2002-03-08 第154回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
○阿部委員 医療もある意味で道路等と同じ社会資本でございますから、社会資本の適正配分という意味で、公的医療分野の重要性もあり、なおかつ、発展する枝葉の部分としてのいわゆる私的な医療分野もあると私も存じますので、両方にわたっての御検討をよろしくお願い申し上げます。 引き続いて、藤島委員の御質問に対しましての塩川財務大臣のお答えをもう一度反すうしながらお尋ねいたします。 きょう皆様のお手元に「消費者物価
○阿部委員 医療もある意味で道路等と同じ社会資本でございますから、社会資本の適正配分という意味で、公的医療分野の重要性もあり、なおかつ、発展する枝葉の部分としてのいわゆる私的な医療分野もあると私も存じますので、両方にわたっての御検討をよろしくお願い申し上げます。 引き続いて、藤島委員の御質問に対しましての塩川財務大臣のお答えをもう一度反すうしながらお尋ねいたします。 きょう皆様のお手元に「消費者物価
○阿部委員 先ほどの三十兆枠、よいところがあればそこに補てんして、この枠自身はある意味では変わるかもしれないとおっしゃったこととあわせて、ぜひお読みいただきたいのですが。 実は、医療という分野は、費用対効果という言葉を使いますと、一兆円の投資をいたしました場合に、約五兆四千億の投資効果と五十八万三千人の雇用を生みます。対して、土木工事は、二兆八千億の投資効果と二十万六千人の雇用ということで、簡単に
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 一昨日、本日と長い時間への御審議、皆様御苦労さまでございます。なるべく簡略にいたしたいと思いますので、いましばしおつき合いをお願いいたします。 冒頭、まず塩川財務大臣にお伺いいたします。いつものごとく質問通告ございませんテーマですが、一昨日の我が党の植田至紀議員へのお答えを拝聴いたしましての御質問でございます。 いわゆる三十兆円枠をめぐりまして
○阿部委員 二万五千円でございます、月に。 そして労働、まあ拘束時間あるいは研修時間と申してもよろしゅうございますが、例えばこの森大仁君の場合には月に二百六十時間から三百時間、これは、普通、実労働で百六十時間というのを二倍に上回る拘束並びに実労働時間をしておりました。こうした一番若くて体力もある方たちが、逆にこのような長時間労働の中、低賃金の中働きながら、この方は過労死なさいました。 そこで、坂口厚生労働大臣並
○阿部委員 この地裁判決に関しまして関西医大の方の見解、新聞紙上等の報道によるものですが、例えば、研修医の身分は大学院生に近く、給与というよりも奨学金を支給しておるんだというふうな認識に立っておるわけです。 ちなみに、先ほど中川委員が取り上げました東京女子医大、ここで研修中の研修医は医療練師と呼ばれておりますが、月の医療練師としての給与はお幾らか、坂口厚生労働大臣御存じでしょうか。ごめんなさい、急
○阿部委員 同じく社会民主党の阿部知子です。 私、午前中、財務金融委員会におりましたために、重複した質問があるかもしれませんので、もし既に出た質問でしたらお許しください。 関西医科大学における研修医の過労死認定について伺います。 さきに、昨年八月、大阪地裁の堺支部が、いわゆる研修医の労働に対して労働者性を認定するという形で、御遺族に対して遺族共済年金や未払い賃金を支払うことを命じました。実は、
○阿部委員 国民が一番今知りたいと思っておりますのは、三年前の公的資金の注入、七兆五千億ですか、その際のお金がどのようにある意味では吸収されてしまったのだろうか、それを塩川財務大臣は、食い逃げと今もおっしゃいましたが、そういうお言葉で表現されたのかと存じますが、再度食い逃げ状態にならないために、何と何と何に注意なさると今お話しくださったのか、恐縮ですが、もう一度確認をさせてください。
○阿部委員 塩川財務大臣の長い政治家としての御経歴の中で、社会保障の大切さということ、特に日本の国民皆保険制度の堅持という観点から、三割負担ということを今回打ち出されたということで伺いましたけれども、何度も申し上げますように、今時局は、大変にサラリーマン御本人にとって、失業の不安あるいは収入減、さまざまに問題が多うございます。私は、とにかく健康さえ維持しておれば、本当にまた花の咲く日もあるというくらいに
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、質問予告はしてございませんのですが、先ほどの民主党の小泉委員の御質問を聞きながら、塩川財務大臣が大変いい御答弁でございましたので、健康問題、とりわけ健康保険問題、今、サラリーマンの自己負担三割が政府・与党方針として決まったということで、来年四月の三割負担上げを明記するというお話に関連して、一つだけ、あえて質問をさせていただきます。 先ほど
○阿部委員 それではなかなか答えになりません。人によって違っても、国としてこうした体制を整えておるから、国民よ、大体これくらいあなたたちが持っていれば幸せに暮らせるよということを明示するのが政治でございます。ピンからキリまであるから、人によって違うからという形で言うことが、そして果てしない患者負担を強いていくことが、今日、国民の消費デフレ、本当にこの国で老いを迎えて大丈夫だろうかという気持ちを来しておると
○阿部委員 さすが小泉首相でいらっしゃいます。 その国民、そして、国を長年支えてくれて、今御高齢期を迎える方、いわゆる御高齢者、間違いなく戦後の復興あるいは苦しい戦争を切り抜けて今日本で老いを迎えている御高齢者に対して、もしも小泉首相に、ある六十歳代後半から七十歳代の御夫婦が質問したといたします。私たちは一体老後のために幾ら持っておればこの国で安心して死んでいくことができるでしょうか、首相、と尋ねられたとき
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、坂口厚生労働大臣に、本日の午後の質問の最初にお立ちになった赤松委員からも御指摘のございましたヤコブ病問題、和解勧告が出ておりまして、あとは国の判断でございます。八七年以前の患者さんについても広く救済の手が差し伸べられますように私からもお願い申し上げて、本日の質問に入らせていただきます。 私は、議員になって一年半が過ぎましたが、きょうが小泉首相
○阿部委員 私の御質問はもう少し意味がございまして、今、日本の経済状況を考えますと、空洞化を含めて経済そのものの実体が陥没しておるということで、そのことについてやはり経済担当の竹中大臣にあってもお考えがなければ、このことはまた同じような公的資金の注入だけに終わるのではないかという懸念を述べさせていただきました。ただし、今御答弁でそれ以上の内容が得られませんと思いますので、大変恐縮ですが、また引き続きにさせていただきます
○阿部委員 そういたしますと、金融システムの安定化ということを先ほど確かに五点目におっしゃいましたが、その一つの解決策として、公的資金の注入というチョイスもあるかと存じます。 そして、もしも公的資金の注入、先ほど五十嵐委員の御質問では、今はその判断の時期であるという御質問もございましたし、私もそう考えておりますが、もしもこのことを竹中大臣が実施なさるとした場合に、このことが銀行救済だけに終わらないための
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 皆さんにお知らせしてある質問の順番を、恐縮ですが、金融大臣のお時間の関係で、最初にデフレ対策のことから触れさせていただきます。 まず、竹中経済財政担当大臣にお願いいたします。 昨日、小泉首相の方からの御指示で、デフレ対策ということで、先ほど五十嵐委員の御質問にもございましたが、不良債権処理の促進、日銀による一層の金融緩和、株式市場の活性化、中小企業対策
○阿部委員 大胆に踏み出されても、雇用情勢も一向に改善せず、経済の空洞化も防げないという事態の中での政権の運営ですから、やはり現実に厳しい評価をみずからの政策に課してみることも政治家としては大変重要だと思います。 そして、今回、短期的に足元の効果はあると。これはいわゆるカンフル剤的な使用方法ですが、そのことが本来の蘇生、生きる道につながらなければ、これはやはり大きな目で見ればむだということになってまいりますし
○阿部委員 では、具体的に二点お伺い申し上げます。 今回のNTTの売却益を組み込む予算の編成の中で、いわゆる公共投資、それも施設投資を中心にしたものにかなりの予算が補てんされております。果たして、竹中財政担当大臣はこのような施設型の投資を行うことが本当に我が国の足元の経済の補強になるとお思いか否かが一点。 それから、大臣が任命されてからの月日の中で、いわゆる構造改革による需要創出効果などを、これは
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、本日の予算委員会のトップを務められました松本委員のさまざまな御質問の中で、いわゆる外務省の外交姿勢をただすというか問うものがございました。 思い起こせばテロ対策支援法のときに、この場所にいわゆるNGOのペシャワール会という、パキスタンで医療活動をしておられる中村哲先生が来られていろいろな意見陳述をなさいましたが、やはりこれからの世界の中で、
○阿部委員 金融は潤滑油のようなものですから、やはり貸し出し抑制という事態は地域経済にとっても深刻でございますし、そこをあえて言わない、内々の腹づもりをお持ちだということですので、そういうふうに本日は承っておきます。 あともう一点、その危機という言葉の中に、いわゆる銀行の株価はいかがなものでしょうか。株価がある程度以上暴落する場合も危機というふうに認識されるのでしょうか。
○阿部委員 昨日の予算委員会の中で柳澤金融大臣がお答えになっていたのは、もう一点、銀行が債務超過ということ、この中の、今のどれかに当たるといえば当たりますが、債務超過になった場合というのも挙げられておりましたが、一応それでは概略四点ほどだというふうに認識いたしまして、そして特に、先ほどの吉井委員の御質問にもございましたが、貸し出し抑制ということに関して、強い貸し出し抑制とは何を意味するのでしょうか。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日が第百五十四通常国会の最初の財務金融委員会ですので、おのおの財政担当そして金融担当大臣に概略的な御質問をさせていただきます。 まず、柳澤金融大臣にお願いいたします。 昨年の暮れから今年の初頭にかけて、とりわけ年頭の小泉総理の御発言等々の中で、いわゆる金融危機を起こさないためにはあらゆる手段を講ずるという御発言が随所で見られております。 もちろん
○阿部委員 先ほど鈴木委員との御討議の中では、こういう枠内に入り込んでの、そこでの、どう使うべきか、あるいは削減すべきかという論議以前に、課税のそもそも根本をというお話がございましたが、私は、ここでは塩川財務大臣の土俵に乗りまして論議をさせていただこうかと思います。 今伺いました三千億円、それから自動車重量税の八千四百四十億円のうちの二割相当の一千六百億円を含めますと、約四千六百億円が一般財源化される
○阿部委員 できれば、そうした論議が、先ほど申しましたような国会の場でもう少しオープンに行われるべきだと私は思います。 増税というのは、入るをはかりて出るを制すのお話ではございませんが、必ずどこかには痛みというか、それを負担する側の問題が出てまいりますし、しかしながら、先ほど申しましたように、どの点ならみんなが納得できるかという一致点を、それは国民的論議で持っていくということであろうかと思いますから
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、閉会中審査ということで、貴重な一日、朝から御出席の諸大臣、関係者、そして各委員の皆さん、なかんずく委員長も、大変御苦労さまでございます。あともうしばらくでございますので、よろしくお願いいたします。 まず第一点目、塩川財務大臣にお伺い申し上げます。 先ほど、鈴木委員と塩川財務大臣のいつもながらの骨太な論議を拝聴いたしながら、特に、来春に
○阿部委員 全体の模様についてお尋ねなさるときに、村田副大臣の問題意識の中には、主にどういう点を確認しなければいけないということが御意識にあられたかが一点と、いわゆる三十社問題は、今の五十嵐委員の御質問によりますと、今回直接に五十嵐委員の方から質疑、あらかじめの通告はしていなかったようですが、わざわざ村田副大臣の方でお尋ねあそばしたのでしょうか。この二点、お願いいたします。
○阿部委員 そのときの村田副大臣の、先ほどの御答弁では、議事録はなかった、文章のものはなかったということでございますか。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいまの五十嵐委員の御質問に引き続きまして、何点か確認をさせていただきます。 村上副大臣にお願いいたします。 先ほどの五十嵐委員の御質問に対しまして、村上副大臣は——村田、失礼いたしました。ごめんなさい。村田副大臣は、森金融庁長官に、いつ、何を、どこまで確認されて御答弁でしたでしょうか。いつ、何を、どこまで、詳細にお答えください。一点です。
○阿部委員 私は、そうした複数の債権者がおられるときの音頭取りを公的なものにゆだねようという姿勢自身をやはり非常に問題と思っております。 そして、次に室町参考人にお伺いいたしますが、参考人からいただきましたさまざまな資料で、少なくとも私が拝見いたしました限り、富士銀行の山本頭取がお出しいただいたものよりは、再生努力ということについての銀行の取り組みということが詳細に書かれておったと思うのですが、今度
○阿部委員 私がぜひこの場でもう一点お伺いしたかったのは、山本頭取のお言葉の中に何回か出ておりましたが、一応不良債権処理についての会計処理は引当金を積むという形である程度各都市銀行は終了しておると見てよいということと、もう一歩さらに最終処理を急ぐのであれば、今回のこのRCC等の買い取り機構の活用も考えたいというお言葉であったと思います。 私が逆に一番ここでお聞かせいただきたいのは、いわゆる最終処理
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 四人の参考人の方には、お昼も過ぎましたのに、大変に長時間で御苦労さまでございますが、私の質問で一区切りですので、よろしく御協力をお願いいたします。 まず、山本頭取にお伺いいたします。 今、山本頭取は日本の銀行界のトップとして、現下、大変厳しい経済情勢下の我が国の経済状況、そして次の産業が何であるのか、例えばITにいたしましても、アメリカで
○阿部委員 事態を極めて楽天的にとれば、先ほど来の狂牛病の御答弁もそうでございますが、物事を楽天的にとればそのように解釈することも可能かもしれませんが、柳澤金融大臣がおっしゃったように、地域や職域に深く組み込まれた信用組合や信用金庫が次々と破綻していく、本当に十一月の数などを見ますと、大臣自身もおっしゃったように非常に多い数でございます。 先ほど柳澤金融大臣は、現在の金融市場、特に銀行等々の自己資本比率
○阿部委員 たばこ税全体での税収が八千八百十億で、先般の平成十年のたばこ税の引き上げ以降の引き上げ分が年度で二千六百五十九億ということで、確かに医療の財源としては十分というふうには言い切れませんですが、このうち、財務大臣も御指摘のように、半分は地方に回るわけです。これからの医療を地方分権でやっていくという方向性も含んだ場合には、私は極めて魅力的な財源と思いますので、きょうは今の御答弁を承りまして、またさらに
○阿部委員 同じく社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、お時間との関係等ございますので、最初に塩川財務大臣に一問だけお願いいたします。いわゆるたばこ税に関する御質問です。 せんだって、塩川財務大臣は記者会見で、たばこ税率の引き上げ等もお心におありだというお話を述べられた上で、それを、増税分を医療や社会保障の財源とすることも考えておられるというふうに記者会見場で述べておられたと思います。
○阿部委員 今御指摘のように、九月に機械が入りまして、入る前が二千九百五十四件、九月が四千二百三十三件、十月が四千九百二十件と、相談がふえたということは私もいいことだと思うんです。 それで、行ってみても、大変に明るいですし、今の若い人たちは特にパソコンとか好きですし、まず自分がアクセスしてそれから相談される。その結果、紹介件数も、八月が千八百六十八、九月が二千六百、十月が三千三百三十八と、紹介できる
○阿部委員 安全対策は、早過ぎるということはないので、ありとあらゆる方法を御検討いただきたいと思います。 では、本来の質問に移らせていただきます。 昨日、本日と皆様の御質問の中にもたくさん出てまいりましたが、いわゆるハローワークのことに関しまして、一点目、お伺いいたします。 ハローワークでもいわゆるIT化、求人自己検索パソコンの導入が大変進められております。今年度も、さらに三十九カ所を切りかえるための
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、質問通告をしてございませんのですが、一点だけ、今朝明らかになっております北海道での狂牛病の発生について、坂口厚生労働大臣に早急な対処をお願いしたき件があり、御質問をさせていただきます。 今回、狂牛病ということが判明した牛も乳牛でございます。そして一頭目も乳牛だということで、この間、私もいわゆる食肉牛の肥育にかかわる農家も見学させていただきましたが
○阿部知子君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、本補正予算案並びに関連する交付税法等の改正、そして剰余金の特例法に、反対の立場からの討論をいたします。(拍手) まず、昨日、アメリカのニューヨーク郊外で、旅客機の事故が起こりました。この事故に対して、あの九月十一日を思い出されたアメリカ国民の方も多々あるやもしれません。事故の犠牲となられた方々には心から哀悼の意を表したいと思います。 あわせて、
○阿部委員 今お答えいただきましたように、この地区では、やはり高い乳幼児死亡率の原因がはしかとポリオと言われる小児麻痺ですね。これが子供たちの命を奪う強敵として知られておるわけでございます。 この六年間、実はポリオの接種ということにおいてさまざまな方面の努力が実りまして、従来戦闘状態にありました北部同盟とタリバンと言われる勢力も、このポリオワクチンの接種期間に限っては停戦をずっと実施しておりました
○阿部委員 御出発の日時にもよりますが、今の田中外務大臣の前向きなお答えをいただきまして、私として、ぜひとも要請していただきたい点がございますので、以下に申し述べさせていただきます。 一言で突き詰めて言えば、ワクチン停戦と申されるものでございますが、田中外務大臣にあっては、現在アメリカの攻撃の対象になっておりますアフガニスタンで、子供たちの置かれている状況、とりわけどのような疾患が子供たちの命を奪
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 冒頭、まず、昨日ニューヨーク市の郊外で航空機事故が発生いたしまして、一時はまたテロであるかというふうな不安もささやかれましたけれども、昨今の世情は、何につけやはり不安ということで、国民も、また世界もおびえなくてはならないような時代になっております。 アフガニスタンでは、米軍による空爆が相も変わらず続けられておりまして、このことがまた、一般の
○阿部委員 先ほどの株価は実体経済の低迷ということもございますでしょうし、それから不良債権処理の長引く処理し切れない現状、そしてあわせて消費デフレと重なりますと、業は成り立たず、消費も落ち込み、あわせて金融もうまく回らない。普通はこれは三方手詰まりととらえた方がいいような状況と思いますが、それでもなお塩川財務大臣にあっては我が国の全体の経済状況は危機的ではないとお考えでありましょうか。
○阿部委員 そのための、先ほど来鈴木理事もお尋ねでございますが、この補正予算あるいは全体の三十兆円枠でそれが可能か否やということが大きな分岐点になってまいると思います。 いま一点、これも私が前々回たしか塩川財務大臣にお伺いいたしましたが、いわゆる狂牛病、この名前が適切ではございませんので、牛海綿状脳症と言いかえられる事態の発生で、兜町のニュースによりますと、単にマクドナルドあるいはしゃぶしゃぶのチェーン
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先週に引き続いて、今週もまたこうした遅い時間帯での審議で、塩川大臣にも大変お疲れなことと存じますし、各委員も大変に御苦労さまでございます。できればもうちょっと明るい時間にやりたいなと思いながら、私で最後の質問ですので、よろしくお願い申し上げます。 私は、きょう、先ほどまで予算委員会に出ておりまして、質問も何点か行わせていただきましたけれども、先ほど
○阿部委員 では、いわゆる銀行が信頼を看板に背負って、いわば安心な代名詞として機能してきた。きのうは、株の方はちょっとそうではない、暗いイメージだったというお話、金融大臣からございましたけれども、その銀行の信頼ということ。それから、銀行とて市場というリスクを持ったものの中で動くものであるという中で、今般、金融再生委員会が設けられ、また金融庁の業務も拡大されていることとは思いますが、不良債権処理全般にわたりまして
○阿部委員 趣旨は一応は理解しておるつもりであります。そして、いい銀行が残るといった場合に、先ほど申しましたような第二地銀のような非常に身近な銀行もやはり残ってくれないと困ると思うわけで、そのために今正しいプログラムがしかれているかどうかというところで、後ほど少し自分の見解も述べさせていただきますが、公的資金の注入ということもまだあり得ることと、私は銀行全体、大手行に対しても思っております。それくらいにまだ
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、柳澤金融大臣の御報告をお伺いいたしまして、大体三つの点にわたって御質問をさせていただこうかと思います。 私は、昨年の六月の衆議院の総選挙で初めて当選いたしましてこの国会に参りまして、実は財務金融委員会と厚生労働委員会という二つの委員会に所属しております。厚生労働委員会は、私がもともと医療分野におりましたので、かなり自分自身でもなじみの深い
○阿部委員 ただ、非常に残念なことに、複数の理事がこのことには関与しておられるわけです。自助努力ができるものか否かということでございます。みずからほとんど学会の、私も医者の世界におりますが、医師としてある学会に所属し、あるいはその学会で重要な位置を占め、なおかつ日本臓器移植ネットワークでも理事としているわけです。この方たちが、みずから三分の二の議決というのはほとんどあり得ない。 そして、こうした選任
○阿部委員 私は今、この厚生労働委員会以外に、ちょうど向かい側で行われています財務金融委員会にも所属しておりますが、金融行政の公正性ということをめぐって、例えば銀行が不祥事等々を起こした場合にはやはり経営責任を問う、これは当たり前の社会的な通念でございます。 私が殊さらここで公益法人としての臓器移植ネットワークを問題にいたしますのは、特にこのトンネル寄附という行為は金銭授受にかかわるものでございます
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、三十分のお時間をいただきまして一般質疑をやらせていただけること、大変にうれしく思います。そして、本来、私がずっと医者の時代にテーマとしておりました臓器移植の問題を取り上げる機会が回ってきたことを、大変私はうれしく思います。きょう、五点、全体五項目にわたって御質問いたしますが、一項目めがこの臓器移植関連でございます。 実は、臓器移植問題、
○阿部委員 相談件数等々がふえることは、一概には悪いことではないと思うんです。そして、その相談にかかわる人員をふやすということも、むしろ、本来的な意味で、証券市場を市民にとってわかりやすく近くするという意味では私は前向きのことと評価したいと思っています。 しかしながらでございます。例えば、今回の税制の委員会の金融小委員会の冒頭といいますか、「証券市場の現状認識等」の既に大きな枠のところで、証券市場
○阿部委員 基本的な御答弁から、現在の今でも続く証券市場へのある種の国民の不安感、不信感まで、御丁寧な御答弁をありがとうございます。 本来は最後に伺おうと思いましたが、あえて、今御答弁をいただきましたので、証券市場の監督省庁としての金融庁並びにそれを所轄しておられる金融大臣に、今の金融市場のいわゆる国民から見た信頼のなさということに関して、幾つかのデータを挙げて御質問を続けさせていただきます。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 いつも私の質問は最後に置かせていただいておりますので、きょう一日の皆さんの審議を承った上で、総括的なお話をまず柳澤金融大臣にお伺い申し上げます。 今般のこの租税特別法案のいわば大きな背景にございますものは、間接金融から直接金融へ、より金融市場を活性化する、いわば金融の構造改革の問題が大きな流れとしてあることを私もまた認識しておりますが、ここで、そうした
○阿部委員 政治家は社会を維持するために必要な職業に入るかと思いますので、二番目。坂口先生は医療者ですので一番目に入りますので、ちなみに。 そして、続いて桝屋厚生労働副大臣にお伺いいたします。質問通告していなくてごめんなさい。朝からずっと聞いていて、やはりこれは桝屋さんに聞くのが一番かなと思いましたので、聞かせていただきます。 きょう私がお手元にお配りしました二枚目の表でございます。これはさっき
○阿部委員 私の提案は、やはりハイリスク群から慎重に医師の診断に基づいて行うことであると考えております。 ちなみに、イギリスにおけるワクチン接種の優先順位リストというのを御紹介いたしますが、一番目が医療関係者でございます。二番目が、社会を維持するために必要な職業。自衛隊員も入られると思いますが、警察、通信、運輸、葬儀、消防士の方々。三番目が、心疾患、呼吸器疾患、腎不全などの慢性疾患を持つハイリスク
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の、インフルエンザを対象として予防接種法の改正を行う論議に当たって、もうきょう私の質問が終われば採択ということで、私から見れば極めて拙速の感を否めません。 と申しますのも、実は、私が小児科医になりましたのが一九七四年でございまして、インフルエンザあるいは予防接種被害による、さまざまな子供たちの健康被害あるいは死亡という状況を私自身も経験してまいりましたし
○阿部委員 お話の前半の、九月期まではかなりヨーロッパ並びにアメリカの経済見通しも明るいものであったがという御指摘ですが、実は、このテロ事件の発生以前からアメリカの実体経済と申しますものにも既に陰りが見えておりましたでしょうし、全体に、希望的な観測をすることは人間大事だとは思いますが、しかしながら反面、やはり最悪の事態あるいは憂うべき事態の発生ということも考慮していかなければいけない。その場合に、後半
○阿部委員 先ほど、財政の出るを制して入るをはかるでしょうか、塩川財務大臣はおっしゃいましたが、その際にも、やはり税収減に対する認識は甘く、歳出の増大については、先ほど佐々木先生も御質問でしたが、例えばテロ対策の支援に一体幾らの予算が計上されなければならないのか、その歳出部分については、ある一面非常に甘い認識をお持ちのように拝聴します。そして、逆に、国民にとっての命の綱である医療については、先ほど来
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほどの約三十分の佐々木憲昭先生と塩川財務大臣の応酬を拝聴しながら、やはり塩川財務大臣にあっては、日本経済の現状に対する認識が庶民とはもしやしてかけ離れておられるのかなと思いながら拝聴いたしました。 と申しますのも、もちろん昨日のテロ対策特別措置法ですかにおける与党の皆さんの賛成ということも、国民的視点で見れば、やはりちっともよくなっていない経済状況