1956-12-04 第25回国会 衆議院 国土総合開発特別委員会 第7号
○川村(善)委員 私はまず秋田県知事にお伺いいたしますが、私も八郎潟干拓の問題は関心を持って調査いたしましたし、やるべきだという決意を持っておるのであります。これは予算に支配されることはもちろんでありまするけれども、県みずからも解決をつけなければならない問題が多々あるのでございます。そのうち、二つほどお伺いしますが、知事は、先ほど漁業の補償の問題も着々進んでおる、それからさらに漁具の手入れ等もやめておるということを
○川村(善)委員 私はまず秋田県知事にお伺いいたしますが、私も八郎潟干拓の問題は関心を持って調査いたしましたし、やるべきだという決意を持っておるのであります。これは予算に支配されることはもちろんでありまするけれども、県みずからも解決をつけなければならない問題が多々あるのでございます。そのうち、二つほどお伺いしますが、知事は、先ほど漁業の補償の問題も着々進んでおる、それからさらに漁具の手入れ等もやめておるということを
○川村(善)委員 いろいろケースがございますから、一様にはできないことは、はっきりいたしておりますけれども、東北を開発するという大きな構想のもとにやる場合におきましては、もちろん長期でなければならぬことはわかりますけれども、一体どのくらいの金利が妥当か、こういうふうなことを聞いておるわけであります。六分五厘でいいか、七厘でいいか、安い方がいいけれども、大体妥当な金利の線はどこら辺かということをお聞きしておるわけであります
○川村(善)委員 ただいま日本銀行仙台支店長から、質の問題、要は金利が問題なんだ。そこでこの問題は、ひとり東北ばかりでなく、各地方というか、全国的といっていいほど、話題になっておるのであります。ほんとうに開発するというためには、やはり政府資金で、しかも金利が安く、長期でなければならぬということになるのですが、一体金利という点で、どのくらいの金利であれば、東北の開発のためになる。いわゆる金利が安いほどいいのでございますけれども
○川村(善)小委員 私らも立法当時そういう考えのもとにこれに参画して立法したのですが、渡部経済局長の意見も私と同じでございますので安心したわけでございます。でありますから、これ以上の質問はございませんので、これで打ち切ります。
○川村(善)小委員 私は渡部経済局長にお伺いしますが、渡部経済局長は天災法等による行政を担当しております。天災法の字句に私ちょっと疑義を持っておる点がありますので、一つこの際はっきりお伺いしておきたいと思います。 御承知のように、第一条の目的でございますが、「この法律は、暴風雨、豪雨、地震、暴風浪、高潮、降雪、降霜、低温又は降ひょう等の天災によって損失を受けた」云々となっております。そこでこの天災法
○川村委員 最近承わりましと、国鉄では運賃の値上げをする、また青函連絡船の運賃を改訂するとか、長距離の運賃を改訂するとかいうことでありますけれども、大体資料を見ますと、総合的には、相当高くなるということになっております。従って、北海道の開発は運賃が相当過重となりますので、この次の委員会でもよろしゅうございますし、適当な時期に運輸省、国鉄の関係者を呼んで聞きただしたいと思います。その手続をせられんことを
○川村委員 御異議なしと認めます。よって、廣川弘禪君が委員長に御当選になりました。(拍手) 本日はこれにて散会いたします。 午後零時四十七分散会
○川村委員 これより会議を開きます。 私が年長者でありますので、委員長が選任されるまで、規則第百一条第四項により、委員長の職務を行います。 これより委員長の互選を行います。
○川村(善)委員 そうしますと今大村主計官がお答えになりましたことは、もちろん道庁あるいは市町村に対する事務費の助成もするが、さらに農協あるいは経済連等に対しても必ず事務費の助成を考えてやる、こういうふうに解釈してよろしゅうございますか。それが確定したというふうに解釈してよろしゅうございますか。
○川村(善)委員 関連。今永井君から最後に飼料についての質問がありましたが、一切検討中だということであります。冷害はひとり作物ばかりではございません。いわゆる雑草その他の草類にも相当影響がございます。そこでもし飼料対策の完璧を期さなければ乳牛等もまた手放さなければならぬということに相なるのじゃなかろうか。それで一昨年の冷害の場合に牛馬等約一万頭近くが食わんがために内地に売り払われております。もしこの
○川村(善)委員 ただいま各委員からの質問を聞いていきますと、大体二つにしぼられたようであります。その一つは二万八千円で農民が約六カ月の間暮せるかどうか、これに対しては、大村主計官はまだ計算中で、その結論は出てないようでありますし、もう一つは三億五千万が民間の事業から収入を得させる、こうなっておりますが、この民間の事業が新しく救農土木的な事業として現われれば別問題でありますが、おそらくこの事業はやはり
○川村(善)小委員 開拓農民に対する今後の処置につきましてはただいま答弁がありましたが、とにかく事実上開拓農民が困っておることがはっきりしております。今後の対策については十分留意せられまして、開拓農民の恩典が既農家よりもより以上に行われるように考慮を払ってもらいたいということを申し上げておきます。 それから次に本名君から先ほど、農家のいわゆる暴風雨あるいは霧あるいは霜の防除のための植林をしなければならない
○川村(善)小委員 このたびの北海道の冷害はびっくりするほどひどいということは皆様もよくわかっておる通りでありまして、農林水産委員会でも、あるいは渡部経済局長も調査に行って、その実態をよくつかんできたのでありますが、それに対する対策については、今いろいろ述べておられましたが、この調査に行かれた方々はいずれも便利なところを調査されまして、開拓農の問題については十分な調査もできておらないのじゃないか。私開拓農民
○川村(善)委員長代理 本名君から、永井君の質問に対して関連質問をしたいという申し出がございますから、これを許します。その後一括して渡部局長の御答弁を願います。
○川村(善)委員長代理 これより会議を開きます。 廣川委員長は病気のため本日出席されませんので、私が委員長の職務をとり行います。さよう御了承願います。 それでは、国土総合開発に関する件について議事を進めます。説明員といたしまして、農林経済局長渡部伍良君、農政課長保坂信男君、作物統計課事務官落合豊二君、農産課長岩永達夫君の四名が出席されております。発言の通告がありますので、この際順次これを許します
○川村(善)委員 ちょっと質問になりますが、北海道開発庁設置法案提出に対する理由を述べられ、かつ昨日総体的な質問が行われたのでございます。そこで大臣に一点だけお伺いしておきますが、大臣は野党の諸君の質問に対して、法案はりっぱなものであるけれども、内容については私はまだ不満足だ、しかしながら、現在よりは一歩前進をしておるから、私はこれを国会に提出をして御審議を願っておるのだ、それだからぜひともこれを通
○川村(善)小委員 研究はもちろんしていただかなければなりませんが、私はむしろそういったお互いが助け合うという制度をとることを奨励していくことがいいのではないかと思う。ということは、先ほども鈴木君が指摘されたように、われわれも納得がいき、業者もあるいはその機関も納得がいってやろうとするものを、水産庁はあまり慎重過ぎてなかなかやっていけないとするならば、日々損害のある漁民だけが犠牲になるので、その犠牲
○川村(善)小委員 それは、今次長が言われたように、百トン未満の船については、大体つけるという考えを会社が持っておるようであります。いわゆる千トン以上の運搬船については拒否的な態度に出ている。率直に言いますと、私の方にもありますので、それを関係者とともに要望したところが、拒否をしているという態度に出ていることが明らかになったので、水産庁は、そうしたようなことを聞いた場合に、関係者を集めて、ぜひつけるような
○川村(善)小委員 私はこのたびのソ連のとられました北洋漁業の問題全体については、いろいろ意見も持っておりますし、水産庁長官も御出席を願い、でき得るならば農林大臣の出席も願って、十分われわれの意見も開陳し、またこのたび代表として行かれる方々の決意のほどもあるいは考えている二と等も伺いたいのでありますけれども、そのことはいずれ機会もありましょうし、また細微に入るようなことも時期ではないと思いますので、
○川村(善)委員 今藤田さんから大体一億尾のうち四十六万尾というような数字をあげられましたが、これは沿岸に来て定置漁業で漁獲される数字だと私もそのように聞いておりますが、定置漁業に入る前に相当に流し網なりあるいは母船式漁業の独航船にとられるものがあるのではないかということが考えられるということは、藤田さんもおそらくそう考えておられるだろうと思います。それは別としても、公海にあの通りラインを引いて、そうしてしかも
○川村(善)委員 私は参考人の藤田さん並びに高野さんに二、三お伺いいたしたいと思います。 両参考人は、日本は決して乱獲をしておるのではないということを、ある程度まで数字をあげてお話しされております。私も同感でございます。そこで、大体昨年母船式でとったサケ、マスは六千万尾から七千万尾と私は考えております。それから沿岸鮭鱒、さらに四十八度線以南の流し網漁業、さらに北海道の定置漁業等を合せましても、おそらく
○川村(善)委員 もちろん既存の流し網に損害を与えた場合には、長官の今御答弁になったような処置は講じてやらなければならないと思いますが、今までもやった例がある。これは現長官の時代ではございませんが、東北方面から北海道に独航船が流し網の密漁をしておった。こうしたようなことから騒ぎが大きくなりまして、これを調整しなければならぬということで、北海道で相当反対があったのを、松田委員と二人で相談をして、そこで
○川村(善)委員 それからそれに付随してもう一つお伺いしておきたいことは、流し網の権利を売ったという問題については、必ずしも漁民ばかりが責任を負うものではない。水産庁が、買ってこい、そうして補充すれば許可をしてやる、いわゆる独航船に繰り上げをしてやろうという方針をとったことにも、いささかこういう問題を起した責任があるのじゃないかということを、私は水産庁に申し上げたい。あるいはほんとうに権利を持っておってもやらないという
○川村(善)委員 関連して。先ほど日野委員からの、サケ、マスの延べなわの許可をめぐる準備船の損害についての質問に対して、塩見長官から答弁があったのでございますが、準備船というのは文字通り準備船でありますが、準備船の中にもいろいろなケースがあるのじゃなかろうか、かように私は考えるのであります。たとえて言えば、今まで実際にやっておって準備をした者もありましょうし、それから流し網の権利等を売って船を持っておる
○川村善八郎君 私は、自由民主党並びに日本社会党の共同提案にかかる北洋漁業確保に関する決議案について、提案の趣旨弁明を行わんとするものであります。(拍手) まず、その案文を朗読いたします。 北洋漁業確保に関する決議案 政府は、わが国北洋漁業の安全操業を確保するため、日ソ両国間の交渉により最善の方途を講ずべきである。 右決議する。 理由 北洋におけるさけ、ますの漁業は、わが国の
○川村(善)委員 それでは、次長はわれわれの立案したものに意見の一致を見ましたならば、これはもちろん各省に連絡をとらなければならないでしょうが、いわゆる政府提出として直ちに今国会に提出するという所存があるかどうか、これを最後にお聞きしておきたいと思います。
○川村(善)委員 関連して。ただいま福井君の水産庁次長に対する質問のお答えはまことに不可解でございます。と申すのは、三年前から予算をとって調査しておるが、まだその調査が完全にできておらない、かように私は考えますが、三年も調査してもまだその結論を得ないといったような答弁は、水産庁としてはまことに遺憾な答弁ではなかろうか。少くもこのくらい大きな問題として取り上げたのは、本委員会でやる問題としてほとんどこの
○川村(善)委員 もっと具体的にお伺いしますが、昭和三十年度までの繰り上りの条件は非常に重かったから緩和していこう、従って二十トン増トンしなければ許可トン数の見合いがつかないという場合には十トン、すなわち二十トンのうちの五割の十トンをつけ加えればいいというふうなお考えだと解釈してよろしゅうございますか。 それからさらに違反船の問題については、それがいかなるケースでありましても全然認めないのではなくて
○川村(善)委員 ただいま増トンの船の五〇%ということでございましたが、具体的にいうと先ほど言ったように、五十トンの船が七十トンになった場合に、二十トン補充すればいいものを、四十トン補充しなければならないというのか、それから七十トンの場合は二十トン補充すればできるのか、この点をもっと明らかにしていただきたいということと、さらに違反船の問題で、大臣許可のものもだいぶあるようでございますが、その繰り上げが
○川村(善)委員 ただいま松田委員の質問に長官がお答え願ったので、われわれはだいぶ安心して了承するのでございますけれども、ただ一点だけ関連的に質問を申し上げたいと思う。もちろん西カムの方に相当の転換が——四十七度以南といいますか、漁場は広くなったというようなゆとりができたという感じがしますけれども、サケ、マスは大体四十八度以北五十度くらいまでというのが一番厚く、ことにマスが厚くなるところでございます
○川村(善)委員 新母船の四船団ないし五船団の許可方針についてはまだ固まっておらないようでありますが、これらについてはもう立案はしておるでございましょうが、おのおの適正なところに当然許可すべきであると私は思う。長官が本日答弁された数については私は賛意を表するのであります。ただ現在の東十二船団、西二船団、この既得権と申しますか、こうしたような会社にははっきり許可するという方針をとられた方が、言いかえるならば
○川村(善)委員 私は水産庁長官の御説明の中に疑義の点がありますから、大体五、六点についてお伺いいたしたいと存じます。 まず第一点の大臣の腹がまだきまっておらないという点でありますが、もちろんそうだとも思いますけれども、われわれの観察からいくと、大臣の腹はきまっておるというふうに考えておるのであります。しかし本年の北洋の出漁の際に、私の質問に対しては大臣がこう答えております。多分三月二十八日と思いますが
○川村(善)委員 御説明で大体わかりましたが、輸入飼料も大事なことでありますけれども、魚かすによる飼料ということも漁村にとりましては重要な問題でありますので、今後これらについても何らかの措置を講ずべきだと考えております。今予算の要求の段階では入っていないということでありますけれども、たとい予算に入っていなくても、流通面で緩和していく方法もとれると思うのであります。 それから第二の漁村の整備計画でございますが
○川村(善)委員 私は二点だけお伺いいたしたいと思います。その一点は資材対策の第二のところに農薬の需給安定をはかるために全購連等による保管事業を引き続き実施するほかに購入飼料対策として食管特別会計による操作数量の拡大及び売り渡し価格の適正化をはかるということがうたわれております。この購入飼料という問題でありますが、おそらくただいま考えておりますことは、牧草とかあるいは農産物による飼料といったようなことでございましょうが
○川村(善)委員 大体長官の御答弁でよくわかったのでありますが、私実は心配するのは、第一次整備計画がまだ完成しておらない。予算が遅々として増額されないので、いまだに計画通りにいかないのだ。そこでやはり今度の整備計画の改訂と申しましょうか、第二次整備計画を考えられて、提案されることになったのですが、なおさらここで予算の問題が心配になるのでございます。そこでおそらくこの案を内閣に提出した際に、内閣でも相当
○川村(善)委員 そうしますと、第二次整備計画案なるものが審議会に提出された際に、四百港であったものを約半分の二百港くらいにしたのだ、しかしこの二百港になんなんとするものは今後局部改良工事等で、やはり整備計画に載った漁港と同じような取扱いをして、そしてこれに予算の裏づけをして実現せしめるというのが半分に減らした理由なのかどうか。 それから減らされたものは、局部改良等で一体何年ぐらいで使えるような漁港
○川村(善)委員 昨日内閣から本委員会に漁港法の第十七条第二項に基いて整備計画の国会の承認の件が提出いたされております。そこで私若干政府に対して質問をいたしてみたいと思うのであります。 御承知の通り、漁港は、戦時中にその所管は運輸省にあったのであります。従って運輸省は小漁港等については一切予算等をつけることなしに放置いたされまして、まことに不幸を見ておったのであります。さらにまた昭和二十一年には、
○川村(善)委員 委員長もお聞きの通り、伊東調査団長からは詳細に御報告があり、さらにこれに対する対策についての要望意見もあったのであります。さらに大久保北海道開発庁長官からもいろいろとこれに対する御意見や私の質問に対するお答えがあったのであります。そこで委員長にお願い申したいことは、ただいま本委員会に提案になっておりまする天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法案がございます。
○川村(善)委員 ただいま伊東団長から北海道の災害につきましてるる御報告があり、さらに対策についての御意見が発表されたのであります。私はお伺いする前に、本農林水産委員会から北海道の災害調査のために、この炎暑にもかかわりませず、わざわざおいで下さいまして詳細御調査下され、本日御報告下さいましたことにつきまして、北海道出身の議員としまして心から感謝の意を表する次第でございます。 ただいまの御報告によりますと
○川村(善)委員 農薬によって水産の魚介類が被害を受けたということは私初めて承わったのであります。それに対しての対策等については農林大臣から御答弁がございましたから、私はそれを重ねて追及いたしません。ただ農薬の問題だけでなく、水産資源に対する被害というものは、やはり鉱工業による被害が相当ありますので、ただ農林省内の対策だけでは満足はできません。私たちはさきに水産資源保護法を制定いたしまして、農林大臣
○川村(善)小委員 所管が違うかもしれませんけれども、われわれに案を示して説明をしたときは、もちろん北洋漁業がまだ再開されておらなかったときでありました。いかなる漁業に転換しようとも、中型底びき網の権利を放棄して他に転換する場合においては、いわゆる補償金をだすのだということであったのであります。そこで今度の独航船のあり方を見ますと、もちろん今漁業をやっておる中で一番利益のある漁業だと実質的にも、また
○川村(善)小委員 生産部長にお伺いいたします。中型底びきのいゆわる以東底びきというものの整理、昭和二十七年から五カ年計画で整理をするということを発表されて、過去の水産委員会にその指示等も大体出されておるのであります。ところが本年の予算を見ますと零になっております。五カ年というと大体昭和三十二年になるはずでございますが、もうすでに整理が全都できてしまって、あといわゆる国家補償といいましょうか、あるいは
○川村(善)小委員 今の北洋漁業の独航船に行っておる船の兼業許可の問題でありますが、最上相当トン数も大きくなりまして、八十五トン・クラスがだいぶあると思いますし、それから調査船として百トン以上の船もだいぶ行っております。そこでこれらが兼業許可を得たいという希望も相当あるようであります。今底びきを放棄して目下北洋漁業の独航船として操業しておるものについては、いわゆる臨機の措置をとりたいというようなお話