1951-12-07 第12回国会 衆議院 議院運営委員会 第24号
現在の選挙法は一九四九年に制定しましたので、一九四九年法と称しておりますが、もちろん御承知のように一人一区制の小選挙区制でございます。有権者の数は、大体一区五万人を限度としておりまして、四万五千から六万ぐらいのところでございます。選挙費用は、制限費用として規定しておりますのは、都市が四百五十ポンドでございます。
現在の選挙法は一九四九年に制定しましたので、一九四九年法と称しておりますが、もちろん御承知のように一人一区制の小選挙区制でございます。有権者の数は、大体一区五万人を限度としておりまして、四万五千から六万ぐらいのところでございます。選挙費用は、制限費用として規定しておりますのは、都市が四百五十ポンドでございます。
○国務大臣(吉田茂君) 私は持論としては、私見としては小選挙区制がいいと思います。併しこれを実行するかしないかは、只今党においても研究中であります。
○山下義信君 私は内政と最も重大な関係のありまするのは、言うまでもなく国会のあり方であり且つ又その根本は選挙制度にあると考えるのでございますが、伝えられるところによりますと、総理は小選挙区制につきまして相当の熱意を持つておられるということでございまするが、果して総理は小選挙区制を御賛成になつておられるのでありますかどうか、この機会に承わつておきたいと思います。
そういうときに、たまたま小選挙区の代表である英国において総選挙が行われる、これを実地に視察することが、一挙にそういう問題の解決に役立つだろうというようなことから、自由党、民主党及び社会党の幹部の間で、国会からこの視察団を派遣したいという話がきまりまして、正式に事務総長の方に申入れがあり、事務総長が議長、副議長に相談の上、これを国会の運営委員会にかけて決定する、こういう運びになつておることを承知しております
○石田(一)委員 これは、三党の幹事長、書記長から申し出たというのですが、小選挙区制にする方がいいという材料を求めに行くのですか。
○石田(一)委員 それだつたら、小選挙区制でやつている英国一つの選挙を視察に行つて何の効果があるのですか。それ以上にいいところがあれば、それをも視察に行かなければ効果はない。それを、この際公職選挙法については小選挙区制を採用するという声の強いときに、長い間民主的訓練によつてなされている英国の小選挙区制を見に行けば、日本よりいいにきまつている。日本のようにだらしない選挙をやつているところはない。
○石田(博)委員 ただいま事務総長の御発言の中に、特に小選挙区制云々という御発言がありましたが、私どもの了解しておりますところでは、小選挙区制というところに調査の重点が特にあるわけではなくて、現在デモクラシーの先進国であるイギリスにおいて、たまたま選挙が行われておるのでありまして、又選挙法の改正についても、小選挙区制云々ということは、選挙法改正の審議会、つまり院外の機関において意見を発表されたことは
○立花委員 そうするとごらんになつたものと、今御報告願つた委員が調査なさつた分の中で、きようの新聞なんかに載つております小選挙区の問題、それに関する要望がありましたかどうか。私はこれに目を通していないのですが、この中にあるかどうか、今御報告なさつた中にはなかつたと思うのですが、話の中に出て漏れておるようなことがありはしないか、それをひとつ御報告願います。
それから(4)選挙区制に関しましていろいろ意見があつたのでありまするが、(イ)衆議院議員の選挙は、小選挙区とすること。(ロ)参議院の全国選出議員を廃止し、地方選出議員のみとすること。(ハ)都道府県会議員の半数は、都道府県の全区域において選挙するものとすること。
二人または三人—三人を標準として二名または三名くらいの小選挙区制がよいのではないかという意見もありますので、選挙区の検討は今後続けてやつて参りたいと思つているものでございます。 最後に、もう一つだけつけ加えますが、これはとりも直さず、新聞の報道と評論の自由についてでございます。
イギリスのように、小選挙区ではありまするが、そのかわり日本のように公営が徹底しておらない国におきましても、法定制限額というものは議員の一年間の歳費よりも少ないのであります。そうして、それは厳格に守られているのである。そのくらいでなければ、とうていたびたび選挙をやることはできるものではないのであります。
次に、衆議院の選挙区制の問題でありますが、現行の中選挙区制は、過去において行われました大選挙区制並びに小選挙区制とも幾多の弊害を伴つたことを理由とし、その弊害を除去することを忘れて、ただ漠然と、その中間であるところの中選挙区制を採用しているというにすぎませんが、この中選挙区制も、必ずしも前二者に対して完璧な選挙区制とは申されません。また幾多の弊害を認めざるを得ないのであります。
即ち具体的に申しますと、一方において中乃至小選挙区の主張を飽くまでもされるわけですが、その中小選挙区の主張をされる余りに全國選挙制というものを全然認めないということになつてしまう。衆議院において中小選挙区による選挙が行われ、参議院においても二百五十名中百五十名について地方選挙制が行われておるという事実がいつの間にか無意識的に忘れられてしまう。
まつたく小選挙区の制限選挙区の弊害にかんがみてこんなことをやつたのがもとであります。今もその残骸が残つておるのでありますけれども、今日選挙区が廣くなるし、ほんとうの普通選挙になつて、少くとも三万五万の投票を獲得しなければ当選しない場合において、戸別訪問などで選挙が爭えるものではない。のみならずこれは非常な不公平であつて、あるものは戸別訪問をやつたからといつてつかまえる、あるものは解放されておる。
これは單なる小選挙区時代の弊害ではありません。もしこれを今日、中選挙区におきましても、あるいは大選挙区になりましても、戸別訪問を自由に許すということになつたならば、これが絶えるかと言つたら絶えません。おそらく第一に手を着けるものは戸別訪問團を組織することでありましよう。それが勝敗の決定点になりましよう。たとえば私でありましたならば、あの村のどういう人をかり込む。
第一は多数代表法の場合でありまして、この場合に小選挙区、中選挙区、大選挙区と考えられるのでありますが、これと投票制度とを関連いたして考えました場合におきまして、小選挙区の単記制、中選挙区の完全連記制、大選挙区の完全連記制が多数代表法として一応考えられるのであります。
小選挙区ということでありますが、これはもう賛成者はないのでありまして、私も絶対に反対であります。これは問題にならない。 次は現今の中選挙区でありますが、中選挙区と投票の方法であります。三名以上五名以下の選挙区において単記投票をやるのが現行制度であります。もう一つは制限連記であります。
○野村委員 衆議院議員の選挙区に対して、現在の現実から直視しまして、極端な小選挙区は実情から見てにわかに賛成できないと思います。しかし今とつております中選挙区制においては大選挙区制に近い性格を持つている地区が相当あります。こういう点から、また反面各政党の現在の配置、あり方、これらから見まして、大体二人区ないし三人区制度が最も妥当であろうと考えております。
日本に二大政党という、実際上の政党ができますためにはいろいろな手段、方法がありますが、やはり選挙区について考えますならば小選挙区で、中選挙区、大選挙区でやられますと小党が分立して、政局の安定を欠いて、議会政治の運営にいろいろな欠陥ができると思うのであります。
○小川(半)委員 私は選挙区制を小選挙区とするか、あるいは中選挙区とするか、大選挙区とするか、大体この三つの大きな問題のうち、ただいま中選挙区の御意見が出ましたが、私も中選挙区に対しては、賛成であります。小選挙区の弊害はどこにあるかと申しますと、大体選挙区が小さいと、その地方のボスが跳梁するおそれがあります。
この間に選挙の何といいますか理窟から言えば、小選挙区よりも全國区ということになれば最も理窟の方ではいいわけですから、全國区というアイデアが正しいものを持つておるということは否定できないと思います。問題は結局テクニックにあると思います。
小選挙区と大選挙区とどつちがいいか、十分に研究してしつかりした結論を出して貰いたいというようなことを申しますが、しばしば私もそういう注文を受けますが、これは恐らく不可能ではないか。現に学者自身が或いは小選挙区の方がいい、大選挙区の方がいい、それぞれ意見が違いますが、それは決して客観的な研究実驗の結果得た結論が出るというわけには行かない。
即ち衆議院は中選挙区又は小選挙区でありまして、そうして成るべく地方的の代表者を出して行く。参議院の方はそれに反して全國的の人材を出して行く。
また全國区による比例代表制としますれば、参議院の職能学識経驗者としての、政党よりも個人の識見ないし職能性を重んずべき性格より、妥当性を欠くきらいがあるまた衆議院との振合いにおきまして、衆議院を小選挙区制にして参議院を都道府縣別制一本とするという意見もありますが、地域代表制にのみ偏しまして、職能をひとしくする群あるいは学者、いわゆる学識者層あるいは経驗家別等の代表を含むことが非常に困難になります。
○北條秀一君 先程私は一の場合に小選挙区制の関連において話したのですが、この定員制については参議院、衆議院ともに相当私は考えて行くべき必要があると思います。
ただ昨日もちよつと触れたのでありますが、小選挙区制度の問題であります。理事会において準備されまして昨日決定しました選挙法改正に関する要綱案によりますと、いろいろな要綱が中にあるのでありますけれども、小選挙区或いは大選挙区というものと議員の数というものは不可分に考えて行かなければならんじやないかというふうに考えます。
それからイギリス、アメリカ、いわゆるアングロ・サクソン系の國では小選挙区制をとつております。まあ挙選区多数代表、少数代表というような点に関連をいたしまして、投票の方法として申上げますというと、大体主な世界の國を比較いたして見まして、只今のように比較代表をとつておりますものと、小選挙区で且つ單記で投表しております英米と、まあこういうふうに大別できるのではないかと思います。
○吉川末次郎君 小選挙区と言えば大体において一人一選挙区のことを小選挙区というのがそういう観念になつておると思いますが、衆議院の選挙区については、吉田首相は二大政党主義をイギリスのように、或いはアメリカのように理想に置いていられるようでありますから、二大政党対立主義ということを、憲政の運用上一つのルールにして行こうという考えから言えば、これは小選挙区制と結びつけて行かなければならないことになるだろうと
何故かと申すならば、衆議院も参議院も共に中選挙区、或いは小選挙区、こういう形で行われるならば、これは選挙がダブッテしまつて、参議院の存在を結果において否定することになるのであります。
○北條秀一君 私は中選挙区とか、小選挙区の話が出たのですが、これは一應皆さんが漠然と概念を持つておられると思うのでありますけれども、実際には中選挙区、小選挙区というのはどういうものでと皆さん考えておられるか。それをはつきりしなければいけないと思うのです。
私は衆議院議員選挙は小選挙区二人一区がいいと思つている。それは、今日の民主政治というものは、人民の政治であるけれども、同時に代議士諸君は選挙人に教えなくてはならぬ。教えるというのは、國民の代表者でおいでになるのですから、國民からも教えられると同時に、國民に対して教えなければならぬ。ともかく人民の政治というものは、人民が賢明でなければだめだろうと思う。
それで小選挙区一人一区ということになりますと、ほとんど全選挙区から民自党だけが出て、ほかは、たとえば國民の七割までが民自党であつて、三割が他の会派であつても、他の三の力というものは全部押えられてしまつて声をひそめるという形は生れて参りませんでしようか。その御心配はないでしようか。
ところが小選挙区になりますと、日本全体からいえば、馬場さんでありましたならばえらい人だといつて名前だけでも票が集りますけれども、たとえばあなたが高知にお越しになつてやりましても、なかなか小選挙区の限られた小地域の人々には徹底しません。
單記移讓式の方法によつておりましたのは、英本國のうちの大学選挙区だけでありまして、御承知のように英國は小選挙区制で、一人一選挙区になつておりますけれども、ケンブリッジとかオツクスフオードとか、その他大学のありますところだけ特に選んで大学選挙区というのが設けられ、ここは二人、三人という議員を比例代表制によつて選挙いたしております。
たとえば参議院の全國区をどうするか、衆議院は小選挙区でするかせぬかということが前提條件である。これをきめてから選挙法を改正しようというのがわれわれのねらいである。そこで参議院の地方行政委員会においてもこれを取上げておりますけれども、まず全國区をどうするかということが問題なんです。この際できれば選挙法改正は衆議院の特例法にちなんでやつて行けば樂ではないかという意見が、現在では強いんです。
をするというのは意味をなさない、これが一つの議論でありまして、これは、つまり実際家の言わんとするのは選挙人と被選挙人が顔もよく知らない、名もよく知らないといつたようなときに全國から投票して集めるなどということはとてもありうべからざる結果を生み出すのであつて、若しそんなことをやつたとしても、これは名目だけのことで、実は狹い地盤だけの投票で以てその人の運命が決るのであつて、中選挙区は止めて、すべて府県單位の小選挙区