1953-07-10 第16回国会 参議院 文部委員会 第6号
お話になりましたように、学校教育の面におきましては特定の宗教を教育の内容に盛り込むということはできないのでありますが、宗教はそれぞれの民族の道徳観念と申しますか、倫理生活に従来非常に密接な関係を持つておつたことは、これは申上げるまでもないことであります。その意味から宗教の社会生活におけるさような地位につきましては、全般の教育としてこれを無論尊重して行かなければならんと考えております。
お話になりましたように、学校教育の面におきましては特定の宗教を教育の内容に盛り込むということはできないのでありますが、宗教はそれぞれの民族の道徳観念と申しますか、倫理生活に従来非常に密接な関係を持つておつたことは、これは申上げるまでもないことであります。その意味から宗教の社会生活におけるさような地位につきましては、全般の教育としてこれを無論尊重して行かなければならんと考えております。
教育の方法の問題でありますが、まあ常識的に考えましても、極く小さい低学年の児童に対しては、先ほど申上げましたように、実際の実践の両において、いい習慣をつける、いわゆる躾と申しますか、そういう実行面においてこれはしていいことと悪いこととを自然に体得させる、だんだん知能が発達して参りますれば、その発育の段階において知識として道徳的な知識を注入して行く、更に進んで、高等学校も上のほうになりますれば、進んで倫理学
○深川タマヱ君 この問題をもう一つで締め括りいたしたいと存じますが、成るほど大臣のおつ上やる通り、小さい時には直接知識の注入という方法をとらないで、実践の面下習慣、いわゆる躾を通して実践さして行く、だんだん知識の発達するに従つて知識として注入する、大学にでも行つたら倫理学とか哲学、そういうものでだんだん教え込むというんですから、それはそれでよろしいんです。
なお長じて参りますと、たとえば高等学校等におきましては、これはどうしてもある程度学問的な方面にも片足をつつ込むような年齢にもなつて参るのでありまして、ぜひとも私は倫理学なりまた思想史というようなものも取上げて、学問的に研究をして行かなければならない、このように考えるのでありますが、こういうような分野を取上げるお考えがございますかどうか、伺いたいと思います。
昭和二十一年の改正におきましては、憲法、民法が固有の必須科目でありまして、そのほか民事訴訟法、刑事訴訟法、商法のうち二科目が必須科目、あとは選択科目で、その選択科目も固有の法律の分野以外に倫理学というふうなほかの学問も入つておつたのであります。
○大達国務大臣 修身科あるいは倫理科は、むろん学校における道徳教育ときわめて密接な関係を持つておるのであります。私は今日の学校教育、ことに義務教育の面におきまして、道徳教育がさらに浸透充実せらるる必要があるということを痛感いたしておるのでありますが、それをいかなる方法で教育の実際に合わして行くか、これはよく論議をされております。
あなたは教育内容の刷新充実という項目の中で、愛国心を養うものとなる道徳教育ということを述べられたのでございますが、この道徳教育について、かつての自由党の文部大臣の中には、修身科の復活、倫理科の復活ということを考えた人もあるやに聞いておるのでございますが、大臣はこういう教科を復活するということについてはどのよう一なお考えを持つておられますか。
このように不正行為が毎年あとを断たないのは、会計事務を執行する職員の倫理観及び責任観の低いことを直接の原因としますが、会計帳簿等の整備及び記帳整理の迅速適確を期し、会計職員の資質の向上を図り、責任観念を高揚すると共に内部けん制組織等の充実徹底を図ることが特に必要であると認められます。 なお、検査報告の説明を終るにあたりまして、会計検査院の検査方針及び検査状況について一言附加えたいと思います。
公明なる選挙運動を或る特定の民間団体が推進することが即ち公明選挙運動であると、こういうふうには私ども考えないのでございまして、やはりこの如何に立派な選挙運動でありましても、それが特定個人或いは特定党派の運動でありますれば、これはやはり一つの選挙運動でございまして、やはりこの社会教育運動、或いは一つの選挙教育と申しますか、政治教育と申しますかそういう選挙民の啓発向上の運動というものは、飽くまでも一種の倫理化運動
その他は、常に多数という力、それは利益の観念の合計された力が、倫理性も人間的愛情も喪失して、みだりに政治の力として横行したことの足跡だけが、あざやかに残つておるのであります。(拍手)かくして、政権はいまや吉田一党の私有財産と化した感さえあり、権力の追求は、自己保存と自己優越性の保持の欲望であつて、一切の人間悪の源泉であるとアランは申しておりますが、まことにしかりであります。
それはまあ、何も道義的とか倫理的な意味においてでなく、資本主義が市場とか需要とかいうことも考えて、スムースに発展するためには、どうしても考えざるを得ないという意味において、労働者の生活費或いは労働力の再生産費ということについても考えなければならないと思うのでありますが、それについては、先ほど申しましたように、物価が数百倍騰貴しておるにもかかわらず、五十倍程度の再評価しか行われておらないというようなことを
キリスト教倫理の諸原則が唯物主義の諸原則に取つて代らなければならない。キリスト教倫理の諸原則が個人の権利と義務、経済生活、社会生活、文明及び国家相互の関係に広く行きわたらなければならない。
漸くにいたしまして、国の津々浦々を見ましても、若い者から、女性から、正しさを認識して倫理性を高く掲げて来ております。 我々はこういう際に、日本の文教というものにつきまして一つ目を向けてみたいと思います。先ほど岡野文相からいろいろ憲法上の解釈がございましたが、歴代吉田内閣は文相には党外から持つて来ておる。
それでは日本の倫理教育は何によつてやるかと申しますれば、この憲法の全部、と同時に教育基本法というものがございまして、教育基本法は戦後における昔の教育勅語に代るべきものだというふうな意味においてできているのでございまして、その憲法並びに教育基本法に挙げてありますところの内容を主としまして、倫理教育を今後やつて行きたいと、こう考えております。
あの倫理御進講草案というものを私はかつて拝読したことがございますが、そのうちで一番私の胸を打つたものは御醍醐天皇の賞罰に対する態度について、婦女子に対する寵愛の事柄について述べられておる。まことにこの功労者を賞し、罪ある者を罰する、当然なことであつて、これは論ずるまでもないが、これを行うことにおいて非常に重大な結果を生ずる、国の興亡に原因する。おそらく政党でもそうだろうと思う。
しかしわれわれのこのような運動は、労働力を得る場合における立場をできるだけよくするという考え方と同時に、もつと高い社会的なあるいは倫理性に立つておることも、これは申し上げるまでもありません。そういう観点から、また配給の面、われわれが物を買う面において団結しようとする考え方は、やはり世界的に認められておると思います。
禎)委員 大臣の御答弁を伺つていますと、全体的に、まあ厚生行政は大体やるだけのことはやつているので、これ以上のことはできないんだと私の感じですが、いかにもそういうふうに考えられるのですが、申し上げるまでもなく、多数の国民の中で貧乏人をどういうふうに解決して行くか、病人の問題をどうするか、犯罪人の問題をどうするかということが、一番基礎的な、政治の上で、骨は折れますけれども、非常に崇高性と申しますが、倫理性
いろいろの倫理的なものも誠に大問題ではございますが、実際、警官の職に当つている人にとつては抽象的な組織よりもこれが大問題だと考えていることは、中山議員と私は同感であるのでございます。お説のように、自治体警察のうち大都市の警察吏員の給与は、国警や小さい自治体警察に比べて相当高くなつておる、お話の通りでございます。
それから交際費の問題でございますが、確かにこれは倫理的にいいか悪いかという問題については、政府の関することではないという御批判もあり得ると思つております。ただ税法でいろいろやつておりますのは、使つていけないということをいつておるわけではもちろんございません。私としてはこういうふうに御理解願えないかと思つております。
独禁法は、戦後経済民主化の趣旨に沿い、自由経済の原則にのつとつて制定せられたものでありまして公正自由な取引を確保し、経済の円満なる発達と社会一般の福祉の確保の観点から、経済倫理の基本としてその精神はあくまで尊重せらるべきものと考えまするし、わが国の経済の現状は、山崎さんも仰せのあつたように、先進資本主義国と構造的にも相違し、また資本蓄積を失い、さらに細分化された企業が景気変動に対する弾力性を失つた結果
そういう意味におきまして、われわれは歴史を知る意味においてまた自分の倫理を反省する意味におきまして、私は漢文を研究することは少しもじやまにならぬ、こう考えております。 それから歴史とか地理は、私就任以来ぜひもう少し強化しまして――日本の歴史を知らない、日本の地理がわからないということでは、愛国心なんというものはとんでもないことであります。
西洋の科学思想に対して、ことに中国の倫理の思想は恐るべき真理が多い。宗教においてはそれはインドやユダヤには及びませんが、倫理思想は西洋人を圧するだけの思想がありますから、ぜひ学ばせていただきたい。 それから日本も、もうそろそろ歴史の書物を出してもいいと思うのです。
そしてその学校教育の中でも一番根幹をなすのが、将来の日本を背負つて立つところの子供にりつぱな倫理観を与え、そしてりつぱな人になつて行つてもらいたい、こういうことで義務教育費というものが一つ取上げられたわけであります。
本法案の全体的な趣旨に関しましては、目的のために手段を選ばないという点、ことに政治の倫理性という点から見まして、これは当然反対でありまするが、ただ提案になつておりますから、一応審議の過程におきまして、提案者に提案理由の中で二、三お尋ねしたいと思います。
だが再軍備問題は、現実に再軍備を進めていながら再軍備をしないという、憲法を無視して顧みない憲法違反と、国民を愚弄して憚らない倫理の蹂躪と、世界を滿着して恥じない国際信義の背反にその所在を替えたと見るべきでありましよう。このことは、国際信義に背いて国連を脱退し、フアシズムと手を結んで侵略戦争に国民を駆り立てた諸方情報局総裁時代を彷佛させるものがあるのであります。
これは社会福祉主事という専門職業になつたのでございますから、職業倫理と申しますか、どうしても当然これは親切に相手の立場になつて、相手が自立できるように援助して上げるということをやはり主眼にしなければならないということを強調いたしております。