1988-03-22 第112回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
○参考人(犬伏孝治君) 建築確認申請書は、建築主であります株式会社日隈が提出をしたものでございます。お尋ねの着工年月日、竣工年月日につきまして日隈側に問い合わせをいたしましたところ、予定日についてはいずれも未定という形で申請したとのことでございます。
○参考人(犬伏孝治君) 建築確認申請書は、建築主であります株式会社日隈が提出をしたものでございます。お尋ねの着工年月日、竣工年月日につきまして日隈側に問い合わせをいたしましたところ、予定日についてはいずれも未定という形で申請したとのことでございます。
○参考人(犬伏孝治君) 御指摘の新聞報道は、昨年七月三十日、株式会社日隈が建築確認申請の事前手続といたしまして、市の指導要綱に基づく建築計画書を提出しようとしたことに対しまして、市の当局は市議会の議決が行われたことでもあるし、しばらく待ってほしいということを申したことに対しまして同社の小坂常務が発言したというふうに伝えられております。 この件につきましては、私ども中央競馬会といたしましては、約束云々
○参考人(犬伏孝治君) 日本中央競馬会副理事長の犬伏でございます。本日は参考人として参りました。どうかよろしくお願いいたします。 ただいまお尋ねの岡山市の議決でございます。御指摘のように昨年七月、私どもの岡山市新福町に場外発売所を設置することの問題につきまして反対の議決が行われております。当時のことを申しますと、実は私どもそのような動きは存じていなかったために予想せざる事態でございました。それまで
○政府委員(犬伏孝治君) 御指摘のように、ニュージーランド政府は、外交ルートを通じまして、わが国の一万トン規模の国産ナチュラルチーズ製造工場の建設構想につきまして、この工場が建設されますと、プロセスチーズ原料用のナチュラルチーズを日本に輸出しておるわけでございますが、その対日輸出量が減少するおそれがある、しかもこのような対策に政府が助成をすることは問題であるという趣旨の懸念を表明をするということでございました
○政府委員(犬伏孝治君) このたびの六十五年長期見通しにおきまして牛乳、乳製品の需要の見通しを行った際も、ただいま御指摘の基準年次の数字でございますが、御指摘のとおり、牛乳、乳製品の総需要量を七百一万トン、そのうち飲用向けを三百七十四万トン、乳製品向けを三百十五万トン、農家の自家用生乳を十三万トンとしております。これは昭和五十三年度の公表されております食料需給表に基づくものでございます。 このうち
○政府委員(犬伏孝治君) このたびの長期見通しにおきましては、わが国の農業の生産の方向といたしまして、需要の動向に即してその生産をしてまいるということで、その需要の動向といたしましては、食生活の内容にかかわるわけでございますが、畜産物の需要は、これまでほどの高い伸びではないというふうにいたしましても、なお、所得の上昇等によりまして伸びていく、その動向に合わせた生産をしてまいるということで、畜産物の生産
○犬伏政府委員 第一点の鶏卵の問題につきましての検討会でございますが、御承知のとおり現在鶏卵価格はかなり高い水準に推移をいたしておりますけれども、先ほど申し上げましたように、えつけ羽数から見ますとまだ供給過剰状態が続いておるということで、農林水産省といたしましては鶏卵の生産調整対策を継続していくことが必要であると考えております。そうした中で鶏卵の需給事情も若干変わってきておるというふうにも考えられますので
○犬伏政府委員 大規模なインテグレーターを中心とした無断増羽者が依然あるのは事実でございます。いわゆる無断増羽者につきましては、行政サイドといたしましてもその是正指導に努めてきたところでありまして、無断増羽者の数は漸次減少はしてまいっております。ことしの五月末現在で見ますと、二年前に比べますと戸数では二百四戸が百一戸、それから無断増羽数では、ことしの五月と二年前の五月とを比べますと四百十六万羽が三百四十六万羽
○犬伏政府委員 まず、最近における鶏卵の需給価格の現状と今後の見通しでございますが、鶏卵の需給につきましては、先生御承知のとおり、従来から需要が長期的に見ますと停滞傾向でございました。そうした中で生産はそれを超過する基調で、いわば供給過剰基調ということであったわけでございますが、昨年の秋口以降鶏卵価格は、根強い家計需要等に支えられまして回復をいたしておりまして、本年度に入りましても、現在までのところかなりの
○政府委員(犬伏孝治君) 調製食用油脂につきましては、いま御指摘のように、乳脂肪率が七〇%を含む油脂につきまして自由化品目として輸入されてきておるところでございますが、バターの一元輸入制度の実効性を著しく減殺しているといたしまして、生産者等からその輸入規制について強い要望があったところでございます。このような要請を受けまして、現在の牛乳乳製品の需給事情にかんがみまして、先ほどお話もございましたような
○政府委員(犬伏孝治君) 第一点の預託料の問題でございますが、確かに百十円でずっと据え置かれておると。いろいろ私どもで事情聴取をしたところによりますと、周辺のほかの会社におきましては百三十円ないし百四十円の預託料となっておると。その違いを会社側に問いただしました。それによりますと、確かにほかの会社より百十円ということで安いけれども、一つは肥育の途中の死亡事故が生じた場合の負担の問題でありますが、この
○政府委員(犬伏孝治君) アクト牧場につきましては、ただいまお話しのように本田技研が一〇〇%出資をした会社でございまして、昭和四十九年に設立をされ、本社は東京でございますが、牧場を岩手県岩手町に持って、みずから土地を取得して牧場経営を行いますとともに、周辺の農家に肥育牛を預託をいたしまして、その預託牛を販売をするということで、昭和五十年以来、預託の関係では地元農家十五戸と契約を行ってきておるという状況
○犬伏政府委員 その契約の金額の内容について私はまだ十分承知いたしておりませんが、機械の損料とそれからオペレートする人件費とによって主として構成されておるというふうに存じます。損料の部分につきましては、先ほど私が一般論として申し上げたレンタル方式の場合は、定額でその機械が機能する限りは支払っていく。いま御指摘の金額は、人件費も含まれての金額でございますので、それを足し上げて七年間で機械の購入費に相当額
○犬伏政府委員 機械の貸し借りの場合の方式といたしまして、リース方式とレンタル方式がございます。リース方式の場合には、償却年限を見まして、その償却年限に見合って定額あるいは定率でリース料の中にそれを織り込んでいく。したがいまして、償却期間が終了いたしました暁には、その機械、施設はリースを受けた者の所有に帰するというのがリース方式でございます。小川先生の御指摘の、償却が済んだ時点で賃貸料が変わるではないかという
○犬伏政府委員 競馬事業の全体の制度にかかわる問題でございますので、私からお答え申し上げさしていただきたいと存じます。 中央競馬会につきましては、御承知のとおり国庫納付金制度がとられておりまして、発売金額の十分の一が第一国庫納付金、それから毎年度決算の結果生じた剰余金の二分の一につきましては第二国庫納付金として国庫に納付をしておるところでございます。今後とも業務及び経理の適正な運営によりまして国の
○犬伏政府委員 国庫補助に係ります牛乳の学校給食の事業実施主体でございますが、ただいま御指摘のとおり中小乳業者の扱い数量の割合は五〇%、それから、業者数は私どもの承知しておるところでは四百三十ということでございます。
○犬伏政府委員 今回の六十五年の長期見通しに当たりましては、牛乳、乳製品の総需要量は、基準年次五十三年度の一・三五倍と見込んでおります。そのうち国内生産によって賄われる部分も倍率といたしましては一・三四倍を見込んでおりますが、一方、輸入につきましては一・〇三倍ということで低く見込んでおります。これは、現在は輸入に依存せざるを得ない実態にあっても、今後国内生産に取り組むことができるようなものについては
○犬伏政府委員 畜産物の安定的な供給を図るために、飼料の供給につきましてこれを安定的にしてまいらなければならぬというのは御指摘のとおりでございます。そのために、飼料の国内生産につきまして可能な限り進めるということで、従来から牧草生産の増大のほか、飼料穀物であります国内産の飼料用麦の流通促進でありますとか、あるいは実取りではございませんが、青刈りトウモロコシの生産拡大等に努力を払ってきておるところでございます
○犬伏政府委員 えさ用麦につきましては、その生産されたものの流通促進のために、現在政府におきまして助成金を出すほか、関係業界から負担金を徴収いたしまして収益差の補てんを行っておるところでございます。五十五年度の流通量といたしましては約三万トンを見込んでおります。五十六年度におきましてもこの数量をふやしまして約四万トン程度というふうに考えておりますが、これを大幅に増大させるということになりますと、関係業界
○政府委員(犬伏孝治君) 備蓄の飼料穀物の放出につきましては、一つは飼料穀物の需給が逼迫をいたしまして、配合飼料の安定的な供給が困難になる、あるいはそのおそれがある場合が一つでございます。それからもう一つは、飼料穀物の価格が著しく高騰をいたしまして、またそのおそれがある場合でございます。そのほか災害等の発生によりまして、異常な事態が生じた場合という、そのような場合に放出をすることを考えております。
○政府委員(犬伏孝治君) 補助を受けました団体につきまして事情聴取をいたしましたところ、やはりその補助を受けました団体の中での経理処理につきましての相互監視が十分ではなかった。それから国の補助にかかる経理について、安易に考えていたという点がございます。それらにつきまして、十分注意をいたしたところでございます。
○政府委員(犬伏孝治君) ただいま御指摘のございましたバルククーラー等の購入にかかる不当な事案でございますが、御指摘のとおりでございまして、このような事案が生じましたことは申し開きのできない、まことに遺憾なことと存じております。 この件に関しましては、昭和五十四年十二月二十七日に、不当経理にかかる国庫補助金七十八万五千円を国庫に返還させまして、同時に、今後かかることのないように、五十五年の一月二十三日付
○犬伏政府委員 牛乳販売の小売店の中で宅配を行っておるお店が消費者に対する牛乳の供給のパイプとして大きな役割りを持っておる、今後もそうした役割りを期待したいということを私どもとしては考えておるわけでございます。 先ほどお話が出ましたスーパーとの価格の対比でございますが、家庭配達価格に比べますと、スーパーの価格が配達料が不要であるということからある程度割り安になることはいたし方ないところでございますけれども
○犬伏政府委員 先ほど価格が低迷から回復をしてまいっておると申し上げましたのは乳製品の価格でございまして、飲用牛乳の価格につきましては自由な取引のもとで行われておるわけでございまして、最近その価格が平均的に下がってきておるという状況がございます。 飲用牛乳の価格の動向でございますが、私どもが掌握しておるところで申し上げますと、一リットル入りの紙パックでスーパー等で売られておるものでございますが、これは
○犬伏政府委員 最近の牛乳、乳製品の需給状況でございますが、五十年代に入りまして五十一年、五十二年、五十三年、いずれの年につきましても生乳の生産量が対前年比七ないし八%の増でございます。それに比べまして飲用牛乳の伸びが約二ポイント程度低い五%前後ということでございます。したがいまして、その飲用牛乳として消費されない分は乳製品の原料に回るわけでございまして、それが対前年比で二〇%前後ふえるという状況でございましたために
○政府委員(犬伏孝治君) 港の通関価格でございますが、いまちょっと手元にございませんが、いまの買い入れ価格から輸入手数料約一〇%、それから関税の価格、それを差し引いたものが港で入った価格というふうに考えております。
○政府委員(犬伏孝治君) 畜産振興事業団におきます輸入牛肉の買い入れ価格と売り渡し価格でございますが、五十四年度の平均で申し上げますと、買い入れ価格は、これは冷凍品と冷蔵品ございますが、その平均で申し上げますが、買い入れ価格が九百二十一円、それから売り渡し価格が千二百七十五円、差額は三百五十四円でございます。
○犬伏説明員 越冬飼料の関係でございますが、ただいままでの対策といたしまして、ことしの飼料作物についての被害が予想されました時点、八月の時点でございますが、技術対策を講ずるような通達を出しております。 それから、先ほど大臣から答弁申し上げましたように、青立ち稲が非常に大きな面積にわたって発生することが明らかになりました九月初めの時点におきまして通達を出しまして、被署を受けた稲の飼料利用の促進を図るよう
○犬伏政府委員 おくれてまいりまして申しわけございません。 先般本委員会で先生の方から御質問のございました大分県久住町の西組牧場の件でございますが、あの際お答え申し上げましたとおり、その後大分県に対しまして、実情の調査とそれについての必要な対策を講ずるように指導をいたしたところでございます。 大分県が調査をいたしました結果、次のような事実が判明をしております。 一つは、あのときにお答え申し上げましたように
○犬伏政府委員 乳製品の輸入の抑制につきましては、最近の生乳需給事情にかんがみまして、バター、脱脂粉乳等につきましての畜産振興事業団による輸入は停止をいたしております。また、他のIQ品目につきましても、極力輸入の割り当てを抑えまして、輸入の抑制に努めておるところでございます。 ただいま五十二年、三年、四年の乳製品の輸入のお話がございましたが、確かに五十二、五十三年とふえてきておりますが、五十四年におきましては
○犬伏政府委員 確かに酪農関係は、生乳の需給関係が厳しい状況にあるために、非常に苦しい状況に置かれておるというふうに存じます。これは、生乳の需給の中で飲用牛乳の消費は伸びておるのでございますけれども、生産の伸びがさらにこれを上回るということで、乳製品にその余った分が仕向けられる。したがって、乳製品の生産が大幅にふえて、その在庫が大量なものになってきておる、こういう状況にあるわけであります。したがって
○犬伏政府委員 豚肉の輸入につきましては、昭和五十四年の対前年比の数量は二七、八%の増ということになっております。御承知のように、豚肉の輸入につきましては自由化されておりまして、政府がこれを直接規制するということは困難でございますが、御承知のように、差額関税制度によりまして一定の価格以下の輸入豚肉が入らないような措置を講じておるところでございます。五十四年の輸入量がふえておりますのは、五十四年の前半
○犬伏政府委員 輸入牛肉の保税倉庫におきます転売の実態につきましては、大蔵省の方からその内容の説明を求めまして、その実態に即しまして所要の措置を検討していきたいと考えております。 牛肉につきましては、特に大臣からもお答え申し上げましたとおり、輸入割り当て、事業団による輸入等、自由な輸入制度にしておらないわけでございますので、それが国内に入りまして価格つり上げのために転売が行われるということでありますれば
○犬伏政府委員 経営の再建計画につきまして、目下島根県庁におきまして種々検討がされておるように承知をいたしております。したがいまして、農林水産省といたしましても、島根県庁と十分相談をいたしまして、先ほどお答え申し上げましたように、この畜産基地建設事業の中での金城畜産の経営が十分成り立つように指導をしてまいりたいと考えております。
○犬伏政府委員 島根県庁からの報告によりますと、その融資をするに際しまして、大洋漁業の債務保証がつけられておるということの報告がございます。その融資の際に、取引上の関係から、えさの供給及び肥育豚の販売について、益田農協を通じて大洋漁業を取引の相手方にするというふうに聞いておるわけでございます。したがいまして、益田農協自体がどういうふうに対応するかという問題があるのでございますが、いずれにいたしましても
○犬伏政府委員 御指摘の農事組合法人金城畜産協同組合は、昭和四十八年に地元の農家を中心に設立されたものでございまして、昭和四十九年度から五十二年度まで実施されました畜産基地建設事業の事業に参加をいたしまして、同地域内で肉用牛及び養豚の複合一貫経営を相当の規模で行ってきてまいっておるものでございます。この組合の経営につきましては、相当規模が大きいのでございますが、畜産経営に必要な飼養技術あるいは経営管理
○犬伏政府委員 酪農の振興を図るために、いま御指摘のような非常に生産立地に恵まれた地域につきまして、酪農の大規模な生産基地の建設を進めるということをいたしておるわけでございます。そういうことによりまして、既存の酪農地帯との調整の問題が生ずるではないかという御指摘でございますが、生産者団体を中心といたしまして、ただいま御承知のように計画的な生産を進めるということをいたしておるわけでございますが、その計画的
○犬伏政府委員 加工乳をできるだけ普通牛乳に置きかえていくということ、あるいは生乳の混入割合を高めるということにつきましては、昭和五十年の六月に関係業界とも打ち合わせをいたしまして、市乳化促進問題研究会なるものを持ちまして、その報告におきまして、生乳の混入率を七割以上という表示の実施をする、あるいは生産者及び乳業者をもって構成する生乳の広域需給調整のための協議会を開催するというような中間的な結論を得
○犬伏政府委員 酪農の問題でございますが、御承知のとおり、牛乳の生産数量の伸びはここ数年著しいものがございまして、昭和五十一・年から五十三年までの各年について見ますと、生乳の生産量は対前年比で七%ないし八%の増加でございました。それに対して飲用牛乳の消費の伸びは五ないし六%の伸びということで、したがいまして、その差は乳製品の生産に振り向けられるということであったわけでございます。そうした事態のもとに
○犬伏政府委員 先ほど御指摘のように、共同利用模範牧場はその大部分が地方公共団体等の運営する公共育成牧場でございます。それから若干、いわゆる畜産経営自体を行うものといたしまして、農事組合法人なり有限会社によるものが四牧場ございます。 経営動向といたしましては、公共育成牧場につきましては、地元の畜産農家から育成牛を預かりまして、預託で放牧をする、その預託料の収入に依存して経営が行われておるというところから
○犬伏政府委員 ただいまお尋ねの共同利用模範牧場は、昭和四十年度から五十二年度にわたりまして農用地開発公団、昭和四十九年までは農地開発機械公団でございましたが、この公団が主体となりまして、経営規模の拡大並びに飼料の自給度の向上を図るために、牧場建設と家畜の導入を一体的に行うということで、牧場施設なり機械、家畜の整備、導入を進めまして創設をいたした牧場でございまして、御指摘のように現在全国に三十八カ所設置
○犬伏政府委員 肉用牛の生産振興につきましては、先ほど政務次官からお答えしたとおりでございますが、その生産振興の基本的な考え方の中に、一つは集団的な生産団地を形成して効率的な生産を進めるということと同時に、主として繁殖生産部門につきましては、効率的な生産を進めると同時に、その底辺を広げるということで、地域の実態に応じた肉用牛の導入を進めていく。たとえば、老人福祉の面も考えて肉用牛の一、二頭飼いも進めていくというような
○犬伏政府委員 川崎市に建設を進めております部分肉センターにつきましては、先生御承知のとおり、食肉の流通の中で部分肉の取引分野が非常にふえてきておるという実態の中で、部分肉の取引をできるだけ効率的にかつ需給の状況に合わせて取引ができるような施設にしたいということで進めておるわけでございます。 いまのお尋ねの点でございますが、そうした趣旨で設けること自体、小売段階への食肉の供給が、必要な部位につきまして
○犬伏政府委員 先ほど私がお答えいたしました三百億円の考え方は、償還金そのものではございませんで、農協等の借入金の返済の円滑化というための融資でございまして、延滞をするおそれのあるものにつきまして、それを一時特別融資をいたしまして、先生お話しのとおり五年間でそれを漸次返していくという考え方でございます。言葉が足りませんで、補足して御説明を申し上げた次第でございます。 それから、最後のお尋ねの酪農の
○犬伏政府委員 今回の乳価等の決定に当たりまして、農家の負債状況に対応することといたしまして、一つは価格そのものにどう反映させたかという点、それからもう一つは、その負債整理についてどのような対策を講ずるかという点が検討課題であったわけでございます。 それで、第一点の価格決定に当たりまして、負債の状況、これは当然保証価格の算定の中に織り込んでおります。御承知のとおり、保証価格の算定に当たりましては、
○犬伏政府委員 昭和五十五年度の畜産物の安定価格等をこのたび決定をし、去る三月三十一日付で告示いたしましたので、その内容及び関連施策につきまして御報告申し上げます。 まず、指定食肉の安定価格につきましては、去る三月二十七日に畜産振興審議会の答申をお手元に配付してあります資料一のとおりいただいたところであります。 答申は、「指定食肉の生産条件及び需給事情その他の経済事情を総合的に考慮すると、試算に
○政府委員(犬伏孝治君) 牛乳の自動販売機の普及率でございますが、昨年の末取りまとめたところでは普及台数が十万九千四百三十台、対前年比で一一六・九%ということになっております。なお全体の自動販売機、清涼飲料等を含めました全体のものでございますが、四百二十一万七千台、対前年比が一一一・九というふうに承知をいたしております。
○政府委員(犬伏孝治君) ただいま御指摘のとおり、牛乳、乳製品の需給は昭和五十一年度以降、消費の伸びを上回る生産の伸びが見られましたために、大幅な需給緩和の状態で推移をいたしております。 数字について若干申し上げますと、五十一年度、二年度、三年度におきまして生乳の生産量の対前年伸び率は大体七%ないし八%の伸びであったわけでございます。これに対しまして、飲用牛乳の消費の伸びはこの五十一年度から五十三年度
○政府委員(犬伏孝治君) お答えいたします。 まず、乳製品の関係の関税率の問題でございますが、先般の東京ラウンドの交渉におきましては乳製品の関税率を譲許することはいたしておりません。関税率の水準の高い低いの問題はいろんな見方があろうかと思いますが、乳製品については全般的に見ますと二五%から三〇%ないし三五%、これは他の産品に比べますとわが国の関税率といたしましては高い水準の方に属しておると存じます