1984-03-03 第101回国会 衆議院 予算委員会 第16号
どう変えられたかというと、弾道ミサイル防御システムというものに触れて発言をされているのです。防衛庁の古川参事官もその際これについて発言をしておるわけですけれども、つまり、打ち出された例えばソ連ならソ連のミサイルを宇宙空間において爆発をする前に撃ち落とすのだ、こういうことを言っているのですね。
どう変えられたかというと、弾道ミサイル防御システムというものに触れて発言をされているのです。防衛庁の古川参事官もその際これについて発言をしておるわけですけれども、つまり、打ち出された例えばソ連ならソ連のミサイルを宇宙空間において爆発をする前に撃ち落とすのだ、こういうことを言っているのですね。
米国が明らかにしている弾道ミサイル防衛構想も、あくまでも弾道ミサイルに対する防衛を基本としているものと承知しております。
○安倍国務大臣 そういうふうに受けとめられておりましたら多少舌足らずの点があったかとも思いますが、私が言いましたのは、アメリカの国防政策というのは本来防衛的なものだ、そして弾道ミサイルの話がちょうど出ましたけれども、弾道ミサイルは防御的な兵器である、防御的なものである、そして日本の武器技術の供与については、あくまでも安保条約の運用あるいはまたアメリカの防衛力の向上、そういうものを踏まえて自主的にやるのです
○安倍国務大臣 私が発言をいたしましたのは、要するにアメリカのそうした武器、例えば宇宙弾道ミサイルといった武器、我々の知り得た知識ではこれはあくまでも迎撃用のものである、ですからこれはアメリカにとってはあくまでも防御的なものである、こういうような認識を持っております。
まず外務大臣に伺いたいと思うのですが、外務大臣は二月二十日の衆議院の予算委員会で、宇宙弾道ミサイル防衛システムについての質問の中で、弾道ミサイル計画はアメリカにとってはアメリカの安全保障、防御的な兵器だから、将来武器技術の供与ということがあっても、防御的なものであって安保条約のいわゆる効果的運用ということで理解されれば供与されるものであろうと思う、こういう趣旨を答えられております。
○安倍国務大臣 私が防御的兵器と言ったのは、今の弾道ミサイルですか、その質問が出たとき、弾道ミサイルというのは要するに攻撃してくるミサイルを迎撃するための防御的兵器だ、こういうふうに理解している、こういうことで申し上げたわけであります。
○近江委員 去る二月一日に発表されましたアメリカの八五年度の国防報告によりますと、弾道ミサイル防衛システム、BMD、これの研究開発費が十七億ドル組み込まれておるわけでございます。それからまた衛星破壊兵器、これの開発も認められておるわけでございます。
このポイントは、打ち出しました弾道ミサイルというものが到着する前に落としてしまおう、飛び上がった瞬間、あるいは空中を、宇宙間を飛行している瞬間、あるいは最終のターゲットに近づいた瞬間において落としてしまおう、いずれにしても爆発する前に落としてしまおうという戦略でございまして、ある意味では画期的な一つの考え方でございます。
○安倍国務大臣 今、古川参事官も言いましたように、弾道ミサイル計画というのはアメリカにとりましてはあくまでもアメリカの安全保障、防御的な兵器ですから、そういう面でまた日本から、これは将来のことですが、たとえ武器技術の供与ということがあったとしても、あくまでもこれは防御的なものであって、いわゆる平和を守る一つの手段、安保条約のいわゆる効果的逆用という中で理解されればこれは供与されるものであろう、こういうふうに
それによりますと、弾道ミサイル装備潜水艦――潜水艦は大きく分けて三つ種類がある、もう御承知だと思います。弾道ミサイル装備潜水艦、これは原子力推進とディーゼルエンジンと二つに分かれる、SSBNとSSB、これは合わせて三十一隻。これは戦略核ですから、まさかタンカーに撃たないと思いますね、商船に。この三十一隻を百二十一から引かなければいけない。そういう運用をなさる。
これを裏書きするごとく一九五九年五月米軍がアイスランド沖で写真撮影に成功したソ連大型潜水艦は、Z型の艦橋構造物を後方に延長して大型弾道ミサイルを垂直に格納する構造になっており、米国のポラリスのごとく水中から発射できるものと推定されている。ただし射程は五百哩程度で搭載数も僅か二発らしい。しかしとに角、ソ連が米国に先んじて改造型とはいえ弾道ミサイル発射潜水艦を洋上に行動させている事実は注目に値する。
この二つがソ連の戦略弾道ミサイル潜水艦の二大基地として配置をされたわけであります。ただ、一九六〇年代は潜水艦発射のミサイルの射程が非常に短うございましたから、ペトロパブロフスクに配置をされた潜水艦も、アメリカの西海岸まで行って射撃をしなければアメリカ本土の中心部には届かなかったわけであります。
それから、SS20というのは中距離核戦力ですけれども、これはICBM、大陸間弾道ミサイルにも改造できるわけですし、それから長いICBMはまたINFとしても使用できるわけであります。要するに危険なのはSS20だけではないということであります。ソ連アジア部のSS20だけなくなれば北東アジアは安定するというわけではないということであります。
○中曽根内閣総理大臣 われわれはレーガン大統領のゼロオプションを強力に支持して、いまでもその基本の線に立っており、アジアや日本の犠牲においてこの中距離弾道ミサイルの問題が解決されるようなことが絶対ないように何回も念押しをして、今後ともそういう態度を持続してまいるつもりであります。
○政府委員(山下新太郎君) 先生いま御指摘のとおり、三月二十三日に国防政策に関しましてレーガン大統領が演説をやったわけでございますが、その中で御指摘の大陸間弾道ミサイル防御システムが一つのアイテムとして取り上げられたわけでございます。
○山中郁子君 ちょっと論弁にもならない、わけのわからない御答弁としか受け取れないのですけれども、ちょっと端的にそれじゃお伺いしますけれども、アメリカの科学者が反対し、もとの政府の高官もこぞって反対しているこの戦略弾道ミサイル迎撃システムに人工衛星を利用するというような構想をまさか支持するという立場に立っていらっしゃるわけではないのでしょうね。——ちょっと政務次官に伺っているのです。
○山中郁子君 しかもレーガン政権は三月二十三日、レーガン大統領の国防演説の中で対ソ戦略弾道ミサイル迎撃システムの研究開発計画を明らかにいたしました。
○前川委員 慎重どころか本当にこれは米ソの間の核の均衡、つまり弾道ミサイル型の潜水艦の通過を防いでしまうということになりますと、核均衡が崩れるということで、ソ連としては死にもの狂いになりますね。
○前川委員 ですから、米ソ間の戦略潜水艦、あるいはその戦略潜水艦である弾道ミサイル潜水艦を護衛するための攻撃型の潜水艦、それを含めて日本の海上自衛隊が機雷なりなんなりで防いでしまうということは、過剰な自衛力の行使ではないかと思います。 それから、これはワインバーガー報告ですが、潜水艦じゃなくて、今度は水上艦艇が八十隻以上ウラジオには配置されているそうです。
たとえばこれはワインバーガー国防長官の発表した八三年のソ連の軍事力によりますと、ソ連の太平洋艦隊には弾道ミサイル型、これはディーゼルを含めて三十隻ある。この弾道ミサイル型潜水艦は戦略核を積んだ潜水艦であって、日本に対して向けられたものよりか米本土に対して向けられたものであることは常識であります。これを阻止することが日本の自衛権の範囲に入るとは思えない。
その核積載艦の中にSSBN、つまり弾道ミサイル原子力潜水艦ですね、トライデント型原潜というふうなものがいま西太平洋上にはもう配備されているわけなんですが、それもいわば核積載米艦艇のうちに入るんですか、入らぬですか。
しかし、実際上はあり得ぬということになれば、シーレーン防衛のために、P3Cを初めとして、さまざまなシーレーン防衛のための航空機あるいはまた艦艇を政府は五六中業の中で購入しようとしているわけで、アメリカのSSBNは隠密行動をとっているから事実上は発見不可能であろうというんであれば、ソ連の、あるいはまたそのほかのそれぞれ弾道ミサイル原子力潜水艦も、これも同じように発見ができないということであって、P3C
弾道ミサイル防御体系を宇宙空間まで広げるという構想であり、それの作業の開始ということであろうと思いますが、これについて外務省としてはどのような評価をしておられるのでしょうか。
外務大臣御案内のとおり、三月二十三日、レーガン大統領が対ソ戦略の弾道ミサイル迎撃システムの研究開発の計画を明らかにしたわけですけれども、これは宇宙戦争時代の幕あけを意味する非常に危険な構想ではなかろうかと私は思うわけですね。つまり衛星を軍事の情報収集だけではなくて戦略弾道ミサイルの破壊に使う。
○和田静夫君 三月二十四日にイーグルバーガー国務次官が対ソ核弾道ミサイル迎撃システムに日本の技術協力を期待する旨の発言を行ったとされているわけでありますが、これにはどういうふうに対処されますか。
○峯山昭範君 もう一つ、これは先ほどの問題と多少関係がありますけれども、憲法上わが国は他国の脅威となるような爆撃機、弾道ミサイル等の攻撃的武器は持てない、これはどうですか。
確かにアメリカは、一九六八年以来、ICBM、つまり大陸間弾道ミサイルとSLBM、つまり潜水艦発射弾道ミサイルの総基数に関して、それぞれ一千五十四基と六百五十六基に達した後、これら二つのミサイルの総基数を一切ふやすことなく、ソ連に追いつかれ追い越されるに任せております。
本件の交渉につきましては、米国は、最大の不安定要因となっている地上発射弾道ミサイルを大幅に削減することによって抑止力を強化をし、軍備のバランスを安定させるため、まず弾道ミサイル数及び弾頭数を制限し、その後投射重量を制限するといういわば段階的な削減をこの交渉において目指しておるわけですが、これに対してソ連は、ソ連及び米国の現有戦略核兵器全体についての数量的な凍結を実施し、次いで削減すること、及び同時に
STARTとは戦略核、大陸間弾道ミサイルの削減交渉でございまして、これは去る二月二日から並行的に開始されております。これはINFと不可分の関係にある重要な交渉でございます。
特に西独ではこの三月六日に総選挙がございまして、その総選挙の一番大きな問題は、ソ連がヨーロッパに向けて配備をしておりますSS20という中距離の核ミサイルに対してアメリカでつくりますパーシングIIという中距離の弾道ミサイル、それからトマホークという地上から発射いたします巡航ミサイル、巡航ミサイルの方はドイツを含めてヨーロッパの五カ国に配備することになっておりますけれども、特にパーシングIIは発射後数分