1951-01-31 第10回国会 衆議院 通商産業委員会 第4号
御承知のようにようやく日本の経済が拡大再生産の過程に入つて来ておりますので、その勢いをとめることが、かえつと私は国民のためにならぬと考えますものですから、実は国際物価高の影響がありましても、やはりそういう線に考慮を拂いながら自由経済方式を進めて行くのがいいのだというふうに考えておる次第でございます。
御承知のようにようやく日本の経済が拡大再生産の過程に入つて来ておりますので、その勢いをとめることが、かえつと私は国民のためにならぬと考えますものですから、実は国際物価高の影響がありましても、やはりそういう線に考慮を拂いながら自由経済方式を進めて行くのがいいのだというふうに考えておる次第でございます。
かかる非国民的な肥料生産業者に対して、わが通産当局といたしましても、また安本当局といたしましても、こういう者に対しては大いに反省を促して、できるだけ国内産業を圧迫せずして、国内の資源をどんどん開発して行くような方法をおとり願いたいと思います。これに対するお考えをひとつ承りたいと思います。
○今澄委員 今の政務次官の御答弁は抽象的ですが、大体現在のこういう経済状態のもとにおける日本の産業構造、わが国の物資需給の計画並びに国民大衆の食糧を含めた大きな対策というものは、今の安本の政務次官、通産省の政務次官の御両所の御答弁では、私は現在の事業界や国民大衆が持つておる焦燥の感と不安とはぬぐうことはできぬと思うのです。
本日外務委員会を開催いたしますことは、時たまたまダレス特使の来朝にあたりまして、今日わが国民のあげて注目するところとなつておるわけであります。従つてこの外務委員会の本日の議事には、当然ダレス特使との間に折衝されます政府当局の基本的な考え方につきまして、でき得る限り詳細な報告があり、これに対して各党からも質疑が十分活発に行われることを、全国民がひとしく注目しておるところと確信するものであります。
また国民もたいへんこれを知らんとしておられると存じますが、現在の段階におきましては、実はまだそこまで申し上げろ段階にはないと存じます。御意見十分拜承いたしました。
一日も早く講和を結ぶというのは、むしろわれわれ日本国民の熱望であり、また政府もそういう熱望を持つておりますることは、総理からもたびたび御答弁申し上げ、また施政方針演説におきましても申し上げました通りであります。
もしそれが違つておるならば、具体的にそれは違うということを答弁し、それによつて国民が、一体政府のやつておることが正しいのか、共産党の質問した点が正しいのか、国民の良識によつて判断する、そうしてこそ初めて民主主義の政治は最も正しく運営されると思うのです。それをわれわれの質問に対して、宣伝だからと言つて少しも答弁をしない。
○尾崎(末)委員 次に伺いますのは、国民がひとしく聞きたいと思つている問題でありまするが、警察予備隊の現在の状況と、新しくこれを強化する御計画があるのかどうか。また増強の計画等があるといたしますれば、これらに対する将来の経費等についてどういう御所見を持ちになつておるのか。できるだけこれを詳細に御説明願いたいのであります。
まずこの問題について第一に伺つてあきたいと思いますことは、来年二十六年度七百四十三億円という大幅の税制上の減税が計画されたのでありますが、この問題に対しまして、いわゆる野党の諸君は、かように減税をしでも、一方に歳入の上で自然増收を見積るのであるから、これは水増し予算ではないか、実際上はほんとうには国民のふところの上では減税にならないのではないかという、いわゆる下手な水増し論議というようなものが行われておりますが
しかしこれでは国民が期待をいたすほどの仕事はできないと思うのでありますが、何らかこれだけでなくて、進んで国民の期待になお一層こたえるような予算的措置についてのお考えがないのかどうか。近い将来の問題についての御計画を伺つておきたいのであります。
国費の効率利用という上から考えまして、今のままにしておいたならば、官庁の建物というものはまつたく国民生活と遊離してしまう。だから、現在の特別調達庁の建物はいずこにあるかわからない。これは特殊の業者のみにわかる ような官庁の存在は、まつたく無意味である。
この八百円ということをよく考えてみますと、国民の所得の低い方にとりましては、八百円もなかなかつらいかと存じます。昨年のCPSによりますと、国民の一箇月の支出が八千円未満の階層の数は大体一八%ございます。
なお大蔵大臣おいでになりまして所管をお答えになりますと思いますが、特に御指摘の、物価騰貴によつて国民所得と税との関係の御指摘でありますが、これらにつきましても、私どもの従来までのやりかたによりまして、二十四年度が、国民所得と税、国税及び地方税を合わした額との比率が一番最高であります、二七%でありましたが、爾後、政府の措置よろしきを得まして、二十五年度は二十三%、それから二十六年度の計画は一九%にまで
○油井賢太郎君 私は、一昨日の前之園議員の後を継ぎまして、国民民主党を代表いたしまして、講和会議並びに経済問題等について政府の所信を質したいと思います。 講和問題につきましては、この国会に対しまして国民は全部重大なる関心を以て見守つておるのでありまして、飽くまでも微細に亘る点まで追及するのが当然かと思います。
講和の問題は全国民に関する国民的問題でありまして、日本の将来は講和條約の内容如何にかかわる重要な問題であります。その間、党利党略を差挾むべき問題でないことは申すまでもないことであります。故に、これは広く国民の要望、世論の趨向を考えて処理いたしたいと考えておりますことは、すでに申述べたところであります。又講和條約の内容については未だ内示も公示も受けておりません。
しかし、もしその事案が、私のあげる事実が、私の質問に例示した事実が無根のことであり、間違いであり、あるいは事実をまげておるならば、政府は、私のあげた事実がうそであるということを、証拠をあげて答弁して、国民の前にその真相を明らかにするのが政府の義務であると思う。(拍手)しかるに総理大臣は、私の質問が宣伝であると言うて、答弁されておりません。
人民は—出目や鉄道保安官の——————————、おびただしい———が行われていると述べ、さらにまた日本人民を再軍術を準備しておる、今日、日本の政界には、このたくらみに進んで——る、現に—————————のごときは、その有名なる代表者の一人であるなどと述べ立てておりますることは、ことごとく虚構の謀略宣伝と、共産党の欺瞞戰術以外の何ものでもないことはもとよりでありまするが、かくのごとき占領軍に反抗し、国民
(拍手)まず川上君は、日本がポツダム宣言への無條件降伏による占領下にある絶対條件を頭から否定し——しかも、アメリカ軍が日本進駐以来、マツカーサー元帥のもとに、日本の民主化とその再建に対してあらゆる努力と援助の手をさしのべ来つたことに対しては、国民ひとしく感謝と感激をささげるところでありまして、本院におきましても、幾たびか院議をもつて感謝決議の意思表示を行つておるのであります。
本日はたいへんに御多用中御出席願いまして、各委員とも国民の代表として熱心活発に御意見を御開陳願いまして、まことに迅速に議事が進むことと相なつたわけでありますが、なお今後とも皆様の御出席を得まして、国民にかわつて諸種の問題を審議され、本国会を通じまして、国政に寄與させんことを強調いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後四時五十分散会
そこでその継続性を維持するということはどういうことかと申しますと、少くとも国民の生活水準を向上せしめ、同時に物資の需給バランスがとれるような大きい生産規模を持つたもの、この内容を持ちませんと対外的には国際收支が均衡しておつても、その国民経済の循環は、日ならずして必ずもう一ぺん、対外的な援助を仰がざるを得ないという結論になるので、こういう内容を持つたものを、自立経済の一つの意義としようじやないかというのであります
私どもの考えております自立経済の内容は、外形的には国際收支のバランスをはかるのだということにあるわけでありますが、内容的にはその国際收支のバランスをとりながら、国民生活の水準をなるべく引上げるということが考えられなければなりませんし、同時に経済循環の合理的な運営を確保するというものも考えまして、外に国際收支のバランスを考えながら、内に国民生活の維持向上と、経済の合理的な循環というものを考えて案を立てたわけであります
われわれは、今政府を初め国民が一致して講和の問題について、重大関心事を寄せているそのダレス氏の訪日について、経済の自主性を相当強度に抑制をされるということでありますならば、われわれの今望んでいる日本の自主性の問題の大半は失うことになり、政治的自主性を與えられても経済的の自主性を抑制されたのでは、われわれは国民の期待に反すると考えます。
、院議尊重の建前については勿論当然のことでありまするが、この内容におきまして、且つ本日のこの会議におきまする発言の内容も又違つておるというようなことなんでありますが、院議尊重という中に何だか二様の意見があるような、もとより何とかまとめたいというところの議論は尤もでありますが、院議尊重の建前で出ておるこの意見につきましては、ここに多少又議論の余地があるのではないかと思うのでありますが、尤も私たちも又国民一般
そうすると国会は選挙期日をきめられなかつたという不名誉を担わなくても済むし、責任も果せるし、それがやつぱり国民が望むところだと私は思うのです。そこで私はなお附言していわく、あなたがたの考えた組合せのほうは、私どもの考えたような組合せよりも合理性があるように思われるということを申上げなくてもいいことなんだが、そういう点で参議院側のお考えを尊重したわけです。
私も、少しでも早くこの問題を解決しまして、そうして国民一般にその心構えを伝えたいと思つております。二時に再開しますれば、即刻にも問題をきめたいと思います。
加藤鐐造君紹介)(第一五九号) 同外一件(田中織之進君紹介)(第一六〇号) 同(受田新吉君紹介)(第一六一号) 同(志賀健次郎君紹介)(第一六二号) 同(山本利壽君紹介)(第一六三号) 同(山崎猛君外七名紹介)(第二一九号) 同外八件(松井政吉君紹介)(第二二〇号) 同外四件(坪川信三君紹介)(第二二一号) 若狭高等学校水産科を水産高等学校に独立の請願(奧村又十郎君紹介)(第一七三号) 国民平和運動展開
日本の警察が、たとい進駐軍のキャンプを借りておりましようとも、日本の警察の所在地はやはり国民が知つていなければいけないと思う。
○立花委員 それでは国民は警察予備隊というものに、非常に疑惑を持つのではないかと思うのです。どこにキャンプがあつて、どれだけおるのかお示し願えない。国会でもお示し願えない。もし大橋さんが必要とあれば、祕密会にしてでもいいと思うのですが、国会の祕密会でもお示し願えない。そういうものがある。
○立花委員 警察は人民のための警察でございまして、警察が民主化されたのは国民はみな知つております。その民主化された人民の警察がどこにあつて、どれだけおるのかわからない、それも言えない、研究しなければ言えない、研究する理由も言えないというのでは、これはまつたく祕密なんです。祕密警察なんです。
その深い御関係のあるお方に対して、先ほどから同僚の神田委員がいろいろと御質問をしておるのに、私はそのことは全然知らないというだけの御答弁では、われわれ聞いております者としては非常に納得が行かないというか、割切れないが、国民もまたわからないのじやないか、かように思いますので、もう一度神田委員から申されましたことについて、私は同じような意味において通産大臣のはつきりした御答弁を承りたいと思います。
電気事業の再編成の問題でありますが、電気事業の再編成は、電気事業そのものにとつても重大な問題でありますが、わが国一般産業界、あるいは一般国民生活に密接な関係がある。こういうようなことから考えますると、これはきわめて重要な問題であるといわなければならぬと思います。
もちろん早くやることはけつこうでありますが、しかし早くやつたがためによいものが生れなかつた、いわゆる月足らずであつたということになつては、これまた一般産業界、あるいは国民生活にとりまして重要な関係があるのでありますから、遺憾のことがあつては大きな迷惑が起るわけでありまして、どうも委員長、大臣の御答弁をお聞きいたしますと、お二人のほんとうの腹でなくて、やらざるを得ないような情勢があつておやりになつたのじやないか
実はそのような政治的な意図に基くデマ宣伝の具に供せられることは、日本の国民としましても非常な損害である。今日講和問題を前にいたしまして、われわれはこの種の国際関係をかえつて悪化せしめる、われわれの平和の要望に対して傷つけるような行動は、絶対にとられることのないようにということで、あくまでこの証人喚問には反対いたす次第であります。
だということになつておるわけですが、その双方の疑惑を一掃するために、今のような懲罰的な意味の委員会、考査委員会のような性格のものでないこの委員会の性格からいつて、これは人道的な問題を取扱う委員会でありますから、三人の人に来ていただいて、その率直な意見を開陳してもらいたい、そして中山さんが携えて来られた国連に対する要望書というものの食い違いをここではつきりさせるということは、決して一方的な、弾圧的な立場のものでなくて、むしろ国民
ただその真実が那辺にあるかということを究明することは、ひとりこの委員会の方々の納得だけでなく、留守家族あるいは全国民としてもそういうことを明らかにしてもらいたいということが要望だろうと思います。ことに私考えまするに、小沢常次郎という人の名前もそこに出ているようであります。その方が御承知の通り徳田要請問題のときにも、もうソ連には日本人はいないのだということをはつきりと証言しているのであります。
我妻君は、すでに御承知のごとく東大教授として、三十年の長い間子弟の教育に携わつて来た我が国民法学の大家でありまして、本委員会の使命である鉱区禁止地域の指定、鉱業権又は採石権の設定等に関する異議の裁定には、公共の福祉に関し公正な判断のできる人として、最も適任者であると存じております。
官僚縄張り主義を打開するためには、民間、即ち国民の生活に直結する者を持つて来てこそ、官僚繩張り主義が打開されるのであつて、そこへ官吏を持つて来るというような考えは以ての外だ、但し片柳君はそういう御趣旨でおつしやつたのではないということはわかりますが。
従つて国民の経済関係に非常に深い関係があると思いますが、今の説明ではそれだから官吏の古手、官学出身、高文を通つている人、そういうもので全部を固めなければならん。そういうことは説明にはならんと思うのですが、もう一度なぜ官吏……、偶然そうなつたとおつしやるには全部が揃い過ぎていると思うのですが、どうしてこういう閲歴のかたがたを集めると、国民は幸いするでしようか、御説明を願います。
国民所得の計算はまだ正確なものは出ておらないのでありますが、大体明年度三兆七千億円、本年度が三兆二千六百五十億円ということでありまして、一般会計のこの国民所得に対する割合を見ますと、前年は約二〇%、二十六年度は一八%、国民経済に対する財政の比重が減つて参つております。すなわちある意味においては財政の正常化というふうなことに相なろうかと思うのでございます。
その他財政から計画しております日本輸出銀行に対する出資、農林漁業資金融通特別会計に対する出資、中小企業信用保險特別会計に対する出資、あるいは国民金融公庫に対する出資、住宅金融公庫に対する出資、これらのものがあることはすでに説明がありましたので省略いたします。 次にこれらの金融政策を具現いたしますための制度の改廃でございますが、まず第一には、現在の預金部を改組いたしまして、資金運用部といたします。
昭和二十六年度の予算は、あくまでも堅実な経済施策の基調を保持しつつ、内外の諸情勢に対応し、経済の自立達成に向つて着実に邁進することを基本構想として編成いたしたのでありまして、そのおもなる特色は、第一に、総合予算の均衡を確保したこと、第二に、二十五年度に引続き財政規模を縮小し、財政と国民経済との調和をはかつたこと、第三に、大幅な減税を行い、国民負担を軽減して、国民生活の安定と資本の蓄積に資するよう考慮
吉田君らは中華人民共和国、朝鮮人民業利国、或いはソ同盟が我が国を侵略するかのごとく強弁し、国民大衆にこれを呑み込ませることにこれ努めている。これは全く古くさい手である。それは三十年前から、近くは吉田君も一役買つた満洲事変以来の日本帝国主義者の宣伝であつたものである。一体この三十年間に何が起つたか。ソ同盟及び中国からの侵略はあつたか。
平衡交付金及び地方債の額の増額に対しては考慮しなければならんわけでございますが、来年度におきましては、地方財政が窮屈であると同時に、やはり国庫財政も相当に圧縮されるのでございまして財政運営並びに国民経済の計画的運営に鑑みまして、政府案以上に平衡交付金及び地方債の増額をいたしますことは困難な状態に立ち至つております。
(「そうだ」「つまりそのものだ」と呼ぶ者あり)我々国民といたしましては、今度こそは何としても嘘にはごまかされない。(拍手)国民の熱意はここにある。これを無視して何事をやろうとしてもこれは失敗するに相違ない。(「そうだ」と呼ぶ者あり)私は総理大臣のかれこれの御答弁は問題にしない。国民のこの熱意、そんな馬鹿ではありません。この力が終戦以来、殊に戦争の経験から顧みて、でかくでかく生きて来ておる。
「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」これが第九條が出て来た根本であろうと思うのであります。従つて日本は平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我々の安全と生存を保持しようと決意したのです。
我が国は終戰後五年有半、連合国の支援と同情の下、国民の忍従努力によつて、今や漸く独立国として立ち上り得る力を回復し、待望の講和会議も目前に迫り、特にダレス特使の来訪は一段とその機運を早めるであろうとの明るい期待を国民に與えつつあるのであります。
この点について只今吉田首相の明確なる信念を伺うことができれば、国民にとつて大いなる幸いであり、又みずから決意を新たにすることができましよう。全国民の生命に対し責任を有せられる首相が、この緊迫の今日、戰争か平和か、この根本問題について端的なる所信を披瀝せられる勇気を持たれると信じます。
わが国民は、五箇年有余、占領治下にあつて、課せられたその責務を忠実に果しつつ民主国家建設に努めて参つておるのであります。いよいよ本年こそ八千万国民待望の講和の年であり、独立国としての栄誉を與えられるのではないかと考えられるに至りましたことは、真に同慶にたえないところであります。
実質賃金及び一般国民の生活水準につきましては、経済安定施策の推進と足並を合せまして、逐次一両年来上昇して参りましたが、朝鮮動乱の影響を受けまして、物価の高騰等によつて、八、九月のころにおきましては一博低下の状態を呈しましたけれども、十月以降におきましては、再び朝鮮動乱以前の状態に回復いたして参つておるのであります。
○国務大臣(吉田茂君) 愛国精神を高揚喚起する方途いかんというお尋ねでありますが、日本国民は従来愛国心に富むと常に言われておる国民であつて、われわれも、日本国民に愛国心が欠如したという事実は毛頭認めませんのみならず、この愛国的精神に乘じて、これを惡用し運用して、あるいは侵略戰争になり、あるいは軍国主義の政治をしくに至つたという過去の事実を考えてみまして、この愛国的精神を、愛国精神を濫用する、惡用することの
まあどうもいたし方がないというようなことではなしに一つ無理でも押通して、この僅かな時期に取れるものは取つて、そして国民に資するというように御盡力を願いたい。
昭和二十六年一月二十五日 参議院水産委員長 木下 辰雄 ダレス特派大使閣下 漁業協定締結、及び漁区拡張に関する懇請 特派大使閣下におかれましては、対日講和促進のため、かねてから多大の御高配を頂き、我々日本国民として誠に感激に堪えないところでありまして、ここに深甚なる謝意を表する次第であります。