1965-01-29 第48回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
○理事(藤野繁雄君) 委員の異動について御報告いたします。 本日、小柳牧衞君、西田信一君、白木義一郎君が辞任されて、その補欠として、大竹平八郎君、野知浩之君、和泉覚君が選任せられました。 —————————————
○理事(藤野繁雄君) 委員の異動について御報告いたします。 本日、小柳牧衞君、西田信一君、白木義一郎君が辞任されて、その補欠として、大竹平八郎君、野知浩之君、和泉覚君が選任せられました。 —————————————
○理事(藤野繁雄君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。 白木委員長から、委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時、委員長の職務を行ないます。 委員長の辞任の件についておはかりいたします。 白木委員長から、委員長辞任願いが提出されております。これを許可することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤野繁雄君 日本の農漁村の成立を見てみまするというと、無計画に住宅が建設され、道路ができておるのは御承知のとおりであるのであります。でありますから、地方で火災があったならば、消防活動もできないというような状態であるのであるから、こういうふうなところは、順次計画を立てて土地の区画整理をやる、そうして火災を未然に防止するというような対策を講じなくちゃできないといたしましたならば、私は、そういうふうな地方
○藤野繁雄君 そうするというと、土地区画整理法によって行なうとしたならば、いかなる条件のもとに、いかなる助成があるのであるか、具体的に説明をお願いいたします。
○藤野繁雄君 私は最初に、大島の大火についていろいろ説明をいただいたのでありますが、この対策について御質問申し上げたいと思うのであります。 過去におけるおもなる離島の大火について検討してみまするというと、被害が最も甚大であったのは、昭和三十七年の九月に長崎県の福江市の大火があったのであります。ここの大火に対しては、政府の特別なる御指導と、市当局の断固たる決意と、市民の協力によって、いまや西海国立公園
○藤野繁雄君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に白木義一郎君を指名いたします。(拍手) ————————————— 〔白木義一郎君委員長席に着く〕
○藤野繁雄君 ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条により、次年長のゆえをもちまして、私が選挙管理者となり、委員長の互選を行ないます。 つきましては、互選の方法はいかがいたしましょうか、おはかりいたします。
○藤野繁雄君 きょうは各委員から視察の結果に基づいていろいろ実地に適用する質問が、政府からは、またこれに対して熱心な答弁があったのでありますが、結論は、北海道と二十号台風をいかにして激甚法が適用されるようにするかというのが希望の大要であったように見受けるのであります。いま北村委員からもお話があったように、これを決定するのは御承知のとおり中央防災会議であるのでありますから、すみやかに中央防災会議を開きまして
○藤野繁雄君 次は吉田委員からも救農土木事業のお話があったのでありますが、さっきも申し上げるように、収入がないとしたならば、収入がないところの農家に対しては収入がある手段方法を講じてやらなければいけないのであります。そのためにはどういうような方法があるかというと、いろいろありますが、干害のためにため池の水は全くなくなっておるのであります。水がなくて底が干上がって亀裂を生じておるというような状況であるのでありますから
○藤野繁雄君 ただいまの政務次官のお話によって大体の状況はわかったのでありますが、さっきも申し上げましたように、昨年も本年も長雨でもって農家の収入は皆無である、それに加えて干害であるのでありますから、私は現在どういうふうな基準で補助のことを大蔵省と交渉しておられますか存じませんが、こういうふうな重ね重ねの災害である以上は、いまお話があった三十三年の六五%以上には必ず達成するというような決心で交渉をしていただきたいという
○藤野繁雄君 ただいままで吉田委員から各般にわたって詳細に御質問になり、また政府当局よりそれぞれ御答弁があったのでありますから、私は重複を避けて、まず第一に九州、四国における干害に関する件についてお尋ねしたいと思うのであります。 九州、四国地方は昨年長雨があり、本年も長雨があり、そのために政府においてもいろいろと施策を講じていただいたのでありますが、長雨があったと思ったら次には干害があって、この干害
○藤野繁雄君 それでは、どういうふうな標準で指定されたということは、後刻書類で御報告をお願いします。 現在の激甚法で見てみまするというと、まだ、さっきも報告いたしましたように、現在の激甚法だけでは救われないところのものがあるのではないかと思っているのであります。たとえてみまするというと、上下水道の被害の状況の場合であったならば、これは激甚法の適用を受けないじゃないかと思われます。これは一方からいえば
○藤野繁雄君 主として新潟地震関係についてお伺いしたいと思うのでありますが、各地の要望事項の大要、被害の状況はさっき報告したとおりであります。それに基づいてまずお伺いしたいのは、新潟地震と激甚法の適用というようなことでお尋ねしたいと思うのであります。この問題については、政府は特に中央防災会議を開いていろいろと検討をされたのでありますが、現在どの程度まで新潟地震に対して激甚法の適用を検討しておられるか
○藤野繁雄君 今回の新潟地震による被害の状況の調査について御報告申し上げます。 今回の調査班は、七月二十四日に出発し、同二十八日まで、新潟、山形及び秋田県下の被災地における被害状況及び復旧状況をでき得る限りつぶさに調査するとともに、罹災者に対してお見舞いと激励のことばを述べ、現地における切実な要望を聴取してまいりました。なお、新潟県におきましては、七月上旬から中旬にかけての豪雨による被害を受けました
○藤野繁雄君 私は法律の各条項についてお尋ねしたいと思っておるのです。 第一条には、「昭和三十九年四月から五月上旬までの長雨及び当該期間内における長期にわたる高温」、こういうふうに書き分けてあるのですね。それで、長雨と高温というこの二つの関係、これは長雨であって高温であるか、あるいは長雨と高温は別々に考えておられるのか、まずこれをひとつお尋ねしたいと思います。
○藤野繁雄君 ただいま官房長から、いろいと微に入り細に入って検討の結果報告されたのでありますが、この前の本委員会、その前の委員会にも申し上げたように、今年の長雨は、昨年に続く長雨でありますから、この点については、きのうの農林大臣の記者会見でも発表しておられますように、適当な特例法をつくるべく政府が一そう努力していただくように要望しておきます。 また、最末端の共済組合の削減払いの問題でありますが、これもだいぶ
○藤野繁雄君 何といってもコストの資料がなかったらば、申し合わせをしようと思っても申し合わせをする土台ができない。だから今回の場合においても、肥料審議会で出された程度のものは出して、適切、公正なる取りきめができるようにしていただくように希望を申し上げておきます。 その次には、第三条の第三項では、「農林大臣及び通商産業大臣は、必要があると認めるときは、特定肥料の生産業者及び販売業者に対し、前条第一項
○藤野繁雄君 具体的に申し上げたらば、肥料審議会で出された程度の資料は出されるのであるかと、こういう質問です。これに対してはどうですか。
○藤野繁雄君 いままでいろいろと根本問題に触れておられるのでありますから、私は、具体的の問題について申し上げたいと思うのであります。提案の理由にもありますように、肥料工業の合理化の推進に伴ってその生産能力は急速に増大して、現在では内需を充足した上でその生産量の四割以上を輸出に向ける状況となり、価格もだんだんと引き下げられつつある現在でありますから、この現況にかんがみまして政府は慎重に検討の結果、内需優先
○藤野繁雄君 池田総理大臣は、口を開けば、農村、漁村の振興をはからなくちゃできない、中小企業の振興をはからなくちゃできない、こういうふうに言っておられるのであります。しかるに、二年も続いた、こういうふうな災害のあった場合に、これに対する対策を講じないということだったらば、総理大臣が言われるのと実行とは違っておるというふうになってくるのであります。でありますから、私は、ぜひ特別の措置によって、行き詰まっておるところの
○藤野繁雄君 いま官房長からお話しのとおり、昨年よりも被害が少ないところもあるが、ある地区によっては、昨年以上の被害があるのでありますから、昨年、今年を、二つの年度の被害を勘案して、政府のほうにおいては、すみやかに特例法を作成するように進めてもらいたいという希望を申し上げておきます。 次に、農業共済金の仮払いの問題であるのでありますが、これも、この前の委員会で私は要望しておったのであります。現在の
○藤野繁雄君 私は、凍霜害及び長雨についてお尋ねしたいと思うのであります。 この問題については、参議院としては緊急質問をやって、政府を督励し、善処方を要望したのであります。また、五月の十三日には、本災害特別委員会を開いて、いろいろと政府の説明を聞き、さらに質疑をして、今後進むべき道を明らかにしたのであります。それに対して政府は、ただいま説明をしていただいたのでありますが、その説明によって見まするというと
○藤野繁雄君 いまのでん粉問題で、二万五千トン買い上げたということは、一方から言えば、政府は二万五千トンでなくちゃ買い上げないのだから、将来は残るのだという観測のもとに私は値段が上がらない、かえって下がった、こう思うのであります。でありますから、この前のは第一次の買い上げである、市況を見て第二次、第三次と買って、それで、農安法でいう政府が予定している価格に達するまでは継続して買うのだ、そうして補正予算
○藤野繁雄君 大体において予想ができるということだったらば、その予想を最末端に徹底させなくてはいけない。最末端に徹底させたら、それを実行させなくてはいけない。実行するためには、資料がなくちゃできない。それだけの準備を整えて今後はこういうふうな問題が起こらないようにお願いして、この気象問題は終わります。 次は、いま重大問題となっているのが凍霜害であります。衆議院では本会議で質問があり、また、参議院でも
○藤野繁雄君 気象庁、長官からひとつ……。
○藤野繁雄君 武内先生が熱心にやられたから、私はできるだけ簡明にお尋ねしたいと思いますが、返事は要領よくひとつ御答弁をお願いします。最初に凍霜害、長雨対策、地すべり、こういうふうな順序でやります。何といっても凍霜害及び長雨あるいは地すべりというようなものは、これは今日の学問の進歩したところであれば、気象学上予想することができると私は信ずる。しかるに、年々その予想ができなかったのであるが、連絡が悪かったのであるか
○藤野繁雄君 対象外となっているということであれば、保安林になっているところの同定資産は評価せない、従来どおりだ、こういうふうになってきますか。
○藤野繁雄君 午前中に専門家の山崎先生が微に入り細にわたり、かつまた要領よく質問があったのでありますから、質問はほとんど残っていないようでありますが、ただ重複せない点について一、二お尋ねしたいと思うのであります。 政府の提出せられた参考資料によってみまするというと、保安林の面積は昨年の三月三十一日現在で国有が百九十一万六千八百ヘクタール、民有が二百十三万四千四百七十五ヘクタール、計四百五万一千二百七十五
○藤野繁雄君 次は、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案、今回政府が農林漁業金融制度に画期的の改善措置を講ぜられて、資金量の拡充であるとか、金利の引き下げであるとか、あるいはその簡素化であるとか、償還期限及び据え置き期間の改善、簡素化であるとか、そういうふうなことを断行せられたことは、私は農林漁業発展のためにまことに喜ばしいことと思うのであります。しかしながら、どれだけ画期的の措置を講じましてでも
○藤野繁雄君 三月三十一日制定せられた税法によってでも、火災保険は農協がやろうが、農業共済でやろうが、会社でやろうが、同じ取り扱いに免税はなるのです。そういうふうな点まで三月三十一日法律を改正した以上は、この点も改めることができないというはずはないと思っている。なせばなるのです。なさないからならないということを考えておりますから、どうぞその点できるように御尽力をお願いしたいと思うのであります。 次
○藤野繁雄君 いろいろと各方面から質問があって答弁があっているのでありますから、私は重複を避けて当面の問題を質問いたしますから、答弁は簡単にそういたします。よろしゅうございます。こういうふうに答弁していただきたいと思うのであります。 まず最初は、農業改良資金助成法の一部を改正する法律案なんです。この法律案で私などが多年要求しておいた農家の生活改善資金を出していくように法律を改めるということは、まことに
○藤野繁雄君 ただいま議題となりました原爆被爆者援護強化に関する決議案につきまして、発議者を代表して提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず案文を朗読いたします。 原爆被爆者援護強化に関する決議案 広島、長崎に原子爆弾が投下されて十八年余を経たが、今日なお白血病その他被爆に起因する患者の発生をみており、その影響が存続していることは憂慮に耐えないところである。 原爆被爆者に関する制度としては
○藤野繁雄君 つなぎ資金を出したならば、いよいよ天災融資法によって天災融資をしなくてはいけない、その天災融資の見込みの期日はいつであるか、 これが一つ。 その次には、天災融資法によっては、普通の融資の場合と、特別被害地域に指定するというのと、二通りあるのであります。激甚の被害地には、天災融資法であってでも、普通の天災の融資と、特別地域に対する融資と、二通りあるのでありますが、さき申し上げました十一県
○藤野繁雄君 昨年の九月以降の異常水害による全国の漁業者の被害が非常に甚大であったということは、御承知のとおりであります。ことに青森、岩手、宮城、福島、千葉、神奈川、愛知、三重、岡山、山口、熊本の十一県の養殖ノリ被害は、特に激甚であったのであります。政府の本年の二月十日現在の調査によって見まするというと、年度の初めには生産見込み額が二百十二億円であったのが、被害見込み額は九十三億円に達しておるのであります
○藤野繁雄君 いや、これが最初の予算及び事業計画、資金計画だから、しかも参議院が先議にされているのだから、その点はよく検討しておかなくちゃできないと思っておるのです。それで、一体、普通の場合の予算というのと、事業計画というのと資金計画というのは、これは明らかにしてあるのです。区別してある、その、法律では予算というのと損益計算だけで、それが予算になるかどうかと、こういうふうなことなんですが。 それから
○藤野繁雄君 私、お尋ねしたいのは、この法律には予算と書いてありますが、その予算形式でなくして、損益計算ということで出されていいんですかね、一方の事業計画と資金計画は法律の文句のとおりなんです。しかし、法律で予算ということを明記してある以上は、予算の形式で出されなくてはできないのじゃないかと思っているのでありますが、その点いかがですか。
○藤野繁雄君 私はこの前の委員会で資料の提出をお願いしておきましたが、資料をただいま拝見しましたから、これについてひとつ質問を行ないたいと思います。それは毎年度の予算、事業計画、資金計画に関する件であります。法律第二十七条の四項の第三号によれば、理事長は、あらかじめ評議員会に諮問しなければならないと規定してあるのであります。それから第三十三条の第一項には、「基金は、毎事業年度、予算、事業計画及び資金計画
○藤野繁雄君 資料を要求したいと思っております。 それは、この資料の一一ページによって見まするというと、1が役員、2が評議員。評議員のほうは詳細に関係が出ているが、役員のほうは理事長、理事、常勤、それから非常勤と、こうなっているが、理事長と常任の理事は、顔見知り合いであるから承知しておるのでありますが、その他の者は、私など承知しておりません。であるから、今後増員の理事も関係がありますから、非常勤の
○藤野繁雄君 そこで具体的に私は例をあげたんだが、愛知県は保証料は二厘、付保率は〇・五、石川県は保証料は六厘、それから付保率は〇・七この二つを見るというと、一方のほうは二に対して〇・五、一方のほうは六に対して〇・七というようなことを考えるというと、常識的には判断ができないのだから、どういうふうな理由でこういうふうになっているのか、具体的にひとつ説明を願いたいのであります。
○藤野繁雄君 沿振法も実施されており、かつ今後の漁業構造の改善というような方面からも考えて、沿岸漁業の振興ははからなくちゃできない。沿岸漁業の振興をはかるのには、いろいろありますけれども、まずそれに必要な融資を十分に供給するということであるのでありますから、この点については政府の一般の御努力をお願いしまして、次に四ページの漁業信用基金協会の概況、この表を見てみまするというと、保証料率がいろいろあるのであります
○藤野繁雄君 私は資料について最初に質問し、あとで法律問題について質問したいと思うのであります。いままで各委員から、あらゆる方面で詳細に質問があって答弁があっているのでありますから、できるだけ重複を避けていきたいとは考えております。 まず第一に質問したいと思うのは、水産庁から出しておられる中小漁業融資保証法の一部を改正する法律案の参考資料の二ページです。この二ページを見てみまするというと、漁業種類別保証額
○藤野繁雄君 どうぞよろしくお願いします。
○藤野繁雄君 私はこの委員会の運営方針について希望を申し上げておきたいと思います。農林大臣の所信に関する表明については、委員長はじめ各理事の強力なる一致行動のために無事終了したということは、委員長はじめ理事に感謝のまことを捧げます。 いま提案された法律案を見てみまするというと、本付託が二件で、その他が十一件のようであります。だいぶ法律案も多いようであります。そこで、私などもこの法律案については、本付託