1970-04-23 第63回国会 参議院 逓信委員会 第16号
○政府委員(山本博君) 二割と申しますのは、これは推定でございまして、現在郵便局で扱っております総件数は約一千万件、その一千万件のうち現在簡易局で扱っております為替年金事業の比率が大体二割になっておりますので、おそらく簡易局がこの業務を開始しましたら、そこへ取りにこられる方が約二割になるという推定で、いろいろこちら側でなさなければならない措置をその基準でやっておるということでございます。
○政府委員(山本博君) 二割と申しますのは、これは推定でございまして、現在郵便局で扱っております総件数は約一千万件、その一千万件のうち現在簡易局で扱っております為替年金事業の比率が大体二割になっておりますので、おそらく簡易局がこの業務を開始しましたら、そこへ取りにこられる方が約二割になるという推定で、いろいろこちら側でなさなければならない措置をその基準でやっておるということでございます。
○政府委員(山本博君) 無拠出の年金と拠出年金と両方ございまして、拠出年金のほうはまだ適用者が非常に少ないのでございますから、これは厚生省が自分で取り扱いをいたしております。したがいまして郵便局、いわば郵政省で扱いますものは現在のところ無拠出ばかりでございます。その無拠出のうちの約二割——この種類はいまおっしゃいました年金全部、国民年金全部のうち無拠出のものだけを郵政省が扱っておる、そのうちの、現在
○政府委員(山本博君) 国民年金にもいろいろ種類がございますことは、いまお話がありましたとおりでございます。ただ、簡易局で実際に取り扱いますものは、御承知のとおり一人の人間が扱っておりますので、国民年金のどの種類も全部取り扱うというわけにはまいりません。国民年金のうちのいわゆる無拠出の年金だけを扱う郵便局で扱っておりますうちの、約二割だけを簡易局で大体扱うということになろうかと思います。
○政府委員(山本博君) 銀行の場合には、やはりそこに表がございますが、前年度の残高に対してことしの年度末の残高、これを比較したものでございまして、それは特に大銀行、都市銀行の表だと思いますが、都市銀行の伸びというのは、各こういう貯蓄関係の機関の中では一番低い率しか伸びておりません。したがいまして、そこにあります表でいきますと、私がいま申し上げました郵便貯金の比率に比べますと、非常に低いのが現状でございます
○政府委員(山本博君) ちょうど四十四年度が済んだところでございますが、この一年間の大体の伸び率というのは、純増——総純増でなくして、これは非常に技術的なことばでございますが、いわば利子を入れない残高、この純増というのは約二九%前年度に比べまして増、利子を入れました総純増にしますと約二二%、こういう伸び率でございます。この伸び率というのは大体現状においては、類似の仕事をしております諸機関と比べましてまさるとも
○政府委員(山本博君) 月五件と申しましたのは、これはならして五件でございますので、これが年に三回に支払いをいたしますので、大体二十件程度、一支払い期に二十件程度だということだと思います。
○政府委員(山本博君) 大体現在予想しておりますのは年間一千万件、これを三回の、一月、五月、九月と分けて支払いをいたします。それで、その一千万件のうち大体約二%の二十万件が簡易局のほうに回るのではないか。そうしますと、大体一局平均月五件という数量になると思います。
○山本(博)政府委員 窓口会計機の操作そのものは、御指摘のようにそうむずかしいものではございません。普通のタイプを打つのとそう大きな作業上の差がございませんで、これは、単なるなれの問題でございます。問題はむしろ、そこで打ちましたテープが、どういう形で地方貯金局のEDPSと結びつくかという問題でございまして、これは、窓口におる職員の能力の問題とは関係がございませんので、この点についての御心配はないと思
○山本(博)政府委員 現在、窓口会計機を配備しようと思っておりますのは、年間の扱いが三千件以上で、現在約八百局、こういうところに置いております。
○山本(博)政府委員 ただいまお述べになりました御意見は、昔から再三郵政省に対して指摘をされた意見でございまして、私たちも、そういう御意見があることについてはいろいろ苦心をいたしております。 ただ、先ほども申し上げましたように、これにつきましてはいろいろな意見がございます。御指摘になったような意見もございますが、同時に他の、国の財政の一元的運用、そういうような意見もございますし、それからそういうものを
○山本(博)政府委員 貯金事業は、御承知のように国益の事業でございまして、民間の銀行とは、目的その他いろいろな点で違いがございます。 ただ、ただいま御指摘になりましたように、運営あるいは運用という問題についてどうかという点でございますが、現在のところ貯金事業は、かつて非常に赤字に悩んだ時代がございますが、現在の経営状態というのは著しく改善をされておりまして、毎年相当の剰余金を生み出すというような健全
○山本(博)政府委員 四十五年度におきます福祉年金の総支払い件数は約一千万件でございます。簡易局の取り扱いというのは、大体このうちの約二%になります。したがいまして、各簡易郵便局に割り振りますと、大体一局六十件ということになろうかと思います。
○山本(博)政府委員 おっしゃいますように、国民の皆さんの貯金を預かっておって、利子の点におきまして、確かに日割りの計算をいたしておりません。これは月割りになっております。 これが行き届いたサービスであるかどうかという点の御指摘でございますが、理論的には、おっしゃるとおり行き届いておるサービスとは申し上げかねます。しかし、現状といたしまして、これを直ちに実施するということについては、相当いろんな難点
○山本(博)政府委員 昨年の同期に比べまして約二九%の増でございます。これは民間の伸びに比べましても、郵便貯金は一番高いという状況でございます。
○山本(博)政府委員 ただいま基本的には大臣が答弁されたとおりでございますが、民間の定期預金の金利が、今月の末ないしは五月の初めから二厘五毛上がる、大体こういうことが検討されておる段階でございます。郵便貯金といたしましても、非常にたくさんの国民の方の貯金を預かっておる、その方々の利益を守るということは当然のことでございまして、民間の定期預金の金利に見合った形で、こちらが不利にならないように措置をするというつもりでおります
○山本説明員 総計二十八名くらいになると思います。
○山本説明員 確かに、春闘並びにそれ以降のいろいろな問題におきましていろいろ暴力的な行為が発生いたしました。これは私のほうといたしましては、労働組合運動ではなくて、むしろそこからはみ出した行為だというふうにとらえております。免職にいたしましたのは、これは全く純然たる個人的な暴力行為ということでとらえて、私たちが従来処分をいたしております先例にもかんがみまして、懲戒免職ということにした次第であります。
○山本説明員 基本的には、全逓と郵政省の間におきましての関係は従来と変わっておりません。ただ若干今春闘以来変わった傾向が出ておりまして、それが労使間の新しい要素として考えなければならない点が出てきておると思います。やはり今春闘以来の労使間の関係に若干の変更を加えつつあるということはいなめないと思う点がございます。 それは、ことしの春闘以降すべてではございません、ごく一部ではございますけれども、従来見
○山本説明員 私も、こういう事態が起こったということについては非常に遺憾に思います。したがいまして、こういう事態が再び起こらないように、実態というものをよく見きわめまして、調査をいたしまして、管理者側にどういう手落ちがあったのか、もっと尽くすべき手があったのかなかったのか、そういう点も調べた上、なおこういうことが起こらないように努力をしたいと思います。
○山本説明員 ことしの八月に確かに博多の郵便局において非常勤職員が吐血をした事件がございました。現在郵政省におきまして、毎日一万人ぐらいは日々雇い入れる非常勤職員というものを雇用いたしておりまして、全国にこの人と同じような仕事をしてもらっておる人が相当おるわけでございます。ただ、これは日々雇い入れる職員でございますので、一般の職員と同じような行き届いた健康管理というものが不十分であることは事実でございます
○山本説明員 ただいま労働大臣がお話しになりました内容、私もそのとおり、毎日の私のほうの労務行政においても、その基本線をそのまま実施をいたしておるというふうに考えております。ただ労使間、ただいまいろいろお話がございました点は、確かに理想といたしましてそうあるべきだと思い、またわれわれもその方向に努力をいたしておりますが、一万数千の局所がございまして、その中でそれぞれ独特のいろいろな問題というものをかかえておりまして
○山本説明員 人事のやり方につきましては、またいろいろ見方があるかと思いますが、組合員の責任者が処分をされましたのは、これは労使間の問題というとらえ方ではございませんで、これはいわゆる暴力行為ということで、その責めを追及したわけでございます。局側の管理者につきましても、いま申し上げましたように、足らざるところがあることは認めますけれども、むしろこの際、人心を一新いたしまして、新しい形で問題の処理に当
○山本説明員 おっしゃるとおり、労使間の基本的な大事な問題というのは、相互信頼の問題だと思います。この局におきましてそういう点が欠けておったということは、私も率直に認めざるを得ない。しかし、これがすべて――私も管理者側に落ち度あるいは努力が足りなかった点がないとは申しませんが、同時に、組合員側におきましても、こういう事態を起こしたということについて、組合側自身もやはり反省をしていただかなければならない
○山本説明員 先ほど公安委員長からお話がございましたように、労働問題につきまして、私たちも、原則的に、警察の出動をお願いするというようなことはたてまえとして考えておりません。ただ、今回の長崎の郵便局におきましては、これはいわば異例中の異例の事件でございました。七月の半ばごろから労使間の状態が円滑にいっておらないまま、その間に、正常な労使間の処理のしかたでなくて、相当激しい、いわば実力行使といいますか
○山本(博)政府委員 猿払事件につきましては、この前、大臣が申し上げましたように、これは最高裁であらためて判断を下されることになっておりますので、その段階でまた省としていろいろな考えをきめていきたいと思います。 小石川の問題につきましては、御指摘がありましたので調査をいたしており、また、その内容につきまして人事院の意見を聞く、その他の手続を現在とりつつございます。
○山本(博)政府委員 これは前回の委員会ではやはり御同様の質問がございまして、私からそのときお答えいたしました内容と現段階では変わっておりません。すなわち、この問題につきましては、従来労使間で不当労働行為の問題については話し合うという一つのルールをつくりまして、そのルールに従って問題を解決しようということにいたしております。そのうち、留萌の局につきましてだけは、これは組合のほうが第三者委員会にかけましたので
○山本(博)政府委員 前回の委員会で御質疑がございましたので、その実情について調査を進めております。現在までわかっております段階では、御質問の内容と違った点もございますし、それから新たに私たちが発見した点もございます。しかし、総合いたしまして、まだ調査が十分最後のところまでいっていませんので、それが最終的に済みまして——確かに、現状を私たちが見ましても問題があることは確かでございますので、最終まで調査
○山本(博)政府委員 配転問題につきましては、本省、本部間で基本線をつくりまして、その基本線に従いまして北海道の郵政局と道本との間でまた話し合いをさせました。また、さらに個々の郵便局で起こりました問題については、個々の郵便局と局員との間で十分な意思疎通をして解決をする、私たちが本省、本部間できめました基本線に従って末端まで行なわれたというふうに考えております。ただ一、二、本部のほうから、こういう事例
○山本(博)政府委員 その当時、国会が現在のような延長をしない時期でございましたので、国会が終了することを前提にいたしまして、私が北海道へ参りましていろいろな事情を調べてまいるということを申し上げたのは事実でございますが、国会延長という事態もありまして行けなくなりましたので、私は行けなくなりましたということを秘書の方にお電話を申し上げてございます。
○山本(博)政府委員 労務連絡官は、本来の身分は郵政局の身分を持っておりまして、それでそれぞれ必要なところに駐在をしております。仕事は、それぞれ担当しております地域の労働問題に関する情報の収集、あるいは郵政局からの個別の連絡、こういうようなものを担当することにしております。
○山本(博)政府委員 労働問題といいますのは、始終いろいろな変化が起こりますので、年に何回か、場所によって違いますけれども、普通局長を集めましていろいろな情報を与えたり、あるいは起こってきた問題にどう対処するか、そういうようなことについての指導を郵政局が直接行なうというような機会がございます。そういう場合に、統括局長を通じまして、場所の設定とかあるいはいろいろな連絡とか、会場の設定とか、こういうようなことをさせておるのが
○政府委員(山本博君) 共済関係の問題につきましては、これは郵政省だけできめるわけにもまいりません。一般国家公務員その他、電電公社、そういう仕事に従事しておる職員もございますので、これは総合的に政府全体として考えるべき問題だと思います。その際にいま御指摘になりましたような問題は当然取り上げなければならない問題だと思いますが、これはいずれ、この問題が取り上げられるときに、郵政省としてのいろいろな希望を
○政府委員(山本博君) 琉球政府におきまして郵政事業に働いております職員の労働条件は、現在本土におきまして適用になっております法律並びに制度、こういうものはほとんどそのまま踏襲されております。たてまえはそうでございますが、実際上どうなっておるかと申しますと、給与の面におきましては、本土よりも約三千円ぐらい基準内の給与において高くなっております。その他勤務時間、そういうものについても本土と同じでございます
○政府委員(山本博君) 昨年度一年間の平均の欠務日数を申し上げますと、単独局におきましては、いま経理局長から申し上げました種類の欠務の全体数を通じまして、内務が三十四・六日、それから外務が三十六・三日、総合局におきましては内務が三十四・九日、外務が三十六・一日でございます。 主たる内容は、年次休暇で、これは大体どの分野におきましても十九日をちょっと上回る程度でございます。
○政府委員(山本博君) たとえば、郵便局におきまして、郵便が非常に円滑に流れていないという。できるだけ早急に早く郵便物を流れるようにしたいということがございまして、そういう場合、次長が置かれておりまして、その専門の知識を生かすということにいたしております。
○政府委員(山本博君) 局長代理が異例な場合に置かれるという例はあまり私も承知しておりませんが、次長の場合の例といたしまして、いままで置かれたのは、その局の局状といいますか、業務運行状況が非常に円滑にいっていないというような場合に、その部門の練達の士を暫定的に次長にしてその業務の円滑化をはかる。こういう考えでございます。
○政府委員(山本博君) 次長という職制はいろいろな置き方がございますが、一般的には統括局の郵便局に置かれておりまして、これは郵政局長が発令をいたしております。たとえば、非常に大きな郵便局長の場合は本省が直接手がけるということもございます。しかし、この郵便局の実情に応じまして、非常に異例な事態があるというような場合に置かれる場合の次長もございます。
○政府委員(山本博君) 保険関係事業の部門だけを——私も、いまデータを持ち合わせておりませんが、しかし、総数でございますと、郵政事業全体の中で約六万二千人の者がおります。保険事業については。
○山本(博)政府委員 一つ一つ全部あげますとちょっとお答えが——完全に同じだというふうに言えるかどうか、そこまで調べておりませんが、給与体系の中での給与の種目というものは、特殊勤務手当、超過勤務手当、休日給、夜間勤務手当、年末時繁忙手当、宿日直手当、僻地勤務手当、期末手当、本土で行なわれておるものと、これ以外に何があるかまでの調査はございませんが、大体同じだと考えていただいてけっこうだと思います。
○山本(博)政府委員 ただいま私、ちょっと席におりませんで失礼いたしました。 沖繩郵政職員の給与は、いま官房長からも申し上げましたように、大体本土の場合と初任給においては同じ、ないしはそれより高い実情でございます。本土の場合は現在初級職試験の合格者は二万三千円でございますけれども、沖繩は二万五千円ちょっとになっております。したがいまして、初任給においては沖繩のほうが高いということでございます。同時
○山本(博)政府委員 本人たちが派遣される場合には、私がいま申し上げたような目的をもって派遣されておるというふうに承知しております。
○山本(博)政府委員 機械の搬入にあたりまして、前夜から約千五百名くらいの組合員並びに支援団体の人々が構内に入り込み、並びに外でピケを張る、そういう事態がございましたので、あらかじめできるだけ混乱をしないように、ないしは機械搬入にあたってそれが円滑に行なわれるように、そういう目的をもちまして、約三十名の現地の管理者ではそういう事態に適切に対処し得ることはできないだろうという断判で、いま申し上げたような
○山本(博)政府委員 お答えをいたします。 当局の福岡中央郵便局の管理者が、約三十名その衝に当たっておるほかに、熊本の郵政局から約四十名が応援に出かけております。並びにその近隣の局からの管理者の応援、それが約二、三十名、正確な数字は覚えておりませんが、大体そのくらいの管理者が、福岡中央郵便局でその仕事に当たったということでございます。
○山本(博)政府委員 通達の内容がたくさん種類がございますので、単に指導的な意味で出す通達、あるいは、その内容が法律、規則その他、厳密に守らなければ、国民にとっては非常に大きな業務上の迷惑をかける、こういうようなもの、いろいろ種類がございますので、一がいにどれとは申し上げられませんが、本省が通達を出したものは、地方が本来違反すべきはずはないと思います。万が一それに違反したという事実があれば、それは程度
○山本(博)政府委員 握りつぶしたという表現でございますが、文書の伝達という形では各地方の郵便局にはいたしておりませんでしたけれども、各会合あるいはいろいろな研究会、そういうものを通じて趣旨の徹底ははかっておるというふうに承知しております。