1949-05-10 第5回国会 参議院 建設委員会 第12号
○政府委員(赤木正雄君) 北條委員の御質問は、私は建設省に関係して以來非常に関心を以て何とかそういうふうにしたいと……、私も第一國会以來この委員におりまして、委員の空氣も知つています。又長らく内務省にいまして内務省の予算の編成の方法も知つています。今までの予算の編成の方法がどうかと申しますと、むしろお役所だけで決めて余り國会には関係なかつた。併し或る面におきましては尚今日以上に國会との密接な関係があつたように
○政府委員(赤木正雄君) 北條委員の御質問は、私は建設省に関係して以來非常に関心を以て何とかそういうふうにしたいと……、私も第一國会以來この委員におりまして、委員の空氣も知つています。又長らく内務省にいまして内務省の予算の編成の方法も知つています。今までの予算の編成の方法がどうかと申しますと、むしろお役所だけで決めて余り國会には関係なかつた。併し或る面におきましては尚今日以上に國会との密接な関係があつたように
○政府委員(赤木正雄君) 岩崎委員が申されました土然の交換分合は今後沢山あると思いますが、その問題はこれまでは取り上げておりません。これをはつきり言つて置きます。それを一々やつたらそう交換分合はできない。
○政府委員(赤木正雄君) 只今御審議になつております測量法案の中におきまして、第十一條第一号中「偏平率」とあるのは「偏平度」の間違いであります。又提案の理由の中の土地とあるのは陸地の誤りであります。只今正誤の手続をしていますが何卒この点御了承を願います。
○政府委員(赤木正雄君) 先程原口に委員、或いは北條委員の御質疑に実は私も非常に同感の点があります。でありますからこの立案をいよいよ採択されましたときには、そのときに申しますが、一層その点は十分御趣旨に副うようにしたい、又その考えを持つております。
○政府委員(赤木正雄君) 北條さんの御質問御尤もであります。別に提案理由を今の御説の通りにしたところが何ら変化がありませんし、法案の趣旨を変えることもないと思いますからして、今のお話のようにしたいと思います。
○政府委員(赤木正雄君) 前に港湾が、建設省の前の内務省の土木局にありまして頃に、新潟にも出張所というものがあつたのです。又横浜の港湾をやつていましたときには横浜にもありました。出張所という名目で……ところが港湾が運輸省に移つた結果、新潟或いは横浜の出張所は閉鎖して今日になります。神戸もそうです。止められたのです。そういうふうでありますから、今後さきに建設委員長の要望されたような大きな省ができるならば
○政府委員(赤木正雄君) 今鈴木委員の御質問の海岸提防、殊に熊本海岸にはこの問題が非常に多いのであります。こういうふうな問題をでき得るならば建設省で一元的に工事を施して行きたい。こういう意向を持つておりました。併し実情を調べて見ますと、農地関係と非常に密接不可分の問題が沢山ございます。今のところこれを全部建設省で或いは復旧工事のごとき、或いは新築工事のごとき、一元的に建設省だけで行うというところまでには
○政府委員(赤木正雄君) 先づ屋外廣告物法案の提案理由及びその大綱を御説明致します。 現行の廣告物取締法は、明治四十四年の制定にかかりまして、その内容は、新憲法及び地方自治法の精神に照らして改正を必要とするものがありますので、これを廃止いたしまして、これに代つて本法案を制定しようとするものであります。 第一に現行法は、その建前といたしまして、廣告物に関する実質上の規制を頗る廣範囲に亘つて、包括的
○赤木政府委員 林野砂防、これは荒廃林地復旧工事というような名前でやつております。この仕事をする場合には保安林に編入しております。建設省でやつておる砂防は、御承知の通りに、治水を根本でやつておりますが、しかし先ほど山地の砂防は保安林に編入して農林省でやる。こう言われましたが、砂防法では山地でもどこでもできるのです。しかも砂防法にりつぱに書いてある。もしも治水上必要があるならば一定の禁止制限をする。仕事
○政府委員(赤木正雄君) 今回提案いたします測量法案の提案の理由を御説明いたします。土地の測量が國土の利用開発の基礎をなし、及び國土経営上占める重要性に鑑み、且つ現行の陸地測量標條例が不備で、改正を要するものがあるので、測量実施の基準及びこれに必要な権能を定め、測量制度を整備することにより、測量の正確さを確保し、及び測量の重複を除いて、測量の改善発達を図る必要があります。これがこの法律案を提案する理由
○政府委員(赤木正雄君) 今回の建設省設置法案の一部を改正する案、これはこの委員会で長らく審議研究されたいわゆる大建設省と申しますか、建設行政の一元化と申しますか、それとは非常に隔りの多いものであります。從いまして我々建設省にいます者も、決してこの法案を以て満足するものではありません。たびたびこれまで研究した通りに、或いは港湾の問題、或いは逓信省の水力発電の問題、或いは農林省の漁港の問題、或いは砂防
○政府委員(赤木正雄君) 只今委員長からお話の國土総合開発審議会の機構に関する件でありますが、これは新聞で御承知の通りに、その審議会がそのうちに発足すると存じます。併しその機構の内容或いは如何なる人がこの委員会としてそれを運営するかということについてまだ決定しておりません。從つてまだここにお話し申す程度に進んでいないのではないかと思います。 それからもう一つの地盤沈下に関する調査委員会の構成について
○政府委員(赤木正雄君) 兼岩委員にお答えいたします。この問題はやはり兼岩委員から四月十五日の委員会に御質問がありまして、私の考えはそのとき申しました。つまり兼岩委員のお尋ねの通りに、相当住宅の建設を促進させるという見地から土地の問題は考えて行かなければならない。で、成るべく早くこれを政府としても方針を決めて明らかにしたい。こういうことを申しました。殊に今お尋ねの都市計画との関連ですが、これは率直に
○政府委員(赤木正雄君) 今回特別都市計画法の一部を改正する法律案の提出理由を御説明いたします。特別都市計画の一部を改正する法律案につきまして、提出理由並びに改正の要旨をお話いたします。 先ず新憲法との関係におきまする第十六條の改正であります。御承知のように、戰災都市復興の基礎を建設するために、目下全國百十五都市の土地区画整理を施行しておるのでありますが、現行の規定によりますと、土地区画整理施行地区内
○政府委員(赤木正雄君) 建設省の前身でありました内務省時代におきまして、北海道に款項目の流用の不正、或いは鉄鋼その他の前渡に対しての不適当、又十八年度以降防空関係補助金に対し精算の遺漏等の御指摘がありました。これは御尤もと思いまして今後こういうことのないように建設省といたしましては十分注意いたします。以上政府の決意を申上げます。
○赤木政府委員 造林植林も、これは治水の面から言つて非常に大きな部分を占めています。しかしこれはまた一面におきましては木材の生産ということも考えなければなりません。その意味で今ここに、造林植林もすべて建設省にもつて來たがいいということは、私はこの際は申しません。しかし荒廃林地、はげ山に木を植えるという仕事は、これは純然たる植林ということはできない。たとえば岡山縣のごとき愛知縣のごとき、ここに植えるべき
○赤木政府委員 いや、そうじやないのです。農林省に移管されたら困るというのです。むしろ治水工事は、荒廃林地復旧工事も、砂防工事も、河川工事も、一つの省にまとめるべきもので、これを農林省に移管すべきものでない、こういうのであります。
○赤木政府委員 これに対する建設省の意見を申し上げておきたいと思います。 もともと明治三十年に砂防法ができまして、それ以來砂防工事はことごとく今日の建設省の前身内務省でやつておりました。ところが明治四十三年に大きな水害がありまして、その際初めて第一回の治水会議が起つた際に、森林行政が農林省関係であるために、現在内務省でやつておる砂防工事も、やはり農林省でやつてはどうかということを、当時の委員中村さんから
○政府委員(赤木正雄君) 只今の原口委員の御希望といいますか、御質問と申しますか、これは厖大もと思いまして、現に衆議院でもそういう要望があるのであります。当然この参議院でも同じ御意見と思いますから、私共もこれは成るべくその線に沿うて行きたいように考えます。
○政府委員(赤木正雄君) 甚だ今ここでお見込と申上げましても、確実に申すことはできませんが、御承知の通りに行政交構の特別審議会か、そういうものができるようになりますから、それにも特にこの委員会で從來主張したこともどこまでもその審議会に私諮つて、いつどうということははつきり申せませんが、成るべく早い機会に是非とも実現して行きたい、こういうふうな希望を今でも持つて努力して行きます。
○政府委員(赤木正雄君) 今原口委員の言われるのは、私共もやはりこの委員会の委員としていたときも、やはり同感で、随分そのためには論議して來たんです。このことが実現できないのは実に遺憾でありますが、併し私といたしましても、又政務次官といたしましても、是非とも原口委員のお説の通りに実現したい。今後もどこまでも努力する方針でございますが、御了承願います。
○赤木政府委員 そういたします。
○赤木政府委員 法案をどれを出すかということは、過日大臣が御答弁申したことと思いますが、その出す法案については、ただいまお話の通りなるべく早く御審議願うようにしたいと思つております。
○政府委員(赤木正雄君) 岩崎さん、今の情勢ですから、結局災害復旧費が少いのですから、この情勢なら、もう一度災害の現実を檢討して、本当に急を要するものから持つて行くと、そういうようにせん以上は駄目だと私は思つております。又そういうふうにさせようと思つております。
○政府委員(赤木正雄君) 兼岩委員の意見も私も御尤もだと思います。私もはつきりした性分でありますから、この点は同感であります。
○政府委員(赤木正雄君) 二十四年度の公共事業費の総額五百億円のうち、建設省に関係しておりますものは、二百七十四億五千九百二万三千円でございます。その内訳の大体は、河川局関係といたしまして百七十五億八千九百九十七万三千円、都市局関係が九億四千六百二万円、道路局関係が五十六億三千八百二十一万円、建築局関係が二十五億、特別建設局営繕部関係が七億八千四百八十二万円、大体こういうふうになつておりますが、併しこれといたしましても
○政府委員(赤木正雄君) 大臣に代りまして、私からこの國会に建設省といたしまして出す予算の法案を大体御説明申上げたいと思います。 第一は建設業法案であります。この法案を出す目的は、御承知の通りに建設事業は、公共の福祉に非常に関係を持つておりますが、この建設事業の良不如何によりまして、又その施行の過程の適否によりまして重大な影響があります。従つてこれを施行する者の資質如何、これは又その結果に非常に大
○赤木政府委員 まず第一の牛朱別川改修工事施行の請願、これは御承知の通りすでに水害の状況にかんがみまして、北海道の今後の全体の計画とにらみ合わせまして、政府といたしましてはなるべく早く着手したいという考えを持つております。次に吉田川改修と鶴田川治水対策ですが、これも同じように、本年の水害にかんがみまして、一日も早くこれを改修して治水を全うしたい、なるべく予算とにらみ合せまして、その方を早くしたいという
○政府委員(赤木正雄君) 建設大臣に対する中平さんの御質問に対して、私からお答えいたします。第一の災害復旧が非常に不備で、これでは水害を防ぐことが困難である。こういうお話でありますが、御尤もであります。災害復旧は原則といたしまして、このまま放置して置くと又交通に直ぐ支障を來し、或いは耕地に非常に害を及ぼす。であるから取敢えず原形にこれを復旧するというのが災害復旧の原則であります。でありまするから災害復旧
○赤木正雄君 それからもう一つ、補助を與えることになりますが、この修繕に対して……その補助の率はどれ程にするか。そういうふうのお考えを何かお持ちになつておりますか、補助の率の割合を。
○赤木正雄君 この「当分の間」、と書いてありますが、これは現在の道路法は不十分でありますから、どうせ道路法は全面的に改正なさるだろうと思いますが、それまでのことを言つておられますか。或いは現在の道路が修繕される前のことを言われておるのでしようか、どういつたものでしようか。
○政府委員(赤木正雄君) 山田さんから、住宅新築の許可制を廃して自由にしてはどうか、こういう建設大臣に対する御質問に対して私から御答弁いたします。 御趣旨の通りに成るべく自由にしたいと思つていますが、主要生産資材の需給状態が、臨時物資需給調整法或いはこれに基きます指定生産資材割当規則をまだ廃止する状態になつていませんから、今暫らく万事を自由にするというところには立至つていません。これに関連しまして
○赤木政府委員 今のお話はごもつともであります。現に昨年がそういう例を示しております。融資が遅れたために、りつぱな仕事ができない。雪が降つてはできないので、昨年は幸い雪が少かつたものでありますから、仕事をする期間も割合多くありましたが、時期によつて早く仕事をしないと、全然その効果がないということがよくあります。すなわち予算を分配する場合には、特にこの仕事はいつできるか、そういうことも私も多少現場におりましたから
○赤木政府委員 お答えいたします。まず第一に農林省関係の砂防と建設省関係の砂防の件であります。これは実は私の方から進んで機会を見はからいましてお話申し上げて、特にお考えを願いたいと思つた点であります。もともと砂防は明治十一年から全部内務省でやつていました。明治四十三年に大水災がありまして、そのときに初めて第一回治水会議ができたのであります。その席上である委員の方が、砂防の事業は全部内務省でやつているが
○赤木政府委員 ただいま御質問のありました、單に災害復旧にとどめないで、水害をなくする根本策をこの委員会でお考えになるということは当然と思います。それについて一言申し上げておきたいことは、御承知の通り昭和八年までは災害がありましたたびごとに、実は災害全体の國庫費用を出せたのであります。ところが昭和九年に全國的の大水害がありまして、そのために臨時國会を開きまして、昭和九年から何分たくさんの國庫金を一年度