1947-12-07 第1回国会 参議院 本会議 第64号 遺傳学も現在相当の進歩を見、各分野に亘つて実用化の域に達した業績も少くないが、現下の危機において、この應用化は最も重要なことである。第二に、人口の問題においても、日本民族が世界文化発達に貢献するには質的な向上が大切である。これがためには、遺傳学的研究に基礎を置かなければならない。我が國の遺傳学の発達は、生物学、農学、医学会各方面の学者の協力による結果に外ならない。 塚本重藏