1953-12-14 第19回国会 参議院 農林委員会 第2号
○鈴木強平君 そういたしますと、繊維局長も蚕糸局関係のかたも、資料を出したが、而も口頭で述べた場合においても慎重を期するように、言い換えれば、かような税を課するために日本の産業の一部門を萎縮させやしないかというような危惧があつたように思われます。御答弁によりますと……。そういたしますと、さような産業政策を全然考えないような税制調査会の報告は我々には考えられない。従つて大蔵省がこの案を受けてどのように
○鈴木強平君 そういたしますと、繊維局長も蚕糸局関係のかたも、資料を出したが、而も口頭で述べた場合においても慎重を期するように、言い換えれば、かような税を課するために日本の産業の一部門を萎縮させやしないかというような危惧があつたように思われます。御答弁によりますと……。そういたしますと、さような産業政策を全然考えないような税制調査会の報告は我々には考えられない。従つて大蔵省がこの案を受けてどのように
○鈴木強平君 只今承わると、閣議に基いて関係各省で委員を選んだということでございますが、さようなことであれば、むしろ政府の出先調査員じやないか、いわゆる国家的な超党派的なものであるかどうか。併し我々は各調査員が熱心によくやつたことは認めております。併しながら、そこに遺漏があるかどうか、これは考えなければならん問題だろうと思います。従つてお尋ねするのは、いやしくも消費税として二百億円もとる新税を課するに
○鈴木強平君 今更お尋ねするのもおかしいが、私ちよつと留守をしておりましたものですから、一体税制調査会の各委員を選任されたのはどこであるか。従つてなぜ聞くかというと、調査の結果の答申について不満を持つておる。従つて税制調査会は現に今もあるのか、そうして調査会の委員の選び方はどんなふうになつているのか。まあこれは常識でわかると思うのですが、私の考えでは大体それは総理大臣が任命したんじやないと思うのですが
○鈴木強平君 群馬県の製糸関係、養蚕関係に大蔵省からすでに地方局に通達されまして現に調査をしております。原糸課税をした場合にはどのような形でやるかということの調査をしております。従つて私も政府の方針が原糸課税にあることは明らかであろうと思います。先ほど来各委員からこの問題はいろいろ掘下げられまして、ましてやそのほうの当局である蚕糸局長からも原糸課税は不当であるという意見も開陳されておりますから、私から
○鈴木強平君 過ぐる九月に第四回の生糸の国際会議がイタリーにございましたので、私出席いたしまして、臨時国会など委員会を欠席いたしましたことは甚だ恐縮に存じますが、やむを得ない事情でありましたことをお許し願いたいと思います。 先ほど来問題になつておりまする原糸課税の問題でございますが、これは蚕糸局長に先ずお伺いしたいのは、初めは織物課税のような話が出ておつたけれども、税制調査会では織物にするか、原糸課税
○鈴木強平君 午後引続いてやりますか。
○参考人(鈴木強君) お答えいたします。これは最初に統一闘争の問題ですが、問題が、これは現在国会において審議中であるということが一つあるわけです。ですからこれは各公社とも完全実施ということについては変りありませんし、それからそれぞれ年末手当、国鉄は一・五ヶ分要求いたしておりますが、我々はニヶ月分要求しているということで目標額が違つておりますが、現在国会でその問題が討議され、政府の予算案は御承知の通り
○参考人(鈴木強君) 先ず政府のほうでございますが、これは九公労といいますか、九つの組合が八公社の、三公社五現業と言つておりますが、そこに九つ実は組合があります。その九つの組合がまあ統一闘争といいますか、一諸になりまして政府に当つておる。ただ遺憾ながらその団体交渉が政府と我々のその公企労の組合とないというのが法的に言えば現状でございまして、我々は何とか政府と我々と交渉するような場を開きたいと考えておるわけですが
○参考人(鈴木強君) 山田委員の御質問にお答えいたします。 かねてから私どもの仲裁裁定の問題につきましては、本委員会におきましても格段の御協力を頂いておりまして、過ぐる閉会中においてもわざわざ私どもの意見も聞いて頂いたわけでございます。私どもはその席でも申上げておきましたように、公社発足一年有余でありますが、非常に劣悪な作業条件の中で、而も大衆の輿望を担う電気通信事業のサービスを是非とも改善して参
○参考人(鈴木強君) 最初の能率といいますか、企業に対する基本的な考え方ですが、これは私ども丁度八年ばかり組合運動をやつて来ておるわけですが、丁度戦争が終つたあとのああいつた物価の変動のひどい、而も社会情勢の険悪な中で運動して来た場合には、は決してそういうことをやつたことが悪いと解釈してないのですが、いわばパー、パーということが盛んに言われておつたわけであります。これはよく考えてみると、やつぱり相当矛盾
○参考人(鈴木強君) これは国会の情勢の判断になるわけですが、御承知の通り昨日四派が臨時国会の召集を政府に申入れたようですが、果して十一月中にもう一回臨時国会が開けるかどうかという見通しは我々はつきり持てません。今新聞に書いているように、或いは十二月の初めに通常国会を早期に繰上げて開催するということになるか、その辺の判断はよくわかりませんが、いずれにしても今回この件が継続審議になつておりますので、人事院勧告
○参考人(鈴木強君) これは労働組合の運営について我々がその方針を決定する会議でございまして、開いたことは事実であります。ただ内容につきましては、一部新聞にも報道されておるようですが、更に具体的な内容については、今秘密にしておりますので、新聞に発表された程度以上のことはここでは遺憾ながら申上げられないのですが、その点一つ御了承を願いたいと思います。 ただ考え方としては、昨日も私申上げてありますように
○参考人(鈴木強君) 電電通の鈴木でございます。国会が休会中であるわけですが、特に本委員会が私ども日本電信電話公社に従事する十七万の職員と、更に公労法適用下の百万に近い労働者が極めて当面切実な、而も重要な要求として掲げております仲裁裁定の問題につきまして御審議を頂いておりますことにつきましては、私ども心から敬意を表する次第でございます。なおこの機会に、特に国会の中で私どもの従事しております電信電話の
○鈴木参考人 全電通の鈴木でございます。私はただいま議題となつております公共企業体等労働関係法第十六条第二項の基定に基き、国会の議決を求めるの案件は、公労法適用百万組合員の生活権を奪うものであり、さらに政府みずからが法の尊厳を蹂躪するものであり、まことに一方的な、しかも反動的な案件であると考えておる次第でございます。われわれを初め日本の労働者は、あげてこの案件に対して反対し、しかも重大なる関心を寄せておる
○鈴木強平君 本法案は、昨年末農林漁業の経済連から一致して、固定した債務についての利子を補給してほしい、さようにして下さるならば、立上りができるというような要望に則つて三月まで何回か会議を開いた結果、政府に強く要望した結果がこの法案になつて現われたと思います。経済連におきましては、農林漁業の生産財の確保に当つて本当に努力したと思うのです。併しながら二十三年、四年のドツジ・ラインによるところのデフレ政策
○鈴木強平君 二、三日前に出て来た農機具促進法であつても、中には審議会のようなものを作つて協議することになる、農村の一番重大な農産物価の安定を期することにおいて、一方でできるようなお考えであつては、日本の農村は非常に危険だと私は思うのです。それから昨日も言われました「なたね」が増産になつたので、大豆の年間八万トンの輸入が抑えられた、それは結構だと思うのです。従つて「なたね」が増産になれば、小麦が減つているのは
○鈴木強平君 そういうことであれば、正常価格でなくて増産価格なんですか、増産価格なら生産者価格できめても構わん、正常価格という字句を訂正すればいいと思う、だから正常価格を訂正する意思がありますか。
○鈴木強平君 只今河野、森田議員から出ております審議会の問題ですが、私は正常なる価格という字が調つてなければ構うことはないのです。いやしくも法律案の中に正常なる価格を謳つて、生産者団体だけで価格を作るなんということはあり得ない、さようなことが衆議院の各派の一致した意見であつてはなお更私は不備を衝かなければならん、勿論価格というものは需要と供給がマツチしなければならんのはおわかりだろうと思うのです。又日本
○鈴木強平君 さように衆議院の農林委員会では各派がこぞつて提案になつておりながら、なぜに大項目に亙る修正意見をここに添付されたのですか、その経緯をお伺いしたい。
○鈴木強平君 お尋ねしますが、この法案はどの政党、如何なる政党で提案されておりますか。自由党だけでなく、如何なる政党で提案されておりますか。
○鈴木強平君 只今農協部長から御努力の結果を御発表になつて非常に多とします。併しながら農業倉庫業者も同じトラツクの許可を受けておる経済面を持つておる。従つてその保管又は委託されたものについては自由に運搬できるのであるけれども、もう少し十分に交渉する余地があると思うのです。そこで近く交渉の結果を運輸省から書面を以て報告さして頂きたいと思います。なおいつ頃までにその交渉の結果が発表できるか、一つ委員長からお
○鈴木強平君 農林運輸関係においては、この問題について現存何か話合はございませんですか。この善処方についてまだ農林運輸当局において話合はございませんか。
○鈴木強平君 とにかく先ほども農協の再建整備法ではあまた意見が出ております。かような際に農林省の担当当局はどのようこ運輸当局と連絡をとつておられるか。経済局長からの弁明を求めます。
○鈴木強平君 今回道路運送の法律が改正される際に当りまして、會つては凍霜害で中国、東北で三十一府県の災害がございました。又今回の豪雨によりまする災害は北九州から近畿に及びまして、この災害も二十数県に及んでおります。かような状態でありまするものですから、一般物資の輸送に際しましては非常に国民から関心が高まつております。特に農産物資の輸送に当りましては、その関心が特に高いと員なければならんと思います。こういう
○鈴木強平君 大臣にお尋ねいたしますが、昨日ですか、二十五日附書面で農林省から十九億九千四百十三万というような、これを大蔵省に要求しておるということを聞いておりまするが、これを六党会議においては、その十九億九千万のうち災害施設の十四億三千万を減らしたものについて二十八億三千万を要求しておる、六党会議において……。現地の九州関係におきましては四十五億を請求しております。ですから六党会議から見ますと、農林省
○鈴木強平君 全部整理して下さい。
○鈴木強平君 一つ議事を整理して頂いて、議題々々をきめて質疑応答に入つて頂きたいと思う。先ほど大分あなたが議題を読上げたのだが、どれにかかつているのか、全般的質問であるかどうか。それでは余り広汎でやりにくいと思いますから、一つ一つ議案を出してやつてもらいたい。
○鈴木強平君 よくわかりました。了承しました。
○鈴木強平君 先ほど本案提出者の金子代議士から、さように五億八千万円については内定したようなお話を委員会にお漏らしがあつたと思うのですが、さようなことが本会議において大臣の答弁が十分でなかつたために、大臣がその立場において困つたと思うのですが、農林当局においてはさような折衝はどなたがやつておられるのですか、大臣にお尋ねしたいと思うのですが。
○鈴木強平君 只今本会議におきまして凍霜害に対する緊急質問に対して農林大臣からお答えがあつたように聞いております。委員会が続行しておつたので本会議の模様がわかりませんので、この際大臣から、その質問にお答えした内容をここで繰返して頂きたい。
○鈴木強平君 今日の朝日新聞にはユーゴースラビアとの通商再開が迫つておる。数日のうちには使節団が派遣せられて機械その他の買付の商談が始まるような報道がされておりますが、果して事実であるか。ユーゴースラビアは御承知の通り共産主義国ではありますけれども、その共産陣営と自由主義陣営の間に入つて丁度日本が自由主義国に属しておりますけれども、ソ連や中共との間近かに、又朝鮮事変の側に控えております関係から同じ苦
○鈴木強平君 それでは政府は近いうちに文化協定をおやりになるように承わつて差支えないようでございますが、然らばその文化協定の内容をもう少し詳細にお話願いたいことと、同時に又いつ頃までにおやりになるか、大体の、フランスにおいて予算的措置が必要かも知れませんが、すでに相当話合いが進んでおるのではないかと思いますので、もう少し詳細にお話を願いたいと思います。と申しますのは、本年の六月になりますれば皇太子殿下
○鈴木強平君 日米の安保条約なり或いは行政協定なりでいろいろな論議が尽されております際、私といたしましてはやわらかな方面の文化問題について首相の所信をお尋ねしたいと思います。 最近私どもの仲間の文化人が有名と無名を問わずフランスに渡つて大いにその文化を堪能しておりますが、この際政府はフランスとの間に文化協定をお作りになるような御意思はないか。若し文化協定をお作りになるのでありますならば、どのような
○鈴木強平君 議事進行について申上げたいと思います。只今他会派の大蔵委員の小林さんからいろいろ質疑応答がございました。なお二つの問題について資料の要求もございまして、別に委員長からも拒絶もございませんでしようから、恐らく提案者はその資料を出すだろうと私は思います。然るに委員長は今一時二十分に質疑を打切つて討論採決に入る、これは委員長個人のお考えですか。どのようなお考えで打切りのお考えをお持ちになつたのですか
○鈴木強平君 何か、明日ですね、又本会議が開かれるように聞いております。従いまして今日の審議はこの程度で一つ打切つて頂きたいと思います。皆さんにお諮り願いたいと思いますが。
○鈴木強平君 私ちよつと遅く来たので……、今日で審議して上げてしまおうというのですか、各会派の別に意見をまとめなくても……、私の民主クラブでは十分慎重に審議するように、衆議院側でも二十時間を要してやつた。我々は予備審査とは言いながら何もやつていない。今夜出て来て今夜上げるというのは、参議院の性格においても副わざるところだと思う。今日上げるおつもりで審議を始めておるのか、それをお聞きしたいと思うのです
○鈴木強平君 只今の外務大臣のお話では、賃借費や、地代は当然払つておるであろうというようなお答えでございまするが、我々国会に参りまする陳情は決してそうでないのです。従つて、これを処置しなければならん。特に宮島ホテルのごときは、焼いてしまつて、そうして残つておる土地は返す。その他の補償はどうする、日本国政府との間に何らの協定はできていないから、これらの処置は何らする必要はない、従つてあちら方面では国連
○鈴木強平君 裁判管轄権の問題、雇傭の問題は今折衝中であるといたしますならば別といたしましても、現在年末の迫つて政府が代つて何とか措置しなければならない問題が多々起きておるのではないか。例えてみまするならば占領英濠軍が現在占拠しておりまして、将来もこれを占拠しておきたい、それらの観点に立ちまして接収財産の返還なども遷延しておる。四月までは何とか地代などは払つたけれども、四月以降何にも払つていない。年末
○鈴木強平君 この機会に国連軍の駐留に関係する二、三の件をお尋ねしたいと思います。米軍の駐留については、すでにあれやこれやの協定がございまして、おのおの起きた問題については処理されておりますが、国連軍特に英濠軍の駐留に当りましてはいろいろな問題が起つておるのは御存じの通りだと思います。すでにこれらの問題については外務大臣がこの委員会におきましても何回かに亘つて御説明を伺いましたが、まだその問題は解決
○鈴木強平君 時間がないので、私といたしましては総理からのお答えを願いたいと思います。併し簡單で結構であります。これは新聞の輿論ばかりでなく、一般の国民から見ても今度の行政機構の改革に当りましては、非常に不満の声が強い、吉田首相があの通りにこれこそ自分の身命を擲つてもやりたいというようなお考えの行政機構の改革がかような程度に追詰められたゆえんのものは、言うところの選挙が近くであるとか、或いはすでに組閣以来三
○鈴木強平君 先日来新聞紙上を賑わしました労働法規の問題や、或いは行政機構の問題等出ております。特に行政機構改革の問題につきましては、政府の責任あるかたがたからも御意見を聴取しましたけれども、新聞その他に詳しく出ておりますが、先ほども岡本委員からも指摘されておりましたが、時間がないのでおやめになつたと思つておるのでありますが、政府は講和条約を結ぶ前にどうしても国内態勢を整えなければならんという観点から
○鈴木強平君 私はこの際講和発効に伴う国内態勢整備の問題についてお伺いをしたいと思います。予算も二十七日を契機といたしまして一応審議を終るのでありますが、従いまして今後国会に講和発効に伴う国内態勢整備、主なるものを申上げまするならば、行政機構の改革とか、労働三法の改廃とか、或いは団規法とか、或いは過度経済力集中排除の法律、或いは独禁法などにつきましもいろいろ改正が行われるのではないかと思いますが、政府