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18781件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

1955-07-28 第22回国会 参議院 商工委員会 第35号

日本の場合を考えますと、ココムで一番強い制限を受けているのは戦略物資と申しますか、要するに鋼材等のようなものが一番制限のウェイトが強いわけです。ところが国内の産業界情勢では、貿易の振興をやるのにはどうしてもそういう鋼材等を輸出いたしたいという声が強いわけです。従ってどれだけでもいいから出したいという熱望があって、この委員会でも初めからそういう空気に包まれて質疑が行われておるのです。

栗山良夫

1955-07-28 第22回国会 参議院 内閣委員会 第36号

戦略的には第一線基地をたたくのは当然であります。それでも相変らず、国際情勢変化をいたした今日にかかわらず、安保条約制定当時と同じように、ソ連中共というものを一応の初手側の国としてアメリカ基地強化というものに日本が協力するところの義務があるか、あるいはそういう方法が果して日本の真の防衛ということになるか、この辺は今日は当然再考慮、再反省をされなければならない時期であろうと思う。

加瀬完

1955-07-28 第22回国会 参議院 内閣委員会 第36号

およそ一国の防衛計画するからには、自国に対する侵略の可能、その侵略予想国侵略径路及びその方法侵略使用兵器及び戦術、こういったものが種々検討をされ、その上に自国基本戦略が立ち、この戦略のもとに防衛計画が進められるのが当然であります。しかし、この点、政府の態度はまことに不明確であります。日本基本戦略構想ができていないはずはない。これは一体具体的にどういうものであるか。

加瀬完

1955-07-28 第22回国会 参議院 内閣委員会 第36号

加瀬完君 防衛庁の長官に伺いたいのでありますが、総括質問の折にも一応伺いまして、御答弁が時間を要するようでございましたから、あとでお伺いをするということにして打ち切っておきました日本戦略構想と申しましょうか、基本戦略の問題でありますが、他の委員からもたびたび同じ問題が出ておるのでございますが、当然防衛計画ということを立てるといたしますと、防衛計画に伴う動員計画といったようなことも考えられてこなければならないと

加瀬完

1955-07-28 第22回国会 衆議院 内閣委員会 第49号

ところがその後米ソ戦略的な対立国際情勢変化、こういうものに基いてアメリカの意向は変って参りました。アメリカ日本をみずからのアジアにおける前進基地に変えなければならない必要を感じて参りました。日本アジアにおける前進基地に変えようといたしますならば、この日本国憲法は非常な不都合なるものとなって参ります。不便利なるものとなって参ります。

飛鳥田一雄

1955-07-26 第22回国会 参議院 内閣委員会 第34号

この点は必ずしも日本だけに付する政策ではなくて、アメリカ極東における軍事配置戦略政策一環であろうと考えております。これは極東のみならず、アジアのみならず、ヨーロッパに対しても同じような情勢にあろうと考えております。すなわちいわゆるニュールック軍事政策でありまして、要するにアメリカ機動力を持つ海軍あるいは空軍力をもって対処しよう。

田畑金光

1955-07-26 第22回国会 参議院 内閣委員会 第34号

あるいはフィリピンと、あるいは台湾という工合に、大陸に対して戦略的な並びに戦術的な考慮の上に立って今日の戦略態勢を整えておる。つまり極東防衛のためにいろいろの態勢を整えているのだと思います。日本はそれと共同防衛の責任を持って、アメリカはソビエトと中国侵略するであろう国として、現に朝鮮の問題が起ったときには侵略国という烙印さえ押した。

堀眞琴

1955-07-26 第22回国会 衆議院 外務委員会 第37号

これに対して日本側といたしましては、日本貿易で立っていかなければならない国で、中共との貿易もやはり必要である、中共に対しては戦略物資は出さないことにしているし、平和的な貿易はぜひ続けたい、従ってそういう商社を一々吟味するというようなことはやめてもらいたいという趣旨で、しばしばいろいろなルートで話をしてきたのであります。

湯川盛夫

1955-07-26 第22回国会 衆議院 内閣委員会 第47号

在来政治家の多くが戦略、戦術常識に欠けておるとの通念は、新しい自衛隊の発足と並行して当然打破されるべきものであります。また戦後政治家の国家の防衛力について格段の関心と意見を持たなければならないことは、申し上げるまでもないのであります。すなわち政治常識でありますように、軍事もまた常識であるべきはずであります。

江崎真澄

1955-07-25 第22回国会 参議院 内閣委員会 第33号

どう考えましても防衛計画というものは、基礎的な軍事戦略経済財政防衛分担力というものの見通しが立たなければ出るはずがない。アメリカだって当然共同防衛という立場からならば、基礎的な軍事戦略というものが討議されておらなければならない。アメリカ分担分はどうで、日本分担分はどうで、ということが考えられておらなければならない。これは先ほども私は関連竹岡で伺ったのでありますが。

加瀬完

1955-07-25 第22回国会 衆議院 内閣委員会公聴会 第1号

西欧にとって、イタリアの赤化は、地中海の海上交通線があそこで断たれることを意味し、トルコ、ギリシャ、エジプトなどという戦略要域ソ連の手に帰し、それからイラン、イラク、サウジアラビアの油田地帯ソ連にとられる、とにかくこれは西欧にとって一大事だったのであります。そういうことが第一回会合の本議題だったのであります。

大井篤

1955-07-21 第22回国会 参議院 商工委員会 第29号

ですからこの二つの点をうまくやはりかげんしながら貿易業者というものは相手方が赤だろうが白だろうが、少くともいわゆるココムに許される範囲の戦略物資でない限りは商売はしていいわけであります。ですからこれをやりますにつきましては表立ってどうしてもできない。しかしできる場合についてはやはり組合か何かを作って、組合を通さなければならない。

野崎一郎

1955-07-20 第22回国会 衆議院 貿易振興に関する調査特別委員会 第14号

日本としては貿易で立っていかなければならぬのだし、戦略物資については輸出禁止統制、そういったことを相当行なっているのであるから、そういう差別的な取扱いはぜひやめてほしい、こういったとで議論をしております。ずいぶんこれは大臣のレベルでもやり、事務当局はもちろん、台北の大使館も交渉し、各面で交渉しておりますが、遺憾ながら今まで解決に至っておりません。

湯川盛夫

1955-07-20 第22回国会 衆議院 内閣委員会 第44号

現在のソ連平和攻勢は、スターリンの末期においてとられた一種の戦略転換でありますが、レーニンがかつて申しましたように、今二つ陣営があるが、ソ連の方が経済的に、軍事的に他の陣営に比べて弱いときには慎重な行動で臨み、できるだけ相手方の間に仲間割れを起して、互いにこれをかみ合わせる方針である。しかし一たんソ連の方が圧倒的に強い場合には、そのときこそ相手のえり首をつかむのであります。

大坪保雄

1955-07-20 第22回国会 衆議院 内閣委員会 第44号

と申しますのは、これにからめて私たちは米軍戦略転換というものを考慮していかないわけに参りません。御存じのように閉じ込め政策から巻き返し政策へ、巻き返し政策からニュールックヘ、そうしてセカンド・ルックヘとあわただしく米軍の作戦は転換をいたしました。これは主として武器発達、すなわち原子兵器発達に即応するもののようであります。

飛鳥田一雄

1955-07-15 第22回国会 衆議院 外務委員会 第31号

園田政府委員 李承晩ラインの問題はきわめて重大な問題でありまして、御指摘の通りにこの問題が防衛観点からも漁権庇護の問題からも唱えられておりますが、中共ソ連との関係からいえば、これに対立をしておるアメリカ共同体制にある日本が、スパイあるいはその他の戦略上の観点から、合意せぬということもあり得るのでありますが、共同体制にある韓国と日本の中に、そのような懸念は私はあまりないのではないかと思います。

園田直

1955-07-15 第22回国会 衆議院 本会議 第42号

拍手)  本予算補正の前提と相なっております、いわゆる日米余剰農産物協定そのものが、経済上に百害あって一利なきのみならず、政治的にも、アメリカ世界戦略一環としてのMSA体制日本を引っ込み、再軍備、憲法改正平和破壊への道を選ばんとする反動的な鳩山内閣の隠された野望につながるゆえんについては、今日まで数々の反対論が展開されてきたのでありますが、その後における客観情勢の推移というものは、ますますわれわれの

中村時雄

1955-07-14 第22回国会 衆議院 予算委員会 第30号

第三のグループは、原因はともかくとして、世界二つ陣営に分れておるということ、これが世界の今日の緊張の理由である、二つ陣営に分れることによって、イデオロギーの衝突戦略上の衝突ということが避け得られなくなっておる、これが国際緊張の一番大きな原因である。世界最強米ソ二大国を頂点として、東西両陣営世界が二分されておるという不幸な事態国際的危機根本である。

河野密

1955-07-13 第22回国会 衆議院 外務委員会 第29号

そうしてまた日本は本来の目的は、決してよその国を戦略爆撃とかそういうことはございません。日本の上空の防空ということが主眼になる、そういう点からいたしましても、なるほど近代防衛からして防空というものの重要性は認めなければならぬが、しかし能否の点からいたしましても非常に大きな防空力というものを持つことはできないと思います。そういうことを今考えているわけでございません。

杉原荒太