○小野(重)政府委員 瀬戸内海海域におきます埋め立てにつきましては、瀬戸内海の環境保全特別措置法の第十二条に埋め立てについての配慮の規定がございますけれども、それに基づく基本方針というものがございまして、瀬戸内海における埋め立てにつきまして、一般的に厳に抑制するという方針はございますけれども、その中で大阪湾奥部のような特別の海域については、具体的にはその方針に書かれておりますが、一般の埋め立てについての
○小野(重)政府委員 私どもが伺っております現在の計画によりますれば、瀬戸内海環境保全特別措置法にいう瀬戸内海に入ることはこれは間違いないところでありますけれども、その中で特に埋め立てについて配慮をすべき海域として定められております大阪湾の奥部でございますが、そこに一部ひっかかるというようなことであるというふうに伺っております。
○小野(重)政府委員 御案内のように、環境庁といたしまして、本年度、相模湖さらには津久井湖含みまして相模川水系全域を対象として、神奈川県、そして山梨県の協力を得まして調査を実施しておるわけであります。汚濁源の実態、汚濁機構等の調査、解析、こういうことでございますが、五十五年度は五百四十五万七千円の予算を計上いたしまして実施しているところであります。来年度につきましては、本年度の結果を踏まえた上で検討
○小野(重)政府委員 海洋汚染防止のための監視、取り締まりでございますけれども、これは御案内のように海上保安庁が担当しているわけであります。海上保安庁におきましては、昭和五十二年に領海が三海里から十二海里に拡大されたことなどに伴いまして、逐次船舶とか航空機などの増強を図っておるわけであります。ただ、御案内のように、わが国が取り締まれる対象の船というのは、領海内であれば、日本国籍であろうと外国国籍であろうと
○政府委員(小野重和君) 健康に対する影響というのは、いま長官あるいは部長がお答えしたとおりというように私ども承知しておるわけでございますが、そのほか生活環境といいますか、水生生物に対する影響いかんどいう問題が別途あるかと思います。これにつきましては、私どもとしましては、現在の環境水中に占めるぐらいの濃度であればさしたる問題はないだろう、こう考えておりますけれども、今後環境水中の濃度、これについてはさらによく
○政府委員(小野重和君) 特に私が長官の補足をする事柄は余りないのでございますけれども、事業実施段階の問題でございますので、これは下水道当局がそれぞれの地域の実情に即した計画を立てられて事業を進められるということを私どもは期待しているわけでございます。私どもとしては全体の計画について協議を受けることになっておりますので、そういう全体の流総計画が円滑に進みますように期待しているところでございます。
○政府委員(小野重和君) 御指摘のように、流域別の下水道整備総合計画を立てないで個別の公共下水道、流域下水道事業が進められているというケースは相当にあることは事実でございます。私どもといたしましては、流総、これについては協議を受けることになっておりますので、流総計画をまず立てて、その上で個別の事業を進めるということが望ましいと考えておるわけでありますが、法律論ということになりますと、下水道法には、流総計画
○小野(重)政府委員 市街地におきます廃棄物処分による土壌汚染の防止につきましては、現在、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、これによって対処しているわけでございます。この改正が五十一年にありまして、それ以前のものが問題でございますけれども、これはすでに個別に対策が進められておりますので、一律に汚染土壌処理の基準を設ける必要はないのではないかというふうに現在のところでは考えておりますけれども、私どもといたしましては
○小野(重)政府委員 水質保全のために、工場、事業場に対する排水規制とか下水道の整備等の発生源対策がきわめて重要であることは言うまでもないところでありますが、御指摘のように、河川であれば流量の問題、これが大事であることは私ども十分に理解しておるわけでございます。しかしながら、河川の流量の問題につきましては私ども直接所管官庁ではございません。ございませんが、流量問題につきましても水質保全の見地から十分
○小野(重)政府委員 五十六年度中に導入を目途に検討しているというふうに申し上げましたけれども、この水域の指定、政令で指定しますが、これをまず行う必要があります。これを五十六年度中には実施したい、かように考えておるわけであります。
○小野(重)政府委員 まず淡水赤潮の調査費でございますが、五十四年度から淡水赤潮対策調査を実施しておりますとともに、専門家から成ります淡水赤潮検討会を設けて、種々の検討をしております。 予算の御質問でございますが、五十六年度で千四百八十三万五千円の調査費を計上いたしております。 次に、総量規制の関係でございますが、琵琶湖につきましては、五十六年度中に導入するということを目途に必要な調査を行っております
○小野(重)政府委員 霞ケ浦は昭和四十七年に水質環境基準Aの類型指定を行っているわけでありますけれども、水質汚濁の代表的な指標でございますCODで見ますと、環境基準は三ppmということになっておりますが、これを大きく上回っている状況でございます。また、燐などのいわゆる栄養塩類の流入がありまして富栄養化が進んでおるわけであります。そこで、例年夏場にアオコが発生しまして、水道の水ににおいがつくとか、あるいは
○小野(重)政府委員 集荷能力というよりはむしろ輸送能力でございます。ただ、この輸送能力がどのぐらいあるかということにつきましては、具体的にどういう年産の米が必要であるとか、あるいは非常に技術的なことになりますけれども、どういう袋であるかとかいろいろな要素が絡んできますので、いま具体的に数字を申し上げられる段階ではありません。現在検討中でございます。
○小野(重)政府委員 食糧管理制度でございますけれども、その使命は、主要食糧につきまして国民の必要とする量を確保し、そしてそれを国民に安定して供給するというのが食管制度の使命であると思っておりますが、米につきましては、具体的にいわゆる直接統制方式をとっておるわけでございます。これにつきましては、最近いろいろ食管に絡む議論がございまして、間接統制方式とかいろいろございますけれども、食糧事情というものは
○政府委員(小野重和君) 五十五年産米につきましてはまだ値決めをしておりません。モチ米につきましては大体十一月に決めるというのが例年でございまして、まだ決まっておりません。
○政府委員(小野重和君) モチ米につきましては自主流通をたてまえとしております。その経路は、農協などの集荷業者が集荷しましてそれを、指定法人と私ども申しておりますが、全農等を通じまして実需者、これは米の卸売業者やあるいはあられ業者、そういうところに売る、こういうようなルートでございます。 それで、値段でございますが、指定法人と実需者の取り決めで決める、こういう形でおります。
○小野説明員 若干具体的に申し上げますと、良質米と申しますか、むしろ自主流通の問題だと思いますが、自主流通米につきましていろいろ問題がございます。詳しくは申し上げませんが、端的に申し上げますと、自主流通米といってもいろいろな種類の自主流通がございまして、その種類によりましては需給がアンバランスであるという問題がございます。たとえば超Aランクと言われておりますササ、コシが過剰ぎみであるというような問題
○小野説明員 昨年の方式どおりに計算すると四、五%になるという趣旨のことを従来から申し上げておるわけでございますが、若干具体的に申し上げますと、問題は金利のとり方でございます。この金利を、自己資本、借入金ともに最近の直近の金利をとる、一番高い水準でございますが、これをとると、厳密に計算いたしますと四・九になります。 その数字と今回の数字はどこが違うかということでございますが、三つございまして、一つは
○小野説明員 本日、米価審議会が開催されまして、これに昭和五十五年産米穀の政府買い入れ価格につきまして政府諮問をいたしたわけでございます。お手元に「諮問」というペーパーと、別に「昭和五十五年産米穀の政府買入価格の試算」がお配りしてあると思いますが、これに基づきましてその内容の御説明をいたしたいと存じます。 まず「諮問」でございますが、これは朗読させていただきます。 昭和五十五年産米穀の政府買入価格
○説明員(小野重和君) 必要量生産費方式はことしも続けたいと、こう思っておりますが、そのほかの具体的な算定方式をどうするかということにつきましては、まだ最終的な決定を見ておるわけではございません。
○説明員(小野重和君) 諮問米価決定につきまして、関係方面といろいろ調整しておりますので、ちょっとこちらの方は私がかわりまして……。
○説明員(小野重和君) お手元に米価に関する資料と、それから五十四年産の米の生産費調査の結果がお配りしてございますが、この二つの資料に基づきまして、まず米価に関する資料に基づきまして需給事情あるいは財政事情を御説明申し上げ、さらに生産費調査の結果につきましては統計情報部長から御説明させたいと存じます。 この米価に関する資料でございますが、米価に関するいろんな数字が載っておりますが、時間の関係もございますので
○小野(重)政府委員 普通農産物検査官という場合の検査というのは、農産物検査法に基づく、いま先生のおっしゃいます収納検査でございますが、この検査を担当するのが検査官ということでございます。ただ、これは御案内のように、いまの農産物の検査というのは収穫時の約三カ月検査をするわけでございますが、その同じ検査官もその時期以外はいろんな仕事をしておるわけでございます。いろいろございますが、たとえば倉庫の見回り
○小野(重)政府委員 現在、食管制度運営につきましていろいろ問題がございますが、その制度運営全般の改善について検討を進めているところではございます。 その一つといたしまして、食糧管理業務の改善につきまして検討を進めております。検討の方向といたしましては、検査業務につきましては、バラ検査、抽出検査等を進める、あるいはコンピューターを導入して一般の業務運営の合理化を図るということなど、既存業務の合理化
○政府委員(小野重和君) お米の備蓄につきまして、大きく言って二つの考え方があると思うのでございます。一つは、私どもたな上げ備蓄と、こう言っておるのでありますが、一定のお米を何らかの方法で備蓄するわけでございますが、それが一年たてば二年古米、三年古米とだんだん古くなっていく、そういう形で備蓄するという方式が一つございます。私どもは、そういう方式は実はとっておらないわけでございまして、毎年二百万トンの
○政府委員(小野重和君) 御質問の順序を逆にお答えいたしますが、まず備蓄の問題でございますが、私どもは二百万トンの備蓄ということで進めております。もっとも、現在では去年の十月末で約六百五十万トンという政府古米在庫を抱えるに至っておりますが、備蓄としては二百万トンが適正な数字ではないかというふうに考えております。これは、最近の不作の年ということになりますと昭和四十六年でございますが、作況指数九三、このような
○政府委員(小野重和君) 最近、残念ながらお米の消費が減退を続けておるわけでございますが、その基本的な一番大きな原因は、日本人の食生活の中身が変わってきているというところにあると思います。このような傾向は、お米の消費拡大計策を一層進めなければいけませんけれども、今後も残念ながら続くのではないか、こう考えております。 いまお尋ねの昭和五十五年ないし昭和六十年の見通しについてでございますが、昭和五十五年
○小野説明員 米審の答申の中にも、実は、米の過剰の中で米価引き上げというのは経済原則あるいは消費者心理に反するのではないか、こういう御意見がございますが、その点もよくわかるわけでございます。ただし、一方では国の財政事情全体が大変厳しいことは御案内のとおりでございますが、食管特別会計、いわゆる三K赤字の一つと言われておりますが、この食管特別会計自体におきましても、最近の国内米の売れ行き減、国内麦の買い
○小野説明員 きのう答申をいただいたわけでございますが、答申の趣旨を十分に体しまして、政府部内で協議の上慎重に決定いたしたい、かように思っております。
○小野説明員 十七日から三日間米審が開かれまして、きのうの夜遅く御答申をいただいたわけでございます。本日、政府部内その他関係方面と協議の上決めたい、こう思っておりますが、そのために、長官は関係方面と調整の衝に当たらなければいけませんので、私大変恐縮でございますが、次長でございますが、代理として出てまいったようなわけでございます。
○小野説明員 四十二年方式及び五十二年方式で本年の諸資料を使って算定すればどのような数字になるか、こういうお尋ねかと思いますが、四十二年という年はむしろ増産を非常にしなければならぬというときでございましたが、いずれにしましても、数字を申し上げますと、四十二年方式で算定いたしますと、基準価格ベースでございますが、六十キログラム当たり二万五千百三円ということになります。 それから、五十二年方式で算定いたしますと
○小野説明員 お手元にございます資料に基づきまして御説明申し上げたいと存じます。 まず、「諮問」でございますが、「昭和五十四年産米穀の政府買入価格について、米穀の需給の均衡を図ろための対策が行われている需給事情に即応して、生産費及び所得を考慮し、新たに品質格差を設けて決定することにつき、米価審議会の意見を求める。」というものでございます。 その「諮問についての説明」がございますが、朗読させていただきます
○政府委員(小野重和君) 私どもといたしましては、世界的な不作がかつてございましたが、そういうものに対応できるということで先ほど百十万トンと申し上げましたが、大体これが二・五カ月ないし二・六カ月程度の量に相当します。その程度のものでまず対応できるのではないかと思いますが、なお、さらにいろいろな事態を想定いたしまして保管施設の増強に努めておる、こういう状況でございます。
○政府委員(小野重和君) まだ協定の内容が確定いたしておりませんもので、いまの段階で具体的に申し上げられませんが、若干現在のわが国の保管施設の状況等につきまして申し上げたいと思います。 わが国といたしましては、こういう小麦協定が別にあるないにかかわらず、やはり安定供給を確保するという観点から小麦につきまして一定数量の備蓄を行っております。この数量は、現在、食糧用、えさ用も含みますが、百十万トン政府自体
○政府委員(小野重和君) 一九七二年、昭和四十七年のいわゆる穀物ショック以降につきましては、アメリカその他主要輸出国がそれまで行ってまいりました生産調整といいますか、セットアサイド、これを解除するなど増産体制に入りましたことも、それから天候が世界的に一般的によかったということもございまして、現在に至るまで緩和基調と申した方がよろしいかと思います。当面は、こういう状態が続くと思われます。 ただ、長期的
○小野(重)政府委員 過剰米、約四百八十万トンと見ておりますが、これを五十四年度以降五年間で処理することにいたしております。そのうち飼料用でございますが、五十四年度は約十万トン、次年度以降は約五十万トン処理することにいたしております。それは横流れするとまずいわけですから、いわゆる変形加工といいまして、加熱して圧扁したり、あるいは砕いて着色したり、そういう形で、それは委託加工の形ですが、そうした上で配合飼料
○政府委員(小野重和君) 第一の稲作といいますか、米問題に関する基本的な方針いかんと、こういう御質問でございますが、米の過剰というものが一方存在する中で、他方では飼料作物とか麦とか大豆、大部分を輸入に頼っている物があると、こういう状態の中で米の需給のバランスを回復しつつ、一方国内で不足する農産物についての生産を高めていくというのが農林水産省の基本的な姿勢でございます。 ただ、残念ながら米の過剰基調
○説明員(小野重和君) 具体的な流通のさせ方でございますが、自主流通米ルートで販売していただく場合に、実際に、具体的にはたとえば全農が卸のお米屋さんに売るという形になるわけですが、その場合に、政府の配給計画の一環でございます。したがいまして、具体的にどうするかということなのでございますが、それはその分だけ余り米といいますか、超過米の分だけは政府の政府米を売り控える、政府米に置きかえるという形をとりますので
○説明員(小野重和君) ただいま政務次官がお答えいたしました趣旨は、自主流通米ルートで販売させるわけですが、その場合に、その販路というものはちゃんと確保する、売れるようにする。その手法は、政府の私どもの配給計画の中に組み込みまして必ず売れるようにする、こういうことで、必ずその販路を確保する、そういう意味で申し上げたわけでございます。値段の問題になりますと、これはおっしゃるように、自主流通米ルートの場合
○説明員(小野重和君) 食管特別会計の予算につきましては、これは例年のことでもございますけれども、概算要求時点におきましては、当年産米の生産状況がまだ十分に把握できないとか、あるいはその影響もございまして、どのぐらいの政府の売却、あるいはそれに関連して古米在庫がどうなるかというような未確定要素がいろいろございます。それからまた、特に最近は外麦の価格変動、これも著しいというようなこともございまして、概算要求時点
○小野説明員 土俵にもいろいろございまして、平均生産費かバルクラインかということでは、平均生産費という土俵に上ってこられたということでは確かに土俵は同じになりましたが、そのほかの要素につきましては、残念ながら土俵がちょっと違うということではないかと考えます。 そこで、いま御質問がございました事前協議の点でございますが、農協系統のいわゆる米対本部でございますか、これとの事前協議をすでに二回やっております
○小野説明員 従来、政府の決定米価と農協の要求米価との差異につきましては、そのうちの大きな差異につきましてはいま先生御指摘のとおりだと思います。 そこで、八〇%バルクライン以外の点につきまして若干申し上げたいと思いますが、まず第一に労賃評価の問題でございます。これを農協の要求米価は五人以上全規模、いわゆる青天井でございますが、政府の去年の決定米価は五人以上千人未満ということに相なっております。この
○小野説明員 ことしの農協のいわゆる要求米価の考え方について、具体的に細部の点については承知いたしておりませんが、いま先生お話しのように、従来の八〇%バルクライン方式、これを平均生産費方式にするということにつきましては内々伺っております。その趣旨は、切迫感のある米価要求、こういうことであるというふうに私ども伺っております。その意味では、私ども、そういう姿勢につきまして、こういう言い方はおかしいかもしれませんが
○説明員(小野重和君) 酒米の取り扱いにつきましては、これは例年七月に米の政府売り渡し価格、これは主食用を中心でございますが、これが決められるというのが例年でございまして、その後自主流通米の助成、これを決めるということで、これが八月中あるいは九月にちょっとかかるかもしれませんが、そのころ決められるというのがいままでの例でございます。 そこで、酒米の取り扱いにつきましても、御案内のように酒米につきましても