○政府委員(牛場信彦君) 日本はドイツよりも高いということは言えないと思いますが……、例えばドイツの平均賃金は、昨年の八月頃まで、大体三百三十マルク程度、これは二万七千円、約三万円程度であります。従いまして、日本よりはこれは確かに高いのでありますが、併し、物価との比較におきまして実質賃金ということになりますと、現在では日本のほうが高くなつております。 それから原料につきましては、勿論これは日本はいろいろな
○政府委員(牛場信彦君) 私は今般日独貿易協定に附属いたしまする貿易計画の改訂のために、四月の十八日に日本を出発いたしまして、六月十九日に帰つて参りました。その間約一月、ドイツにおきまして交渉に当りまして、六月の九日に貿易計画を作成いたしたわけであります。それ以外に、スウエーデン、オランダ、ベルギー、フランス、イギリス、スイス、オーストリア、イタリア、帰りにパキスタンに寄りまして、いずれもこれは協定
○牛場政府委員 現在いわゆるチェック・プライスというものを輸出値段について、各種の品目について施行いたしておりまして、人絹糸につきましても、やはりチェック・プライスによりまして、適正と認められる最低の値段をきめているわけでありまして、それを割るものにつきましては、政府としてこれをとめることになつておりますが、その範囲内にあります限り、現在のところ統制の方法がないわけでございます。
○牛場政府委員 私、はつきりした数字は存じませんが、あるいは少し安く出ておるのじやないかと思います。もちろん、繊維局長が参りましたらさらに詳しく御答弁できると思います。
○牛場政府委員 日本人がアメリカ製の大きな車に乗りたがるということは、私ども非常に遺憾なことと思つておりますが、役所でも私どもアメリカの自動車に乗つておりますが、一日も早く売払つて日本の車にかえられるようにすればいいのですが、一朝一夕に行かないのであります。これは予算の関係もございますし、またああいうものは結局使う人自体が反省していただかないと、無理やりにとめてもほかからもぐつて入るということも考えられるわけであります
○牛場政府委員 自動車の輸入は毎回運輸省と私どもの方とに非常に意見の相違がございまして、何台くらい国内に需要があるか、それから国内で自給に可能な自動車はどれくらいあるか、従つてその差をどのくらい輸入する必要があるかということでいつも非常に長い間議論するのでありますが、今回六千台ときめましたのは、いろいろ折衝いたしました結果、最小限度この程度必要であろうということで両省の間で意見が一致しましてきめた数字
○牛場政府委員 米の輸入につきましては、大体商社が非常に競争することが一つの原因でごさいましたので、農林省と相談いたしまして、昨年の末くらいから業者の指定制をとりまして、今後さらに輸出入取引法等の改正ができますれば、輸入組合のようなものをつくる道も開けて参ります。それから現在では、東南アジアにおきましても大分需給状況がかわつておりまして、ビルマでもシャムでも、むしろこちらのほしい量よりもたくさんの量
○牛場政府委員 貿易による八億ドルのギヤツプを急速に埋めなければならないことは、私どもよく感じておるのでありますが、現在の国際情勢その他から申しまして、必ずしもこの一、二年の間にすつかり建直すということは、これまた困難なことでございます。現在の特需による収入というものも、やはり一種の輸出に類したものでありまして、特需に応ずるために日本の産業能力というものは相当程度動かされておるわけでありまして、これがその
○牛場政府委員 輸出振興の方策につきましては、第一に今回ニユーヨークに初めて海外市場調査会を設けるというので、その補助金が計上してございます。それから東京アジア方面に対する技術援助、これは国内に技術者の団体をつくりまして、技術者の派遣、そして派遣しました技術者の家族に対する援助ということを考えております。さらに機械類の輸出を増進いたしますために、これは主として東南アジアを考えておるのですが、機械技術相談室
○政府委員(牛場信彦君) それ以外に一番大きな例はインドネシアでございまして、これは昨年作りました貿易協定で輸出のほうは五千五百万ドル、輸入のほうは四千万ドル、その差額の一千五百万ドルは第三国、殊にドル地域からのスウイツチを以て決済する大体の構想でできておるのでありますが、そうして現在のところ先方は約月額にいたしまして五百万ドル程度のライセンスは出しておる。ところがこちらからの輸入が思わしく行きませんために
○政府委員(牛場信彦君) 只今申上げますが、パキスタンにつきましては昨年度の輸出の方は総額四千七百五十万ポンドであります。輸入のほうは三千九十九万ポンドということになつておりまして、約一千四百万ポンド程度の出超になつておる。これは一昨年もこういうような傾向でございまして、ずつと向うから言いますと日本からの入超がひどいために、これがパキスタンの国際収支悪化の結果においてはその大きな原因になつておるという
○政府委員(牛場信彦君) 貿易の現状とそれから協定関係などの見通しにつきまして簡単に御説明申上げます。 昨年度の輸出は日銀の為替受払統計によりますと総額が十二億八千九百万ドルになつております。一昨年が十二億九千七百万ドルでございましたのに比べましてやや減退を示しておりまして、殊に上期は昨年よりも一億ドル以上多かつたのでございますが、下期に至つて縮小に転じまして、こういう状況になつて来ております。これを
○政府委員(牛場信彦君) ヨーロツパ方面、東南アジア方面からも大体これに似たような報告が参つておりまして、いずれもやはり品質の点でまだ日本品が非常に研究の余地があるということ、それから安売競争の結果、却つて自分でマーケツトを崩しておる、これを非常に各地とも強調して来ておられます。なおこれにつきましては、或いは取りまとめまして資料として提出いたしてもよろしいと思います。
○政府委員(牛場信彦君) これは通産省のほうからも依頼いたしまして、特に指令を出してもらつて、それに対する返事でございまして、非常に各公館とも非常にいい報告を寄せて下すつております。
○政府委員(牛場信彦君) 私正確に新聞記事と報告と比べて読んだわけでございませんので、或いは細部におきましては新聞記事が不正確な点もあるかと思いますが、大体においてそれと同趣旨の報告が参つております。御指摘の点も誠にその通り報告の中にあるわけでございまして、今回の取締法の改正案を出しましたのも、そういう事情をやはり考慮して出しておる次第であります。
○政府委員(牛場信彦君) これは只今貿易の決済が非常にバイラテラルなやり方でやつておりますために非常に困難が多いのであつて、これは多角決済に成るべく持つて行きたいという希望はみんな持つていることと思うのですが、具体的にアジアにそういうような決済同盟を作るというような考察は、これはまだ通産省といたしましては研究いたしておるという段階でありまして、成案は勿論得ていない状況でございます。これはむしろ私の私見
○政府委員(牛場信彦君) 誠におつしやる通りで、私どももそういう方面は大いに促進いたさなければならないと思つております。ただ私が申上げましたのは、日本人だけ特に差別待遇を受けている状況ではないということを申上げましたので、例えば支店なんかにつきましても、資本金を半分以上向うが持たなければならんとか、或いは又何人かのパキスタン人を雇わなければならんというような話は、私どもよく伺つておるのでありますが、
○政府委員(牛場信彦君) 通称条約関係の交渉は、今のところまだ始まつておりませんのでございますが、インドは御承知の通り、昨年特別に平和条約を結びまして、それによりまして事実上最恵国待遇を与えられることになつております。パキスタンにつきましては、サンフランシスコ条約によりまして、やはりそれと同じようなことになつておりまして、現在のところ関税の問題でありますとか、出入国などにつきまして、日本が特に差別待遇
○牛場政府委員 ただいま御指摘のありましたような抗議が、イギリスの方から昨年の暮に参つております。アメリカの方からも、これは口頭でございますが、あれはなるべくやめてほしいという申出はございます。その一番根拠としておりますのは、今御指摘になりましたように、要するにこれは結局ダンピングになるのであつて、不公正な取引方法になるのだという点でありまして、現在日本はガツトに加入を申請しておりますので、そういう
○牛場政府委員 輸入保証金は、最近輸入促進の必要を認めておりますスターリング地域でありますとか、あるいはオープン・アカウントのうちの二、三の国につきましては、御承知の通り非常に低いことにいたしておりますが、たとえば国内の需要が非常に多い割に外貨のわくが少くて、人が殺到するおそれがあるというような——バナナの輸入が一番ひどい例でございますが、そういう場合にはやはり今一割程度のものを積立てさしております
○牛場政府委員 手形買取り保険の適用地域につきましては制限しないつもりでおります。ただ実際問題としまして中共向けにそういうような輸出取引ができますときに、はたしてそれに対して金融その他が円滑に行われるかどうかという点は私ども何とも申し上げられないと思います。
○牛場政府委員 バーターになりますと、標準外決済ということになりますので、これは事前に大蔵省と打合せて、大蔵省の同意を得て許可しております。外務省とは特に一々の取引について協議しなければならないということになつてはおりませんが、少し量の大きなものにつきましては、いろいろ政治的な問題もございますので相談はいたしております。
○牛場政府委員 雑貨輸出で今一番力を入れておりますのは、対米輸出でありまして、これは貿易斡旋所をニユーヨークに設けるという予算を計上して御審議を願つておるわけです。そのほか組合組織によつてやはり輸出の振興をはかりたいということで、これは全国を三つにわけまして雑貨輸出組合をつくりまして、そのまた連合会みたいなものができまして、今後はよほどいろいろな悪い面はそれで防げると思つております。
○牛場政府委員 タイからの米の買付につきましては、非常に競争がはげしくて弊害もございましたので、農林省と協議をいたしまして、昨年の暮れに八社指定をいたしました。これでそういう無用の競争は避けられると思います。 それから先ほど申します通り、輸入につきましてもある程度の共同動作のとれるような輸入組合あるいは輸入協定的なものが可能なように、独禁法の改正をはかつて行きたいということを考えております。
○牛場政府委員 インドの石炭買付につきましては、昨年は手ぎわよく行かなかつたのは事実でございます。今年はその例にかんがみまして、十分慎重を期したいということで、ただいま研究いたしております。最近に結論が出ると思いますが、何分独禁法などの関係もございまして、製鉄会社の方でも、二、三の輸入業者だけを限つて、品物を取扱わせるというわけにも行かない状況もあつたわけでありますが、これは今般独禁法の改正ということが
○牛場政府委員 これは第一にドル輸出振興という非常に大きな目的があつたわけでありまして、その結果、どうしてもドル地域に第一に目をつける。またそれでないと予算の面などから申しましても、なかなかとりにくいということがあつたわけであります。それからニューヨークがお説の通り商社の支店も多い、ないし出張所もできておるということでございますが、現在遺憾ながら日本の商社は非常に力が弱いために、ニューヨークに出ておりますものも
○牛場政府委員 貿易斡旋所は、ただいまのところ、ニューヨークだけに設置いたすことにいたしております。当初はニューヨークのほかに、サンフランシスコとカナダのトロントと三つ考えたのでありますが、予算の関係上さしあたり一箇所のみ設けたのであります。経費の方は、設備費は大体全額国庫補助、運転費は半額国庫補助、それも九箇月予算が計上されております。あとの半額は業者の負担ないしは地方団体その他からの寄付というようなことで
○牛場政府委員 御説の通り、石油がもしインドネシアの勘定を通じて買えるようになりますと、貿易協定は一変してよくなるわけでありますが、現在インドネシアの石油資源はほとんど全部イギリスとアメリカ関係のコンセツシヨンになつておりまして、従いまして現在のインドネシアの石油はドルかポンドでなければ買えないというような原則になつております。ただそのうちでインドネシアの方に返したものもございますし、また新しく開発
○牛場政府委員 インドネシアとの協定は、御承知の通り輸入が四千万ドル、輸出が五千五百万ドルという片ちんばの貿易計画をつくりまして、その差額はいわゆるスイツチ、つまりインドネシアの勘定を通じてドルの物資を買うということで決済するという建前でできておるわけであります。その後の状況を見てみますと、一時この協定のできます前には、日本からの輸出はほとんどとまつてしまつておつたような状況だつたのですが、協定成立後
○牛場政府委員 ただいまの御趣旨はまことに私ども痛感しているところでございまして、もつと在外機関を貿易のために活用すべきでないか。従つてそういう意味合いにおいて在外機関というものを充実すべきではないか。これは主として外務省の管轄になりますが、これは私どももまことにその通りだと考えるのでありまして、現在外務省と通産省との間では相当頻繁な人事の交流を行つておりまして、重要な公館には通産省からことに貿易方面
○牛場政府委員 西欧諸国におきまして、いろいろ直接的な輸出の奨励策がとられているということは、私どももいろいろ資料で承知しております。さらにこれを精細に調べますために、ただいま通産省から通商局の次長がドイツに参つて調査しておる状況でございます。そこで今国会へ間に合わなかつたのでありますが、来期国会にはぜひそういうような趣旨の、たとえば免税、減税の処置でございますとか、あるいは積立金、これは結局やはり
○牛場政府委員 ただいま御指摘がありました通り、東南アジア各国におきまして、工業化がだんだん進んで参りました。特に直接の消費物資はなるべく自分の国でつくるということになつて参りました。これはやむを得ない趨勢であると思うのでございます。これは日本だけではありませんで、たとえばイギリス本国のごときも、やはりこの趨勢のために非常に貿易がきゆうくつになつて来ておる。今度の英連邦会議においても、この問題がおそらく
○牛場政府委員 これは実は委員会というような形のものでないのでありまして、各国が集まつてただ相談しているというだけなのです。そういう相談をやつているということはもちろんみな知つているわけでありますが、委員会というようなかつこうになつているかどうかということについては、一切言わないということで話合いができている次第であります。ですから加盟と言うとちよつと言葉があるいははつきりし過ぎるのでございますが、
○牛場政府委員 先日大臣から御説明申し上げましたことを補足いたしまして御説明申し上げます。 最近の貿易の事情のうち、非常に目立つておりますものは輸出の停滞ということでございまして大臣の御説明のうちにもございましたが、昨年に比べて本年は年間にいたしまして約三億ドル近くの輸出減退ということになるのではないかと考えられる次第でございます。七月以降、毎月一億ドルを割つております。十月になりましてから認証の
○政府委員(牛場信彦君) やはり一番合理化が促進されて来たということが大きな要素だと存じます。そのほか最近輸出入銀行の金利も七分五厘から六分に下げられたということもございます。金利の面なんかもそのような軽減が行われておりますが、それ以外の特別な保護政策というものは只今までとつておりません。ただ船舶につきましては、これはたしか業者間の話合いにおきまして、製鉄会社が特別安くして造船会社に厚板を供給しておるということがあると
○政府委員(牛場信彦君) この割高の程度は物によつて非常に違うのでありますが、一時は倍近くしておつた。乃至は五割増しだつたというようなことも前によく聞きましたが、最近台湾で以て行われました電力関係の機械入札におきましては、アメリカのウエスチング・ハウスに比べて一割であつたということがございます。だんだん値幅が狭ばまつて来ておるということは言えると思うのでございます。詳しい数字は私持ち合せておりませんが
○政府委員(牛場信彦君) お手許に説明が配つてございますが、その四貫目に輸出認証実績というのがございます。その裏に輸入通関についての記入がございます。この数字によりまして、主としてこの資料によりまして、最近の貿易の概況を御説明いたしたいと思います。 我が国の輸出は終戦後非常な勢いで伸びて参りまして、金額で申しますと、昭和二十四年は五億一千万ドルでありましたものが、二十五年度には八億二千万ドル、二十六年
○政府委員(牛場信彦君) 総額は今のところちよつとはつきり見通しがつきかねるのでございますが、機械類は大体におきまして延払いのような場合が多いのでございまして、バランスを減らすという点から申しますと、そう急激に一遍に減るということにならないと思います。併し向うから輸入をするにつれてこつちもその程度まではこつちも殖えるということは外交交渉も並行いたしまして促進して行きたいと思つております。
○政府委員(牛場信彦君) 予算に載つておりましたのはたしか五百万トン程度じやなかつたかと思います。そのほかに自動車が二百五十万トンございますし、併せて千万トン近いものが補正予算に組んでございますが、これは一応の目安でございまして、それ以上の入用があれば更に増して行くことは差支えないことになつております。利息は大体業者に対して三分ということになつておりまして、期間は三年まで貸すということになつております
○政府委員(牛場信彦君) 只今のポンド及びオープン・アカウントからの機械類につきましては、大体において自動承認制をとつておりまして、特に審査を必要とするものだけにつきまして審査を行なつておる状況であります。従つてどの程度ということは、総額は大体においてたしか今度の予算では、ちよつと今数字を持合せておりませんが、必要なものは大体全部買えるようになつておると思います。
○政府委員(牛場信彦君) この法律は御承知の通り、第二條におきましては、不公正の輸出取引を個々の場合において抑えるというふうになつておりまして、あとのほうに協定並びに組合の問題が出て来ておりますので、協定並びに組合の問題につきましては、こういうような立法例によつておる。ところが例えばアメリカなどでも、やはりこういうようなことをやつておるわけでございます。それからその先のほうの不公正取引そのものを個々
○政府委員(牛場信彦君) これはあくまでも輸出取引の秩序の確立に役立たしめるという意味におきまして、御趣旨を十分に尊重いたしまして、考えて参りたいと思つております。
○政府委員(牛場信彦君) これは業界からの強い要望もあるのでございますが、これは余りに多数になりますというと、各種の組合に一つの業者が加入しなければならないということになりまして、できるだけ一つ合理的な範囲で少い数を認可して行くようにいたしたいと、こういうように思つております。はつきり幾つということは今までまだ成案を持つておりませんので、これはいずれこの審議会ができましたあとで、審議会にかけまして御相談
○政府委員(牛場信彦君) 書き方が非常に持つて廻つたような書方をしており、殊に第五条の点などを御指摘になるのではないかと思うのでございますが、この点は幾分そういうきらいがあることは私ども認める次第でございますが、併しこういう状況はこれは即ちはね返つて日本の輸出業者の利益を害しておるということになるのでありまして、実際上の運用におきましては日本の輸出業者の利益ということは勿論一番先に念頭において運営して
○政府委員(牛場信彦君) 御指摘の第一点。ガットでありますとか或いは国際連合加入に対して、この法案が障害になるかという点でございますが、この点につきましては私ども法案立案中におきまして、外務省或いはそれから公正取引委員会というような方面と非常に連絡いたしまして案を立てた次第でございます。今までのところ私ども研究した範囲においては、この程度のものでございましたならばそういう方面に障害はないのではないかというふうに
○政府委員(牛場信彦君) 御指摘の点私どもといたしましても最も意を用いたところでございまして、占領中にもできたらばそういうようなものを成るべく早く出したいといろ気持は持つておつたのでございますが、いろいろの事情で占領後までこれが延びて来た次第であります。それで、この法律の案ができましたときに、早速アメリカ、イギリスその他の国のほうにも連絡いたしまして、国会に対して提案いたしましたときに通産省といたしまして
○政府委員(牛場信彦君) ミシンのことにつきまして、ここに機械局長がありますればもつとよい御答弁ができると思うのでありますが、品質の点につきましては、現在輸出検査をやつておりまして、これを更に完璧を期して、そういう粗悪品が出て正常な輸出を害することのないように努力して行きたいと思つております。それからその場合、安く買取られておるという問題、これはもう御指摘の通りミシンに限らずほかのいろいろ、殊に雑貨類
○政府委員(牛場信彦君) そういう問題があることは私ども耳にいたしております。そのためにミシンの輸出につきましてはいろいろこれを何とか正しい方向に乗せて行きたいと思つて努力しておるわけでございますが、一つはチエツク・プライスもそういう意味でやつておる次第でございます。何分にも向う側が非常に力が強くてこちらの業者の金融力が弱いということのために非常に不均衡な競争を余儀なくされておるという状況も確かにあるように
○政府委員(牛場信彦君) 只今の大臣の御説明に引続きまして、市場別に貿易の状況を御報告申上げますと、ドル地域でございますが、これは我が国の産業及び貿易構造から見まして、原料の輸入を多くアメリカに仰いでおるということになつておりまして、従いまして昨年度の輸入実績におきましては、全体の半分以上がドル地域から来ておるという状況でございます。これに対しましてドル地域向けの輸出の実績は全体の約二〇%に過ぎないという
○牛場政府委員 はつきり西欧側の線までということもどうかと思われますが、まあ日本と同じような了解があります国がやつておる程度——アメリカはこの前申し上げました通り、全然貿易しておりませんから、これは一番厳重なわけでありますが、カナダなんかも相当日本同じ程度にやつておりますから、そういう国がありますので、どの程度までということはなかなか申し上げにくいと思います。
○牛場政府委員 バトル法といいますよりも、大体において今の民主陣営の国のやつている程度まで、調整して行きたいということは考えております。
○牛場政府委員 輸入の方は、御指摘の通り、制限ありません。輸出の方ですが、これは現状を申しますと、甲類のものは全部だめなわけで、乙類では高級インキはいいことになつていると思います。丙類では農業機械、これは手でやる程度のものでしたちよろしゆうございます。それから自転車、タイプライター、それから人絹、綿糸、綿布こんぶ、これくらいのものじやないかと思います。それから将来解除する見込みというお話がございましたが