1962-02-22 第40回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
○荒木正三郎君 しかし、今定期航空路は、日本の民間の飛行機だけが沖縄との間に乗り入れしている。だから、アメリカ側からそういうことに対して州立に乗り入れしたいということは、当然予想される問題じゃないですか。
○荒木正三郎君 しかし、今定期航空路は、日本の民間の飛行機だけが沖縄との間に乗り入れしている。だから、アメリカ側からそういうことに対して州立に乗り入れしたいということは、当然予想される問題じゃないですか。
○荒木正三郎君 現在はそうなんでしょうが、将来アメリカのほうから沖縄と鹿児島に定期便を設置したい、こういう申し入れがないとは、保証できないと私は思うんですがね。そういう場合には、どういうふうになるのか。
○荒木正三郎君 条約局長が見えていますから、若干質問したいと思いますが、鹿児島と沖縄の航空路ですね、現在のところ全日空が就航している、こういうふうに思うんですが、将来アメリカの航空会社が相互乗り入れによって、ここに定期便を開設したい、こういう場合はどういうことになるんですか。
○荒木正三郎君 ちょっと関連して。国連軍との協定ですね、朝鮮動乱はもう相当以前に……。実際しないのですね。それにもかかわらず、今日なおそういう協定が改廃されないで残っておるということは、非常に疑問に思うのですがね。これはどういう意味でなお残っておるのですか。これはまあ政治問題だから、政務次官に答えてもらうべき性質の問題かもしれないが、われわれは実に意外に感じておるわけですね。今ごろ国連軍との協定があって
○荒木正三郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案に関し、若干の質疑をいたすものであります。 第一に指摘しなければならない点は、減税の規模が過小であるということであります。政府は、三十七年度において、国税九百八十七億、地方税二百七十三億の減税をしようというのであります。これに対し、税の自然増収は、三十七年度
○荒木正三郎君 水島港の場合、大蔵省から出しておられる資料がございますが、で、三十六年度には、今お話しになったように九十七億円、相当な金額に上っておるわけですが、三十五年度は全然なかったのですか、統計は出ていないのですが。
○荒木正三郎君 それで、水島港とともに、今年開港の問題で、そのほかにも秋田港等を開港にするかどうか、そういう点で論議があったように聞いておるわけですが、今の基準で行きますと、一年を通じて五千万円をこえる、あるいは十一隻をこえる、大体それくらいの基準で開港を指定しておるということになるわけですか。それと関連して、秋田港とかそのほかの港が開港にならなかった理由等も、御説明願いたいと思います。
○荒木正三郎君 若干、それじゃ私のほうから質問をいたします。この水島港を開港に指定すると。一つはその問題ですが、開港に指定する場合、大体、どういう条件がそろったらやるのか、そういう点をひとつお話し願いたいと思います。
○荒木正三郎君 この問題は額にしても少ないし、またそれに該当する農家の戸数も少ないというふうなことから、あるいは税制の考え方からして、軽く見るという考え方が相当多いと思うのですがね。けれども、社会党としてもこの国会で衆議院のほうでこれと同様な案を出しているわけです。それはやはりこの問題を量の上から、あるいは税額の上から、あまり軽く見るということについては反対なんですが、そういう立場から、今後この問題
○荒木正三郎君 予約供出制度というものをとっている以上、やはりこういう制度は生きているのじゃないですかね。これをやめてもいいという考えの根本には、予約供出制度の問題を検討するというふうなことが含まれているのですか。
○荒木正三郎君 先ほど木村委員の質問の答弁で、予約米の減税措置ですね、これは政策的な効果はなくなっている、こういうふうな答弁だったのですけれども、やはり相当供出意欲を刺激するという点では、効果がなくなっておるというのは言い過ぎじゃないですか。来年はそういう制度をやめたいと、こういうお話のように聞いたのですが、それは若干疑問があると思います。
○荒木正三郎君 委員長の互選につきましては、投票によらず、選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○荒木正三郎君 第二点の問題といたしまして、災害復旧について、これは昭和二十八年以来、そのつど特別立法をして特別措置による復旧をやってきたわけです。しかし、自来もう数カ年を経過しているわけでありますから、そういう経験から見て、これを恒久立法化するということが必要であるというふうに感じているわけでございます。災害が起これば各地から陳情団が上京されて、そのためにも非常に支障を来たしている血も少なくないと
○荒木正三郎君 重ねてお尋ねすることをやめまして、ただいまの総理大臣の答弁は、実情を調査して直ちにそういう措置をとりたい、こういうふうに了承いたしまして、この問題に対する質問を終わります。 私は、水害について三つの問題について次にお尋ねをいたしたいと思うのですが、年々歳々わが国は非常に大きな災害による被害を受けておるわけでございますが、これが対策といたしましては、何といたしましてもこの災害を未然に
○荒木正三郎君 時間がごくわずかしかございませんので、簡潔に要点だけを総理大臣に質問いたしたいと思います。 まず、第一の問題は、この法案を審議している最中に新しく災害が起こっておることは、総理大臣御承知のとおりでございます。二十六日から二十八日にかけて九州、四国、それから近畿に対して集中豪雨がございました。そのために相当大きな被害を出しておる。一昨日の本委員会におきましても、気象庁並びに警察庁当局
○荒木正三郎君 これはちょっと水かけ論のような格好になって、議論を続けても、大蔵大臣相当忙しいようですから、私はこの程度でこの問題を打ち切りますが、私は大蔵大臣の説明では納得できないということだけは申し上げておきたいと思います。あれだけの大きな——防潮堤が低かったために起こった災害、その防潮堤を改良復旧することができない、災害復旧として防潮堤のかきしげをやることができないと、こういう考え方は、私はどうしても
○荒木正三郎君 大蔵大臣の答弁の趣旨は、総合的な対策を考究する必要があると、こういう点で私もその答弁に対して満足をいたしますが、現実の問題として、地盤沈下がいわゆるこういう災害の対策の復旧の一貫として今まで入っておらなかったという点はこれは早急に改める、そしてできれば今次災害からこれを範囲内に含めて復旧をやってもらいたいと、私はそういうふうに考えておるのですが、特に今度の大阪における第二室戸台風の災害
○荒木正三郎君 大蔵大臣に高潮対策の問題について質問をいたします。 この問題については本委員会においても質問がありましたので、私からは簡単にお尋ねをしたいと思います。 第一は、高潮対策は関係するところが多方面にわたっておると思うのです。一つは建設省関係、あるいは通産省関係、そういうふうに各省間にまたがっている問題でございますので、この問題の対策を立てる場合にはどうしても一貫性を持った総合的な立場
○荒木正三郎君 補助率を下げて仕事量をふやす、国から出す金が一定しておれば、ある意味ではそういうことが言えるかもしれません。しかし、それは自治体の負担能力というものがやっぱり考慮されなければならぬと、かように思うわけです。私は問題の重要性からいって、やはり総額をふやしていかなければならない。百億円出すというところを百二十億にふやすとか、百五十億にふやすとか、国の負担を。そういう意味において、補助率を
○荒木正三郎君 なかなかうまい答弁をされて、この対策について政府が責任があるように、あるいは自治体に第一義的な責任があるように、どちらかわからないような答弁なんですが、私の尋ねておるのは、第一義的な責任は国がとるべきである、こういう見解をとっているわけなんです。それは、地盤沈下が非常に局部的で小規模であるという場合は私は大きな問題にはならないと思います。しかし大阪の場合は、非常に大規模な地盤沈下、広範
○荒木正三郎君 私は通産大臣に質問したいと考えておった問題は、今お話しになった工業用水の問題に関連しているわけであります。したがって、赤閥委員、椿委員から質問があったので、大体それで尽きているように私は考えます。ただ赤間委員が要望としてお述べになった意見ですが、これは私は全く同感でございますので、この点をもう少し通産大臣に確かめたいと思うのです。いわゆる大阪の地盤沈下の問題、これは赤間委員も指摘されたように
○荒木正三郎君 私は、そういう災害対策として見ないという考え方には承服しがたい。これはいつまで議論しても——後日議論する機会があると思いますので保留しておいてもよろしいが、もっと突込んで話をすれば、防潮堤のかさ上げと言っても、これは大蔵大臣御承知のように、莫大な予算が要るわけです。伊勢湾の場合には実質的に言えばこれは膨大な費用である。しかし国が八割まで補助をして、その結果あれが着々と進行している。大阪
○荒木正三郎君 ちょっと関連して。先ほど椿委員の質問に対する大蔵大臣の答弁について私は十分理解できなかったので、ちょっと御質問をしたい。 今度の大阪の被害は高潮による被害、これが非常に多かったわけだ。そこで大蔵大臣はその対策を考える場合に、災害対策として考えない、一般の防災対策として考える、こういうお話であります。これは私はちょっと理解しにくいと思います。あの第二室戸台風の高潮によって大阪は甚大な
○荒木正三郎君 私の言っているのは、この会計決算を国会に提出してその承認を求める、そういうふうにできないかと言っているのです。
○荒木正三郎君 この国民年金特別会計の内容でございますが、私どもの手元に配られている資料では、昭和八十年には三兆四千億、それから昭和九十年には三兆六千億をこえる積立金ができるというふうになっておる。これは非常に大きな金額になるわけですが、こういう金額の上からいっても、非常に膨大な金額になる。内容からいっても、国民の福祉に直接関係の深い会計である。で、こういう会計の取り扱いは、私は相当厳重にする必要があるというふうに
○荒木正三郎君 この沖繩の経済事情並びに沖繩の人たちの生活事情、こういうものについては私ども非常に関心を持っておるわけです。特に、ああいう軍事基地下に置かれて、しかも資源の乏しい小さい島で、非常に困難な生活をしておるというふうに考えておるわけであります。そういう意味で、沖繩に対する援助、これは私ども双手をあげて賛成をするわけですが、若干沖繩の事情について説明をしてもらいたいと思うのですが、沖繩における
○荒木正三郎君 ただいま議題になっております法人税法の一部を改正する法律案、所得税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案、この三案に対しまして、社会党を代表いたしまして反対の意見を申し述べたいと思います。 池田内閣は、三十六年度予算において、減税問題、社会保障問題、公共投資の問題、これを重点施策として内外に明らかにしたのであります。今論議されている減税問題は、池田内閣の重点施策
○荒木正三郎君 きびしい条件をつけるからそれでいいんじゃないかというふうな御意見のようでありますが、しかし、問題は、きびしい条件といっても、これを判断するのは行政府ですね。緊急性があるかどうか、そういう判断をするのは行政府であります。で、結局行政府に一任される、こういうことになるわけです。そうすると、これは憲法八十四条の趣旨と、やはり違反であるか違反でないか、そういう点の法律的見解、これは私のようなしろうとにはよくわからないところであります
○荒木正三郎君 私もその点に若干触れたいと思っておったのですが、この前の木村委員の質問に対する答弁としては、外国でもこういう制度をやっておるということでありまして、しかし、私の調べたところでは、外国でもこういう制度をやっておるということは間違いないのですが、今お話しのように、やはり事後に国会の承認を経るというふうな規定をとっておる。あるいは、ある国においては事後において、国会においてこれを否認するというふうな
○荒木正三郎君 初めに、緊急関税の問題について若干の質問をしたいと思いますが、この前の大蔵委員会で木村委員から若干の質問がありましたが、さらに私も若干の質問をしたいと思います。 第一点は、憲法八十四条の租税法定主義との関係の問題でありますが、関税率審議会の中にも、緊急関税の問題については憲法に抵触する、こういう意見が述べられておるということは聞いていたのであります。早稲田大学の時子山教授はやはり憲法
○荒木正三郎君 そうすると、契約に入っているのは百四十八万町歩、これは全国の森林全体からいうとどのくらいの割合になっているのですか。
○荒木正三郎君 従来、森林火災については国営保険でその損害を補償しよう、こういう制度があったわけでありますが、今回さらに気象災害についても保険の対象とする、この趣旨は私どもとしても賛成するのですが、この提案理由の中を見ると、相当財政的に、積立金も九億余りできて財政的にも非常に余裕ができている、こういうことがあげられておるわけでありまして、一体、森林火災の経理内容ですね、どういうふうになっているのか、
○荒木正三郎君 砂糖の場合は、これは主として国内産業を育成するということが一番大きな理由になっているのじゃないかと思うのです。国内産業を育成するために、関税の面から高い税金をかけて、そして輸入する砂糖は相当高い水準の値段にする。こうして国内産業を助長するというために、砂糖については非常に高い、一三八%ですか、そういう高い税率がかけられておるわけなんです。しかし、一般国民消費者にとっては非常に高い砂糖
○荒木正三郎君 私も一点伺いたいんですが、いわゆる大衆消費といわれるようなもの、特に酒とかあるいはたばこ、こういう品物に対する関税は非常に高いんですが、従来も高かったわけですが、で、これは国内産業を保護助成する、そういう目的からこういう高い関税というものが従来からも行なわれたというふうに考えるのですが、一面消費者である国民の立場からすれば、非常に高いものを買わされておる。まあ不当という言葉が当たるかどうか
○荒木正三郎君 地方のローカル線ですね、ローカル線に乗ると、一等の車は大ていあいて、あんまり満員になっているという私経験がないのですが、それでもやはり一等車をつけて走っている。非常にもったいない。隣の三等といいますか、二等を見ると、ぎっしり立って満員ですよ。しかし、一等車の方はがらあきだ、ころいう状態が私らの経験ではしばしばあるわけですね。そうして国鉄は赤字だというのですね。もう少しこういう車が効率的
○荒木正三郎君 私、通行税というものがどういう理由で今日なお残っておるのかということがよくわからないのですがね。こういう税金があるから、いろいろ不合理が出てくるのじゃないか、こういうふうに思うのですがね。まあ私鉄の場合は二等料金になっておる。ロマンス・カー等の場合、若干それに特別料金を取る。けれども、土台は二等料金を取っておる。しかし、実質は、これは何ら変わらない。そういうやはり差別が起こってくるのは
○荒木正三郎君 国鉄に対して私鉄あるいはバスとの関係についてちょっとお尋ねをしたいと思うのですが、私鉄の場合は最近車両が相当改善せられて、いわゆるロマンス・カー、実質的には汽車、国鉄の一等と何ら変わりがない、あるいはそれ以上の設備があるというふうな電車が走っておるわけですね。そういう私鉄に対しては、通行税というものは全然取っていない。国鉄の一等にだけ取るというのは、不均衡のように私は思うのですがね。
○荒木正三郎君 提案理由の説明では、これらの施設が相当老朽化している、そうして抜本的な修理を必要とする、こういう理由があるようですが、それは大体何ですか。どこの施設についても、そういうことが一般的に言えるわけですか。
○荒木正三郎君 関連。三池問題について関連をしてお尋ねをいたします。きのう政府がとられた処置、平静な事態を招くために強制の労働就労を一時見合わす、そういうふうな意向を労使双方に伝えられた、こういう新聞記事があり、ただいまは総理大臣からそういうお話がありました。私はこの措置は賢明な措置であると率直に思います。しかし、問題は、今中労委がこの問題を平和的に解決したいという努力をしておりますので、新聞の報道
○荒木正三郎君 問題は私は二点あると思うのですね。それは平静になって、そして事態を平和的に解決の方向に努力する、これは当然でありますが、問題は私は二つあると思う。労働組合が中労委に調停を申請しておる。しかし会社側はこれを受諾しないという現実ですね。これを平和的に解決するのに非常に障害になるということを、よしあしは別として、平和的に解決し得ない一つの問題として起こってきておるわけです。 それからもう
○荒木正三郎君 関連質問。三池に起こっておる問題は非常に重大であり、これは早急に解決に努力すべきであるというふうに考えられます。特に炭労はこれを中労委にあっせん申請をいたしております。これは労働組合の態度としては平和的にこの問題を処理しよう、こういう方針を決定しておるわけです。しかし、現地との間に若干の食い違いがあって、ああいう事態が起こったわけです。しかし、この事態は労使双方の間においてお互いに解決