1980-03-22 第91回国会 参議院 予算委員会 第13号
○政府委員(犬伏孝治君) 先生ただいまお話しの擬装乳製品と呼ばれますココア調製品、それから調製食用脂、いずれも自由化品目でございます。政府としてこれを直接的に規制を行うことは困難でございますが、その輸入が量的にふえるということによりましてわが国酪農に悪影響を及ぼすことがあってはならないというふうに考えております。このため、ココア調製品につきましては、実需業界を指導いたしまして、自主規制措置を講じさせておるところでございまして
○政府委員(犬伏孝治君) 先生ただいまお話しの擬装乳製品と呼ばれますココア調製品、それから調製食用脂、いずれも自由化品目でございます。政府としてこれを直接的に規制を行うことは困難でございますが、その輸入が量的にふえるということによりましてわが国酪農に悪影響を及ぼすことがあってはならないというふうに考えております。このため、ココア調製品につきましては、実需業界を指導いたしまして、自主規制措置を講じさせておるところでございまして
○政府委員(犬伏孝治君) 最近の酪農経営の状況につきましては、先生御指摘のように、これまで非常に発展をしてきたのと比べますと生産を大幅にふやすわけにはいかないということから苦しい状況になっておると考えております。しかし、酪農経営におきましては負債は大きいのでございますが、同時に資産も大きいと、さらに農業粗収入、農業所得も増加をしてきておりまして、一般的に見れば償還能力はあるものというふうに考えております
○政府委員(犬伏孝治君) 畜産経営に起因いたします水質汚濁、悪臭、害虫発生等の環境汚染問題につきましては、地域住民等から種々の苦情等が出てまいりまして、その発生件数は、昭和四十八年をピークにいたしましてその後は漸減をいたしております。しかしながら、畜産経営の健全な発展を図るためには、地域住民の生活環境に配慮をしながら進めてまいるという必要は当然あるわけでございまして、これに対する対策といたしまして、
○政府委員(犬伏孝治君) まあその製剤についての届け出がされているかどうか、いま確認をいたしておりますので、至急御報告いたしたいと存じますが、一般的に動物用医薬品の輸出につきましては、先ほど申し上げましたような事前の届け出が必要でございます。その届け出におきましては、成分、分量、製造方法、用法、用量、効能、効果、規格、試験方法等を農林水産大臣に届け出ることとなっておるわけでございます。その製剤自体、
○政府委員(犬伏孝治君) 動物用医薬品の中に入るわけでございますが、動物用医薬品につきましては、薬事法におきまして、その薬品を製造しようとする者は輸出しようとする品目について事前の届け出が必要でございます。いまの御指摘の製剤につきましては事前届け出があるというふうに聞いております。
○犬伏政府委員 乳製品の輸入につきましては、国内酪農の保護育成を図る見地から種々の制度を設けております。 一つは、大部分の乳製品を非自由化品目といたしております。さらに、そのうちバター、脱脂粉乳等、主要な乳製品を畜産振興事業団の一元輸入品目といたしておるところでございます。現在、国内乳製品の需給が大幅に緩和しておる状態にございますことから、バター、脱脂粉乳等、主要乳製品についての畜産振興事業団の一元輸入
○犬伏政府委員 牛乳の消費拡大につきましては、私どもといたしましてはその重要性を十分認識をいたしておるところでございます。 先ほども参考人の意見の中でございましたが、牛乳が栄養分に富みかつそのバランスから見ても非常に優良な食品であり、かつまたカルシウムが日本人には不足をしておるというその不足分を供給する意味におきまして、大きな意義を持つものというふうに考えておるわけでございます。飲用牛乳の需要は、
○犬伏政府委員 お答えいたします。 生乳の計画生産対策につきましては、先ほど参考人の意見の陳述にもございましたが、生乳需給の緩和状況に対処するために、生産者並びに生産者団体の自主的な活動として実施されておるところでございます。この計画生産体制のもとで、生乳の生産量の伸び率は、対策の浸透に伴いまして鈍化をいたしております。しかしながら、五十四年度四月から一月までの生乳生産量は対前年同期比で四〇%の増
○犬伏政府委員 久住飯田地域におきましては周年放牧は可能性があるというふうに考えております。現在のところは夏山冬里、つまり夏は放牧をし冬は里に連れ戻すという方式が一般的には行われておるところでございます。しかしながら、極力放牧を取り入れて肉用牛の飼養をいたしますことは、施設なり労働力なりの節減につながりますし、したがって生産コストも下げ得るということがございますために、放牧期間の延長、積雪期におきます
○犬伏政府委員 放牧牛におきます事故で、ダニを媒介として蔓延いたしますいまお話しのピロプラスマ病による被害が最も多く出ております。各地でその発生がありまして、放牧衛生上その予防対策がきわめて重要であると考えております。このため、従来からダニ駆除に努めてきたところでありますが、本年度におきましてもいろいろな事業を実施いたしております。一つは、家畜伝染病予防事業によりまして、ダニ駆除の薬剤散布を実施いたしております
○犬伏政府委員 国民の牛肉に対する需要は長期的には今後ともかなり増大するものと私ども見込んでおります。肉用牛の生産は、御承知のとおり、一つには土地資源などの有効利用を図る上で重要な作目であります。また、地域農業におきまして農業所得の確保を図る上で重要なものであるというふうに考えております。そういうことから、国民への牛肉の安定的な供給を図るために極力国内生産の増大を図りたい、しかし資源的な制約もございまして
○犬伏政府委員 先ほど中央競馬会理事長が答えられたことが、積極的に地元に働きかけるという意図でないというふうに私拝聴いたしておりまして、そういうことであれば、慎重に対処をする競馬会の考え方は変わってないというふうに存じます。しかし、具体的な事案としていろいろ誤解を受けるようなことがあってはいけないということで、慎重な対処を期待をしたいと存じております。
○犬伏政府委員 仙台地区に中央競馬会の馬券売り場を設置することにつきましては、昨年六月と七月に中央競馬会から陳情があったことは御承知のとおりでございます。農林水産省といたしましては、場外売り場の設置は御案内のとおり周辺地域にもいろいろの影響を与えることでもございますので、場外売り場を設置するに当たりましては、中央競馬会に対しまして地元の意見調整に努めるなど地域社会との調整を十分行うように指導をしてまいっております
○犬伏政府委員 御指摘のとおり、畜産局から提出いたしました資料の中で、取りまとめの際に資料整理に手違いがございまして、大変御迷惑をおかけいたしました。まことに申しわけなく存じておる次第でございます。 間違えました点は神戸場外売り場の賃料についてでございますが、年間一億一千七百二十八万円でございまして、一カ月当たりの坪当たりの単価は一万一千九百十四円と相なるわけでございます。謹んで訂正を申させていただきたいと
○犬伏政府委員 豚肉の価格は、他の農産物も同様でございますが、需給の動向によって価格は当然変動するわけでございます。畜産物価格安定法におきましては、それが大幅に変動することのないように安定帯価格を決めておるわけでございます。ただいま御指摘のように、確かに安定基準価格を下回って豚肉の卸売価格が推移をした。その時点でなぜ事業団の買い入れをして安定基準価格に回復するようにしなかったのかという点でございますが
○犬伏政府委員 昨年来豚肉価格が低落をいたしております。具体的には、昨年の八月下旬から価格低迷が始まりまして、畜産物価格安定法に基づいて決めております安定基準価格を下回って推移をしてきたわけでございます。そうした事態に対しまして、これに対処をするために生産者団体とも協議をしながら各種の対策を講じてまいっております。 一つは計画生産体制を進める。それから第二に消費の拡大を図る。第三に、それらの措置の
○犬伏政府委員 第一の買い上げの問題でございますが、豚価は御承知のとおり昨年秋以降低迷をいたしまして、各般の対策を講じてまいりました。現時点での動静でございますが、東京市場におきましては五百八十円台のところまで戻してまいっております。昨日は五百九十円台ということで、もうあと一歩というところにまいっておりまして、畜安法に基づく調整保管、まだ頭数の枠が残っておりますので、これを使いまして価格の回復に鋭意努力
○犬伏政府委員 技術的な問題でございますので、お答えさせていただきますが、牛乳は、夏場は牛が夏ばてになりますので、当然生産量は落ちますが、消費は増大をするという状況にございます。
○犬伏政府委員 六十年見通しと現実の動きと対比いたしますと、牛乳、乳製品につきましては、六十年見通しの水準とかなりそれに近づいておりまして、テンポとしては六十年見通しで考えた以上の伸び率になっております。その際、輸入につきまして、六十年見通しと比べるとかなり多い数量になっておりますが、今後の見通しといたしましては、現在の実績、輸入数量を若干上回る程度というふうな見方をいたしております。伸びるものは、
○犬伏政府委員 昨年十一月に公表いたしました長期見通しの試算におきます六十五年の畜産物の需要について申し上げますと、牛乳、乳製品につきましては一人当たり年間純食料で七十四キロ、総需要量で九百六十万トンということになっております。これは五十二年の基準年次に対して六十五年までの年率は、総需要量におきましては二・八%でございます。最近の実績からいたしますと、四十七年から五十二年までの伸び率は三・二%でございますので
○犬伏政府委員 七点のお尋ねでございます。簡潔にお答え申し上げたいと存じます。 まず、第一点の、乳製品の輸入が野放しではないかという点でございますが、御承知のとおり、乳製品につきましては、国内酪農の保護育成を図る見地から、大部分の乳製品を非自由化品目といたしております。同時に、そのうち主要な乳製品でございますバター、脱脂粉乳等につきましては、畜産振興事業団の一元輸入品目といたしております。現在、国内乳製品
○犬伏政府委員 はい、わかりました。 自主調整保管をやり、さらに畜安法に基づく調整保管を実施いたしまして、一月の東京の卸売価格、規格上のものでございますが、五百八十六円。これは正月相場が入っておりますので、やや高目に出ておりますが、最近の数字で申し上げますと、昨日五百八十六円、同じ数字でございます。大阪におきましては、湯はぎでございますが、安定基準価格が五百五十九円でございます。昨日の数字はまだ入手
○犬伏政府委員 豚肉の関係でございますが、先生御承知のとおり、昨年の九月以降価格が低落をいたしまして、畜安法に基づく安定基準価格を割り込んで推移をしたわけでございます。これに対する対策といたしまして、生産者団体等とも協議をいたしまして、いわゆる三本柱の対策、すなわち計画生産の推進、第二に消費の拡大、そして、これらの措置の効果が直ちに発生をするものではないということで、自主調整保管を始めたわけでございます
○犬伏政府委員 過般来本委員会において御審議がございました日本発馬機株式会社に係る事件及びこれに関連する問題について、御報告申し上げます。 今回の事件につきまして、国民の皆様の疑惑と不信の念を招きましたことをまことに遺憾に存じており、改めて深くおわび申し上げます。今回の事件の経過につきましては、本委員会ですでに申し上げましたとおりでありますが、本事件に関し、武藤農林水産大臣は、日本中央競馬会の幹部
○犬伏政府委員 競馬の施行につきましての目的の一つに畜産振興がございます。その中には当然馬事振興も含まれておるわけでございまして、ただいまの御質問の趣旨につきましては十分理解できるところでございますが、一方、競馬その他の公営競技の新設につきましては、いまお話しのように、昨年七月の公営競技問題懇談会の意見書で、弾力的にこれを行うという報告がなされておりますけれども、現状といたしましては、昭和三十三年七月
○犬伏政府委員 最近の中央競馬会におきます収支状況、ただいま武田理事長からお答えしたとおりでございますが、売得金額の伸び率は昭和五十年まではほぼ二けた、一一〇%以上でございましたが、五十年以降一一〇%内外ないしば伸び率が一けた台に落ち込むという状況で、収支差の純収益は、かつては売上金額に対しまして六%台でありましたものが最近におきましては五%前後、五十三年度におきましては四・五%程度ということになってまいっております
○犬伏政府委員 本件につきましては、中央競馬会の指導監督の立場にある農林水産省といたしまして、まことに遺憾な事態と存じており、事態の究明を進めますとともに、明らかになった状況に応じまして所要の善後措置をとるよう督励をしておるところでございます。 本件の事態の究明につきましては、競馬会におきまして、本問題に関する調査委員会を設けて調査を実施し、その結果判明した不正経理、水増し操作の事実に基づきまして
○犬伏政府委員 畜産物価格安定法に基づきます措置といたしましては、今回発動をいたしました調整保管と畜産振興事業団による買い入れとがございます。これまで先ほど申し上げましたような諸対策の実施状況及び価格の動向を見きわめつつ畜安法に基づく措置について検討をしてまいりまして、今回畜安法に基づく調整保管を実施することとしたものでございます。 畜安法に基づく買い入れにつきましては、従来から実施してきております
○犬伏政府委員 豚肉の卸売価格は本年の九月以降、安定基準価格を下回る水準で推移をしてまいっております。このためにこれまで前回の委員会でも申し上げたところでございますが、計画生産の推進、消費拡大対策の推進、さらに自主調整保管の実施を行ってきたところでございます。これらの対策によりまして、豚肉の卸売価格は漸次回復の方向をたどっておるのでございますけれども、そのテンポはなお緩慢な状況にありますので、今回いま
○犬伏政府委員 飼料用の大麦の備蓄について、本年の八月に会計検査院から、その政府備蓄に関する指摘がございました。その内容は、政府が所有をしておる過剰米がたくさんある、その過剰米が存する間はそれでもって大麦の備蓄にかえたらいいのではないか、そういうことによりまして財政負担の軽減を図ることが適当であるという指摘でございました。 飼料の備蓄につきましては、御案内のとおり、畜産危機の経験にかんがみまして、
○政府委員(犬伏孝治君) 御指摘のように、最近の豚肉の卸売価格は、東京市場で見ますと、八月下旬から安定基準価格を下回って、九月の下旬にはいま御指摘のような非常に安い価格になりました。 そういう状況を受けまして、私ども生産者団体と相談をいたしまして、対策を打ち立ててまいってきております。一つは、この豚肉の需給均衡とか……
○政府委員(犬伏孝治君) 乳製品とブロイラーにつきまして私からお答え申し上げます。 乳製品につきましては、これも大臣からお答えいたしておりますように、国内生産により、できるだけ安定的、効率的に供給することを基本にいたしておりまして、不足する分について輸入で賄うということにいたしておるわけですが、最近の生乳需給事情にかんがみまして、畜産振興事業団による輸入、これは一元輸入品目でございますが、これは停止
○政府委員(犬伏孝治君) 先般のMTN交渉におきまして、各般の農産物につきましての関税交渉が行われたわけでございます。その中で豚肉につきましては、御承知のように豚肉関税に定率関税と差額関税制度とございますが、一つは定率関税分を引き下げるべきであるという要求、それからもう一つは、差額関税制度を廃止すべきであるという要請がございました。 そこで私どもといたしましては、できるだけ国内養豚農家に影響がないようにこれは
○犬伏政府委員 中央競馬会から日本発馬機株式会社に対しまして発馬機の開発に関連をいたしまして協力金の支出がある事実は御指摘のとおりでございます。この協力金につきましては、中央競馬会の業務運営上必要不可欠な発馬機という機械につきまして、その発馬機を使って請負契約をしておる中央競馬会として機械の開発に協力をするという業務上の必要性に基づいて行われたもの、そしてこの協力金の支出はいわば実質的には融資でございまして
○犬伏政府委員 先ほどお答え申し上げましたように、日本中央競馬会の競馬の施行に関連をして発生をしておる問題である、日本中央競馬会の行う競馬は特別の法律に基づいて設立された法人たる日本中央競馬会が施行主体として競馬法のもとで施行しておる、それにつきまして農林水産省としては監督の責任を持っておる、こういうことでございますので、どの程度の関連かというその関連の程度についてはさまざまの差があるとは思いますが
○犬伏政府委員 今回、中央競馬の発馬機に関する事件の発生を見ましたことは、日本中央競馬会を監督する立場にある農林水産省といたしましても、まことに遺憾に存じております。 現在まで私どもが把握した事件の概要でございますが、日本中央競馬会は、この日本発馬機株式会社との間で発馬機作業請負契約なるものを毎年締結をいたしまして、この契約に基づいて発馬機の作業の請負を実施をしてきておるということがございます。また
○犬伏政府委員 事業団の買い入れの問題について、大臣からお答えいたしましたが、補足して、いまなぜということで、その点についてお答えを申し上げます。 御承知のように、現在の豚肉の生産状況は、昨年からことしにかけて対前年比大体一〇%ないし一一%の増加でございます。それから消費の方は、全国の消費世帯一人当たりで見ますと、同じ時期に対前年比二%の増でございます。もちろん外食で食べる分とか加工に回る分とかというのがございますが
○犬伏政府委員 安定基準価格の六百一円に達する時期についてのお尋ねでございますが、私ども、十月以降養豚農家の非常に苦しい経営の状況等も当然理解いたしておりまして、生産者団体とも相談をしながら、当面とり得る最大限の対策を講ずるということで、先ほど申し上げました自主調整保管、計画生産の推進、消費拡大、これらの対策を推進しております。これらの対策によりまして、できるだけ早く六百一円の水準、これは東京芝浦の
○犬伏政府委員 御指摘のとおり、最近の豚肉の価格は、八月の下旬以降下落をいたしまして、安定基準価格を下回る形で推移をいたしております。八月から十月までにかけては低落の一途をたどりましたけれども、その後自主調整保管の実施あるいは消費拡大の推進等によりまして上向き状態に入っております。 いまお尋ねの今後の見通しでございますが、豚肉の国内生産の状況を、私ども先行指標といたしまして、子豚の生産の動向、それから
○政府委員(犬伏孝治君) 転作を推進する上で飼料作物が重要な作物であることは御指摘のとおりでございまして、今後におきましてもその安定的な推進を図るために、転作に結びつきました家畜の導入あるいは既存の畜産農家が飼料作物をみずからの土地でつくるだけではなしに、他の農家の水田につきましてもつくられるようなそういう措置を講じていきたい。さらに、畜産農家とそれから飼料作物農家との結びつきをより強固にするために
○政府委員(犬伏孝治君) 食酢のJAS規格をつくる際、あるいは品質表示基準をつくる際の定義といたしまして何を対象にするかということで、米酢について四十グラムということにしておるわけでございます。 これは端的に申し上げますと、業界が自主的につくり、かつ公正取引委員会が承認をしておる公正競争規約におきまして四十グラムということが定められておると、それを援用をいたしたのでございます。
○政府委員(犬伏孝治君) 酢についてのJAS規格並びに品質表示基準の問題についてのお尋ねでございまして、ただいまの御指摘のエキス分と原料との関係、特に米酢におきます米の使用量とエキス分との関係についての御質問でございますが、JAS規格並びに品質表示基準の設定につきましては、昭和五十年の第一回食酢専門委員会以来、数次の専門委員会等におきます検討、審議を経て、昨年の十一月に農林物資規格調査会におきまして
○犬伏政府委員 先ほどお答えしました点でちょっと訂正させていただきたいと思いますが、特定野菜は十九品目と申しましたが、五十四年度四品目追加で二十三品目でございます。 ただいま御指摘のございました地域的な野菜について、あらかじめ需給予測をして需要に見合った生産が行われるようにすべきではないかという御指摘でございますが、まさにそのような必要性はあるものというふうに考えております。具体的にいろいろな品目
○犬伏政府委員 指定野菜は十四種類でございまして、大根、白菜、キャベツ、キュウリ等々でございます。それから特定野菜でございますが、全体で十九品目ございます。イチゴ、エダマメ、カブ、カボチャ、カリフラワー等々でございます。先ほど話のございましたナガイモ、これはヤマノイモということで五十一年度から指定をいたしております。 それから特定野菜の助成割合は、三分の一国が助成をするということでございます。
○犬伏政府委員 ただいま御指摘のございましたように、野菜につきましては需要と供給が見合わないと価格の変動が非常に著しく出るという性格を持っております。 これに対する価格安定の措置でございますが、大きく分けて二つございます。一つは、全国的に重要な野菜、これを指定野菜と言っておりますが、これにつきましては国が設けております特別の法人であります野菜供給安定基金、これが価格補てんの事業を行っておりまして、
○犬伏政府委員 先ほども申し上げましたように、特定野菜といたしまして制度の道を開いておるのでございますが、まだそれが十分に活用されていないという面がございます。五十四年度はその希望がずいぶん出ておる、出荷先は、青森県についても大阪から東ずっと出荷先となっておりますので、出荷先は全国的である場合でも特定野菜として十分対応できるということでございます。ただ、今後さらに大幅に全国的な消費の拡大があるという
○犬伏政府委員 ナガイモの供給量がふえたというのは、暖冬というよりかむしろ作付面積の増加ということでございます。一昨年までは比較的面積の増加も少のうございまして、価格は高価格で維持された。その高価格に刺激されて作付面積が増大したというふうに見られるのでございます。昭和五十年を一〇〇にいたしまして主産県五県で見ますと、昭和五十三年では一三二%ということで、大幅に面積がふえております。 ただいま転作のお
○犬伏政府委員 御指摘のとおり、野菜の卸売市場におきます価格は、出荷量が需要量に対して超過する場合には価格は低落をする、その低落の仕方が、白書でいまお話がございましたように、供給量の増加のわりに比較して価格の低落の程度が著しいという性格を持っております。 水田利用再編対策を五十三年度から新たに始めたわけでございますが、その際、野菜のそのような性格にかんがみまして、需要と見合った形で野菜の転作を行うということにつきまして