1947-08-13 第1回国会 衆議院 司法委員会 第20号
ただ私どもの最も懸念するところは、日本においてそれらをそのまま適用する社會的條件なり、經濟的條件なり、あるいは文化上の諸條件なりが、熟していないと思われる點が多々あるのであります。であるから、せつかく自由平等民主主義の適用をなさんとしても、その結果は、いたずらにすべてのレベルを引下げる、勢力を分散する。國家社會の發展の上から見ると、むしろ退歩するという結果を導きやすいように思われるのであります。
ただ私どもの最も懸念するところは、日本においてそれらをそのまま適用する社會的條件なり、經濟的條件なり、あるいは文化上の諸條件なりが、熟していないと思われる點が多々あるのであります。であるから、せつかく自由平等民主主義の適用をなさんとしても、その結果は、いたずらにすべてのレベルを引下げる、勢力を分散する。國家社會の發展の上から見ると、むしろ退歩するという結果を導きやすいように思われるのであります。
これにつきましてはその委員會では、内閣にもございますし、又國會の方にもそういう計畫があると思いますが、國土計畫の方とも十分連絡を取りまして、各地の人口だとか、交通事情、産業状態、文化の開發状態、そういつたようなものを十分睨み合せて、この際必要な配置をできる限り公正にやりたいというふうに考えております。これが一般的のお答えでございます。
藝術において、文化において、高い教養において、健全なる娯樂において、その他勤勞者諸君の精神界の面におけるところのより廣き、より高き、より深き福祉をわれわれは願わざるを得ない。
今日の日本の經濟状態竝びに勞働問題が、敗戰後の非常な物の面において窮乏しておる今日において、勞働者の求めんとするものも、主として物の面にあるのでございまするが、しかしこれが緩和していけば、勞働者として、社會人として當然エンジヨイすべき文化の方面においても、勞働者が扱つていくのがあたりまえじやないか。すなわち勞働というものは苦痛でない。
○山田節男君 時間が超過しておりますので、極く簡單に申上げますが、今回勞働省ができたということは、これは日本の文化水準を高めたものとして誠に慶賀に堪えないのでありますが、この勞働省の勞働行政ということにつきましては、これは相手が單なる勞働階級であるというばかりでなくて、この行政は最も民主的でなくてはいけない、先程山下委員から成るべく勞働組合出身の者を登用しろという意見がありましたが、これは又一面におきましては
こういうことは今後こうなるだろうということも次長のお話でありますが、全くこうありたいことでありますが、併しながら折角法律案でこうして内容まで示されたということになりますと、この條文というものの立法の體裁上、これは立法技術はあなた方が御專門でありまするが、體裁上我々が考えておりまするように、折角各條項で各々部局というものが條文化されてある事柄が、政令で變更せられるということが、果して條文の、法律案の體裁上
結果が、將來に向つてどのような思想上の問題を殘すか、さらに道路橋梁などが破壞せられて、最も救援を至急に要します山間地方の部落が孤立いたしまして、救援物資は届きませんし、わずかな薪炭が山に滯貨して、これを賣りさばいて經濟を補う資といたします山間部落民が、道路橋梁が決壞したために賣るものも賣れず、買うものも買うことができないような、まつたく孤立經濟に取殘されておるようなこと、あるいはまた電信、電話その他文化施設
併しこれを廃することによつて、社会道徳が以前にも増して頽廃し、民主國家即ち最高の文化國家を建設するのに支障を來すようなことがあつてはならないのであります。ここに姦通罪の存否の重要な点があると思います。
併しながら、新憲法それ自体が新らしい文化國家の創造を目指し、國民の基盤たると共に、目標である意味におきまして、一つの日本社会の革新であります。旧概念を以て、現実を消極的に、悲観的に、判断の対象とすることはなく、社会的にも、家庭的にも夫婦共々、親子共々、すべてを新憲法のその道徳的、社会的理念を以て改むるの努力と責任とが必要ではないかと存じます。
それは單に契約とか約束とかいうだけのことではないので、二人だけのことではないのでありまして、家族ということを考え又ひとり家族のみならず、民族、國家或いは世界人類の運命を考えましても健全な人類の文化のために、これは基本的な重要性を持つところの事柄である。で、まあ文化というものは自然に進むものでありますから、例えば昔は非常な重い刑に処する。
眞の文化人としたならばないことが理想でございましよが、現在の社会情勢ではまだそれまでに道徳的に向上されておりませんので、これを廃止されるということになりますと、貞操観念が薄らぐ虞れがあると考えるのでございますが、それからいま一つには結婚はお互いの同意によつて、一生涯立派な家庭生活を営もうとの約束の下に結婚というものは行われるものであつて、若しその間かかる約束を無視して他の男女と関係を結ぶようなことがあれば
○小川友三君 刑法第百八十三條の削除問題につきまして、賛否両論のお説を拜聽したのでありますが、近代國家は法律と政治を結び付けて文化が向上しておるのでありまして、特に現在の日本の欠陥は、近親姦と和姦を罰していないところに大きな起因があるのでありまして、今の御説によりましてもこの近親姦と和姦問題を罰せないために大きな喰い違いができておりますので、その点を各お立ちになりました方方から御説明を願いたいのであります
國家が赤字だから遠慮して、二百名以内なんという非常に小さい案を示されましたことを、どうか訂正頂きまして、要る人ははつきり書いて貰いまして、神谷さんのお話では兼務省もその他におつて、指命者、非指命者というふうな二つの部下がおるように洩れ承つておりますが、これもこの法案の中にどんどん遠慮なく持迄んで貰いまして、完全な文化國家というものを作るために、政府当局は御盡力願いたいのであります。
かかる場合、統制を強化し、不正な行爲を排除して、いわゆる正直者がばかをみない生活を保障することがなければ、國民の道義はいよいよ地に堕ち、民主的文化國家建設は永遠の夢と化してしまうのであります。 しかしながら、統制の強化がわれわれの生活を絶対的に保障し得るかどうか。
すなわちこれによつて、新憲法第二十五條の精神に則り、公衆衛生の飛躍的向上及び増進をはかり、もつて平和的文化的國家の再建に寄與せんといたすものであります。
文化委員長にも完璧を期するために一應連絡を取つて置きますから、そういうふうにしたらいかがでしようか。 〔「贊成」と呼ぶ者あり〕
この參議院全員の決議を以てするという建前から、この特別委員會が別に外交委員會とも連絡を取り更に又この案文、そのものにつきましては文化委員會山本委員長の熱心なる、この文章に對しまして御檢討を願い、そうしてできたことを一應補足説明申上げて置きます。
従つてこの改正民法草案第一條の第一項を考えてみますと、どうもこれは私權の本質をそういう意味から規定せられるものにまつたく相反して、これは行き過ぎた、國家全體主義的な思想に基いた成文化のように思われるのであります。そこで私は「公共ノ福祉ノ為メニ存ス」といつて、私權の内容、性格を規定するということは行き過ぎではないか。
政府委員はスイス民法によつてとうたのであるというお言葉があるならば、それを全部具體的に權利の濫用についてオイゲン・フーバーが編纂したスイス民法が、特に世界の民主主義に貢獻したというようにいわれるのも、いわゆる權利の濫用について、はつきり明白に條文化しておるから、民主的法典であるといわれたのである。これをどうしても考えなければいけないと考えます。
ただわが國が將來文化國家としてだんだん智識水準も向上してまいることを期待いたしまして、婚姻當事者の法律的な智識水準の向上することを期待して、やはり法律的に合致した婚姻が今後行われて、屆出の履行されることを、今後の新文化國家として國民に要望して、從來のような事實婚をそのまま正式な婚姻とし認めていくというよりも、むしろ國民の水準を法律に合致するように高めていくことを望んで、事實婚については從來通りいわゆる
或いは御希望によりましては、文化委員長等とも連絡を取つて、私この決議案は、或いは日本の引場問題という一つの歴史に大いなる記録を作るときに丁度際會しておるだろうと思います。各方面の情勢から考えまして、非常に先に明々とした一つの希望が點ぜられておる。
○淺岡信夫君 大體各委員の御希望なり、或いは動議なり、修正として骨子というものが出て來ておるのでありますから、先程委員長が言われましたように、これはもう一應小委員會に戻して頂きまして、そうして、文化委員長なり、外交委員その他と諮りまして、相常完璧を期したものを次會に提出して、そうして御審議頂き、或いは御決定頂くということにいたしまして、この件はこれで一應打切つて頂いたらどうでしようか。
○委員長(矢野酉雄君) 以上お聞きでしようが、もう幾つもの動議も出ておりますけれども、それを一々採決いたしませんで、もう一度小委員會の方にこの案文をお返ししまして、更に小委員會で十分練ると共に、最前申上げました外交委員會や或いは文化委員會等とも連絡を取りまして、そうして更に小委員會決決定をみたものを今一應この委員會にかけるというようなふうに運んだら如何でしようか。 〔「贊成」と呼ぶ者あり〕
それにまた引續きまして、本年の一月二十四日に共同省令で指定生産資材割當規則というものが公布になりまして、文部省も、文部省が所管いたします學校なり、宗教施設なり、文化施設なりといつたものの必要といたします指定生産資材について、主務官廳としての責任をもつ形に相なりましたので、これの事務を執行いたします機關といたしまして、こういう出張所を地方に設ける。また設けなければならぬ必要が出てきたわけであります。
そういう調書類の報告、第五に文化關係、先方と連絡いたしまして、わが國の文化をできる限り紹介いたしたいという文化關係の仕事も各事務局においていたしておる次第であります。 その次に、一部の事務局に共通な、仕事かあると申しましたが、それはたとえば引揚げ關係の仕事であります。
あるいはこういう子供が社會にいろいろな精神的な、病的なものをふりまく原因となつて、かえつて文化國家を築こうとする日本の國に、脅威を與えるような結果がもたらされないとも限らないのであります。
また日本としても、敗戰はいたいましても、文化國家として世界の列強と伍していかなければならぬという場合において、日本がそういう義務的方面の措置を缺くようなことをやつておつて、はたして世界の舞臺で、文化國家であるということを、聲を大にして言い得るでありましようか。その點はどうお考えになりますか。
五大都市は單にその人口が五十萬あるというのみでなく、大都市として經濟、文化、社會の各方面にわたり、その實力が各地方の中心勢力であるのみならず、全國的の影響を有する世界的の一大都市を形成しておるのであります。從つて、明治當初の都市の勃興以前に定められたままの府縣機構の内にこれを從屬せしめんとするところに、根本的な不合理が存在するのであります。
多少扱い方によりば生産意欲を昂揚するというような理窟も立ちますので、而もこれには罰則が附いております等の点を見ますと、假りにこれを我々が実施いたしましてもなかなかその通りに行われずに、空條文に了るのではなかろうか、若しも空條文に終るようなことがありますればこれは法の威信上甚だ遺憾であるばかりでなく、我々事務をいたします者といたしましては、困難で多くございまして、却つて一方に皆さんの折角の法文を空條文化
勞働省の設置に關しましては、諸外國の例をとつて考えましても、文化國家といたしましての體面上からも、遲きに失したものと思うのでありまして、第一回におきまして本法律案の上程は、眞に意義あるものと思われるのでございます。本法の第一條にありますごとく、勞働省は、勞働者の福祉と職業の確保とをはかつて、わが國の經濟の興隆と國民生活の安定に寄與するものであると申しております。
今後刷新委員會はどうなるかということについて、いろいろ御質問等もなさる方があるのでありますが、今後社會教育とか、あるいは文化行政といつた面について十分研究し、また建議されるように承つておりまして、この教育刷新委員會は教育刷新の上において相當大きな役割を勤めておるのだと確信するのであります。
たとえば、戦災復興以外に戦災者、海外引揚者の援護、道路、橋梁の修築、あるいは文化施設の建築、あるいはいろいろな住宅の建設というような方面に擴げたいと思います。特に六・三制の問題に關連いたしまして、六・三制實施のための費用は、優先的に寶くじをもつて賄うことを認可しようという方針をとつております。
觀光事業が、日本の文化を世界に宣傳し、また日本の眞のあり方、日本人の考え方、日本の文化ともうものを海外に知つていただく、日本と諸外國との親善に資せられることは、商工大臣もよく御了承くださつていることと思います。また觀光事業が文化面ばかりでなく、外貨獲得上重要なる一部門を擔任しているということも、御承認になつておられることと思います。
現在これほど重大な觀光事業をやるのに、もつと大規模な政府の統一機關とか、あるいは文化省のようなものを設ける意思はあるかどうか。