を貫徹することができないとしても、本年より來年、來年より再來年というように結局近い將來において今申し上げました國家が義務教育の費用というものを全面的にこれを負擔するというような、いわゆる文化國家
ここに廣く人材を日本全土から求めて、高度なる文化國家を建設される。そういう立場から考えれば、總て教育費は全部國家で賄う。ここに高度なる文化國家の建設の基盤が築き上げられる。こういうことを申し上げたいのです。高良君と反對ですが、この教育も問題に對しては絶對に國費でやらなければならない。現在非常に可哀そうに思つておるのは勤勞者です。勤勞者の子供は上級中學さへ出られない。
文化、教育の向上も、労働省の新設も結構、失業保険やその他の社会政策も結構でありまするが、これらは少なくも國民に最低の衣食住を保障してから初めて出発すべきものであると信ずるのであります。(「そうだそうだ」と呼ぶ者あり)然るに今年度千八百億円の予算の内、住宅政策のために僅か十億に足りない金でこれを賄おうというがごときは、全く本末を顛倒したものであると言わねばなりません。
ところが今囘におけるところの六・三實施に關するところの全額負擔ということは、前とは趣を異にしておるのでありまして、御承知の通り文化國家再建の基盤であるところのこの六・三制の完全な實施というふうなことに關しましては、從來の如きそういう消極的な立場ではないのでありますことは御承知の通りであります。
私は、今や永遠の戰爭を放棄して、しかも永遠の平和を希求するところのわが日本が、これから取り守るものはただ一筋、文化國家、平和國家として成長する以外に何ものもない、この段階において、眞に涙と愛情の満ち溢れた政治が行われることを、心から祈つてやまないものであります。 皆樣、平和の鐘は今や全國津々浦々に鳴り響いております。
(拍手)これを以て安んずることなく、更に世界恆久平和の維持のために我々は不断の努力を拂うべきは勿論でありますが、連合國がポツダム宣言をその文字の上のみならず、その精神に徹して遂行され、我ら非武装民族の切望を容れて百万の生命を送り還して下さつたならば、世界に信義が打立てられ、人道は行われるということが明らかにされ、ここに世界文化史上不滅の金字塔が打ち立てられるものと信ずるものであります。
處分されないような状況であり、しかもそれが五百圓以下の罰金というようなことでありまして、とうていそういつたような營利を目的として、風俗を壞亂するような出版物を出すことを營業とするようなものに對しましては、何ら方法がないような状況であるのでありまして、出版法なり、新聞紙法なりも、實は正式の廢止の手續をいたしませんで、事實上眠つておりますということは、どうもこのままただ廢止をし放しで、はたして日本の出版文化
衆議院議長 松岡 駒吉君 衆議院副議長 田中 萬逸君 衆議院事務総長 大池 眞君 衆議院法制部長 諸橋 襄君 衆議院法制部第 一部長 三浦 義男君 衆議院参事 河野 勝彦君 ————————————— 本日の会議に付した事件 決算、商業、農林各常任委員会の國政調査承認要求の件 文化委員会國政調査承認要求
これは要するに、我が國の文化の程度が低くして、物を作る、直ちに右から左に儲かるというような仕事に関係しておる者は物質的に優遇されてもよろしい。
是非私はそのためには待遇を檢察官、司法官と同格にすることは勿論といたしまして、良き人を得る、幅の廣い、奧行のある、單に法律だけを知つているというような人でなく、十分に文化的教養と思想、感情、人道主義的な、センチメントにも富んでいるところの行刑官を沢山得たい、こう考えている次第でありまして、これには特別の教養の方法が必要であるということも痛感しているのであります。
かようなものにつきましては刑罰を以つて処するということは妥当でないと一應こういう観点に立ちまして、やはりもう少し法律の規定に緩やかにして置きまして、感情の発露に任せた自由な言動というものを、暫くそのままにして置いて、これを社会の文化と慣習とによりまして洗練さして行くということも考えられるのではないか、そういうような観点から侮辱罪を廃止することにいたしたのでございます。