1952-05-26 第13回国会 参議院 法務委員会 第45号
この点は非常に注意すべき点であると思うのでありまして、結局今日のいろいろな問題は、学問上におきましては自然科学の異常な発達、飛躍的な発達に対して人文科学なり社会諸科学が非常に遅れておる。両科学の均衡が極めて不均衡な関係にあるというところに大きな原因があると思うのであります。その点を道破した言葉であると思うのであります。
この点は非常に注意すべき点であると思うのでありまして、結局今日のいろいろな問題は、学問上におきましては自然科学の異常な発達、飛躍的な発達に対して人文科学なり社会諸科学が非常に遅れておる。両科学の均衡が極めて不均衡な関係にあるというところに大きな原因があると思うのであります。その点を道破した言葉であると思うのであります。
それから特にこのあとのほうで人文科学に進む者は是非とも取つて欲しいというような、今の高等学校の教育ということは、御承知のように選択制に最も特徴があるわけなんですが、それを制約するような通牒を出すということは、これは私は現場を混乱させるものである。更には次官が冒頭に言われましたが、現在の教科課程の説明の意味で出されたという点から相当私は外れておるのではないかと思うのでありますが、如何ですか。
そうして大学側におきましては一年前、つまり本年の三月に、明年の四月の入学試験の方針を明らかにするように要望いたしておりますから、高等学校側におきましてもどの人文科学系の学部に志願する場合には、そこに漢文があるかないかということはわかるわけでありまして、又その通牒の趣旨は決して漢文を出して頂きたいという意味合いの通牒ではないのでございます。
又後の部分において将来大学の人文科学系へ進学する者は、大学入学後の受講の上から云々という点でありますが、これにつきましては、先般来国立大学側に対しまして、文部省から、或いは又国立大学協会自体において、高等学校において学習することの望ましい科目は人文、社会、自然の各系列においてどういうものであるかということを各学部別に調査いたしたわけであります。
科学活動につきましては、人文科学、自然科学の両部門にそれぞれ専門学会がございますから、その学会の代表者を選んで来る。文化活動につきましては文学、演劇、音楽、美術、建築等それぞれの専門団体等があります、そこから選んで来る。これはいずれもユネスコ憲章の條文にあります、教育、科学、文化に関する主要な団体の代表を網羅することという趣旨から考えたことでございます。
たとえば第一項第一号の教育活動、科学活動及び文化活動の各領域を代表する者につきましては、教育活動部面においては、さまざまな段階の学校教育及び社会教育の各分野から何人、科学活動部面においては社会科学、人文科学、自然科学を網羅したそれぞれの分野から何人、また文化活動においては文学、演劇、美術、建築等の各分野からそれぞれ一、二名、第二号の教育、科学及び文化の普及に関する諸領域といたしましては、いわゆる大衆通報
科学活動の領域につきましては、人文科学、社会科学、自然科学から漏れなく委員を選び出すというふうに、それぞれの領域の主要な分野を必ず網羅いたしまして、かつ、その相互間に均衡が保てるようにしたい。そういつた基準を政令の中にうたいたいと考えておる次第でございます。
○釘本政府委員 専門小委員会に、特別の事項を調査審議するために置かれます調査委員と申しますのは、いわば専門家でございまして、ユネスコの扱います、また研究いたします事項は人文科学、社会科学、自然科学等、学問としてもあらゆる分野にわたりますし、教育、文化のあらゆる面にわたりますので、それぞれの專門の事項を審議し、調査研究いたしますためにはどうしても多くの専門家の参加が必要でございます。
また科学活動につきましても、人文科学、社会科学、自然科学のそれぞれの分野を代表する方々を六名ぐらい。文化活動と申しましても、御承知のように非常に多岐にわたりますが、それぞれの面に有力な団体ができておりまして、文学、演劇、技術、音楽建築等、そういつたそれぞれの分野の代表者も入るようにしたい。
○釘本政府委員 たとえば、九條の第一項の一号から三号までに書いてありますような分野の方々について、大体の目安をもう少し詳しく、たとえば第一号には「教育活動、科学活動及び文化活動の各領域を代表する者十入人」とございますが、それぞれについて、教育活動としては、たとえば学校教育と社会教育を網羅するとか、科学活動につきましては、漠然とただ科学者ということでなく、人文科学、社会科学、自然科学というものを網羅しますとか
そのうちに原子力の時代に入つて、自然科学は発達したけれども、人文科学と言いますか、社会科学は発達が遅れているためにこうなつているのだからして、この原子エネルギーの時代にマツチするような戰争を今からやらなければいかんというのが ヨーロッパ、アメリカで盛んに起つているのです。
殊に最近まで日本の戦災等によりまして過去の生活歴史或いは民芸的なもの、生活史的なもの、郷土文化的なものが随分破壊されたのでありまして、これらがいわゆる博物館学というような学科が将来大学に設置されますときに、人文科学学芸員の考えの中に十分に組織立てて取入れられて行く可能性があるかということを一つ先ず伺いたいのであります。
まあ国家経済ともバランスをとらなくちやなりませんが、そうして研究機関においても、人文科学においても、自然科学においても、設備もあり研究員もおつて、自由な立場において研究されるような環境を作つて行くことが民主主義日本の建設に必須欠くべからざるものでしよう。
この科学技術協議会のいわゆるスタツフなんか、人文科学も自然科学も一緒にやつているのですが、先ず考えからいえば結構でありますが、人文科学なんかは科学技術協議会からとつてしまつたほうがいいと思います。これは工業技術だけでいいのであります。そういうようなことにすればもつと減らすことができるのじやないかと思います。そのほか文部省関係で国立大学が今七十四もできております。
○笹森委員 むろんこれはいろいろございましようが、ただいま申しました、たとえば精神方面の牧師を養成するというようなものであるならば、それらの宗教学を教える前に、一般の哲学などを教え、あるいは広い意味における社会学を教え、人文科学を教えるということが必要であると思うのであります。
すなわち普通の人文科学を、その四年間やるほかに、ほしいという面がある状況であります。私は、今大臣にお尋ねしておるのは、あるいは日本文化の精神方面の指導者を養成するのに、單に專門の四年間だけではいけないのではないか。すなわち、その前に前期大学のようなものの必要が、十分にここに強調されることによつて、日本の文化の高い水準、あるいは科学教育の水準が、そこに推進されるのではなかろうか。
自然科学のみに偏せず、人文科学の面も考慮していること等であります。 かくて慎重審議の結果、討論に入り、矢嶋委員よりは、自然科学に偏しないこと、軍事化の基礎とならないこと、予算的裏付けをすること、学術会議の意見を尊重すること、岩間委員よりは、軍事化の基礎となる等の懸念なきよう留意運用することの希望條件の開陳があり、採決の結果、本法案は全会一致を以て可決すべきものと決定いたしました。
どうも只今のお話では、これだけを先に取上げる、そういう緊急性もわかりますけれども、同時にそういう点についてはどういうふうにお考えになるか、そうして又その現状はどうかと文部省にお聞きしますと、そういうようなものは人文科学についてはある。
○岩間正男君 私はその人文科学というふうに一つの学的なものだけでないと思うのです。文化研究機関、今聞きますと民俗学とか、そういうような学的なものだけに限定されて考えておるきらいがある。そこに問題があると思う現実にもつと具体的な、文化や芸術に連なつた、そういうような研究所もあるわけです。こういうようなものに対してはどうなつておるか。
○政府委員(稻田清助君) 先ほどお答え申上げました点を多少補足して申上げますれば、この学術という用語のうちには勿論これは人文科学、自然科学の研究を含める意味に考えておるのであります。これに対しまして科学、芸術と申しますると、ややもすれば人文科学が入らないきらいがありますので、そういう面で立案者はに特に学術という文句を使つたと思います。
常任委員会專門 員 竹内 敏夫君 参考人 毎日新聞社出版 局書籍部顧問 藤森 良信君 国語協会理事 岡崎常太郎君 埼玉大学文理学 部教授 吉田 澄夫君 日本弁護士連合 会副会長 阿保淺次郎君 新聞国語改善委 員会委員長 園田 次郎君 東京地方裁判所 判事 千種 達夫君 人文科学研究所
先ほど東京大学の伝研所長の長谷川さんから、附置研究所の所長の立場として、附置研究所に関する法案の規定についていろいろ御意見が開陳されましたが、私も同じこの附置研究所の一つである人文科学系の研究所の所長といたしまして、この大学校の中の附置研究所に関する規定について私の意見を少し述べて見たいと存じます。 附置研究所の重要性ということについては、すでに長谷川さんが十分申し尽されたことと思います。
それらの研究は物理とか化学とか機械とか艦船とかいうようなものばかりでなしに、経済的な研究、人文科学的な研究も非常に必要でありまして、通産省なんか外部にも御依頼になる研究には、相当経済的な研究を御依頼にならんことを切に希望するのであります。
もう一つは、そういう人文科学的な面でない、数学とか物理学とかに行きますと、世界的な言葉——数学というのは日本国の数学もありませんし、イギリスの数学もありません。
同じ十四表の初めの「雑誌記事索引」のところに、「人文科学篇」「自然科学篇」というものがございますが、この雑誌の記事と申しますのは沢山の雑誌の中の項目のインデツクスを作りまして、あとから繰つて見れば、いつどういう論文が、どういう雑誌にあつたかがすぐわかるというものを作りますことは、日本でもたびたび企てられており、個人的な経営、或いは何かの会でこれを作つておるということもございまするが、包括的にやつたのは
そのうちの一番おもなものに雑誌記事索引というのがありまして日本で出ておりまする人文科学の雑誌、自然科学の雑誌の、これまた数はたくさんございますが、そのうちの相当の数を網羅いたしまして、その記事の索引をこしらえて、毎月一箇月分ずつ締め括りをいたしまして印刷に付しております。
大体哲学、宗教、倫理というような方向の、人文科学の中におきましてもいわば精神的な方面の資料を集めて来まして、これは蔵書は約八万あります。この八万冊の蔵書は相当よく選ばれたものでありまして、外国の文献も、日本の文献も、そのほかの東洋の文献もあり、相当いい出版物もあり、古いものを写した筆写本もあるのであります。
先づ国際的文化観光の都市としての京都の姿を眺めますと、教学の機関としては京都大学、立命館、同志社、女子大など十指に余る最高学府を有し、その学問の水準は、自然科学、人文科学共に首都東京には勿論、広く世界の水準に比肩するものがあります。
まず国際文化観光都市としての姿を眺めてみますると、教学の機関としましては、京都大学、立命館、同志社、女子大学等、十指に余る最高学府を有し、その学問の水準は自然科学、人文科学ともに、首都東京にはもちろん、世界の水準に比肩して劣らざるものがございます。
文部省の予算を見ますと、この科学研究というのは、これはおもに自然科学の方の研究であつて、多少人文科学研究費もありますが、どうも自然科学に重きを置いて、社会科学の方の研究が少し軽く扱われているのじやないかと思うのであります。この点に対する文部大臣の御意見を伺いたいと思います。