1948-11-16 第3回国会 衆議院 本会議 第13号
○綱島正興君(続) 官公吏に対する政府の処置は、前内閣においては何もなされていなかつたのであります。(拍手) そこで、ただいま國会においてなし得ることは、いかなることであるか。われわれがなし得ることは、どういうところに財源を求め得らるるかということが主要なる問題であります。そこで、経済再建のためには、國民の担税を増額せざることが基礎條件でなければならない。赤字融資を拡大せざることが、またその基礎でなければならない
○綱島正興君(続) 官公吏に対する政府の処置は、前内閣においては何もなされていなかつたのであります。(拍手) そこで、ただいま國会においてなし得ることは、いかなることであるか。われわれがなし得ることは、どういうところに財源を求め得らるるかということが主要なる問題であります。そこで、経済再建のためには、國民の担税を増額せざることが基礎條件でなければならない。赤字融資を拡大せざることが、またその基礎でなければならない
○綱島正興君 私は、民主自由党を代表いたしまして、本決議案に反対の討論を試みるものであります。 このたびの決議案の要旨は、公務員法の一部改正法案と同時的に新予算を編成して、官公吏に対する新給與を確立しろという趣旨でございます。大体今日の人事委員会においても首相より説明がございました通り、先ごろの人事委員会の新ベース発表等についてもでき得る限りの考慮を拂い、なるべくこれに近い処置をしたいという希望を
○綱島委員長 御異議なしと認めましてさよう決定いたします。 本日はこれにて散会いたします。次会は明十七日午後一時より開会いたします。 午後一時六分散会
○綱島委員長 これよれ会議を開きます。 おはかりいたします。ただいま本委員会において審査いたしております公共企業体労働関係法案は、公共企業に從事する者の重大な関心を有する法案であると思われますので、各派委員諸君におかれましても、本案の審査のために公聽会を開くことを希望されておられるのでありますが、衆議院規則第七十七條によりまして、公聽会を開こうとするときは、あらかじめ議長の承認を得なければならないことになつておりまして
○綱島委員長 これより人事委員会と労働委員会の連合審査会を開きます。 角田委員長は所用のために外出せられておりますから、角田委員長がお見えになりますまで、暫時私が委員長の職務を行います。
○綱島委員長 御異議なしと認めましてさようとりはからいます。 本日はこれにて散会いたします。次会は明十六日午後一時より開会いたします。 午後一時四十三分散会
○綱島委員長 御異議なきものと認めまして、さよう決定いたします。なお日時決定につきまして、委員長に一任していただきたいと思いますが、御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○綱島委員長 これより会議を開きます。 前会におきまして、公共企業体労働関係法案について、運輸委員会と連合審査会を開会いたすことに決定いたしましたが、大藏委員会からも連合審査会開会の申入れがありますので、この際あらためておはかりいたします。労働、大藏、運輸三委員会の連合審査会を開会いたしたいと思いますが、御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○綱島委員長 法案の性質から見て、でき得る限りすみやかにでき得る限り妥当に御審議を願いたいと思うのでありますが、この際御審議にあたりますに先だちましてお諮りいたしますことがございます。ただいま本委員会にかかつております公共企業体労働関係法案につきまして、運輸委員会から連合審査会を申し込まれておりますが、連合審査を開始することについての御意見はいかがでございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり
○綱島委員長 それでは会議を開きます。 公共企業体労働関係法案を議題にいたします。審査に入るに先だつて、まず政府側より提案理由の説明を求めます。
○綱島委員長 ただいまの安平委員の動議にかかります。國家公務員法の一部改正が人事委員会において審議中でございますが、これに合同審議を本委員会より申し込むという件を議題に供します。御意見はありませんか。
○綱島委員長 ただいまより会議を開きます。 前会において保留しておりました理事一名の互選を行います。この際おはかりいたしますが、理事の互選につきましては、前会同様選挙の煩を省略いたしまして、私より指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○綱島委員長 ただいまより会議を開きます。 私綱島正興が委員長に就任いたしましたが、まことに不肖でございますから、どうぞ皆樣過分の御援助をお願い申し上げます。殊にこの委員会には最近重大な法案がかかるようでございますから、どうぞ諸般の点で長配相補うていただきたいと思います。就任いたしましたについて、ちよつとごあいさつを申し上げます。
○綱島委員 さようでございますと、この法案が、基本線としては大体計画通り行われる、特殊な場合のみ救済方法を行わなければならぬ場合が起るということが前提であるといたしますれば、計画の数量というものは、從つて非常に低い数量でなければならぬ、大丈夫という数量でなければならぬ。こういうことになつて、実際はこの目的に指示されているこてとについては、結果の上では非常に低い数量を割当しなくてはならぬ、そうでなければこの
○綱島委員 そういたしますと、他の條文で、その計画通りにならないときの救済方法の規定がいろいろあるようでございますが、それがあるから、それで計画がはずれても大丈夫だ、こういうおつもりでごさいましようか。そうでございますと、この法案というものは、最初からなかなか計画通りには行かぬものだということを前提としてやられたのでございましようか。それとも計画通りに大体行くはずであるが、特殊な場合のみに各條文に規定
○綱島委員 この前事務当局に関係あることだけは質問いたしましたけれども、特に大臣に伺つておきたいのであります。私どもは食糧確保臨時措置法の根幹とも考えられるところの主要食糧農産物の生産及び供出と確保するために、公正かつ計画的に生産数量及び供出数量を割当てるということでございますが、実はこういうことが目的で計画的に生産をして割当をやるということになりますためには、その計画が科学的の根拠をもつておらなければいけない
○綱島委員 積極的に伺うのでありますが、私はもつと基本的なことを伺わなければならぬ。それは立憲政治というものは、言論に責任を帶びるという政治であります。言論に責任を帶びないことが立憲政治になりましたならば、立憲政治というものは成り立たないのであります。それは民主政治の根本を否定するものであります。それは内閣諸公のみならず、政党においてもなおかつ言論に責任をもたねばならぬのであります。ただいまのような
○綱島委員 それをお認めになるかどうかということです。本間君はそういうことを問うておりません。そういう事実をお認めになるかどうか。
○綱島委員 大藏大臣にお尋ねしますが、予算委員会において大藏大臣は、この予算案を訂正する意思があるかどうか、大幅に修正をしなければならぬような事情にあるようだが、訂正する意思があるかないかという質問に対して、訂正する意思はない、こういうことを答弁せられたことをお認めになりますか。
○綱島委員 もしそういうことがほんとうでありますれば、農村においても。たくさん出せば肥料をやる。出す、出さぬは農村の勝手ということになつたらどういうことになりますか。農民だけをどういうわけで別な考えをなさるのですか。
○綱島委員 そこで伺います。他の傾斜生産部面についてはそれぞれ生産責任が負わされているという話でございますが、私の承知しているところでは、そういうことは一つもないと思います。たとえば石炭鉱業にしても、どれだけ堀らなければ監獄にやるとか、どれだけ出してこなければこの山についてはどういう処罰をするとか、いわゆる供出違反のものは一つもございません。私の存じているところでは、今のお話のようなことは法制の上に
○綱島委員 この法案の各條についての御質問はかなり細密にやられたようでありますから、個々の文章についての質問は省略いたします。基本の性格についてだけ伺うのでありますが、さきに農地の整理が行われまして、大体農村は平均した地主になりましたことは、ある意味から言えば非常に結構でございますが、ただいまでも都会においては、農村で農地を平均にもつております地所の大きさよりも、ずつと大きいような宅地が現にございますような
○綱島委員 ただいま日本に資材が少い、資本も少い。だから重点的にやらなければならぬ。こういういかにもちよつと氣のきいた話のように聞えるのでありますが、その前提となるものは、重点的にやることによつて、基礎の生産が上るという事実が、科学的に主張せられなければ、その議論はだめでございます。問題はそこにあるのであります。どれが重点であるか、これが重点であるかということと、それから統制をすれば、それで必ず重点的
○綱島委員 私お尋ねいたしましたのは、何も單なる意見を申し上げただけではありません。実にわれわれの前に提供せられておるところのこの予算案が、はたして維持せられるかどうかという基本問題に触れるのであります。そうしてそれによつて、わが國民がもたねばならぬところの生産が、増強せられるかどうかという、その点に触れてまいるのであります。もしもこの統制経済を維持するために、生産が減退していくような原因を、多少でもそのことによつてつくるならば
○綱島委員 大藏大臣に質問をいたします。実は予算その他の本質に関することでありますから、この線をはつきりしておきたいと思うのでありますが、先般大藏大臣は、統制経済をしなければ、生産及び流通経済界における無政府状態が生まれる、だからこれはいけないのだ。こういう意味の答弁をされたのであります。もちろん資本主義経済において、生産及び流通において、ある程度の無政府状態が生まれることは、資本主義貨幣の流通を基本
○綱島正興君(続) そこで、農村が地の産業同様に自由競爭に置かれるならば、農村は決して成り立たないのでありますし、特に日本においては、これは成り立たないのであります。それに対する農相のお考え方を伺つておる次第であります。 〔國務大臣北村徳太郎言登壇〕
○綱島正興君 ただいま大藏大臣、安本長官の御答弁を伺いましたが、私どもがお尋ねをいたしておるのは——ただいままであなた方が言つておられるようなことは、とうに承知しておるのでありまして、基本的な問題を聽いておる。一体資本主義貨幣の流通を認めながら、統制経済がどうして生産増強の線で成り立つかということをお尋ねしておる。そこにどうして矛盾がないかということをお尋ねしている。これが大切なのだ。このことが解決
○綱島正興君 私は、民主自由党を代表いたしまして、政府提出の予算案につきまして質問を試みる次第であります。一昨日植原議員より、予算の諸項目につきまして質問をいたされましたので、この植原議員、本間議員等の質問に盡されております点は、重複を避けまして言及いたしませんが、但し、答弁が不十分であつたと思う点については、重ねて御質問を申し上げることもございます。 一昨日植原議員より、わが党は一大修正案を提出
○綱島委員 実はこの公團法は臨時物資需給調整法の機能に基いて定められるのでございますが、この物資調整法の基本は、安本長官の計画一本に根拠づけられることになりますので、ややもすれば官僚統制を生む基本になりますので、この点については十分にこれから基本的の線で考えなければならぬ問題だと思うのであります。特にそれが民衆の生活に及んでまいつております実情から申しますと、どうも手数料が非常に高うございまして、今
○綱島委員 私はこの修正案に大體は贊成でございます。ただ六條の黨派の勢力によつて行政事務を扱うものを、特に大切な選擧という、民主主義においては最も大切な行爲が現われるものを管理する委員會を、黨派の勢力によつてするということはむしろ反對である。ほんとうを言うならば、これは一つの査察的な意味もあるようでございますから、これはむしろ黨派に關係なく、大黨から少く出すというのがほんとうだと思うのでありますから
○綱島委員 農民黨の修正意見を整理してちよつと申し上げておきます。第六條を左の通り修正する意見を提出いたします。すなわち 全國選學管理委員會は、國會がこれを指名する委員を、衆議院議長及参議院議長がこれを任命する。 第二項に左のことを加えます。 國會が委員を推薦するに當りては、選考委員の選考によりこれを決す。選考委員は各黨派の推薦する一名ずつの委員によりこれを構成する。 こういうように訂正いたします
○綱島委員 ただいま林君が述べられた趣旨に大體一致するのでありますが、修正案の内容は、第六條の第一項の「内閣總理大臣が、これを任命する、」という所を、私どもは「衆議院、參議院より選出されたる特別委員の協議に基いて兩院議長が、これを任命する。」こういうことに修正をいたしたいと思います。實は議長に任命權をもたせたいということは、もちろん議院尊重の意味からでございますが、各黨派の現勢力に基いて委員を出すということがいけないことは
○綱島正興君(続) そこで、私が総理大臣にお尋ねをいたさなければならぬことは、他の皆さんがお尋ねになつたたくさんの事柄の中で、特にお願いをいたすことは、何ゆえに総理大臣は記者團に対して取消しをなされたか。つまり、記者に発表されたことと國会において答弁されたこととが食い違いがある。そのために、國会において答弁されたことを記者團から追究されて、その相違については、記者團の権威に関するために、取消しの意味
○綱島正興君 私はごく簡單に、大藏大臣に一点と、逓信大臣に一点と、総理大臣にお尋ねをします。大藏大臣に……(「大藏大臣はいない」と呼ぶ者あり)おるすであつても——靜かにお願いします。大藏大臣にお尋ねいたしますことは、終戰処理費のうち、たくさんな不拂いができているようでございまして、そのために業者が非常に困つているようでございますが、この点について適当な御処理をなさる御意思があるかどうか。その中には、
○綱島正興君 今日、かくのごとき事案に対しまして政府の御所信を質しますことは、最も遺憾とするところでございます。特にわが國の現状が、その思想上、経済上その他國際上の関係等諸般の事情から鑑みまして、実に一歩を誤ることが千年の憾みを買う事情にございますところから、私どもは、かようなことで議場に臨みますことをはなはだ遺憾とするものでございます。しかしながら、事すでに起りました以上は、特にこの際政府の御所信
○綱島正興君 このたびの、全國と申してもよいくらいの大水害に対しまして、特に私どもは、それこそ超党派的に一致してかからねばならぬ状態におかれておると思うのであります。そこで私は、二、三質問をいたしたいと思うのであります。 第一番に、大藏大臣に御質問を申し上げますことは、この水害地の公租公課の免除及びこの水害地の復旧をいたしますにつきまして、それが普通の土地の開墾よりも、なお手の要るような所に対しては
○綱島委員 ただいまの屆出のことでありますが、これはもちろん私は屆出式で、しかも先ほど細川委員の御意見の通りに、衆議院の事務局に最も民主的な組織でさような屆出を受理する事務局を設けることが妥當だと思います。それは日本のただいまの民主化の状態などから見て、細川委員の御意見が妥當であると思つております。それからただいまの屆出の範圍でございますが、この一、二、三のほかに代表者を屆出るということでありますが
○綱島委員 この前の範圍のことは、大體二つの意見にわかれておつたようでありますが、そのことについてはその後大體まとまりがどういうふうになつておりましようか。
○綱島委員 ただいまの御意見でありますが、政黨法の適用を受ける政黨がいかなるものか、その内容によつて憲法違反もできれば、また内容がほんとうに憲法に副うものであれば憲法違反にならないのであつて、いやしくも政黨法というものの範圍にはいりさえすれば、いかなる場合でもそれは憲法違反にならぬものだということは私は言えないものであると思う。われわれのつくる政黨法は、それがいかなる觀點から見ても少しも憲法の條章に