2002-03-20 第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
○政府参考人(漆間巌君) 警視庁が有本さんの拉致容疑事案について捜査本部を設けました理由は、実は有本さんのほかに、その前でありますけれども、欧州から日本人が二人消息を絶ったということがございまして、この全体の事案が関連している可能性があると、こういう前提の下で一連の捜査を集約して統一的に進めるために捜査本部を設けるということで設けているわけでございます。
○政府参考人(漆間巌君) 警視庁が有本さんの拉致容疑事案について捜査本部を設けました理由は、実は有本さんのほかに、その前でありますけれども、欧州から日本人が二人消息を絶ったということがございまして、この全体の事案が関連している可能性があると、こういう前提の下で一連の捜査を集約して統一的に進めるために捜査本部を設けるということで設けているわけでございます。
○国務大臣(村井仁君) 現在、私ども、合計八件十一名この拉致疑惑があると、このような認識を持っておりますけれども、今度の有本さんの拉致容疑事案につきましては警視庁に捜査本部を設置して捜査を進める、こういうことにいたしております。
○国務大臣(村井仁君) 御指摘のように、有本さんの拉致容疑事案につきましては、有本さんと同様に二人の日本人が欧州から消息を絶った事案が関連していると見られるというようなこともございまして、一連の捜査を集約して統一的に進めるために警視庁に捜査本部を設置したものと承知しております。
○芦刈政府参考人 有本恵子さんの拉致容疑事案につきましては、御家族その他の関係者からの行方不明前後の状況等についての事情聴取でありますとか失踪当時の関係者の供述、その他さまざまな情報交換を通じまして、これらを総合的に検討いたしまして、本件は北朝鮮による拉致の疑いがある事案であると判断をいたしました。
ところが、先ほども申し上げましたように、平成十三年の「警察のあゆみ」によりますと、警察庁は有本さん拉致事件を北朝鮮による拉致容疑事案の中に含めてこなかった。含めてこなかったから今回一件を加えたわけで、今まで七件を八件にしたわけでございますから。
最初に、北朝鮮による日本人拉致事件についてでございますが、まず警察庁にお尋ねをしたいわけでございますが、ロンドン留学中の有本恵子さん、十九年前から行方不明になっていたことについて、今回、警察庁は北朝鮮による拉致容疑事案に追加認定をされました。これで八件十一人ということになったわけでございますが、また同時に今回は警察庁は捜査本部を設置されました。
三番目の要件は、現在及び過去の情報から見て、当該船舶の重大凶悪犯罪への関与の疑いを排除し切れないというふうに認められる場合でございますけれども、これも過去における日本人拉致容疑事案についてのいろんな蓄積がされた情報、それから先ほど申しました船名の偽装、アンテナが林立している、その他の特徴から、過去に私どもが認知をした工作船と同じではないかというふうに該当いたします、少なくともその疑いがあるということでございます
警察といたしまして、いわゆる拉致容疑事案、このように認識をいたしましたものは御指摘のように七件十人、こういうことでございまして、たしか昭和五十五年当時までで、その後そういうふうに明確に認識しているものはないわけでございます。ただ、いずれにいたしましても、これがいずれも解決していない、非常に深刻な問題でございます。
○漆間政府参考人 七件十名の拉致容疑事案のケースから判断いたしますと、その大半は日本の沿岸部で発生しているわけであります。その再発を防止するという観点から考えますと、警察としましては、海上保安庁等関係機関との連携を図るとともに、沿岸住民の方々の御協力も得ながら、沿岸部におけるパトロールや検問等、各種の対策を実施して、ともかく拉致事案が再発しないように今一生懸命努力しているところであります。
今議員御指摘の七件十名の拉致容疑事案につきまして、いまだに解決ができないというのは私どもとして大変残念に思っております。関係当局あるいは関係の外国の機関、いろいろなところの情報についてお互いに交換しながら、また国内でもいろいろな情報もありますので、そういうものを踏まえまして、何とか解決すべく、今関係の警察において懸命な努力をしているというのが現実でございます。
○政府参考人(田中節夫君) 先ほど来申し上げておりますように、監禁致傷で我々は証拠に基づきましてそういう判断をしたわけでございますけれども、被害者等関係者からの事情聴取、付近の聞き込み、遺留品の鑑定、その他本件の発生日の直前に、先ほど申し上げました福井、新潟、鹿児島で発生しましたところの拉致容疑事案等々を総合的に勘案いたしますと、この富山県下の事案は北朝鮮によるところの拉致未遂、そういう疑いのある事案
その内訳を申し上げますと、昭和五十二年九月に石川県警察が検挙いたしました宇出津事件一件一名、昭和五十二年十一月に新潟県の海岸付近で発生いたしました少女拉致容疑事案一件一名、昭和五十三年から昭和五十四年ごろ発生いたしました李恩恵と呼ばれる日本人女性の拉致容疑事案一件一名、それから昭和五十三年七月から八月にかけまして福井県、新潟県及び鹿児島県の海岸で連続発生いたしましたアベック拉致容疑事案、これは三件六名
日本人拉致容疑事案については、警察としては、事案の重大性にかんがみまして、今後とも、外務省等関係機関と連携しつつ全容解明のため最大限の努力をしていくことである、こう理解、承知をいたしております。
○田中政府参考人 今委員御指摘の日本人拉致容疑事案の捜査に対するところの問題でございますけれども、捜査への影響があるのかどうかということでございますが、警察といたしましては、現段階では特に捜査への影響はないというふうに考えております。
そこで、金賢姫自身は大韓航空機爆破事件の犯人でございますが、この金賢姫の供述によりますと、李恩恵は日本から船で引っ張られてきたというふうに語っておりまして、拉致された疑いが極めて強いというふうに判断されますので、本年の五月十六日に警視庁と埼玉県警に、それぞれ「ちとせ」拉致容疑事案捜査班を設置いたしまして、現在捜査を推進して真相を解明しているところであります。
そういうことから、五月の十六日、警視庁と埼玉県警察にそれぞれ拉致容疑事案の調査班を設置いたしまして今後捜査を推進してまいりたい、それによって真相を解明していきたいというふうに考えておる次第でございます。