1955-07-08 第22回国会 衆議院 商工委員会 第37号
これは皆様に申し上げるのは釈迦に説法かとも思いますけれども、たとえば今の中共関係の禁輸リストによりますと、小型自動車の輸出は許されておるけれども、その部品は戦略物資として許されない。これは全くナンセンス、無意味であります。完成品は戦略物資でなくて部品は戦略物資だというのは、要するに部品を輸出できなければ完成品も輸出できなかろうから、輸出させまいということ以外に実効はないと思います。
これは皆様に申し上げるのは釈迦に説法かとも思いますけれども、たとえば今の中共関係の禁輸リストによりますと、小型自動車の輸出は許されておるけれども、その部品は戦略物資として許されない。これは全くナンセンス、無意味であります。完成品は戦略物資でなくて部品は戦略物資だというのは、要するに部品を輸出できなければ完成品も輸出できなかろうから、輸出させまいということ以外に実効はないと思います。
これはもはや戦略物資ではなく、日本商品を圧迫するための商略物資になっておることは西ヨーロッパの世論が示す通りで、あまりにもひどい状況になっているのです。この重要なときに組合法の設立を急いで、一体現実に中共との取引について今日輸出入調整組合法を作らねばならぬ理由が、商品別に幾つあるでしょうか。
たとえば日清戦争時代の伊藤総理大臣のごとき、みずから大本営会議に列席して、軍の戦略をも指導して、戦争に都合よくケリをつけておるのであります。またあのやかましかった三国干渉に際しましても、陸奥外務大臣はあらゆる反対を押し切って国家の危機を救っております。また日露戦争時代における小村外務大臣も、あらゆる反抗を押し切ってポーツマス条約をまとめてわが国を救っておる次第であります。
そんな場合に、事が起ってから日米両方で共同防衛に対する具体的な取りきめをするというのでは、その面から見ると非常に不安と申しますか、あるいは共同防衛の実際的な運用をせられるのに支障があるのではないか、こう思うのでありますが、今長官の御答弁以上に具体的に進んでいないのか、あるいは発表はされないが、アメリカも日本の自衛隊に相当期待しているようでありますから、もうすでに具体的な戦略の上に話し合いがなされているのではないかと
それにしてもやはり相手の実際の戦略、戦術あるいは戦闘の力に屈伏したわけであります。従って今長官のおっしゃる国を守るのだ、攻めるのじゃないという、そのお気持は十分わかるのでありますが、それだけではほんとうの自衛隊としての目的は達しないと思う。
もっと具体的に申しましたならば、現在の自動車の置かれた立場は、戦略品というふうな名称を受けまして、いわゆる共産圏に対する輸出のワクをはめられておりますので、全然出ていきません。そういう状態でありますから、ココムの制限の緩和といいますか、まずこれをやっていただいて、極東から東南アジア方面へかけての販路の拡大をぜひ具体的にとっていただきたい。
また中共に対しましては戦略物資という点で私どもの作っておりますトラックは輸出できない形になっております。トラックと申しましてもあれは一トンでございますが、御存じと思いますが、一トントラックというのはほとんどトラックに入らないものでございまして、日産さんの製品はあるいは入るかもしれません。
それをするくらいならお互いに水爆でやるようなことにもなるのですから、そういうときに、こういうトラックだとか大型バスだとか自動車の部品だとかを戦略物資などと言って、この狭い、パチンコばかりしている国が半分野たれ死にしかかっている状態をほったらかしておくということは、まことに悲惨なことだと思うのです。
○伊能芳雄君 まあ結局いい政治を行なっていくということがお考えのようでありまして、このお考え方については別に異存はございませんが、重光外相もしばしば言われるように、現在国際情勢の緩和、緊張緩和は力の平和であるということをお認めになっておりますが、これは結局ただいま総理もおっしゃいましたように、暴力革命というようなことについては、現在の国際情勢の見通し、判断から、共産党の戦略といいましょうか、考え方が
そこでこれが戦略物資とかなんとかいうような考え方の上に立って、そういうことであるならば、私はお聞きしたいのでありますが、現在の世界の状況はそれほどに逼迫しておるものであるのかどうか、この薄鉄板がそれほど戦略物資として大きな役割を果すものであるのかどうか、かりに世界の状況が将来ともに逼迫するような状況があったとしても、日本がそこまで国民の経済を大きく犠牲にしてやらなければならないのか、他の国のつき合いみたいに
やらなくて、つまり戦略物資であるといって押えて大いに得意然としておる。あにはからんや中共はすばらしい長足の進歩をなしつつある。雑貨は向うにたくさんあるから要らないのである。そういうふうなものを押しつけようとしたって売れないのが当然なのです。実は私はその点に至るとココムの約束以外の製品を買ってくれればいいと言ったって向うが買わないのは向うが品物が余っておるのである。それに困っていないのである。
その前に私は特に全国たくさんの青年の代表として伺いたいのでございますが、国防会議が国会において審議せられる、あるいは総理は原水爆の貯蔵もまたやむなしというような放言をせられる、また一方杉原長官は九州方面の重要性を、あたかも戦略的な見地よりと思えるような発言をせられる、そうして強調せられるというふうに、今きわめて騒々しい論議が行われておるのでございますが、国民特に青年やあるいは子を持つ親たちは戦争の恐怖心
だとするならば、これ以上力の増強をやる必要は毛頭ないので、ことにアメリカの戦略空軍といいますか、そういうものを日本の基地にさらに増大をするというような必要は毛頭ない。
お話中の沖繩、小笠原の返還等の問題も、日本がこれらの島を戦略的に防御し利用し得るようになることがこの返還の前提となっているようなわけでございます。
、その一千万ドルの使途につきましては、これはアメリカ側が厳重に条件をつけている、そして日本の軍需産業の育成のために、これを使うことにさしているわけでございますが、しかもそれは日本側でもって自由がきかない、アメリカの方の意図を十分に入れなければ使うことが許されないような状況にありますが、私どもはこれはアメリカの政府がこれを通じて日本の経済を支配する、そして日本の軍需産業を育成してアメリカの持っている戦略目的
ソ連へ向ける船は決して戦略物資ではないけれども、同じものを中共へ向けると、これは戦略物資ということで禁止されている。禁止されておればこそ、つい最近大豆五万トンと木造船とのバーターが、契約はしたけれども、木造船は軍需品だからいけないということのために、これがストップになっていることは、あなたは御存じでしょう。
やるべくいろいろ今奔走いたしておりますが、今の富士自動車の問題の解決に当って、それに間に合うような結論が得られないと申したのでございまして、これは通産大臣からお答えがあろうと思いますが、現在の富士自動車でやっておりました事業そのものは、日本の国内で使うジープとかトラックというような、そういう数量をはるかに超越した大きな数量を、言いかえますならば、戦略的と申しますか、全世界のものを持ってきて、富士自動車
いわゆる戦略物資でない限りは、いわゆる甲類の物資をやるということは、五万トンの大豆のかわりにバターでやるということなんです。これをやれば少くとも今のようなあんな当面の失業者のような問題は幾らでも解決できる。これは大臣も同感だと思うのです。あなたも参議院においていろいろそういう論議も聞いておられるし、町におられるときはやはりそういう主張をせられている。
しかし空軍に使う費用は全体の軍事費の中ではパーセンテージが大きくなっているそういうようなこと、それからこれは昨年でしたか、USニューズ・アンド・ワールド・リポート誌の中に、アメリカの空軍の軍略、あるいは戦略等についての記事が載っておったことがあるのですが、具体的なことは忘れてしまったので申し上げられないのですが、あれらのことから考えてみますと、ともかく日本における飛行場の幾つかはあくまでも確保する、
こういうことであるならば、それは装備だけではなしに、全般的な戦略あるいは根本的な国防方針まで変えていかなければならない状態が出て参ります。こういうことを全然お考えにならずに、ただ国防会議を設けて、長期国防計画を立てる、こういうようなことをお考えになりましても、それは日本という現実から離れてしまった夢にしか過ぎないんじゃないか、こういうことを私たちは考えざるを得ないのであります。
きまらないというのは、その部隊編成というものはやはり最高の戦略に関係してくる。ところがわれわれ国民は一体自衛隊が何をするのか、はっきりわからない。そうして戦略がどこできまっておるのかわからないとするならば、予算積算の根拠がないというのも道理であるということであります。
しかし、それにしろ、加藤君が指摘されたように、漁船のようなものを今どき戦略物資と言って騒ぎ立てるというアナクロニズムに問題の点があるのではないかと私思うのですが、貿易協定を結びましたときに大豆は甲類物資になっているのですから、すでに今日あることをわれわれは予期しておって、あなたを責めるよりも協定に判とを押した私どもの共同責任かもしれぬと思う点もあるわけですから、この点は、われわれ個々の商売には立ち入
ただこの二人とも戦略物資はやはり押えなければならぬということは言っております。今とめているものの中で戦略性のあまりないもの、そういうものを緩和したいということを言っております。ジョージ氏は、こういうようなものはどんどん出すことにしたらいいじゃないかということで、四つほど例をあげております。
○杉原国務大臣 これは構造とか性能とか使用方法等に関する技術的の秘密でございますから、いわゆる戦略上の秘密というものと違うわけであります。技術的の秘密ですから、これはやはり必要な部分があると思うのです。しかしこれでも一ぺん、原因のいかにかかわらず、公けになってしまったとかいうものは、もう秘密がないように法律もそういう規定にしておるわけでございます。
しかし自衛隊の三十二年度までの計画によりますと、F86だけについて見た場合、御承知のように、百二十四機を保有するというのであるが、実際のこのジェット戦闘機の戦略目標は、大体どういう点に重点を置かれているのか。