2008-04-18 第169回国会 参議院 決算委員会 第3号
○舟山康江君 昭和五十三年にこの労務費の一部を負担することになったその背景には、確かにそういった客観的な状況の変化というものはあったというふうに思います。 しかし、このときに、当時の金丸防衛長官でしょうか、官房長官でしょうかが説明していたのは、まさに思いやりの気持ちがあってもいいんじゃないかと、条約上、法的に厳密に根拠があるというわけではないけれども、思いやりという気持ちで若干負担してあげてもいいんじゃないかということでこれが
○舟山康江君 昭和五十三年にこの労務費の一部を負担することになったその背景には、確かにそういった客観的な状況の変化というものはあったというふうに思います。 しかし、このときに、当時の金丸防衛長官でしょうか、官房長官でしょうかが説明していたのは、まさに思いやりの気持ちがあってもいいんじゃないかと、条約上、法的に厳密に根拠があるというわけではないけれども、思いやりという気持ちで若干負担してあげてもいいんじゃないかということでこれが
○舟山康江君 ありがとうございます。 小泉元総理大臣が、自衛隊が活動しているところが非戦闘地域だとか乱暴なことも言っておりましたけれども、いずれにしても、司法がそういった判断を下したということは、ある意味重く受け止めていただいて、御検討に値するんじゃないのかということを付け加えさせていただきたいと思います。 それでは、本題に戻りたいと思います。 日米地位協定に基づく在日米軍駐留経費負担につきまして
○舟山康江君 民主党・新緑風会・国民新・日本の舟山康江です。 今日は、日米地位協定に基づく在日米軍駐留経費負担等について中心に質問をさせていただきたいと思います。 その前に、冒頭に、昨日、名古屋高裁におきまして、自衛隊のイラク派遣をめぐる訴訟において違憲じゃないかという判決が出ました。 私は、イラク戦争に関しまして、この根拠としては、イラクというのはテロ支援国家であると、あとは大量破壊兵器を持
○舟山康江君 お二人の参考人、どうもありがとうございました。 民主党の舟山と申しますけれども、私から岩田参考人に質問をさせていただきたいというふうに思います。 お話の中で、お話というか、お話とこの資料の中で、固定貧困と結び付く要因の中で私が愕然といたしましたのは、子供の有無で、特に子供三人以上を持つとこの固定貧困と非常に結び付きやすい因果関係があるということで、片や少子化に歯止めを掛けていかなければいけないという
○舟山参議院議員 今大臣から説明いただきましたとおり、食料・農業・農村基本法第二十一条で、効率的かつ安定的な農業経営の育成、そしてそれが相当部分を担う農業構造を確立する、そこの部分は、そういう大きな目標は全く異議はありません。 しかし、この食料・農業・農村基本法の中では、さらに大前提として四つの基本理念、つまり、食料の安定供給の確保、多面的機能の発揮、農業の持続的な発展、農村の振興、まさにこういった
○舟山参議院議員 お答えいたします。 この法律では、標準的な生産費が標準的な販売価格を構造的に上回っている作物であって、法の目的に合致したもの、つまりは、食料自給率向上や地域社会の維持発展に重要な役割を持つと思われるものを対象とするものでありまして、飼料作物につきましては、生産費とか販売価格、データをどのようにとるべきなのか精査する必要があるとは思いますけれども、当然に食料自給率向上に重要な作物であることから
○舟山康江君 ありがとうございました。是非、今出されたそういった問題について、この調査会においても課題提起などしていっていただきたいというふうに思っています。 以上です。
○舟山康江君 お三人の方にお伺いしたいと思います。
○舟山康江君 この地球温暖化問題というのはもう世界的な問題でありまして、特にエネルギー問題と化石燃料代替エネルギーの取組というのは世界的にも進んでいるというふうに思っています。その一方で、日本はなかなか化石燃料代替エネルギーの推進、導入が進んでいないというような現状があるというふうに思っております。 その背景には、一つは、先ほど猿渡参考人からもお話ありましたけれども、やはりそういった大掛かりなものについては
○舟山康江君 ありがとうございます。 今、幾つかの問題点を挙げていただきましたけれども、やはりそういった溝というんでしょうか、なかなか、輸入食材に頼っている現状と、本来やはり国産をしっかりと、特に地産地消を含めて進めていかなきゃいけない、その思いの溝がありますけれども、そういったところを埋める役割をやはり国なりがしっかりしていかなきゃいけないというふうに思っていますけれども、現在、農林水産省として
○舟山康江君 ありがとうございます。 私も全く大臣と同じで、やはり食を通じて農業の現場を理解する、この日本の農業の重要性、農村の重要性をしっかりと子供のうちから分かってもらうという取組は非常に大事だというふうに思っています。 さて一方で、先般の中国製の冷凍ギョーザの中毒事件、あの事件を契機に、私も実は非常に衝撃を受けた部分があるんですけれども、学校給食においても、冷凍食品、それだけではなく、野菜
○舟山康江君 民主党・新緑風会・国民新・日本の舟山康江でございます。 私の方から、まず食育に関して幾つか質問をさせていただきたいというふうに思っています。 先ほど大臣から御説明のありました予算の重点項目の中にも、この食育について触れられておりました。日本型食生活の普及と教育ファームの展開による食育の推進を進めていきたい、そのようなお話でありましたけれども、やはり私は、この食育の必要性、まさに食に
○舟山康江君 民主党の舟山と申します。 実は、私は埼玉県で生まれまして、それで今山形県の小国町という本当に山の中に住んでおりまして、まさに都市の暮らしと地方の暮らしを両方経験する中で、まさしく今、お二人の参考人の方々から伺った話というのは本当にそのとおりだなというふうにいろいろとお聞きいたしました。 例えば、やはり私は埼玉から山形の小国町に行って、いろんな本当に意思決定の過程で女性の参加、若者の
○舟山康江君 ありがとうございます。 続きまして、アメリカの飼料規制の実施状況について我が国はどのように評価しているかということをお聞きしたいんですけれども、牛の肉骨粉につきましては我が国では使用が全面的に禁止されております。一方、アメリカにつきましては、牛に対しては禁止されておりますけれども、そのほかのものに関しては禁止されていないというような状況でありまして、これは本当にきちんと牛の肉骨粉が使
○舟山康江君 続きまして、米国産牛肉の輸入問題についてお伺いしたいと思います。 昨年末の農林水産委員会でも議論ありましたけれども、その後の経過を含めてお答えいただきたいと思いますけれども、そのときのお答えにも日米両国の専門家による技術協議、この結果を受けていろいろ物事を進めていくというお答えがありましたけれども、この技術協議は昨年の六月と八月の二回開催されておりまして、当初、報告書というのはもう恐
○舟山康江君 民主党・新緑風会・国民新・日本の舟山康江でございます。 本日は、畜産物等の価格安定等に関する件ということで委員会が開かれているわけでありますので、広く我が国の畜産を取り巻く現下の問題点などを中心に質問をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 その前に、一点だけちょっと別の質問をさせていただきたいと思います。 昨日の未明に、イージス艦が小さな漁船に、マグロ
○舟山参議院議員 農業者戸別所得補償法案によりまして、今いる農業者にしっかりと営農を続けてもらうこと、そして、生産数量の目標を立てまして、自給率の向上を図ること、これによって、まず国内の農業生産をふやしていく、自給率を上げるということで、食の安全、まさに今世界的に非常に食料需給が不安定であること、また輸入農産物の安全性への不安の懸念が多く出される中で、食料自給率をしっかりと上げていくという方向に向けていくことが
○舟山参議院議員 ただいまのばらまき批判でありますけれども、今委員御指摘のとおり、やはり政策目標がしっかりしていれば、その政策対象が広くなっても、そういった批判は当たらないと思うんです。 そういった意味で、私たちが今提案しております農業者戸別所得補償法案、これについては、第一条で、目的を食料の国内生産の確保、そして農業者の経営の安定、これらを図ることによって食料自給率の向上と、もう一つ、地域社会の
○舟山康江君 確かに本当に私たちの仕事というのは、幸福度をいかに上げるか、国民の安心、安全、そして幸せをいかに築いていくかということと考えれば正にすべてだと思うんですけれども、今御発言いただきましたとおり、どのような調査項目を決めていくかというのはこれからの作業だと思いますけれども、その中で一点、是非労働に関してもやはり分析していく必要があるのかなというような気がいたします。 これは、五番の自由時間
○舟山参議院議員 今委員御指摘のとおり、私は、この背景には、まさに二〇〇一年ごろから競争原理、構造改革、これは農業だけではなくすべての政策において効率性を最優先していこう、そういった考えがずっと進んできたと思うんです。それが、農業におきましても、効率を高めていこう、構造改革を進めていこう、このような方向でこの品目横断的経営安定対策が導入されたのではないかというふうに思っております。 私は、この法律
○舟山康江君 まず、一点目の御指摘でありますけれども、この五キロ余計に食べればというところは含まれております。 そして、どのようにして消費の拡大を目指していくのかというところは、先ほど平野委員からもお答えいたしましたけれども、例えば日本型食生活の推進ですとか、あと地産地消、それから、今学校給食で大分米飯給食の回数が増えてきたとはいえ、まだ地域によってばらつきがありますし、平均まだ三回以下というふうになっておりますので
○舟山康江君 御指摘のとおり、政策マグナカルタ等にそのような記述があるのは承知しております。 まずは、今日午前中にも何人かの委員からの御指摘等ありましたけれども、世界的に今食料需給が逼迫しているというのはもう皆さん御承知のとおりでありますし、幾つかの国におきましては今輸出の規制措置をとっているような国もあります。そのような非常に国際需給が厳しい中で自給率の向上を目指すこと、これは安全保障の基本として
○舟山康江君 まず支援内容ですけれども、基本理念としては、やはり国民への食料供給に寄与している現在の販売農家ができるだけ農業経営を継続できるようにするためにはどうしたらいいのか。そのような観点で、やはり再生産可能な所得をきちんと補償してあげましょうというのが基本であります。 そのために、生産数量の目標に従って主要農産物を生産する販売農業者に対しまして、ここで言う主要農産物というのは、法律の中での例示
○舟山康江君 本法案の第四条一項に明記してありますとおり、本法案では集落営農組織を否定するものではありません。 今御指摘のとおり、品目横断経営安定対策に関しましては、集落営農に関しても、今御指摘いただきましたように、面積要件、経理の一元化など厳しいハードルを設けているわけでありますけれども、地域における実情は様々であります。 やはり私の地域なんかでも、いや、なかなかリーダーがいなくて進まないとか
○舟山康江君 ただいまの御質問ですけれども、御指摘のとおり、私たち民主党案ではすべての販売農家を対象としております。と申しますのは、農業、農村を守っているのは一部の特定の担い手だけではないということであります。 御承知のとおり、農業、農村の役割は単に食料の生産だけではありません。国土や自然環境の保全、良好な景観の形成、伝統文化の継承、さらには地域社会そのものの形成など、様々な多面的な役割を担っております
○舟山康江君 まず、自給率を上げるためには、生産面と消費面も当然ですけれども、両者が協力しなければ達成できませんけれども、本法案では生産者側の供給体制の底上げということを中心に考えております。 まず、自給率の向上を目指した毎年度の全体の目標を国が、先ほど平野委員からも御説明ありましたけれども、ガイドライン的に設定することを考えております。その目標に従って、国、都道府県、市町村が連携して毎年それぞれ
○舟山康江君 一兆円予算に対する消費者の理解ですけれども、言うまでもなく、農業、農村の役割というのは単に食料の安定供給だけではありません。国土や自然環境の保全、それから良好な景観の形成、伝統文化の継承、さらには、地域社会そのものの形成など多面的な役割を担っております。 もうこれは先ほどから何度も御議論があるところでありますけれども、正に水とか緑とか空気とか、もうお金では買えない、貨幣価値には換算できない
○舟山康江君 今の点でありますけれども、私たちの認識も大臣が今御発言されたものと同じでありまして、やはり農村集落、今非常に過疎化、高齢化、また農業従事者の減少など、今までに類を見ない構造変化に見舞われている中で非常に厳しい現状にあると認識しております。 言うまでもなく、地域社会というのは様々な人がそこに住み、生活することによって形成されているわけでありまして、やはりその基本というのは、大臣もおっしゃっておりましたけれども
○舟山康江君 まず一つは、集落営農で救う手があるじゃないかというお話ですけれども、実際、私の住んでいる町なんかでも、この品目横断経営安定対策に参加している集落営農は一つもありません。と申しますのは、やはり経理の一元化が非常に困難だということもありますけれども、今、先ほど平野委員御指摘の話もありましたけれども、米価が非常に下落して将来の先行きも非常に暗いというような中で、集団で集まってもどうなるのか分
○舟山康江君 ありがとうございます。 おっしゃるとおり、私はやはり、そこに住む人々が多面的機能を担っているんだというふうに思っております。逆に言えば、そこに農林水産業があり、農林水産業に従事している人たちが、それこそ専業だけではなく兼業農家、高齢農家、いろんな人が集まって畦畔管理をしたり水管理をしたり、いろんなものを守っていると思います。そういった意味では、やはり農業がなくなれば、言葉を換えれば、
○舟山康江君 民主党・新緑風会・日本の舟山康江でございます。本日は初めて質問に立たせていただきます。 私は山形県に暮らしておりますけれども、その中で、自然の雄大さ、また緑の木々の美しさ、そして地域社会の温かさをつくづく感じているところであります。しかし、その一方で、今地域は非常に厳しい状況にあることはもう皆さん御承知のとおりだと思いますけれども、景気回復と言われながら、地方に行きますと、シャッター