1948-06-24 第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第46号
○平田(敬)政府委員 收穫したすベての農産物をその年の收入金と言いましたが、これはもちろん農家が消費した部分も收入金額にはいりますが、收入金額の年度区分といたしましては、昨年なら昨年中に收穫した農作物、それが收入金になる、かような建前になつております。
○平田(敬)政府委員 收穫したすベての農産物をその年の收入金と言いましたが、これはもちろん農家が消費した部分も收入金額にはいりますが、收入金額の年度区分といたしましては、昨年なら昨年中に收穫した農作物、それが收入金になる、かような建前になつております。
○平田(敬)政府委員 昨年度の所得税として收入金額に計算しておるものは、昨年度農家が收穫した農産物でありますから、農家が消費した農産物と関係ないものと考えております。
○平田(敬)政府委員 ただいまの書類は、今手もとに持合わしておりませんので、後ほど取り寄せまして、なお具体的にお答えいたしたいと思います。
○政府委員(平田敬一郎君) 農村方面には御指摘の通り、非常に團体として有効な活躍をしておられる向きが大分あるようでございまして、こういう團体の資料なり意見につきましては、税務当局も十分よく尊重してやるようにということで運用して参りたいと考えておる次第でございます。ただこれは併し結局團体員の所得なり納税のことについてでございまするが、第三者につきましては、先程から申しましたように、制度といたしまして、
○政府委員(平田敬一郎君) 只今の御質問は、実は私共税務行政の実際問題としては最も重要視し、且つむずかしい部面の一つであると考えておる方面でございまして、從つてあらゆる角度から檢討いたしまして、この問題を適切に処理するということが、負担の均衡を図り、且つ廣く國民の方々から納税して頂く上において、どうしても必要じやないかという考え方におきましては全く同じ考えでございます。ところで闇と申しましてもいろいろあると
○平田政府委員 今のお尋ねの点につきましては、條文の「その他これらに類するもの」という條項が最後にはいつておりまして、「傷害保險契約又は損害保險契約に基き支拂を受けた保險金、」に類する性質のものであるということでありますれば、やはり同じように所得と見ないということになると思います。ただ農業災害保險について具体的にどうなるかということについては、まだ研究を遂げておりませんので、なおよく調べましてからのお
○平田政府委員 ただいまのお尋ねにつきまして、一應私から御説明申し上げたいと存じます。なお御疑問の点はさらに引続いて御質問によりましてお答えいたしたいと思います。そこでお手もとにお配りしてあります税制改正に関する法律案要綱という印刷物がございますが、それにつきましてまずごらん願いまして、それに基いてさらに別途資料をお配りしてございまするので、その資料につきまして御説明いたしたいと存じます。 そこで
○平田(敬)政府委員 お尋ねの酒の値段の中における税金と原價の関係につきまして御説明申し上げますが、一級清酒は小賣消費者價格を大体九百円と押えております。その中で酒税に相当する部分が七百七十円で、大部分は酒税であります。殘りの百三十円ほどが、各團体ごとのマージンに相なりますが、これはまだ若干整理を要し、最終的のものではありません。おおよその見込みといたしましては、製造者の原價が七十五円、卸賣業者のマージン
○平田(敬)政府委員 お尋ねの趣旨がどういう意味でありますか、よくのみ込めない点も多いのでございますが、先ほど大臣からもお話になりましたように、経済が相当平常な状態に復して、國民の一般的は担税力も相当増してきたというような場合におきまして、これはやはり大臣と同じように、なるべく所得税に依存するという制度の方が、税制としては理想的ではないかということを考えております。ただ今日のように非常に経済界の変動
○平田政府委員 ただいまお尋ねの点のうち、まず所得税の負担が改正後にどうなるだろうかという点でございます。この点はいろいろ見方があろうかと思いますが、別途財政金融委員会の方には、こまかい計算表をお配りしてある次第でございます。大体のことを申し上げて御参考にいたしたいと思います。 まず給與所得の場合でございますと、どこの階級を例にとつてみるかが問題でございますが、一番多い、たとえば月六千円くらいの收入
○政府委員(平田敬一郎君) 只今中西委員のお尋ねの点につきまして、本日今ここにあります資料の範囲内におきましてお答えをいたしまして、なお不足の点は他日の機会に補足して申上げたいと存じます。先ず勤労所得税の負担の問題でございますが、この点は私共今回の改正によりまして、少なくとも所得税に関する限りにおきましては相当思いきつた軽減ができるものと考えておる次第でございます。それで別途財政金融委員会に資料をお
○平田政府委員 今お話の職員の配置の関係でございますが、定員の関係と実際の職員をどう配置するかということが問題になると思います。定員につきましては、一部のものにつきましては、振替りによりまして増を計上いたしております。多くの者につきましては、現在なお大都市その他の方面におきまして、実際問題として充員できない定員が相当ございまするので、そういう定員の余裕あるところで賄いたいと考えておる次第であります。
○政府委員(平田敬一郎君) その件につきましては、衆議院の方から御相談がありまして、先程御説明になりました通り、農林省とも相談の上、その原案でござたましたら適当だと考えております。
○平田(敬)政府委員 税制改正の要点と、改正後における歳入見込みの要領について、要点を御説明申し上げたいと存じます。税制改正の法律案は、別途財政金融委員会で御審議を煩わすことになつておりますので、特に要点だけを申し上げて、御了解を得たいと存じます。 今回の税制改正につきましては、最近における資金、物價等経済諸情勢の推移に即應いたしまして、租税負担の調整をはかるということに重点を置き、一方財政需要とにらみ
○平田(敬)政府委員 物品税関係につき、現在の物品税の課税中、負担が相当過重と認められるような部分については、この際取引高税の創設せられる機会でもあり、できるだけ税率引下げ並びに免税点引上げを考慮したいが、現在の財政事情が厖大なものである点を勘案して、妥当な範囲に止めざるを得ない実情にあることを御了承願いたい。 請願の各項目については、まづ玩具の免税点についてはできるだけ引上げを考慮するのが妥当ではないかと
○平田証人 さようです。
○平田証人 発令になりましたのは、昨年の十二月二十九日でございましたか、二十八日でございましたか、たぶん二十九日だと思います。
○平田証人 さようでございます。
○平田政府委員 今お話の通り大都市方面においては定員が不足いたしましても、それに應じた人間の充員ができないというのが最近の実情でありまして、私どもとしてはなるべく早く適当な人物を補充いたしまして、それによつて定員の仕事が円滑にまいりますように、いろいろな方面から努力いたしておりますが、結果においてはなかなか思うようにまいらないということで、お話の通り相当大都市方面において、定員通りの補充ができていないことは
○政府委員(平田敬一郎君) 目下物價政策及び來年度の歳出豫算等との關連におきまして、最終の具體案を作成すべく諸般の見地から研究いたしております。それで私共といたしましては、先程説明がございましたように、成るべく速かに提案をいたしまして、遅くとも五月一杯には成立の運びに至るように運びたにということで目下折角努力中でございますが、本日の段階におきましては、まだ幾日に提案できまするか、そこまではちよつと申上
○平田政府委員 委員会の他方における運用等につきまして、私案は詳細なことは存知いたしていないのでございますが、私の存知する限りにおきましては、とにかく預金部の資金の大部分は地方団体にこれを流す、しかもできるだけその預金の発生した地方団体に流すという方針で運用しておるように聞いております。その運用を適正ならしめるためにお話のような組織も考えまして、目下促進をはかつておるところと思うのでございますが、もちろんそういうことができました
○平田政府委員 地方団体中央金庫の問題は、大藏省におきまして銀行局で所管しておりますので、私が責任のある御意見を申し述べることは差控えたいと存じまするが、大体の今までのいきさつは、私が聞いておるところによりますれば、地方団体が今非常に資金の調達に困難を感じておるということは、大藏省におきましてもよくわかつておるようでございます。ただ一時の資金調達につきまして、あるいは一時でなくて、相当長期にわたる健全
○平田(敬)政府委員 ただいまお尋ねの件につきましては、大分前から大蔵省といたしましても愼重に研究しつつある次第でございます。趣旨におきましては、財政委員会と意見は完全に一致しております。新しい制度のもとにおきまして、地方団体が相当な新しい財源が要るということと、それから現在の経済情勢に鑑みまして地方団体の財政が、所によつては相当窮迫をきわめておるところがございますので、そういう事態に対應いたしまして
○平田政府委員 ただいま一つの意見に関する事実を、お述べになつたのでございますが、そういう意見が中間的にあつたことは私どもも聞いております。ただその後地元においてもいろいろ打合せいたしました結果、最近におきましてはそういう問題についても、おおむね解決しておると聞いております。ただ最終的にそれでは矢板なり、烏山で積極的に賛成しておるかということになりますと、それは地元のそれぞれの立場上、そこまではいきがたい
○平田政府委員 ただいま塚田委員からいろいろないきさつ等につきまして御意見がございましたが、実は本税務署につきましては、昨年度なるべく早く設置する方針のもとに、いろいろ候補地等につきまして、政府といたしましても愼重に地元の意見を聽き、あるいは各種の調査も行つて進めてまいつた次第であります。本來普通の場合でございますと、もうとつくに設置されておるはずのものが遅れましたのは、まつたく今の御指摘の通り、どこに
○平田政府委員 ただいま議題になりました氏家税務署の新設について、地方自治法第百五十六條第四項の規定に基き、承認を求めるの件につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 東京財務局管下栃木縣大田原税務署は、現在那須郡及び塩谷郡の二郡三十八箇町村中、三十五町村を管轄しているのでございますが、その管轄区域は実に二千九百二十七平方キロに達し、本邦屈指の廣汎な区域を擁するばかりでなく、管内の課税物件
○政府委員(平田敬一郎君) ではちよつと御説明申上げます。 大田原税務署は栃木縣にございまして、今申しましたように管轄区域が非常に廣いのでございますが、現在の税務署の所在地でございます大田原は、主要幹線から若干入つておるのみならず、管内の主要地域でありまする所からも大分隔つているのでござまして、乙の際税務署を二つに分割いたしまして、新らしく氏家税務署を設置することを適當と認むる次第でございます。で
○政府委員(平田敬一郎君) 只今、豫備審査に付せられました氏家税務署の新設につきまして、地方自治法第百五十六條第四項の規定に基き承認を求める件につきまして、その提案理由を御説明申上げます。 東京財務局管下の、栃木縣大田原税務署は、現在那須郡及び塩谷郡の二郡三十八町村中の三十五ケ町村を管轄しているのでございまするが、その管轄区域は實に二千九百二十七平方キロに逹し、本州屈指の廣汎な区域を擁するのみならず
○政府委員(平田敬一郎君) 只今課税の不公正の問題につきましてお尋ねでございますが、私共といたしましても先ず何と申しましても納める力のある方面から、先ず先に納めさして貰うというのが、税制を通じます場合におきましても、それから又課税上の調査をいたします場合におきましても、最大の理念となつておるところでございます。今御指摘のインフレ利得等につきましては、極力力を挙げて調査をいたしておるのでございますが、
○政府委員(平田敬一郎君) 今のところは、私共四月中に改正税法の提案をいたしましてご協賛を得るということを豫定して仕事を進めておるような次第でございまして、諸般の事情で遅れるということになりますると、その際に更にどうするかは考え直す必要があろうかと考える次第でございます。
○政府委員(平田敬一郎君) 目下歳出の豫算の關係竝びに物價の改訂等の問題と關連いたしまして、具體案につきまして検討中でございまして、私共として、議會に提案し御協賛を得たいと考えております。で四月の入りまして成るべく早くと、現在のところ考えておる次第でございまするので、今のところといたしましては、四月中にご協賛を得まして、五月からは實施出きるように運びたいという趣旨で準備を進めておるような次第でございます
○政府委員(平田敬一郎君) 只今議題となりました昭和二十三年の所得税の四月豫定申告所の提出及び第一期の納期の特例に關する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。政府は、最近における賃金、物價等經濟諸情勢の推移、課税の實情に照らして、租税負擔の輕減を図る等のため、所得税の基礎控除、扶養控除、勤勞控除、税率等につき改正を行う必要があると考え、目下検討中であります。これが改正案は、ちかく成案を
○平田政府委員 御指摘の通り本年度の納税につきましては、大分無理が重なつてきておるということは、私どももいろいろ情報等によりまして十分承知しております。その重なりました事情はいろいろ理由があると思いますが、一つは課税が年度末に一遍になつたということが、実際上非常に無理を來した原因になつておるのではなかろうか。こういう点につきましては、來年度におきましては、その予定申告に対する指導、それからその後における
○平田政府委員 今のお話は制度といたしましては、私どもはやはり正しい制度であると思うのでありまして、正しい納税者が納期までにきちんと納め、それに対しまして遅れて納める分につきましては、今の経済諸情勢に鑑みますと、まだ金利といたしましても、実際は低いくらいの加算税でございますので、この分につきましては、やはり原則として徴收するという建前にいたしませんと、あまりに先に納めた納税者と、遅れて納めた納税者との
○平田政府委員 追徴税につきましては、お話のように本年度は初めてのことでありまするし、納税者もよく存じていないし、役所側の徹底方を不十分であつたということによりまして、できるだけ寛大に扱うようにということで処置いたしておるわけであります。すでに納められました追徴税についてどうするかという問題ですが、これはお説の通り理論から申しますと、すぐにでも返すべきものは返すということが正しい行き方だと思います。
○平田政府委員 お話にあげられました具体的な問題等につきましては、その具体的ケースにつきまして、実情に應じましてある程度しかるべく処理する方法は、これは私どもも妨げないと思いますが、ただ一般的に審査請求が出て、きまるまでは全部少し延ばしておくようにというふうになりますと、どうも他面非常に問題が起りますので、ごく一般的、画一的に一定の方針を流しましてやるということは、なかなかむつかしいのではなかろうか
○平田政府委員 御承知のように、本年度の予算におきまして租税收入を千三百五十億程度に見込んで、それによつて予算ができております。この見込みは大体御協賛を経ました法律を適性に施行するならば、大体それだけの收入があるはずだという見解から見積つたものでございますが、その收入に対しまして——これもあるいは御存じかもしれませんが、昨年の暮までに、現実に租税收入としてはいりました額が、わずかに四百七十億でありまして
○平田政府委員 ただいま議題となりました昭和二十三年の所得税の四月予定申告書の提出及び第一期の納期の特例に関する法律案につきまして、提案の理由を説明いたします。 政府は、最近における賃銀、物價等経済諸情勢の推移、課税の実情に照らして租税負担の軽減をはかる等のため、所得税の基礎控除、扶養控除、勤労控除、税率等につき改正を行う必要があると考え、目下檢討中であります。これが改正案は、近く成案を得て國会に
○政府委員(平田敬一郎君) 價格を自由にする問題につきましては、大體今ではこういうふうに考えておるのでございますが、重要な生産資材でもない、それから重要な生活必需物資でもないといつたようなものでありまして、公定價格を決めて見ても實際において實行はなかなかむずかしいだろうといつたようなもの、或いは物によつては相當すでに供給量が殖えておりまして必ずしも非常に不足はしていないというような種類のものについては
○政府委員(平田敬一郎君) 先程申し上げましたように、輸入品は現在大體同種物品の國内における生産者價格を基準にして決めという建前にいたしております。輸出品も同樣に原價計算で計算しました引合う價格ということにいたしておるのでございますが、御指摘の通り輸出品のような、加工を加えまする工業製品になりますと、繰業状況において能率が落ちておるというようなことを反映しまして相當高くなつておる。これに反しまして纒
○政府委員(平田敬一郎君) 非常にむずかしい問題と考える次第でございますが、現在の日本の國内の經濟情勢は戰後のいわゆる非常に變態的な條件の下にありまして、就中企業、殊に工業方面におきましては、全體的に變態的であるのみならず、各種産業の間に實に條件がアブノーマルな状態になつております。操業度を調べて見ましても、例えばケミカル・インダストリーの一部のごときは五、六%で動いておるというものもございますが、