1958-04-09 第28回国会 衆議院 文教委員会 第17号
○福田(昌)委員 文部省のせっかくの御好意にもかかわりませず、各地方には地元のそれぞれの区民のお方の了解を得ないで、いわば強行突破する、相当ある区民には反対運動が起っておるというような統合問題が至るところに出ております。それは私が申し上げるまでもなく、局長さん自身十分御心配なところでございまして、それゆえにこそ昨日の新聞には局長さんのお言葉といたしまして、各地方で小学校、中学の統合問題で非常な紛争が
○福田(昌)委員 文部省のせっかくの御好意にもかかわりませず、各地方には地元のそれぞれの区民のお方の了解を得ないで、いわば強行突破する、相当ある区民には反対運動が起っておるというような統合問題が至るところに出ております。それは私が申し上げるまでもなく、局長さん自身十分御心配なところでございまして、それゆえにこそ昨日の新聞には局長さんのお言葉といたしまして、各地方で小学校、中学の統合問題で非常な紛争が
○福田(昌)委員 市町村の教育委員会で御決定いただいて中学を統合するという御申請になったかと思いますが、私どもこの中学、小学校においても同じでございまするが、こういう統合問題につきましては非常に御慎重に、地元におきましては当然でございますが、文部省におきましても御配慮願わなければならないと思うのでございます。問題は、この教育という文化的な精神的な問題を中心にいたしました行事が、納得のいかない形で強制
○福田(昌)委員 内藤局長にお尋ね申し上げたいと思いますが、実は内藤局長さんにはいろいろとすでに御迷惑をおかけ申し上げておる点でございまして、重ねて御迷惑をおかけいたしますことは非常に心苦しい次第でありますが、お許しいただきたいと思います。と申しますのは、福岡県朝倉郡杷木町に現存しております中学、つまり杷木中学と原鶴中学の二つの中学を統合して一つの中学にする、この中学の統合問題に関しましての紛争の事件
○衆議院議員(福田昌子君) 片岡先生御指摘の通りでございまして、私ども、この文面におきましての意味を、「指導監督の下に」という表現をいたしましたが、考えておりまする内容は、指導と最終的な責任を持つと、こういう意味合いでございまして、仕事の現場に最初から終りまでつき切りでそれを監視する、かような意味ではございません。
○衆議院議員(福田昌子君) 官公立病院または研究所あるいは保健所におきまする長たる医師の監督の範囲は、御承知のように、一つには、行政的な立場における監督指導の立場がございますが、この衛生検査技師に対しまする場合は、そのほかに、業務の内容についても指導監督する、こういうことでございます。指導監督のその範囲についてはいかなるものかというお尋ねがございましたが、それにつきましては、衛生検査技師の業務の内容
○衆議院議員(福田昌子君) この「医師の指導監督の下に」と、ここに明記しております範囲は、官公立の病院または研究所あるいは保健所等におきましては、その病院の長たる医師がその指導監督をするという意味でございます。なお、ときによりましては、院長のほかに、当該施設の医師の指導監督を受けるということも含めているわけでございます。その他民間で設置いたしております衛生検査所におきましては、その衛生検査所自体が委嘱
○衆議院議員(福田昌子君) 私どもが考えております点は、ただいま片岡先生の前段の御趣旨につきましては、全く同一の意見でございますが、後段の町で開業いたしておりまする衛生検査技師の方につきましての職能の範囲、これに対する監督、これに対する権限というものにつきましては、これは新しく法律で規定すべき今後の問題であろうかと思っております。その法律で規定いたしまする内容につきましては、私どもといたしましては、
○衆議院議員(福田昌子君) その点につきましては、今の法律上まだ手落ちの点であると思います。従いまして、そういう業務内容を規制した法律につきましては、新たな立法措置を必要といたします。そのときには、ただいまのこの法案の趣旨に沿いまして、責任は医者にあるというふうに規定すべきものであると考えております。
○衆議院議員(福田昌子君) ただいま勝俣先生の御意見、私、非常に重大な点だと思うのでございますが、この法律によります限りにおきましては、さような発表は、責任は、医者の立場でやるということに相なりますので、個個の衛生検査技師の方が検査の成績を内部的に発表なさるのは、これは御自由でなさってもいいことだと思いますけれども、外部的な発表は医師の責任においてする、こういうふうにこの法律の実行上いたしたい。
○福田(昌)分科員 直観的に、厚生行政は財政の面もあり、またアクティブに、行動的に推進することが必要だとお感じいただいたことを私どもはまことに多といたしますが、重ねて伺いたいのは、生活保護法についても研究されたと、こういうことを伺いましたが、生活保護法の内容について御検討をいただきましてお感じになったことを、一つお述べいただきたいと思います。
○福田(昌)分科員 健康保険が非常に大切だという御意見でございましたが、全くおっしゃる通りでございます。その点につきましてはあとで御質問させていただきたいと思っておりますが、それとあわせて、岸内閣の閣僚とされまして、岸総理の言っておられる三悪追放の、その第一にある貧乏追放ということ、このことにつきまして、これは所管事項でもおありでございましょうし、これに対しての御感想というものもあろうかと思いますので
○福田(昌)分科員 いろいろとお尋ね申し上げたいと思いますが、ごく客観的な問題といたしまして、郡大臣には厚生省の所管まで御担当になりまして、一そう御多忙になられたことと存じますが、厚生大臣の臨時とされまして、厚生行政では何をまずやるべきだということを直感されたか、この点をまず伺わしていただきたいと思います。
○福田(昌)委員 在日米軍の兵力あるいはまた日本の自衛隊の今後の増員計画というようなことにつきましてお尋ね申し上げたいと思いましたが、防衛庁長官がお見えになりませんのでこの点は折を見てまたお尋ねさせていただきたいと思います。 この際特にお伺いさせていただきたいことは、御承知のようにICBMやIRBMの時代になっておりますが、こういう時代に日本の防衛というものはどういうふうにあるべきか、この点についての
○福田(昌)委員 ではその点保留にさせていただきます。次の機会に防衛庁長官の詳細な御説明をいただきたいと思います。 これに関連いたしますが、防衛分担金の削減に関しまして外務大臣もきっと米軍の現在兵力の内容については多少は御存じのことと思うのでありますが、防衛分担金削減を中心にしての点について御存じの範囲の御説明をいただきたいと思います。
○福田(昌)委員 近ごろ日米安保委員会で日本の防衛問題及びアメリカの在日空軍の減少問題というふうなものが非常に討議されておるようですが、在日米軍の撤退状況及び現在米軍の勢力、そういう点についての詳細な御報告をいただきたいと思います。
○福田(昌)委員 東南アジアの経済開発、これはもう大へんけっこうな、当然日本としてもまず考えなければならない外交政策だと思います。また岸さんがそういう角度から今度御披瀝になっている政策というものは、私は非常にいい御構想だと思うのでありますが、やはりそれを出します時期とそれからその運営の内容に問題があると思います。結局アメリカの新しい世界政策につながる日本の立場というものは、東南アジアの国から見れば一
○福田(昌)委員 岸総理大臣がアジアやアメリカ訪問の際に述べられました東南アジアの経済開発基金のこの構想につきましては、藤山外務大臣すでに岸総理の御出張前にこの御構想にあずかっておられたのかどうか、これが今日ただいまの経済外交のお考えに一致しておるものか、この点伺いたいと思います。
○福田(昌)委員 きょういろいろお伺いさしていただきたいと思ったのですが、時間がないそうでございますから、おもにお願いのような質問をさせていただきたいと思います。 私ども藤山外相の外交政策に非常な期待を持っておるのでございますが、ごとに東南アジアや中近東の情勢につきましては非常に御造詣が深いというこの点につきまして特に今日重要になっております東南アジアの外交、中近東の外交に対して藤山外務大臣としてどういうような
○福田(昌)委員 衛生検査技師法案の提案の理由を説明いたします。 本法案は公衆衛生の向上に寄与するため新たに衛生検査技師の資格を定めるとともに、衛生検査の業務が適正に運用されるように規律する必要があります。これが、この法律案を提出する理由であります。 この法案の概略の内容を御説明申し上げます。この法案は、衛生検査に携わる者の資格を定めまして、その資質を向上し、もって疾病の予防、診断及び治療の適正
○福田(昌)委員 その点お尋ねいたすことをやめますが、この委員会の結論は大体いつごろまでにお出しになりたい意向であるか、この点について一つお伺いいたします。
○福田(昌)委員 日ソ漁業委員会が開かれておるようでございますが、大体これまでの交渉の継走についてお話いただきたいと思います。
○福田(昌)委員 今沖縄の方からいろいろお話を承わりましたが、私も一昨年沖縄に参りまして、現地をつぶさに見学さしていただきましたが、今お話を承わりましたが、その実情はまだ実際よりもいささか御遠慮がちな御説明であったとさえ考えます。沖縄の現状は私ども日本人として考えますれば、これはもう黙視できない、大へんな悲惨な状態にございます。日本人として、また国会として、これに対して当然の措置を考えるのは、これはもう
○福田(昌)委員 その英国の輸入の状態を少しく詳しく御報告いただきたいと思ったのです。と申しますのは、英国はこの小麦協定に入っておりませんが、入っていないということは、それだけ有利な買付ができるということだろうと思います。その間の情勢を知りたいと思って御報告を願ったのですが、詳細な御説明を願いたいと思います。
○福田(昌)委員 小麦に限ったわけではございませんけれども、今日世界は食糧生産の非常な過剰状況にありますし、そういった食糧の事情というものは買手市場に回っております。従いましてソ連ブロックの状況につきましてもう少し外務省においても詳細な御調査が私ども望ましいと思うのであります。そういう点でソ連ブロック側のそういった食糧生産状況というものを資料にして私どもに御提出をいただきたいと思います。この点委員長
○福田(昌)委員 この小麦協定にはソビエト・ブロックはほとんど加入しておりませんけれども、ソビエト・ブロック側の小麦の生産状況とか、あるいはまた輸出入の状況はどういう状況にあるのか、おわかりになるならばお知らせ下さい。
○福田昌子君 ただいま議長から御報告がありました通り、本院議員熊谷憲一先生は去る十月九日にわかに逝去せられました。 この際、私は、僭越でございますが、皆様のお許しを得まして、議員御一同にかわりまして、つつしんで哀悼の辞を申し述べさせていただきたいと存じます。(拍手) 熊谷先生は、九州福岡県朝倉郡杷木町の御出身でございまして、すでに当選三回、在職四年一カ月に及び、人格識見ともにまことにすぐれた有為
○福田(昌)委員 そのマレー連邦から最近四十五人の訪日通商使節団が来られるということでありますが、これは非常に将来の国交調整さらにまた友好関係また経済交流において重要なことでありますから、この人たちに対する応待も政府として可能な限りの方法をしていただきたいと思います。 それから重ねてお尋ねさせていただきたいのであります。先ほど菊池委員の御質問で聞かしていただいたのでありますが、インドネシアの独立なんかも
○福田(昌)委員 マレー連邦の将来につきましてもそれは非常な朗報でございまして、それはけっこうなことであります。このことは日本にとりましても今後の対マレー連邦政策を考えなければならない時期にきておると思います。今まではいろいろと英国の排撃を受けまして、マレー連邦との経済的な交流というものがなかなかできなかった政治情勢にあったのですが、来年を期してマレー連邦自体が英国の自治領になるなり、あるいはまた何
○福田(昌)委員 きょうの新聞でしたか見ますと、マレー連邦の総領事や、インドネシヤの倭島公使が帰ってこられたようであります。倭島公使は対インドネシア賠償問題もあろうかと思いますが、マレー連邦の総領事の帰朝というものは、当面の問題としては何か問題が起っておりますか、その点をまずお尋ねしたいと思います。もう一点は、マレー連邦に対する政府御当局の今後の経済外交政策はどういう政策をおとりになるのでしょうか、
○福田(昌)委員 大臣がいらっしゃらなければ質問しても仕方がありませんから、委員長に要望しておきます。沖繩の問題は非常に大切な問題ですから、この沖繩問題だけを取り扱う特別委員会というものを作っていただきたい。これは委員長の御配慮によってお取り計らいをいただきたいと思います。
○福田(昌)委員 沖繩の状況を一番詳しく調査し、そうして保護する立場にある南方連絡事務局長の御答弁といたしまして、私ども全く遺憾にたえません。資料を今からお集めいただいて、その結果がまだわからないというような御報告においては、いかに外務大臣が、先ほどから沖繩の問題のついて非常に熱心に調査しておる、これに保護を加えておるということを強弁なさったといたしましても、現実に個々の問題がかくのごとくずさんであるということにおきましては
○福田(昌)委員 いろいろ御報告いただきましたが、そういう抽象的なことは私どもも大体存じ上げておるのでございまして、もっと具体的なことを御説明いただきたかったのでございます。たとえば教育問題にいたしましても、どの程度未就学の児童数であって、家庭生活はどういう状態であるかということ、あるいはまた労働賃金の問題が外国の労働者に対してどういう比率であるかというようなことは、当然人権尊重の意味において聞かなければならない
○福田(昌)委員 先ほどの外務大臣の御答弁によりまして、外務大臣も沖繩及び及び沖繩住民の保護の問題について非常に関心を払われておるということに対しまして、私どもまことに多といたしますが、それほど御心配いただいております外務当局でございますから、沖繩住民の現在の生活水準あるいは労働条件ということにつきましても、十分調査をなされておることと存じます。かような点につきまして、たとえば労働条件がどういうふうになっておるか
○福田昌子君(続) このことは、一言にして言いますと、アメリカからいただくものですよ、大へんにありがたいことですよということを公衆及び児童に宣伝しなければならない義務が負わされておるのでございます。 かくのごとくいたしまして、次の世代をになう児童にアメリカヘの卑屈と従属性を強要しようというのが、この交換公文の内容なのでございます。(拍手)結局、この贈与は、私心のない人道的な贈与では決してないのでありまして
○福田昌子君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました日米間の余剰農産物に関しまする協定及び交換公文に対しまして反対の意見を申し述べんとするものでございます。(拍手)以下、その趣旨を簡単に申し上げたいと存じます。 本協定及び交換公文は、一言にしてこれを申しますならば、アメリカのあり余っております余剰農産物に対して、わずかばかりの借款と一部の贈与というえさにつられて飛びつき、わが
○福田(昌)委員 私はこの協定及び贈与に関しての交換公文になっています二つの問題につきまして反対をいたします。(拍手) その反対の趣旨を簡単に申し上げますと、御承知のように今日の日本の国内の食糧事情を考えてみますと、昨年の三十数年来の未曽有の増収によりまして、一昨年の不作を受けました昨年度の食料事情とは違って、本年は非常に食糧事情が好転いたしておるのでございます。それにもかかわりませず本年度の政府
○福田(昌)委員 そういたしますと、おそらくこれは今国会で何とかきまるでございましょうから、第一年度というのは昭和三十一年、ことしだということでございますか。
○福田(昌)委員 この贈与分の規定を新しく交換公文として今回なさっておられます。この贈与分の中で第四年度の分まで量がはっきりきめられてありますが、この第四年度というのは昭和何年になるのですか。
○福田(昌)委員 このたびの協定は政府の要望によって結ばれたのですか、それともアメリカ側からの話し合いによって結ばれたのですか。
○福田(昌)委員 この改正案は一九四九年ということになっておりますから、すでに六年目になりますが、その六年間というものがいろいろな事務上のそういう調整にかかった。その事務上の調整のためにおくれたとばかり私たちは受け取れないところがあるのであります。しかし私たちとしましては、この条約に加盟するということについてはもとより賛成でございます。 そこでお伺いしておきたいと思うのですが、日本の国内法の労働基準法
○福田(昌)委員 この条約は、だいぶ前から国会の承認を求めたらどうかということが問題になっておったと思いますが、これがやっと今出て参ったというその間には、つまりこれが承認を求めることがおそくなったというその理由は、どこにあるのか、この点を伺いたい。
○福田(昌)委員 その当時の御発表によりますと、国交調整をはかりたいということが主でありまして、懸案の解決をどうするかというようなことは、全然まだ固まっていない状態にあったと思います。それがさっき御説明がありまして、重光外相の渡米を中心にして、南千島の領土の返還を強く固執されるという問題が起ってきた。その次には十一月十五日の保守合同を契機といたしまして、さらにまた南千島返還の要求というものが強く打ち
○福田(昌)委員 私の声が聞えなかったらしくて、御答弁が少しずれておりますが、私のお尋ね申し上げたのは、昨年二月の総選挙の当時、日ソ交渉早期妥結の方法としては、どういうことをお考えになっておられたか、その方法を具体的に御説明願いたいと思います。
○福田(昌)委員 総理が昨年の二月の総選挙の際に、日ソ交渉早期妥結ということを強く主張されましたのは、非常にけっこうなことだと私ども思っておりますが、その日ソ交渉早期妥結の御意見を発表されるにおきましては、どういう方法でこの早期妥結をはかりたいとお考えになっておられたか、その当時の具体的な方法をこの際御説明願いたいと思います。
○福田(昌)委員 そういたしますと、第五条から申しますと、先方からも日本に移民というものはあり得るということになりますが、先方から日本に対する移民の申し出もあるのですか。
○福田(昌)委員 御説明いただきましたことはこういうことなんでございますか。移民は移民として進めておるけれども、その移民をさらに工夫移民とか技術移民というようなものともからみ合せて考えておる。単なる労働移民だけではない、こういう御説明でございますね。 さらに重ねてお尋ねさしていただきたいと思いますが、この移民というのは日本側から先方に御要望になった移民でございますか。それとも先方も移民を交換しようという
○福田(昌)委員 簡単に質問さしていただきます。四条と五条の関係でございますが、移民問題がこの条約の中に入っておることは非常にけっこうなことだと思いますが、移民の全貌について、どうもせっかくこれだけの移民構想というものをお考え願えるのでしたら、少し具体的な点について聞かせていただけたらと思います。そういう意味で移民と、第四条の「両国間の経済的、財政的、技術的及び文化的協力関係」というものは、からみ合