1954-04-30 第19回国会 衆議院 法務委員会 第48号
○加藤国務大臣 これはその地位が幹事長という地位でありまして、与党としてはきわめて重要な地位であり、ことに先刻来申し上げましたごとく、重要法案が山積いたしておりますがゆえに、これを通過さすことが国の大局、高所大所から見て必要であるという考えのもとにこの発動をいたした次第であります。
○加藤国務大臣 これはその地位が幹事長という地位でありまして、与党としてはきわめて重要な地位であり、ことに先刻来申し上げましたごとく、重要法案が山積いたしておりますがゆえに、これを通過さすことが国の大局、高所大所から見て必要であるという考えのもとにこの発動をいたした次第であります。
而もその責任の追及が与党の中枢部に及ぶや、内閣の権力を以て検察権を圧迫し、汚職の責めを強引に押し潰そうとしております。汚職の政治的責任を弁えぬ吉田内閣は、骨の髄まで腐り切つております。(拍手)この点は極めて穏健な緑風会をすら憤激をさせ、温厚な廣瀬議員まで口を極めて問責をした通りであります。国民はこの吉田内閣に一片の信頼をすら寄せず、挙げてその退陣を迫つております。
与党幹事長が法律の蔭に隠れて逮捕を逃れているような明日をも知れない政府、全身汚職に悩んでいるような政府が、或いは選挙の責任を預けた者が一年も行方をくらましていたような外務大臣、否朝鮮又フイリピンと次々と恥ずべき失敗を重ねているような外相によつて、国際情勢について明確なる見通しを持つて、国内のいわゆる重要政策及び外交上の判断に重大なる過ちを犯していないと誰が信ずることができましようか。
この法律では、九人の公安委員会が五人とも与党でやろうと思つたらやれますよ。ただ前の日にみんな脱党届けを、出しておいたらいい。今は政党員ではありません、公安委員になるためにわれわれは不備不党にならなければなりませんから、もう私は政党の党員であることをやめましたということを簡単に言えばいいのでありまして、制限しようと思うならばそこまで行かなければならない。
そこでそれだけでは与党勢力によつて自由に左右し得るではないかその公安委員の質というものはいかようにでもかえ得るのではないかという御懸念に対しましては、私どもといたしましては、それはすべて国会なりあるいは府県議会なりの同意を得て任命されるものであるという点もつてお答えを申し上げたいと思うのであります。
しかりとすれば、私は政府与党の立場を多少でも参酌いたしまして、経済的、能率的な発言をしようと思つておるものも、会期が大幅に延長になれば、遠慮なく長時間やらしていただきたいと思います。この点ここに質疑を続行するにあたりまして、非常に重大な問題でありますので、まず委員長からその間の消息をひとつ率直にお伝え願いまして、私の発言に対する御指示を仰ぎたいと思います。
そういう点におきまして、私どもはこの法案については、野党各派において長い間検討を加え、相当厖大な修正意見も、完全なる意見の一致を見たのでありますが、これを成立せしめ、あるいは重要事項に修正を加えんとする場合におきまして、政府与党との折衝の過程において、ただいま金子君から御提案になりましたような修正案に最大公約数的な結論が出たのであります。
○福田(繁)委員 苦しいところの与党諸君の意のあるところを、われわれも政党人として了承はできるのです。そこで私委員長に単刀直入、率直に申し上げたいのでありますが、この修正案を出すにおきましてでも、自由党においても今日まで慎重審議をされて来られたわけなんです。わが改進党でもその通り、社会党でもそうであろうと思う。
そこで私伺いたいのでありますが、この修正案をわが改進党なり、あるいは社会党から出されたというならば、これ勢い政党人としてうなずけるのでありますが、現内閣の唯一の与党であるところの自由党からこうい修正案を出される。少くとも政党内閣の建前といたしまして、この法律案をお出しになるときに、大蔵当局は与党に対するどういう御連絡のもとにこの法案をお出しになられたか。
もう会期が切迫しておる今日、こういう同一法案に関して与党が修正されるとするならば、銀行局当局が立案する時分に政調会に御相談されたというのでありますが、何がゆえにそのときに十二分の御連絡をされなかつたかという点が一点。もう一つは、何がゆえにこれだけの大修正案をもう少し早くやつてわれわれ委員に十分に審議するだけの余地を与えなかつたか、この二点を与党の諸君に私は伺いたい。
しかるに幸いにして与党が国会に多数を得て、というのはこの前のキリノ大統領のときはナシヨナリスタ、つまり反対党が上院の多数を占めておりました。今度はナシヨナリスタの議員が多数を——これはデモクラットと一緒になつてでありますけれども、多数を占めている、その安定した政権ができておるのであります。そしてそのナシヨナリスタの人々に反対が多かつた。これは前からそうでございます。
○細迫委員 外電の伝えるところによりますと、フィリピン政府の与党たるナシヨナリスタ党の有力議員のレクト氏が、日本政府とは言わないが、日本側はフイリピンの議員に対しまして一千五百万ドル買収した。こういう状態であるならば、日本とのあらゆる友好関係を即時断絶すべきであるとという決議案を上院に提出したということを聞くのであります。第一にそういう決議案が提出せられた事実ありやなしや。
○矢嶋三義君 加藤法務大臣に伺いますが、只今質問して、あなたは今後起つた場合に、政府与党の便宜のために云々ということは、私の信念の下にやらない。こういうふうにまあ言明されているわけです。それから緒方副総理は、犬養法務大臣の当時も何ら力を加えたものでなくして、犬養法務大臣の自主性においてなさつたものであり、今後も加藤法務大臣におきましては、そういうふうにするのだ。
特に、幹事長の問題に関しましても、具体的にその幹事長なるものは、与党のみの幹事長を指さすものなりや否や、或いは野党の幹事長をも含めるものか。或いは少数政党の幹事長も含めるものか。その概念規定を明確にしなければならない。与党の幹事長のみを指すものとするならば、その内閣の背景をなす与党のみの力によつて国策審議を押し切ろうとするところのフアツシヨ的な行き方であります。
それから今の幹事長の、与党の幹事長、野党の幹事長、小会派の幹事長というお話がありましたが、その党における、政党組織において幹事長の重要性に野党と与党と、小会派と大政党との間に異るゆえんはございません。ただ私が申しましたのは、今の政府の立場として政府の信ずる重要政策、これを通すために、政府から見て与党の幹事長の位置が非常に重大である。
私は与党でも野党でもないわけです。極めて公正な、公平な見地からこれは申上げている。まあこの機能というものは非常によろしい。それで無担保で貸付けておる。期日も案外早く貸付けているように、私は私の調べたところでは思つております。それで而も全国各地の状況を見まするに、貸付けると言つても担保がないのですから、一応申込者に対する調査ということは、これはしなくちやならん。金のことですから……。
荒木さんの場合は平気でそれを許しておいて、事与党の幹事長になつた場合は、いろいろなりくつをつけて、それでもつて許諾の請求をしないというこの政治的不公平をどうするのです。問題はそこにある。それに対して国民は疑いを持ち、輿論はやかましく言うておるのです。その点に対してあなたの答弁ははつきりしてない。ある党の場合はかまわぬ、片一方の党の場合はいかぬ、そういうふうに法律が二重に使われるのですか。
野党の国会対策の最高責任者の逮捕許諾の場合にはこれを要求しておいて、与党の幹事長の場合は、国政上及ぼす影響が大きいということでこれを拒否する取扱いは、一体妥当な取扱いとお考えになつておりますか、それを伺いたい。
そして中立政策を堅持しているパキスタンのごときは、最近MSA援助を受けることに決しますというと、国民の反感がたいへん盛り上りまして、東パキスタンにおける過般の総選挙におきましては、政府与党が意外の大敗を喫した、またアメリカのさしがねでクーデターをやりました現在のイラン政権に対しまする国民の反感は大したものである、イランの政情はこんとんとしておる、こういうふうな事情でありますが、そのアメリカと結んでそうして
又参議院においてもそういう意味のもとに決議をせられておるということでありますが、私は政府が特に自分の政府の利益、若しくは与党の立場、それだけの見地からこの指揮権を発動したということを、今お述べになつただけの理由を以て私にそう思え、若しくは思うのが当り前だとおつしやつても、私はそれだけの根拠では、これはその通りであるということを考えることはできません。
内閣としましては、政府、与党幹部に関する事件である限り、法の運用上の盲点を利用して政治的考慮を加えるべきでなく、積極的に真相を国民の前に明らかにするよう努力すべきでありましよう。又そのことによつて天下に責を負わなければならない場合は、当然内閣は総辞職すべきでありましよう。
この決議案は、参議院内における与党に比較的に同調していた緑風会の提案になり、その提案の過程においては参議院の改進党が原案を提示したものだと言われております。これに対し、自由党を除く各党派が本決議案に賛意を表し、可決せられたものであります。これに対し緒方副総理の言葉は、謹んで院議を承わりますとの発言でありました。
只今の緒方副総理の御答弁を伺いましても、将来大いに注意をするという御答弁でありましたが、本院の決議は、御承知の通り今回の与党幹事長の逮捕許諾の請訓を速かに許可せよというのが決議案文の趣旨であります。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手)何も将来気を付けてもらいたいというのが本院の決議ではないのであります。検察庁の逮捕許諾の手続を速かに国会に提出すべしというのが、本院の決議の趣旨であります。
もしこの点に関しまして与党と意見の対立がありましたならば採決してもらいたいと思います。
更に先般アメリカとパキスタンとの集団安全機構を確立した途端に選挙が行われて、東パキスタンではこの条約を調印した政府与党がもう徹底的な敗北を吃しておる。そういうふうに世界的な集団安全保障機構というものが一体アメリカの提唱するようにどんどん進行しないという理由はどこにあるのですか。
○羽仁五郎君 選挙の場合について、しばしば言及されますが、それは却つて議論を紛糾させることになると思いますが、おつしやるからそれについて伺いますが、選挙については眼前明白なる危険があるのではないですか、教育の場合と著しくその事情を異にしておる、選挙の場合は選挙の腐敗、或いは政府の閣僚、その選挙事務長が自殺をする、或いは政府与党の幹事長が逮捕許諾を求められて、そしてそれを閣僚が阻止する、そういういわゆる
大蔵大臣に委員長から申上げておきますが、先ほど各委員からの質疑もあつたようでございますが、衆議院で修正せられました平衡交付金の一部改正案、この問題については先ほどの大蔵大臣の御答弁でも、大蔵大臣としてはこれは了承を完全にしておらない、で参議院のほうで適当な修正を一つ希望するような発言もあつたのでありますが、この点につきましては修正をされました自由党といたしましても、或いは改進党といたしましても、特に又与党
こういう理由を私が申上げると、一月十三日に与党自由党から保守三派に示された防衛計画案、あなた方ないと言われておるのですか、これも秘密事項になつておる、衆議院の予算委員会で中曽根君から、尊重するか、あなたは尊重するということ、やられるということを答弁された。
十四条の指揮権の発動が、検察陣の行為の行き過ぎ、あるいは捜査上の不当なるやり方、そういう場合にのみ指揮権を発動することが適正であるかのごとくわれわれしろうとは考えておつたのだが、政治上の都合によつて、政府の都合によつて、政府並びに与党に及ぼす影響の大なることによつて、自由にそういうことをしてもいいということであるならば、司法権の独立ということを期待することはできないと私は思うのですが、新任大臣たるあなたはどう
(拍手) そもそも内閣不信任案は、その内閣に政策上の失政があつたとき、または歴然たる汚職の事実が明らかになつたとき、あるいは与党が分裂などを起して政策の遂行が困難になつたとき、みずから政権担当の能力ある野党が提案することが憲政の常道であります。
、今回の問題を契機として、いろいろ学者間にも、また実務家の間においても議論がなされておりますが、この指揮権の内容、あるいはいかなる場合にいかなる形で発動されるかということは、あげてその権利を行使せられる法務大臣の御意見、正しい良識と良心によつて判断をされてよいと思うのでありますが、ただいま副総理からお話のごとく、副総理はいろいろな機会にたびたび声明をいたされておりますように、今日の政党内閣における与党
○緒方国務大臣 これは私が法務大臣にさしずしたのではありませんので、法務大臣の考えによりまして、与党の佐藤幹事長の位置が、今の段階において非常に重要であると、法務大臣が考えたことであろうと私は想像いたしております。