1947-09-20 第1回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第19号
○小坂政府委員 川島さんの御質問に對しての私の答えが、抽象的であつた點についてお叱りを受けたわけでありますが、私の基本的な考え方というものは、きわめて明白であると思います。つまり私の考えとしては、災害者の心をもつて忠實に事に當るということを言つておるのであります。具體的な問題として葉梨さんのただいまの御質問でありますが、實は私はこの問題についてかかる御質問のあることを豫期いたしておりました。
○小坂政府委員 川島さんの御質問に對しての私の答えが、抽象的であつた點についてお叱りを受けたわけでありますが、私の基本的な考え方というものは、きわめて明白であると思います。つまり私の考えとしては、災害者の心をもつて忠實に事に當るということを言つておるのであります。具體的な問題として葉梨さんのただいまの御質問でありますが、實は私はこの問題についてかかる御質問のあることを豫期いたしておりました。
少くとも政府においては緊急の事態に處する緊急の根本的、基本的な對策というものは、抽象的であつてももうきまつていなければならぬと私は思う。今の答えによりますと、まだ漠然とした對策であつて、何ら得るところがないような形でありますが、この際一日も早く政府においてそういつた迅速果敢な對策を決定して、それを世間に發表するだけでも、被害者に與える大きな心理的好影響をも併せ考えられるのであります。
然るに日本國憲法におきましては、民主主義の徹底と基本人権の確立、この二大原則の徹底を図る意味からいたしまして、この憲法第十七條が規定せられました次第であります。この國家賠償法なるものは、この憲法第十七條の骨組に対しましていわゆる肉附けをいたす法案でありまして、誠に重要なることは申すまでもない次第であります。
この新憲法実施以後、基本的人権の尊重という点におきましても、この檢察檢拳のやり方という点におきましても、從來とまつたく面目を改むべきことは当然でありまして、古い頭、古い意識をもつて國民に対すべきではないのであります。このことは、機会あるごとに、政府当局といたしましては檢事に訓示いたしておるのであります。
かような意味から言つて、中小商工業の対策は、まず基本においてその軌道に乘つたと言わなければなりません。 複雜なる中小商工業の内容、ただ一口にかように呼びなして対策を立てておりますことのいかにも不合理であります点は、同じ商業でも、純然たる商業、そうしてまた商業と工業とを兼ねているような業態もありますし、そのまた商業の中にも、小賣商もあれば卸賣商もあり、問屋のような業態の特色のあるものもあります。
それからもう一つは、六十三條はこの職業安定法の中でも最も重要なる部分を占める、いわゆる今までの基本的人權を侵して勞働者の搾取をせられたところの、そういう人々に對してのこれは制裁であるわけであります。從いましてこのようなものは關係先の御意向もすでにはつきりしておりますように、最も冷嚴なる制裁を加えるべきものだと私は考えるのであります。
○山田節男君 若し今大臣が仰しやられるような御意向でありますならば、實際問題として不介入という意味は、惡くすると、勞働基本權、いわゆる團體交渉權、或いは未組織を組織化する、或いは場合によつてはストライキの權利も否認するという事實になる虞れが多分にあると存じます。
次に、官職の基本といたしまして、まずすべての國民はこの法律の適用について平等に取扱われ、人種、信條、性別、社會的身分または門地によつて差別せられないという根本基準を定めました。
憲法の十一條、十二條によりましても、基本的人権の享受を妨げられない。また國民の權利は憲法によつて保障されるということを、新憲法が明らかに規定しておる。
ただここへ私權は個人のために存するということを強く出す必要がないということは、私權というものが、そもそも個人の幸福に奉仕する權利なんで、憲法もあらゆるところで個人の基本的人權を尊重し擁護しておるのでありますから、むしろすぎたるくらいのものであるから、そこでこの私益に奉仕する民法において、必ずこの背後には公共の福祉があるのだぞ、それを忘れてはいかぬぞということを明らかにしておきたいということだけのことでありますから
まず現在の状態を基本として考えていかなければならないと思つているのであります。御承知のように勞働の力、總力と申しまするか、それと、生産の結果との間の釣合いもうまくいつておりませず、今まで一人でかかつて仕上げたものも、今日は三人がかりでやらなくてはならないというような状態でありまするし、三人がかりでやりました仕事の總體の成績も今までのようにあがつていない。
○倉石委員 米窪國務大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、米窪さんは、昭和二十一年の十二月一日の「實業之日本」という雜誌に、完全雇傭の問題について書いておられるのでありますが、その中で、完全雇傭の問題を「例のニユー・デイール・ポリシイとして、國家の基本的政策として取上げられている。
○井上政府委員 第一點の本委員會で御決議になりました供出對策の基本要綱については、各項目を檢討いたしますと、政府としても可なり檢討を加えなければならぬものがございます。これらのことはいずれに後ほど具體的にいたしまして、この點とこの點はさらにもう一度檢討を加え、研究を加える必要があるというような、結論をつけまして、申し上げたいと存じます。
梁井 淳二君 中村元治郎君 山口 武秀君 出席政府委員 農林政務次官 井上 良次君 農林事務官 山添 利作君 委員外の出席者 議 員 松本 一郎君 専門調査員 片山 徳次君 専門調査員 岩隈 博君 ――――――――――――― 本日の會議に付した事件 食糧供出對策基本要綱
第三點は供出の基本理念についてこの際明快にしていただきたい。これはなぜこんな問題を申し上げるかと言いますと、供出は賣買ではない、取引ではないというような常識的な印象をもつような處置が、戰争中はとにかく、戰争が終わつた今日も現にあるわけであります。とるものは一年も先にとつておいて、まだ支拂がこのごろできるというような――食糧はそうでもありませんが、繭價格のごときはそうなつておる。
○姫井伊介君 第六條に關係してでありますが、この勞働需給は單に求人求職に俟たないで、現在の我が國の經濟情勢に應じまして、政府の持つておる産業政策に先ずこれをいたしまして、必要なる産業に對して必要なる勞働力、これの基本計畫を先ず立てられまして、それに即應するような一つの誘導、指導といつたようなものが背後に大きな力をなさなければならないのじやないか。
いわゆる憲法で保障された團體交渉權というものに對して、或いは抽く行けば非常に罷業に對して、インターフエヤーというが、干渉するので、これは私は非常に危險なものでありまして、先程上山局長が説明されましたのを聽きました程度では、むしろこの第二十條の第二項は、原委員が指摘されるごとく、これは勞働の基本權に對して非常な危害を及ぼすということになる虞れが多分にあると思います。
先程大藏大臣が今後治山治水の問題について十分考慮するという御言明をされ、更に委員長が大藏大臣の發言を多とされたのでありますが、私は東北六縣に對して應急對策も取らずに、漸く今頃になつて應急對策を取るというような基本的な態度では、言葉は成る程綺麗ですが、實際にこれを實行するとなると、政府は財政の關係その他でなかなかやれないという逃げ口上を言われるのではないかと懸念をしておるのであります。
それに對してわれわれは基本的な根本對策、あるいは應急對策等に關する御協力を申し上げたいと思うのであります。それからこういう一點を伺つておきたい。最近内務省の一角より、あるいは都道府縣土木部長等が、災害の復舊工事等はもつぱら直營工事をやると言つておる。
しかしながら、今日政府が全國の数量といたしておりますところの六千百十六万石の生産高、及び割り当てんといたしますところの三千百十六万石のこの基本的数字については、今回の水害によりましてある程度の影響のあることはもとよりでありますが、この際の食糧問題といたしまして、明日の知事会議に関しましては、規定の方針通り会議を続行する、かようなことに決定いたした次第であります。
まず基本的措置といたしまして、水害対策本部を総理廳内に設けまして、西尾官房長官がその委員長となり、各省の関係官を網羅いたしまして、これが対策に当ることにいたしたのでございます。この委員会は應急的の委員会でありまして、別に法律によつてこれを云々するということではないのでございます。
するということもできない場合においては、現在の設備をその儘利用して行きますることは、これは當然でありまして、これがどういうように遷り變るかということは、今後の協同組合の發展と、その土地の状況を睨み合せまして、これが推移するのであつて、今お取りになりましたような點については、よく食糧管理局とも相談をいたしまして、御希望に副うようにいたしたいと思うのでありまするが、大體の考え方としては前段に申し上げたような基本的
それから修正の問題でありますが、この農業協同組合法及び農業團體解散に關する施行法は、政府といたしましては基本的なる修正はいたす意思はないのであります。私が修正という字句を用いたのは、國會は無論修正をする權能というものが當然國會にはあるのであつて、このことを申し上げたかと思います。この協同組合法とこの施行令に關する兩法案を修正するということは、政府としてはその意思はありません。
今度の農業協同組合はこの點においてはつきり農業會のさような弊害を除去いたしまして、いわゆる營利を目的とするものではなく、こういう點においてその組合の活動の基本を決定し、かつねらいは單に物を安く買うとか安く賣るとかいうような流通面のことのみならず、しばしば申し上げますように、協同精神によつて農業生産力を増強することによつて組合の本然の目的を果すという點に非常な重點がありますので、ただいま御指摘のような
を新たにせしめなければならないという御意見は、まつたく同感でありまして、政府におきましても、事業家に向いまして、眞にこの際自分の利益を中心として事業をなすべきではなくして、ほんとうにこの行詰つたわが國の産業を再建し、祖國を再び建直すための産業でなければならない、産業の發展はインフレを克服する重大な原因ともなるし、また失業者を救濟する原因ともなるし、あらゆる面において國家經濟を隆盛ならしめるところの基本
○川崎委員 私は片山内閣の勞働政策、産業政策の重要な一環をなしておりまする失業保險法が上程されるに際しまして、片山内閣の企業整備、産業合理化についての基本方針を、あえて總理大臣の出席を求めまして、その抱負經綸を質さんとするものであります。 それに先だちまして、實は一言、最近の政局の推移につれて起りました種種の問題につきまして、ぜひ總理の御見解を承つておきたいことがあるのであります。
○前田(種)委員 私は安本長官に質問をするつもりでありましたが、所用のために長官が見えませんし、總理大臣は安本總裁でありますから、私の質問に對して安本總裁として基本的な問題について御答辯をお願いしたい。具體的な問題については、この委員會の進行上次會に安本長官から説明を承れば幸いだと思います。 私の質問の要旨は、現内閣が發足以來いろいろ緊急對策が出されております。
これはもう勿論そうあるべきだろうと思いまするし、多年職務の忠実、公正ということに対しまして、殆ど挙つて精励されて参りました結果が、そういうことになつたと思いまするが、新憲法の下において基本的人権の愼重されます場合において、從來の違警罪、その他一般人の拘束等につきましては、すべてこれを取上げて、今度の新制度では全部これが裁判所に限られることになつたのであります。
○衆議院議員(淺沼稻次郎君) この法律案は政府で作るよりかも、國民の基本的権限に及ぼす法律案であつて、それは國会で作る方が至当であるという考に逢著をしたのでありまして、この法案と裁判官國民審査法と共に衆議院においては立案することに決まつたのであります。又その衆議院におきまするところの議院運営委員会でやるか。
○鍛冶委員 その上は意見の相違でありますから、私は體裁上基本法たる民法にかような——しかも第一條にそんな注意的、もしくは説明的解釋的の規定をおくことは、まことに法律として不體裁なものと考えます。
○鍛冶委員 それならば基本的のことをきめるのではなくて、要するに憲法に違わぬように、注意的規定もしくは説明的規定と解釋するのほかはありません。そういう説明であるならば、民法で必要なものならば他の法律でも必要なものである。また他の法律にも必要がないというならば、民法だけに必要だという理由は成り立たぬと私は信じます。
○奧野政府委員 民法は、何といたしましても、私權全般に關する基本法規でありまするので、まず民法のうちに入れますことによりまして、一般の財産權あるいは商法その他の私權に關するこれらの法規についての基本が、やはりここに明らかになるというふうに考えまして、民法のうちに入れたのでありまして、こういうふうな條文を一一商法なりあるいはその他の各法律に入れるというふうな考えは、今のところもつておりませんが、基本法
このことは治山、治水の關係上からきわめて重大なことでありますので、われわれといたしましては、當面の水害對策に關する施設、應急的救濟については、もとよりこれを至急にやることは當然でありますが、基本的な問題といたしましては、ただいま御指摘の通り、われわれは治山、治水の根本的見地から将来再びかような大水害を日本に起こさない。こういう基本原則に立つて水害對策を立てることは當然である。
次にこれを讀んでみますと、「夫婦間の法律關係は、從來から家族制度の中心をなしているのでありまして、今囘の改正もこの點は日本國憲法の基本原則に從い、より完全な合理的な制度に高めるための努力をいたしましたが、亳もこれを制限せんとするものではないのであります。」とある。
今日の日本の情勢として、果して刑務所の建築のためにそれだけ予算が出し得るかどうかということは、相当問題だろうと思うのでありますが、いずれにいたしましても本当に治安を確保し、收容者と雖も、基本的な人権を尊重してやり、普通の行刑をやつて行くためには、それだけの施設はどうしても建てて貰わなくちやならんし、又それに要する職員或いは食糧、燃料というようなものも確保して貰わなければいけないのじやないかとこういうふうに