1952-06-13 第13回国会 参議院 内閣・経済安定連合委員会 第3号
○永井純一郎君 経済安定委員としては、まだ先ほどの経済調査庁と今後の管理庁との関係において佐々木委員の質問に対しては特に重大だと思いますし、管理庁長官の答弁はしどろもどろであつて、まだはつきり納得しませんので、こういう点を中心に質疑が相当ありますので連合委員会を開いて頂きたいと思います。
○永井純一郎君 経済安定委員としては、まだ先ほどの経済調査庁と今後の管理庁との関係において佐々木委員の質問に対しては特に重大だと思いますし、管理庁長官の答弁はしどろもどろであつて、まだはつきり納得しませんので、こういう点を中心に質疑が相当ありますので連合委員会を開いて頂きたいと思います。
○永井純一郎君 私もこの修正案を含めての外資に関する法律の一部を改正する法律案に反対をするものでありますが、簡単に項目だけ挙げて、反対の理由を明らかにしたいと思いますが、それは一つはこの外資を入れるということの主目的は、我が国の経済を本当に自立せしめるという目的のためになされなければならないという点でありまするが、その線に必ずしも沿つておらないということが一つであります。これはまあすべての点に将来帰結
○永井純一郎君 只今のようなお話は勿論大体わかるわけでありまするが、そこで我々は栗山君等からも要求しておつたのですが、目標が大体この電力の増産がただ現在のあるところの電気を十分に、フルに充足する程度に必要な電力量を目標にして生産の計画は立てられておるようですが、そこで私どもが心配するのは大体そういつたような場合にも産業別の需要というものはどういうふうになるのかというようなことに対して的確な資料も答弁
○永井純一郎君 先ず安本長官に更にお尋ねしたいのですが、只今の長官の御答弁を聞いておりますと先ず増産、総体量殖やすことが先ず大切だ。これはかねがね大蔵大臣なり周東国務大臣が本会議等でも御答弁になつておりますが、その点はそれで私共もいいと思うのでありますが、併し我々が更に考えますことは、こういつたような重要な法案をお出しになつておるし、それからかねがね経済自立計画というものも委員会等も先年いろいろ論議
○永井純一郎君 安本長官にお尋ねをいたしたいと思いますが、長い間連合委員会で質疑が行なわれまして、まあ大体ほぼ重要な点に対する回答が得られまして、もう余り質問事項というものもないと思いますが、私がこれからお伺いする点も或いは少しダブる点もあるかと思いまするが、成るべくそういう点は省きまして、まとめるといいますか、そういうような意味で長官のお答えを頂きたいとこう思うのです、で私がお尋ねをいたしたいのは
○永井純一郎君 大蔵大臣の只今の御答弁も非常におかしいのでありまして、あなたのほうから国費を多分にこの会社には出すわけです。而も税金や、或いは預金部の零細な国民から集まつた金が集中的に使われるわけです。こういつたような状態にあるからこそ、参議院ではいい加減な機構や、杜撰な計画に基く会社がそういうものを扱つて、第一期計画だけで何千億というような金を使うことに対して、審議に当る審議権を持つ国会が心配をするのは
○永井純一郎君 議事進行について。この特殊会社がこれだけの大きな仕事をやつて行く上についての必要な陣容等について、大蔵大臣がなんにも知らないというような極めて無責任な答弁がなされております。従いまして我々が議事をなるべく早くまじめに進めようと思つても、これじや進まれないわけです。よく調べてお答えするというようなことを大蔵大臣は言つておりますから、一応休憩してもらつて、そういうことの相談を私はしたい、
○永井純一郎君 そういう意味で使つたのを、もつと的確に、実際の事務の運営上的確になるように私はそういうふうな條文にしたほうがいい。こういう意味。私はまあそういうふうに、むしろ審議庁を作ることに賛成ではないですが、一歩譲るならば、そういうふうにはつきりしたほうがいい。この点を今伺つたわけなのであります。それからこれはやはり予算編成方針のことをもう一つ補足的に伺いたいのですが、先ほど来大臣は、金融は金融
○永井純一郎君 そういうことが予想されるのであれば、やはり立法の技術としては、審議庁にそういう場合協議をすることというふうにしたほうが、私はいいと思います。そういう意向であれば。その点どうです。
○永井純一郎君 今の佐々木君の質問の補足のような形になるかも知れませんが、大臣にお尋ねしたいと思うのですが、私どもも今佐々木委員長から申しましたように、今度の経済安定本部を廃止するというような行き方には全然賛成をしておらないのでありますが、先ほど来佐々木君から申されましたが、今日の我が国の実情は貿易の矛盾なり、或いは国内的には農民や中小企業者に対する不況というものがだんだん拡大しつつありまして、国民生活
○永井純一郎君 第八条の今のその「日本経済の復興に」という条文ですね、今度のもそうなつておりますが、そういう条文で六十と四十とか、或いは七十と三十とかいうようなことをきめるのは非常に困難ではないか、法律の解釈上、若しあなたがそういうお考えであれば、私どもその点についてすでに法文の修正の案を持つておるわけですが、現行の法文のああいう文句だけでは、私はそれによつて五十以上持たせるとか、六十以上持たせるということは
○永井純一郎君 関連してお尋ねします。私もこの日軽金の具体的な問題は知らないのであります。今小林君からお尋ねがあつたのに対する池田さんのお答えでは、よくわからないのでありますが、今度の外資法の改正では今おつしやるような措置が、例えば五十、五十であるとか、六十、四十にするとかいうようなことはできないことになつておると思います。そういたしますと、まあ新聞等の報道はよくわかりませんが、今のお答えですと、この
○永井純一郎君 永野さんはおいでにならないのですか。
○永井純一郎君 そういう意味で朝鮮全部を一応含むようにする、そして実際問題として、例えば日本の国内においていろいろな不当な行為、不都合な行為をするような朝鮮人を、国内で十分な利益を受けない、或いは入国を許さない、或いは帰つてもらうというようなことに対する措置というものは、別途の法的な措置を講じて、この指定ということについては一応朝鮮全体が平和條約の精神に則つて含まれるというふうな措置をとつて善処したい
○永井純一郎君 如何なる字句でというと、まあこれははつきりしないわけですが、その字句の使い方によつて、南鮮なら南鮮だけを対象にするんだというようなことにはつきりなつて来るわけですね。
○永井純一郎君 今日までこの事務当局からいろいろ説明を聞いたわけですが、結局外務省関係の特にこの平和條約との関係になつて来ますので、それらの点について大臣なり或いは政務次官から最後的な取りまとめのお答えを願つて、そうして私どもの態度をきめたいということになつたわけです。そこでこの我々が質問したことに対して文書で一応回答を頂いておりますが、なおこの文書を見てもわからない点もあるわけでありますので、二、
○永井純一郎君 農林大臣なり、特に今度の廣川農林大臣は、この前の本会議でも外すということを参議院では答弁をされておる。そこで実際今長官がおつしやるように米については実際統制をして行かれるというお考えがはつきりそうなのか、お伺いしたい。
○永井純一郎君 今のお答えではつきりしない点もありますが、端的にお尋ねを申上げますが、米は統制を別途の法律によつて続けて行く、こういうお考えですか。
○永井純一郎君 長官に国際的供給不足物資等の需給調整に関する臨時措置についてお尋ねをいたしたいのですが、この法律の需給調整の第二條のところに書いてありますように、国際的に供給が不足するものということがあるし、それから第二番目には国民経済の運行を確保するためその輸入が特に必要な物資、それから国内において供給が特に不足する物資であつて、国民経済の正常な運行に寄与するために必要な物資、そういつたようなふうに
○永井純一郎君 限定的に考えなければ、食糧というものも当然議論の対象になつたはずですよ。結果がこれは出ていませんけれども、私は議論がされたかどうかということをお聞きしたい。検討したかということを。
○永井純一郎君 別個というのは、こういう目的のために食糧を統制する、需給調整をするということ自体が問題になつていたのでしよう。需給調整をする必要が食糧については起るかも知れないということを考えておりながら、食管法を廃止しようというのはおかしいですね。だから私のお聞きしたいのは、そういう議論はもうなされなかつたのであつて、そうして先ほど須藤君もいろいろ言葉を、表現の文字を追及されておりましたが、はつきり
○永井純一郎君 差当りの問題はわかるのですが、この法律を作るときに、将来やはり食糧というものが当然この法律の、食管法がなくなつたような場合には対象になるのが本当だ。この第二條に書いてあることを読めば……、尤も第二條の各事項に相当するのはやはり食糧だと思うのですが、そのことについての議論というものは、政府ではもうそういうことは取上げておりませんから、各省間、事務当局間の研究なり議論というものはもう行われなかつたのですね
○永井純一郎君 そこであなたが言われることは、法律論としては日本の法律は、立法、司法、行政の権限はアメリカにあるのですから施行されない、従つてこういう関係の具体的な法律も沖縄においては、例えばアメリカ人が、或いはアメリカの政府が内国人待遇を受けるというようなこともない、又沖縄における沖縄人も自分たちが取得する日本における財産の取得も向うの法律によつて行われるのじやない、法律的にはそうなんでしようが、
○永井純一郎君 そうしたら財産の取得の問題に具体的になつて来ると、先ほどからあなたが言われたことは、全然問題にならないことになりますね。そういう説明はできなくなりますね。
○永井純一郎君 ちよつと関連して、根本的な問題になるのだが、沖縄には日本の憲法初め諸法規が通用されるのですかそれが根本の問題だと思うのだが……。
○永井純一郎君 私はこの際、日本社会党第二控室を代表いたしまして、外資導入を中心といたしまする日米経済協力の問題につきまして、総理大臣以下関係大臣に質疑をいたしたいと存じます。 総理は本国会当初におきます施政方針演説におきまして、我が国の経済自立のため必要なるものは、産業の合理化、施設の改善、霊力源の開発、外航船の増強であり、これによつて生産の増強と貿易規模の拡大を図ることであり、そして、このことたるや
○永井純一郎君 あれですか。その重要産業を主としてやつたのが四千百億なんですね、今の説明はですね。その他全部引つくるめて四千四百五十億程度だろう、こういう見当だというわけですね。それでその中小企業関係ですね。これはその需要をどういうふうにしてあれですか、調べるのですか。これからの需要額というものは……。
○永井純一郎君 アメリカのものの単価と、それからそうでないところから来る分の数量と単価、そういうものが知りたいのです。それから食糧についてもそういうものが知りたいのですが、食糧は殆んどこれもアメリカだし……。
○永井純一郎君 この輸入のうち商品辞別の第四表ですね。これを今その価格や何かの細かいやつは今作りつつあるというお話でしたね。僕がちよつと知りたいと思うのは綿花、石油等で、これは大部分アメリカですね。
○永井純一郎君 私は日本社会党第三控室を代表いたしまして、無畜農家解消に関する決議案に心から賛意を表したいと思います。 この一番初めにも書いてありまするように、無畜農家解消に関する決議は、單に無畜農家の解消ということではなくして、我が国の農林業振興の政策の基本として私は非常に大切である、こういうふうに考えるのであります。先般参議院におきましても両條約を承認いたしておりまするが、あの條約の文章の中にも
○永井純一郎君 議事進行について。理事会で総理が三時までおられるということを我々も了承しておつたのでありますが、先ほどの岡本君の原子爆彈に関する質問に対して総理がお答えになつたのでありますがそれによりますと、原子爆彈の危險がある、そこで財政等の立場から、許せるものならば対策を講じたいという意味の答弁をされたことは、これはもう重大な……。
○永井純一郎君 時間がないという知らせですから後で更に……。今の点は、最後の答えだけはつはきりしたのでありますが、その理由というのはやはり明らかに私は納得できないように思いますが、一応もう一つお伺いしておきたい次の問題を簡單に私は申したいと思います。 これは大蔵大臣と賠償問題について質疑を重ねましたが、そのうちに私はこういうことを申上げたわけであります。役務賠償でありますが、結局それを拂うのは財政資金
○永井純一郎君 今日まで逐條審議を続けまして質疑を重ねて来まして、外務大臣或いは総理大臣から明らかにして頂かなければ明らかにならなかつた点があるように思いまするので、それらの二、三について質問をいたします。で私は先ず二十九度線がなぜ引かれたのかということについて質疑を次官なり局長なりと重ねて来ておりますが、これはなかなか明らかに我々としてはなつておらない。この第三條では、南西諸島等の信託統治の地治域
○永井純一郎君 私は、この條約と同時に、今申上げるような人口増を見通しての国内の自給度の問題と睨み合せての食糧の輸入計画というもの、その見通しというものを数字的にも或いは政策としても具体的に農林省が同時に持つておるべきだということを考えるのであります。それについての具体的な見通しをお伺いしておるのでありまするが、余りはつきりしないお答えのようであります。私は更にそれでお聞きしたいわけでありまするが、
○永井純一郎君 まだそういう具体的な政策が今のお答えでは立つていないようでありますが、その次にもう一つ進んでお伺いしたいと思いますが、それは存立可能な経済の中心が私はやはり食糧になると思いまするが、そこで問題なのは食糧の輸入の点であります。私どもの計算では、今大体我が国の人口は千人について三十人近くが昨今まで殖えつつありましたが……、二十何人かであつたと思いますが、これをいろいろ技術的或いは医学的な
○永井純一郎君 この前、農林大臣がお見えになるというのでお待ちしておりましたが、代りに事務当局のほうからお見えになりまして、はつきりしない点もありますので、それらについてお尋ねをしたいと思います。 私が一番先にお伺いしたいのは、この條約の前文にも書いてありますが、国連憲章の五十五條、五十六條、この関係で、特にこの前文のところにも、「日本国の法制によつて作られはじめた安定及び福祉の條件を日本国内に創造
○永井純一郎君 国会で大蔵大臣がそういうふうに言われたかも知れませんが、誰かその他にこの私の質問に対して責任のある一つ御説明を願いたいと思います。大蔵大臣でできないならば、総理大臣なり何なりから伺わなければ国民は納得しないと思います。それを委員長一つ総括質問のときなり、総理からでもしてもらえますか。
○永井純一郎君 最後の点をお願いいたします。大蔵大臣はそう言つたかも知れませんが、政府はそういうふうに税金なり供米について言つて来ておりません。その点はなぜそういう説明をして来られたかを政府として御答弁願いたいと思います。これは国民が聞きたがつております。
○永井純一郎君 大体、曾祢委員から多面に亘つて質問があつたのでありまするが、その他の点について少し質問をしたいと思います。今の最後の問題に西村條約局長からお話があつた点、援助関係のドル貨で援助されたものは債務として残るんだという了解になつているということでありましたが、それでは返す場合には、これは、これから又相談をするんだということであるのかも知れませんが、どういう形でこれは一体返して行くのか。又これが
○永井純一郎君 そこで、要は、漁業から考えれば、遠洋と沖合と沿岸が一連に考えられないと、私は先ほど申上げたことにならないと思うわけであります。そこで第九條に基くいろいろな協定をなさると同時に、私が申上げたいのは、今あなたが説明をされたことを具体的に、この第九條の協定と同時に並行しながら、必ず具体案を作つて実施して行くように、予算化して行くように農林省はする、又すべきだと思うのであります。必ずそういうふうに
○永井純一郎君 最後の総括質問のときに農林大臣に来てもらつてと思つたのですが、丁度水産庁の專門の次長が見えておりますから、関連してお伺いしたいと思いますが、今羽仁さんからいろいろ御質問がありましたが、労働水準のその問題もそうでありまするが、結局マツカーサー・ラインがなくなつても、北洋漁業或いは東支那海のほうの漁業は実際上は十分にできないというようなことになつて来ると同時に、この第九條のほうにおきましても