2006-12-05 第165回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
○副大臣(武見敬三君) 御指摘の点については十分よく理解できるものであります。ただ、実際にこれを具体的にどう実行するかという点に関しましては、多くの問題点があることは委員もよく御存じのとおりというふうに考えているところであります。 取りあえず、現状におきましては、当たり前のことでありますけれども、労働基準法等の関係法令を徹底させるということがまず現実的に重要であるということ。それからあと、事業者自体
○副大臣(武見敬三君) 御指摘の点については十分よく理解できるものであります。ただ、実際にこれを具体的にどう実行するかという点に関しましては、多くの問題点があることは委員もよく御存じのとおりというふうに考えているところであります。 取りあえず、現状におきましては、当たり前のことでありますけれども、労働基準法等の関係法令を徹底させるということがまず現実的に重要であるということ。それからあと、事業者自体
○副大臣(武見敬三君) 大臣と全く同趣旨であります。 この国民の勤労意欲、これを正に支える職場環境というものをいかに再構築していくか。これは今の労働行政の中でも喫緊の課題であると、かように認識しております。
○副大臣(武見敬三君) 今回、まずこうした機会を通じて実施をしてみます。そしてまた、大変基本的なその点については、先生とちょっと見解を異にしておるようでございますが、様々な機会、これからも見付けながらこうした権限の移譲について検討を続けていきたいと、こういう姿勢であります。
○副大臣(武見敬三君) 御趣旨の点については、多くの問題意識が持たれている点については、私もよく理解をしております。実際、今回改めて道州制特区法案の趣旨等もございますし、また同時に北海道の方からもこうした提案が実はございました。こうした機をとらえて、改めてこうした権限の移譲をしようということで、具体的な作業が正に行われることになると理解しております。 したがって、今後も私は、基本的にはこのような機会
○武見副大臣 山井委員の御指摘ということについては、これは参議院の厚生労働委員会でも島田委員から同じ趣旨の御意見もちょうだいをいたしました。 いずれにせよ、この問題というものが、いかにそれぞれ患者の皆さん、そしてまた御家族の皆さんの人生を大きく変えてしまう、そして極めて残念なことであるかということは、政治家の一人として極めて重く受けとめて、そしてまた、現在の私の職責に基づいて、できる限りの努力はしなければならないというふうに
○武見副大臣 古屋委員の御指摘のとおり、この大淀病院の件、これはまことに悲惨で、あってはならないことである、こういうふうに考えます。そしてまた、このことをやはり教訓として、実際にこれからいかにこうした周産期医療ネットワークというものを充実させていくのかという、まずその基本姿勢が極めて重要というふうに考えます。 そこで、厚生労働省といたしましては、一般の産科病院等とそして高次の医療機関との連携体制を
○副大臣(武見敬三君) 児童相談所が受けておりますいじめに関する相談につきましては、その重要性にかんがみまして、平成八年度からいじめ相談として件数の集計は行っております。これについては、議員御指摘のとおり、児童相談所運営指針には記載されておりません。今後指針に書き加える方向で検討いたします。 それから、児童虐待相談対応件数、これは平成十七年度において三万四千件を上回りました。こうした体制の充実のスピード
○副大臣(武見敬三君) 大変今の御指摘は重いものというふうに受け止めます。そして、こうした肝炎にかかわる健康被害、これをでき得る限り撲滅していくための努力というものは、あらゆる立場からそれを実行していく必要性があるだろうと思います。 そのための努力というものについては、常に私自身もこの立場で一貫してそれを努力してみようというふうに思っておりますので、お気持ちは誠に重く受け止めておきたいと思います。
○副大臣(武見敬三君) これは平成七年度の厚生科学研究によりますと、平成七年、本事業を開始した昭和六十年と比べまして、出生児に占めるB型肝炎ウイルス保持者の割合が十分の一以下に低下したというふうに報告されております。その効果がこうした形で評価されているというふうに存じております。
○副大臣(武見敬三君) 御存じのように、B型肝炎ウイルスによって起こるこの肝疾患でございます。場合によっては肝硬変だとか肝がんになると。そこで、妊婦がB型肝炎ウイルスを保持している場合に、母子感染によってその子がウイルスを保持し、肝炎を発症することがございます。 そこで、厚生労働省では、母子感染を起こすおそれのある妊婦を発見し、その妊婦から出生した子の感染を防ぎ、ひいてはB型肝炎の撲滅を図ることを
○武見副大臣 児童虐待防止法の改正につきましては、平成十六年の改正法の附則におきまして、施行後三年以内に、立入調査を実効的に行うための方策、親権の喪失等の制度のあり方について、この法律の施行状況等を勘案して検討が加えられ、その結果に基づいて必要な措置が講ぜられるものというふうにされております。 ただ、立入調査ということになりますと、いわゆる憲法上の住居の不可侵との関係をいかに整備するかという極めて
○武見副大臣 今回の件に関しましては、児童相談所がかかわっていたにもかかわらず、こうした虐待を防止できなかったというのは、これは大変に残念なことであったというふうに考えております。 御指摘のとおり、厚生労働省、虐待による重大事件の発生を防止するために、立入調査などにおいて警察との連携を図る観点から、九月末に警察庁と協議の上で通知を発出するということなど、取り組みを実は進めておりました。 ただ、今回
○副大臣(武見敬三君) 御指摘のこの二十三条の削除にかかわることに伴いまして、この社労士が適正な労使関係を損なうことがないよう、全国社労士会連合会及び都道府県社労士会におきましては、会則に適正な労使関係を損なう行為の禁止を規定をし、そして苦情処理相談窓口を設置するとともに、学識経験者や労使の委員が参加した綱紀委員会を全国社労士会連合会に設置したところでございます。 そして、こうした措置が適正に実施
○副大臣(武見敬三君) 雇用形態以外の様々な働き方についても支援の輪を広げていくという考え方については、私も全く同感でございます。 厚生労働省としても、こうしたその障害者の様々な働き方を支援するために、本年四月に全面施行されました改正障害者雇用促進法におきまして在宅就業障害者支援制度を創設しております。具体的には、在宅で就業する障害者に対し企業が仕事を発注することを奨励し、障害者の雇用形態によらない
○副大臣(武見敬三君) 生後間もない新生児とかそれから乳児のいる家庭で若いお母さん方が大変地域社会の中でも孤立をして、そしてまた三世代同居も少なくなりましたから、おばあちゃんからお話を聞くというようなこともできずに実は孤立して大変悩まれるケースが多くなってきた、それがまた、極端なケースがこうした幼児虐待につながるという、そういう認識は私も非常に強く持っております。実際にこの幼児虐待を見てみると、虐待
○副大臣(武見敬三君) 現状においては、中長期は別として、当面の課題としては今その検討の項目の中には入っていないということだそうです。
○副大臣(武見敬三君) 大変に悩ましい、難しい問題の御指摘だというふうに理解をいたします。 確かに、経営者の立場から見て、経営の効率化を図るために正規雇用よりも非正規雇用に頼って、そしてできるだけ人件費を節約しながら経営を図りたいというふうに考えるのは自然の流れだろうと思います。ただ、その一方において、実際にその長時間労働に従事している人たちの多くは正規雇用が多いという傾向が現実にあって、しかも特
○副大臣(武見敬三君) 本日は、少子高齢社会において、この対応の在り方というテーマに基づきまして、厚生労働省における少子化対策について、お手元に配付させていただいております少子化対策という資料に沿って御説明をさせていただきます。 中表紙で少子化対策全般についてというのをこれ、おめくりいただきまして、二ページ目をごらんいただきたいと思います。この我が国の少子化の現状につきましては、平成十七年の合計特殊出生率
○副大臣(武見敬三君) このたび厚生労働副大臣を拝命をいたしました武見敬三でございます。 主に雇用対策等の労働分野や児童家庭対策などを担当いたします。 雇用におけるセーフティーネットの確保に万全を期すとともに、本格的な少子高齢社会に向けて、経済社会の活力を維持しながら、一人一人心豊かに安心して今後の展望を持つことができる社会を構築することが非常に重要となっております。 厚生労働委員会の皆様方の
○武見副大臣 このたび厚生労働副大臣を拝命いたしました武見敬三でございます。 主に、雇用対策等の労働分野や、児童、家庭対策などを担当いたします。 雇用におけるセーフティーネットの確保に万全を期すとともに、本格的な少子高齢社会に向けて、経済社会の活力を維持しながら、一人一人が豊かに安心して今後の展望を持つことができる社会を構築することが非常に重要となっております。 厚生労働委員会の皆様方の御理解
○武見副大臣 代理懐胎につきましては、委員御指摘のとおり、大変、医学、医療の進歩によってこうした複雑な、多岐にわたる問題が提起されるようになったことは事実と思います。これは個人の倫理観にかかわる問題であって、また、医学、医療という観点からすれば、身体的な危険を伴う問題でもあるということがございます。したがいまして、平成十五年の厚生労働省の審議会報告によりましても、それから日本産科婦人科学会の会告によっても
○武見敬三君 それで、実はこれから本論に入りますが、皆保険制度というのを我が国見てまいりますと、組合健保、政府管掌健康保険、国民健康保険とあります。景気が悪くなってくると組合健保から政管健保にだんだん人が移ってくる。そして、この政管健保も更にもたなくなってくると国民健康保険に移っていくという。そしてまた、最後の最後はもう生活保護と。生活保護の給付見てみますと、もう半分が医療だという、医療費ということになっておるわけでありますけれども
○武見敬三君 是非、こうした賞を創設するときには、今のお話ですと、感染症だけじゃなくてアフリカのあらゆる地域医療も含めた医療全体を一つの対象として考えられるということで、私は大変すばらしいことだろうと思います。 また、そういうことをするときには、一つのやっぱり政策理念というものが基本にあってそういう顕彰をするんだということを国際社会の中でやはり説明することが必要になってくるだろうと思いますので、そのときには
○武見敬三君 総理、本論に入る前に二点、ちょっと先にお伺いをしたいことがあります。 あの野口英世賞、これは大変マスコミでも話題になっております。この野口英世賞ですね、どういう人たちをどういう目的で表彰するのかということは誠に重要な課題になるわけです。そうすると、野口英世博士ですから感染症ということで、エイズだとかSARSだとか、そういう感染症にかかわる分野というものを一つの対象とするというのもあると
○武見敬三君 確認をさせてください。局長、そうするとこの不適切な格差を広げないということと同じ意味がこの公平に提供する観点から見てという部分に相当すると、こう理解してよろしいですね。
○武見敬三君 昨年の課税に引き続いて今年もたばこ課税を強化をして、そして年々徐々に徐々にたばこの価格を引き上げていくと、これは実はイギリス型でございます。このイギリス型のやり方を取りますと、たばこの税収というものがかなり確実に確保できると同時に喫煙者を確実に抑止して国民の健康を守るという、一石二鳥という方法論だというふうに言われております。したがって、いかに厚生労働省が頑張ってこの八月の税制改正要望
○武見敬三君 自由民主党の武見敬三でございます。 厚生労働大臣、大臣はたしか喫煙はされておられなかったかと私記憶しておりますけれども、御存じのとおり、喫煙というのはやはり大変な健康被害を生んでおります。しかも、それによって実際に過剰になる医療支出というものは、これ何兆円という多額のコストになってきているというふうに言われております。そういう中において、現在、衆議院ではがん対策基本法が審議されているわけでございます
○武見敬三君 極めて貴重な御意見、いずれも先生方の御意見、私全く賛同することばかりであります。 その中で、やはり我が国が援助をするときの基本理念として、これはやはり現地国及び現地のそれぞれ社会におけるオーナーシップという、自助自立というものをまず尊重して、それをいかに支援するかという基本姿勢を我が国が持ちながらこうした案件に取り組むというのがやはり極めて重要であって、そのことが実はこうしたレシピエント
○武見敬三君 高野先生の難しい質問の代わりに、少しかみ砕いて私なりに質問をさせていただきたいと思います。 浮島先生の方のタンザニアでの御視察では、首都に近いところでの学校に対する無償資金協力というのをしておられます。これなどは、いわゆる箱物の建物に対する支援という形に限定されているために、実際にそこで行われる教育に対するソフト面の支援というものがなかなか自力で十分確保されないために、まだその効果が
○武見敬三君 自民党は、今般「海外経済協力のあり方について」と題します方針を決定をいたしました。 このODAについては、長年非常に大きな懸案として、縦割り行政の中で各省庁にその予算が分配されていて、それがなかなか一体的に運用されていくということがなかった。そのことが戦略的な活用という点からも甚だ大きな障害であったという問題意識が実は長年持たれておりました。 しかし、これをなかなか解決することができなかったわけでありますが
○武見敬三君 そこで、ODAを通じて達成すべき目的って一体何なんだろうかというときに、国際益というような言葉で言われたり、あるいは国益という言葉で言われたりします。 これは甚だ難しい話でございまして、国際益というのは一体何なんだろうかということを考えると、こうした人類社会の中で普遍的な価値といったようなもの。それは、言うなれば人間にとっての生存であるとか、個々の人間にとっての尊厳であるとか生活といったようなものをいかに
○武見敬三君 ただいま、この政府の検討会でのこうした海外経済協力の在り方という御報告についての説明を受けました。改めて、我が国の対外的な政策のツールとしてのこのODAの重要性というものを私は再認識することができたというふうに思います。そしてまた、この政府開発援助という、ODAというものを見たときに、実際にこの国際社会の中でおおよそ予算規模でいうと、二国間で行われる援助の額を一〇とすると、大体国連が国連
○武見敬三君 深く受け止めるだけじゃなくて、相当覚悟を持ってやっていただきたいと思います。 その上で、次に、この社会保険庁、いよいよ年金と、それから医療保険と二つの組織に分けるという形で解体するということになりました。そして、改めて、ねんきん事業機構というのは政府の中の組織として改めて発足をさせる、それから、政府管掌健康保険についてはこれを、まあ、仮称でございますけれども、全国健康保険協会という全国一公法人
○武見敬三君 数字をこうやって出していただいて、やはり御認識いただけたと思いますけれども、一兆四千億円、こうした特別会計から支出をしておいて、いざこれを売却するということになりますと、極めてそれが縮小してしまう。まあ、予定で二千六百億云々とかいろいろ言っておりますけれども。これらはやはり相当きちっとした努力をしていただかなければ国民の納得は得られません。その点は肝に銘じて、担当者も含めてやっていただきたいと
○武見敬三君 関連質問をさせていただきます。 決算委員会でございますから、予算の執行が適切に行われているかということをまず踏まえながらいろいろ御質問をさせていただきたいと思いますが、最近は野党の皆さんもいろいろ問題を抱えて大変でございますが、やはり与党の中にも、自民党というのは大変懐の深い政党でございますので、与党の中の健全野党としての発言も今日はさせていただければなと、こういう考え方で今日はいろいろと
○武見敬三君 特に、これ御指摘のように低所得の方々で、そして、こうしたまだ合併症を伴っていない糖尿病の患者の場合、こうした受診行動に大きく影響をネガティブに及ぼしてしまって、しかも、元々なかなか、治そうとする意欲というものを持続して持って、それが日常生活の、正に行動変容とよく言いますけれども、そういったものを確実なものにするのがなかなか難しい対象の人々というのが最も大きく影響を受けるということは、もうよくこの
○武見敬三君 経済と連動して数値目標を設定してこうした伸び率管理をするということには、これは反対であるという、そういう趣旨を明確に述べられました。今後、こうした医療制度改革の議論を進める上において、厚生労働省は是非この基本姿勢というものはぶれることなく常に一貫してきちんと持っていただきたい、そのことをまず申し上げておきたいと思います。 その上で、今回のいろいろな試案の中見ておりますと、いろいろとやはり
○武見敬三君 昨日、厚生労働省医療構造改革厚労省試案というものを発表されました。私はこれを見たときに、やはり極めて残念に思ったんですね。 その第一は、やはり厚生労働省というのは、正にこうした医療保険制度というものを管理、運営をし、そして国民の健康を守るという、正にその健康保障という点に立脚をして私は改革という案を進めるというのが本来の立場だと思っております。確かに、我が国の厳しい財政状況の中で持続可能
○理事(武見敬三君) 午前の質疑はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。 午後零時二十分休憩 ─────・───── 午後一時三十分開会
○武見敬三君 実際に予算執行過程を見ていったときに、かつて一千万円以下であれば、この人間の安全保障無償というのはかつては草の根無償と呼ばれていました、その時代では、実際のところ、外務省の本省までの決済でその予算の執行が手続上可能であった。それが、財務省の主計局も実際に一千万円以下であったとしてもそのチェックを行う、そういう仕組みにいつ変わったんでしょうか。で、それは実際どのように今の時点で機能しているんでしょうか
○武見敬三君 正に大臣御指摘のとおり、いかに積極的に平和を構築するかということを考えたときに、場合によっては一定の軍事力というものも必要となるという認識は、現実的には私は必要ではないかというふうに私も思います。 ただ、こういった考え方のみならず、今の人、物、金、情報が国境を越えて行き交うグローバライゼーションという時代背景の中で、国民国家を単位とした安全保障という考え方だけでは実際に対応し切れないような
○武見敬三君 町村外務大臣、北京での外相会談、大変難しい状況の中で、我が国の立場として主張すべきことはきちんと主張して、その上で日中の新たな協調関係の枠組みをつくるという、もう非常に難しいお仕事を外務大臣見事にこなされたと思いました。大変御苦労さまでございました。その上でバンドンにおける首脳会談をセットされて、そして、バンドンにおける総理の演説も極めて優れた内容だと実は私思いました。そうしたお仕事をして