1954-06-30 第19回国会 参議院 建設委員会 閉会後第1号
そこで差当りの問題は何といつても災害を速やかに復旧、復興することであります。従つて例えば、お話にもありましたように建設省の見解或いは農林省の見解で行きますと、昨年の災害に対しまして補正予算と二十九年度予算で建設省側では三〇%程度、農林省では二八%程度、大蔵省では六〇%程度というようなおのおのの査定の基準を別に見て進んで行きますと、そういう結論になつて来ることは事実でございます。
そこで差当りの問題は何といつても災害を速やかに復旧、復興することであります。従つて例えば、お話にもありましたように建設省の見解或いは農林省の見解で行きますと、昨年の災害に対しまして補正予算と二十九年度予算で建設省側では三〇%程度、農林省では二八%程度、大蔵省では六〇%程度というようなおのおのの査定の基準を別に見て進んで行きますと、そういう結論になつて来ることは事実でございます。
それから最後の復興、復旧の問題でございますが、これにつきましても、少し独断的意見であるかも知れませんが、こういう復旧、復興、或いは今度の水害の百億の大きな災害費というものを背負わなければならん、こういうふうに皆さんから考えられることは、公共企業体だからということもありましよう。併しその根本には、どうも国鉄というものは独占企業である、こういうふうなお考えからこれは根ざしておるのではないかと思います。
併し又同時に余りに同年度の収入のみに依存し過ぎておることも、これも私どもは見逃し得ない点でありまして、これが若し民間企業でありますならば、必ずや後年度に繰延べて後年度の利用者がこれが国鉄の復旧、復興の御利益を一番受ける諸君でありますから、後年度に繰延べるということは勿論次の財政金融政策に関連するのでありましようが、国鉄の事業というものが国家的に極めて肝要な事業でありますならば、そう私は思いますが、今少
かような状況のために、国土の大半はまさに荒廃の中にさらされておりますことは極めて遺憾なことでございまして、速かにこれが復旧復興を図らなければなりません。
こういうような状況は、何と申しましても速かに復旧、復興を図らなければならんのであります。
勿論独立採算ということは、いやしくも公社の建前をとります以上は当然のことでございましようが、併しそれにいたしましても、毎度申上げることでありますけれども、戦時中における被害に対する復旧、復興という非常に大きな国民的な要請を一方において背負わされておる。
そこでお尋ねいたしたいことは、そういうような情勢に置かれておるとは申しましても、六、七月以降累次に亙つて発生をいたしておりまする本年の災害、しばしば述べられておりまするように全く未曾有の大災害でありまして、一刻も早くこれが復旧、復興を期せなけりやならんということもこれ又必然の要請であると申すべきであると思います。
私どもは決して運賃値上げが正しいとか正しくないとかいうようなそういう意見を申すつもりはないのでありますけれども、まあそれならそれといたしまして別に只今の特別な復興、復旧というような面にいま少し財政資金等の援助ということが考えられますならば、則ち私鉄並みの自己資金による復旧、復興の事に切換えられますならば、今の運賃でも十分やつて行ける、即ちいろいろな点において国鉄に今無理がかかつておる。
以上によりまして、今回の水害地調査に基く実情の概要の報告を終りたいと思いますが、特に重ねて申し上げておきたいと思いますことは、飯米の問題、すなわち生活を安定させてその後に復興させるというようなことに特に力を入れなかつたならば、この復旧復興というものは、非効果的で非能率的になるのではないかということを痛感いたしたような次第であります。 以上をもつて私の班の報告を終らせていた、だきます。(拍手)
財政の復旧復興はその基盤たる産業経済の繁栄に待たなければならないのでありますが、本県の主要産業たる農業及び林産業は今次災害により大損害を被り、前者については水田のみでも約五千町歩が流失埋没し、後者については八十万石の貯木材を流失したるのみならず、山地に残された立木が根附のまま流失したものが少くないのであります。
この決議に対し、政府は常に、「決議案の趣旨を尊重し、努力し」、或いは「諸般の計画を考慮し」、或いは「大いに復旧復興に努める」等の言葉を以て答えているのであります。これらの決議の趣旨が、右の答弁のごとく本当に尊重され、具体的施策に移されていたならば、このたびの六月下旬より七月上旬にかけての大水害は恐らく非常に軽減されていたと信ずるものであります。
従いまして、今度の予算修正等の意見が出ております際に、私は、とにかく今日もし節約し得る面があるならば、この場合災害対策費に持つて行くというようなことが、私個人としては一番適切だと思つて、そういう主張もいたして参りましたけれども、いずれにいたしましても、復旧、復興がそのためにおろそかになるというようなことは、これはもう国として責任上許すことのできないことでございます。
この三百余億の被害額につきまして、これが復旧、復興のためにどの程度の資金を必要とするかということにつきまして、実は只今各金融機関を挙げまして、それぞれの取引関係を調査いたしております。その所要資金額は今のところまだ判明いたしておりません。
これの復旧、復興に際しては、私は死力を尽して当りたい。あるいは今お説の通り、予算等の問題についてはなかなか難関にぶつかることが多々あると思いますが、万難を排して、私は閣議でも大いに闘おう——闘うという言葉はおかしいが、大いにやるつもりです。深き決意を持つておることだけは、はつきり申し上げておきます。
ただ今後復旧、復興が進むにつれまして、復興資材の運搬をやらなければならぬのでありますが、そのころまでには複線の開通ということになりますから、そう大した混乱を起すようなことはないというふうに考え、万全の対策を講じております。
せつかく今予算の審議の最中でありますが、大臣は、予算の組みかえを要求して、大幅なる災害に対するところの復旧復興の方策を立てられる腹を持つておられるか。さりとて、組みかえができないとするならば、新しく予算を要求して、今の二十八年度本予算に対してもつと追加計上して、今度の災害を早急に復旧復興する対策を立てられる考えを持つておられるか、その点を伺いたいと思うのであります。
吉田総理大臣は病気だと伺つておりますが、できれば吉田総理大臣の病気のまくら元で臨時閣議を開いてでも、本復旧復興に対して思い切つた予算的措置を講ぜられるように御尽力を願いたい。ことに、私は先ほどの答弁を伺つておつて、本年度予算内の予備費等のごときでは、これはとうていおつくはずがなかろうと思うのであります。
○山下(榮)委員 ただいまの説明の中にもございましたように、復旧復興の事業が三年、五年と遅延をして、あるいは戦後において打切りのやむなきに至つたものもある、こうおつしやつたのでありますが、まことにその通りでありまして、それがために地方では多くの災害と迷惑をこうむつておるのであります。
こういうことに対して、建設当局は、災害に対する恒久的な対策として、復旧復興の施工技術ということだけではなく、計画的な設計計画ということに対しても、深く御考慮をなさつておられなければならないはずであると思つておるのであります。そういう日本の年々重なるところの災害に対する、根本的な当局の方針を伺いたいと考えるのであります。
しかして、国鉄の支払い能力については——、国鉄経理で最も注目すべきことは、戦災に伴うところの復旧、復興、戦時中の酷使並びに修繕不足によるところの老朽荒廃に対する修繕の要求が非常に強い点にあります。戦後、国鉄が公社となるまでは、工事経費は財政資金でまかなわれて参りました。すなわち、昭和二十年から二十四年に至るまでの工事経費五百億のうち、国鉄の自己資金によるものは、わずかに十八億にすぎません。
○片岡文重君 支払能力の点について若干の異なつた意見を持つておられるそうですが、どこにお持ちになつておられるかわかりませんが、ではこの点で一つお尋ねしたいのですが、この支払能力の第四項を見ますると、本年度は工事経費として運輸収入の七四%をさいてこの荒廃の復旧、特に戦災に伴う復旧復興等がなされておる、それから戦時中の酷使、修理不足による老朽荒廃に対する修理もなされておるやに私には考えられるのですが、こういう