1947-09-23 第1回国会 衆議院 本会議 第35号
寺田寅彦博士は、日本人に欠けておるのは、それは天災に関する科学であると指摘されております。悲しいかな、科学性の欠如は、この天災を数年の長きにわつて何ら阻止する力となつていません。大利根は、もと東京湾に流れていた。それがたまたま関東地区全面の幸福を増進するために、太平洋に方向を変換した。これは天然に対する偉大なる人工の力であります。
寺田寅彦博士は、日本人に欠けておるのは、それは天災に関する科学であると指摘されております。悲しいかな、科学性の欠如は、この天災を数年の長きにわつて何ら阻止する力となつていません。大利根は、もと東京湾に流れていた。それがたまたま関東地区全面の幸福を増進するために、太平洋に方向を変換した。これは天然に対する偉大なる人工の力であります。
例えば三好博士が非常に支持をせられた富士山麓の樹海の一部に伐採の命令が出ておりますことも聞きますが、その邊のところを御調査のみでなく、實際にこの點を禁止させるなり停止させるなりの方法をおとりになることが、農林省としてできるものでございましようか。できないものでございますか。ちよつと法制上のことを伺います。
委員長は医学博士でありまして、いろいろ意見を聽きましたが、要するに綜合的な施設を持つことが、大切だという建前で、兒童の復の中にいる内からずつとそこで面倒を見て大きくすると、健全な兒童を育て上げて行くという理想を以てやつておられるようであります。いろいろ細かしい点につきましては多少の意見もありますが、比較的よくやつているという感じを受けたのであります。
諸君は、昨年四月十一日に、マッカーサー元帥のお招きによりまして、総司令部の美術部顧問としてわが國を訪ねられ、わが文化界各方面の温かい歓迎と心からなる感謝をうけながら、八月十七日に無事任務を完了いたしてアメリカにお帰りなすつたところのラングドン・ウオーナー博士の名前は、今なお御記憶と私は存じております。
もつと大きな人々を集めたというては語弊があるかも知れませんが、田中館博士一人のために引摺られるというような噂の聞かれるような調査方法でなく、國家のためということであれば幾多の反對論があつても、必ずこれを決行するという誠實な政治裁斷が要るのではないかと思う。
なんでも田中館博士の日本式ローマ字を考えたときの動機を聞いて見ると、神保博士がヂエー、アイ、エム、ビー、オーと書いたらインボーと讀まれたので、困ると思つたので、ゼツト、アイ、エム、ビー、オーと書いたら、今度はチンボウと讀まれた。
鵜澤博士がこれに一生懸命になつて辯護したのでありますが、とうとう竹内のおじいさんも懲役六箇月という、ことになりまして、不敬罪でぶち込まれたのであります。
例えば木原博士の生物學研究所においての業績などは、相當劃期的のものがあるとかように考えております。これは一つの私の氣付きでありますけれども、その他にも寺尾博士のおやりになつておる仕事なども、これは立派なものがおありになると思うのです。そういうものに對して政府はどういう態度をおとりになりますか、その點を伺いたい。
次に裁判官で判斷能力なきと考えられる者、たとえば、醫學博士の學位をもつておつても、一生涯診斷がものにならない人があります。この一生涯診斷がものにならないということをよくお考え願いたい。もう一點、女子が高等教育を受け、精神、身體、滿點の人で、一旦わけのわからないことを言い出すと、いかに説明してもわからぬような人がある。そこで女のりこうは男のばかに劣るということわざが日本にあります。
これは醫學博土の學位をもつておつて、心身健全でありながら一生涯診斷がものにならない醫學博士があるのと同じでございます。でありますから、問いをお間違えにならないでお答えを願いたいのであります。
法制史の權威の中田博士も言つておられるように、古來日本に傳わつた家は、これは權利、義務のない家だと言つておられます。いろいろ法制史を見ていきますと、たしかにほんとうの前々からある日本の家は、權利義務のない家であつたのであります。戸主は家族の世話をする役であるというぐあいに考えるのが、一番この戸主、家長というものの本質を言いあてた言葉であるように思います。
これは竝列的に二三を竝べたに過ぎませんが、私は今日の教育者に宗教的な知識を與える、これはビース博士も言つておるように、つまり教育において宗教的客観的知識を與えるということが極めて必要なことであります。貴體的に示しておりますが、學校において地獄極樂という問題が出たというような場合に、自分の小さな獨斷から、そんなことは神話だというようなことはできない。
この遺傳ということはお話を伺いましたが、その場合に、古畑教授のお話の中で、処女反應というものに対してウイーンの学者と日本の澤井博士から性交による血清学的な報告があつたということを承わり、それで処女反應というものが知見できるという事実を知りましたので、これは勿論物理的に見るのではなく、科学的に発見する方法ができた訳であるのであります。
その人選を委員長にお任せを願うことに決議になつておりましたが、委員長におきまして東京大学の古畑教授、慶應義塾大学の安藤教授及び山本、杉博士のお三人に交渉いたしました。然るところ山本博士は止むを得ない事情のため御出席願うことができませんでしたが、幸い古畑教授及び安藤教授の御快諾を得ることができましたので、本日ここに御出席を願うことになつた次第であります。
○委員長(伊藤修君) それでは両博士に対するところの質疑はこの程度で打切りまして、一旦休憩いたします。午後は一時半から引続き開会いたしたいと思います。 午前十一時五十七分休憩 ————————————— 午後一時三十九分開会
そのときにわれわれは政黨というものは大衆政黨でなければならぬと言つておりましたが、當時われわれの先輩でありまする吉野作造博士が政黨というものはそういうものじやないのだ、議會なり縣會なりに議席をもつておる議員で、政見を同じうする者の集まりが政黨だ、大衆政黨などというものはあり得ないということを言われておつたことを今思い出すのでありますが、黨費のみによつて經費は賄えませんから、結局議員たる、あるいは議員
だから鉄筋コンクリートの権威阿部工学博士がいかに御奮闘になつても、現在の官僚的なあの形では私は解決できんと思います。(拍手)それからもつといい例は、東京都の、皆さんの帝都の、家に悩む二百万の東京都の建設局長が終戰後この二年間に、やはり特権事務官僚で四人目、現在の局長で四人目であります。そういうことで私は解決できるということは非常に困難だというふうに考えます。 そこで私は三つの結論に移ります。
○委員長(伊藤修君) では古畑博士を呼ぶことにいたします。期日は十九日にいたしたいと思います。それから明日は少委員會を午前十時から開きます。本日はこの程度にて散會いたします。 午後四時五十五分散會 出席者は左の通り。
もう一人は醫學博士で厚生省婦人子供保護局長山本杉君であります。同博士は東京女子醫專出身の女醫にして自由學園系統のお方であるらしいのです。この人も内務省純血促進運動の委員であります。兩氏を證人として喚問したいと思います。
これは姦通罪を止めろという説は、例えば牧野博士のごとき、民事刑事を通じて責任をどこかで背負う、責任をどうして背負うのですか。牧野さんに質問するのぢやないのです。あなたがどう考えておるか、私の言う外侵です。内背と外侵と二つあるわけです。二つの法益は別であります。これがアメリカの立法においては両者を別に考えておる。外侵の方はフオーニケーションということになつておる。
これによりまして、この裁判事件を、當事者なりあるいは辯護人なりにおきまして、これらはその當該事件の博士なんでございますから、この人々の言うことをしさいに耳を傾けて聽きます。受身でなくして、ほんとうに憂國の至誠をもつて膝を乘り出して聽く。
試みに服部宇之吉博士の漢和辞書を手にとつて見ますならば、「姦通とは有夫の婦人が他の男子と密通すること」「不貞とは夫に事ふるに忠実ならず、妻たるの操を守らざること」、というように解説が與えられております。かかる旧時代の旧語は、両性平等の原則によつて作らるべき新刑法の法規から追放せらるべきものであると考えるのであります。
それから泉二博士に伺いたいと存じますることは、姦通罪というものが今日まで存置されてありました、又姦通ということが行われておりまする社会現象は、私共はこの不合理なる結婚というものがその前提であつた。
そしてそれは三日であつたと記憶しますが、大臣と中勞委の委員長末弘博士と會見いたしまして、つぶさに内容を聽取せられました。私どもは見解通り申し上げたのであります。越えて本月の四月に至りますると、中勞委はこの行動をみずから積極的に仲介の勞をとろう、すなわち爭議行為あるいは爭議行為に至らんとする憂いある場合、希望によつて中勞委がこれを仲介することができるという法文があるそうでございます。