1956-10-12 第24回国会 衆議院 逓信委員会閉会中審査小委員会 第8号
○小野説明員 前段の御質問に対しましては、すなわち特定局長会が郵政省設置法上におきまして法律改正を要せずしてできないのじゃないか、こういう御質問に対しましては、先ほど答えましたごとく、私どもといたしましては慎重に研究をいたして参ったのであります。今日の段階ではこれ以上さらに検討をいたす余地がないほど、法律改正を要しないという明確な結論に到達したわけでございます。 後段の問題につきましては、特定局の
○小野説明員 前段の御質問に対しましては、すなわち特定局長会が郵政省設置法上におきまして法律改正を要せずしてできないのじゃないか、こういう御質問に対しましては、先ほど答えましたごとく、私どもといたしましては慎重に研究をいたして参ったのであります。今日の段階ではこれ以上さらに検討をいたす余地がないほど、法律改正を要しないという明確な結論に到達したわけでございます。 後段の問題につきましては、特定局の
○小野説明員 特定郵便局長会のそれも郵便局に関する問題でございます。二十八条を厳格に解釈いたしますと、そういう郵便局の事務範囲におきまして組織の細目を定める、こういうことは二十八条にはっきり根拠があるわけであります。今回の特定局長会もその連絡の任に当ります局におきましては、特定局もまた統轄局も何らそこに差別がありません。ただ統轄局、指定局の場合にはそれぞれ指定局同士、統轄局同士の関係の連絡は要らないのでありまして
○小野説明員 お答えを申し上げます。昨日も御答弁を申し上げましたごとく、組織の細部にわたる問題につきましては、第二十八条におきまして郵政大臣がこれを定める、こういう根拠規定があるわけでございます。もちろん、この中には本省の係の分掌とかあるいは郵便局のいろいろな組織の細目、そういったものもありましょうが、今回企図いたしておりますような特定局長会等の組織の細部につきましても、この二十八条がその根拠になるわけでありまして
○小野説明員 そういった最小限度のものにつきましては、やはり今度の特定局長会によりましても使役が必要であろうと思いますので、引き続き使役することになろうと思います。
○小野説明員 人員の問題につきましては、今直ちにこの関係につきまして人員を使役するという気持は持っておりません。いろいろ全体の定員事情等ともにらみ合せて考えなければなりませんので、さしあたりそういった面で現員を大きくさくというようなことは考えておりません。
○小野説明員 業務推進連絡会もやはり公達をもって出ております。ただその組織体が非常に小さいのでありまして、十局か二十局程度のものが一つの会になっております。それがただ何らの統括なしに並立しているということでありますが、そのやつておりますことは貯蓄関係の成績向上、あるいは特定局業務の運営の連絡で、やつていることは今回の局長会のそれと同様でございます。そういう公達で作つたものでございますので、郵政局長がこれの
○小野説明員 大臣、政務次官いずれも当委員会に御出席相なれなくなりましたことは、重々おわびを申し上げる次第であります。私まだ着任早々でありまして、前任者からも詳しい引き継ぎをまだ受けておらないのであります。とはいえ、あらゆる問題につきましてお答えできない、こういうわけでもございませんし、事柄によりましては十分に引き継ぎを受けないと、また大臣の気持も明確に承知しておらない点につきましては、まことに相済
○小野説明員 今日の委員会には、大臣、政務次官おそろいで御出席の予定であったのでありますが、政務次官につきましては、ちょうど地方に電報電話局の起工式がございまして、その起工式について、いろいろ地元と関係方面に調整を要する問題もありまして、ひとまずお出かけになる予定を組んでおられ、予定の通り行かれたのであります。大臣はぜひこの委員会に御出席になりたい御予定であったのでありますが、ちょうど昨日急に党務の
○小野説明員 私今回はからずも事務次官の重任を拝しましたが、まことに浅学非才でございまして、果してこの重責をにない得るかどうか、きわめて危惧の感にたえないのであります。幸いに当委員会の御先生方の御支援、御叱正を得まして、この重要な郵政事業の運営の全きを期して参りたいと思います。特に過去、郵便貯金関係、簡易保険関係につきましては、それぞれ貯金局長、簡易保険局長等として、当委員会の御先生方には並々ならぬ
○政府委員(小野吉郎君) お答え申し上げます。柏木先生の御質問の趣旨は、現行法で運用先として認められております農林中金とか、商工中金、その方面への運用が具体的には計画として残らないじゃないか、現行法で運用し得ることになっておるにもかかわらず、具体的には融資上何ら頭を出していない、こういうことであろうと思います。まさに現状はその通りでございますが、何分にも原資総体の額にも制限される関係もございますし、
○政府委員(小野吉郎君) 郵政審議会に対しましての、それは一応郵政事業に対しまして重要問題を審議諮問するということに相なっております。正式にはやはり資金運用計画といたしまして、資金運用審議会に付議いたしまして、そこで御決定を願うということに相なっておるわけであります。
○政府委員(小野吉郎君) 簡易保険の最近の状況を申し上げますと、件数におきまして約四千三百万件でございます。契約いたしました保険金額の総額が一兆三百億ばかりございます。三十年度中に収入となって入りますものは、まだ集計できておりませんが、大体の予想で申し上げますと、九百億見当になるかと思います。保険上の収入でございます。
○小野政府委員 保険関係についてお答え申しますが、先ほどの各機械の種別、またそれがどのように働いておるかという問題につきましては、機械の種類が非常に多うございますが、大別いたしまして、大体貯金でただいまお答えしましたと同様に、まず穴を開ける機械、これはパンチであります。これが基本の……。
○小野政府委員 アメリカです。
○政府委員(小野吉郎君) 郵務局長からお答えいたしたほうが適当かと思いますが、ただいま席をはずしておりますので、私から申し上げますが、積立金の百分の三を下らない額を郵便局舎改善の資金に充てる、こういうことは確かに付帯決議にありました。その際の審議のいろいろな過程におきまして、その資金をひとしく郵便局舎改善におきましても、また特定局におきましても、大体半々程度に並行して改善がなされるように配慮しろ、こういうお
○政府委員(小野吉郎君) 保険最高額の引き上げにつきましては、過去二回にわたりまして国会の御決議もいただいております。ただいま大臣からお答え申し上げましたごとく、現在の十五万円で満足しておるわけではないのであります。いろいろ保険の運営の実情等から申しましても、できるだけこれをすみやかに付帯決議の線に沿いまして引き上げて参りたい、かようには考えておりますが、ちょうど昨年の九月に保険料金の、いわゆる保険料
○小野政府委員 ごもっともな御質問と思うのでございますが、一応前提といたしまして、簡易保険の本年度から来年度に対する成績の見通しでございますが、一応新規の募集の目標といたしましては本年度同様でございます。本年度よりもさらに何割か増したものがとれるとは考えておりません。本年度同様程度のものであろうと思います。ただその収入におきましては、在来契約を積み重ねて参りますので、保険料又入はふえるわけでございます
○小野政府委員 簡保で直接各機関に運用いたします場合に、かりに地方公共団体に対する利子の面を見ますと、現在六分五厘でございます。住宅金融公庫、住宅公団あるいは農林漁業金融公庫、これは地方債と同様に六分五厘になっております。これをあるいはそういった各公庫が一般に運用を認められております先に貸し出します利率がどれくらいになっておりますか、はっきりした数字は覚えておりません。差は大体六分五厘に一分五厘増しくらいのものではないかと
○小野政府委員 民間の利子の点については私ははっきりしたお答えはできないと思いますが、民間銀行の利子のことでございましょうか。
○小野説明員 私の申しましたのは、決議文にあります局舎改善計画所要資金に対しまして、簡保積立金の中から百分の三を下らない金額を融資しろということでございまして、その趣旨には何ら誤解はありません。その通りに考えております。ただ簡易保険といたしましては、金を貸し出す立場でありまして、計画内容をどうしなければならぬ、こうしなければならぬ、こういうことを言う立場にはないのであります。郵政省といたしましては、
○小野説明員 簡保年金の資金運用に関する法律の改正法律の際に、郵便局舎の建築の改善促進のために簡保資金から百分の三を下らない程度の貸付を希望する、こういう附帯決議は私その通りに了解しております。これを特定局舎と普通局舎に分けまして、両者の比率についてどうということは、当時私は簡易保険局長でなかったのでありますが、とにかくその上にはっきりしておるとは了解しておらないのであります。御趣旨はよくわかるのでありまして
○小野説明員 御請願の趣旨は、まことにごもっともと思うのでありますが、いろいろ研究を要する問題等もありますので、今後十分研究いたしまして、できるだけ御要望に沿って参りたいと思います。 —————————————
○小野説明員 先ほど申し上げましたごとく、請願の趣旨はまことにわれわれといたしましてもごもっともと思うのでございますが、郵便年金事業が一個の事業としまして、一定の採算のもとに運営されておる現状から申しますと、現在の郵便年金の財政状況をもちましては、御要望に応じたいのはやまやまでございますが、なかなかそういうような措置がとれないのであります。新しく全額スライドでなくても程度によって、ある程度でもそういった
○小野説明員 郵便年金事業は加入者の払い込んだ掛金の一部をもちまして、事業経営に必要な人件費、物件費等に充てております。その他はこれを積み立てまして運用利殖いたしまして、将来支払うべき年金に充当いたし、収支の均衡を得るように一定の死亡率、予定利率及び付加率を基礎として掛金額が計算されておるものでありまして、恩給制度のごとく給付金の大部分が国民の税金によって支払われるものとは、根本的にその性質が異なっておるのであります
○小野説明員 福岡につきまして、これもはっきりした見通しではなかったのでございますが、やや明るい見通しが確かにあったわけであります。それはいずれにしましても全然これが空になくなってしまうわけではなく、かわりの施設が必要なわけであります。そういったかわりの施設の取得についてやや話が進みかねておったというような状況で、その方が済めば返還も早いのではないかというような見通しにあったわけでありますが、今日それにかわる
○小野説明員 ただいまの御質問の建物の関係でございますが、名古屋は全然入っておりません。これは郵政局の建物で、保険の建物としては何ものもありません。問題は福岡と仙台でございますが、福岡につきましては一時割合に早く返還されるものではないかというような情勢にもあったのでありますが、最近はむしろ見通しはそのようには参ってないのでございまして、現在のところいつ返るか、また早く返る見込みがあるかどうか非常に不明
○小野説明員 簡易保険の本年度の目標として各地方局に配分いたしましたものは十三億五千万円であります。これは第一回保険料を集積したものでありまして、今日までの実績は十五億四千万円、目標をかなりこえております。年末が差し迫っておりますので、今年一ぱいには大体よく行きましても十五億六、七千万円、こういうふうに見込んでおります。御参考までに申し上げますが、簡易保険の目標は暦年をとっておりまして、会計年度をとっておりません
○小野説明員 現在の百円紙幣が硬貨に変るかどうかにつきましては、まだはっきりしたことは聞いておりません。そういう意見が大蔵省の一部にあるようなことは承知しておりますが、これはまた大蔵省内におきましても印刷関係をやっております印刷局と造幣局との間に、仕事の分量に非常な変更を来たすわけでございます。それぞれいろいろな利害もありますし、まだはっきり発行しようという段階にはなっておらないようでございますが、
○小野説明員 ただいま表彰関係につきましてお尋ねのごとく、昭和二十六年から二十九年まで連続四カ年間大臣の表彰を受けた事実はございます。表彰につきましては、われわれといたしましてもできるだけいろいろ該当基準を調査いたしまして、それによって大体第一次的には郵政局で上申をするわけでありますが、本省といたしましてはそれの書面審査をいたしております。それで表彰すべきかいなかを決定するわけでありますが、かりに犯罪
○政府委員(小野吉郎君) この預託利率のきめ方は先ほど申しましたごとく郵便貯金特別会計を作りました、これは三十六年度でございましたのですが、そのときには一切の扱った金に対する預託の率は五分五厘ということになっております。その後いろいろ折衝いたしまして、昭和二十七年に特別立法をいたしました。その特別会計は、将来五年間郵便貯金については預託利率に特別の配慮をせい、こういう内容のものでございます。初年度の
○政府委員(小野吉郎君) まず物価の過大調達の関係につきまして御説明申し上げたいと思います。二百八十三ページの千九百九十八号として指摘されました、現金を運搬いたしますために所要な入れものの袋でございます。これの調達が非常に過大になっておる。しかも各郵政局からの必要数の要求が非常にアン・バランスで、特にそのために、十のうち三つの郵政局につきまして、著しい過大な配備の現状が出てきたという御指摘でありますが
○小野政府委員 六分二厘の引き上げの問題につきましては、これは別段に持ち出しておりません。と申しますのは郵便貯金特別会計ができましたときに、資金運用部には各種の資金が預入されておりますが、そのときにはいろいろの経緯もありまして、各種の預り金の利子は一率に五分五厘となっておったのでございます。今度は郵便貯金につきましては五分五厘にすえ置きになっておりますが、もちろん当時五分五厘では採算がとれないわけであります
○小野政府委員 六分二厘ということになっております。
○小野政府委員 今年度千百億増加の目標が高いのではないか、こういう御質問でありますが、私どもといたしましても、いろいろ前の実績等から検討いたしまして、また国民所得の増加の割合、最近における郵便貯金の増強状況、そういった面から見まして、非常に慎重に検討したのであります。必ずしも容易にできる増加高とは思いませんが、しかし過去の実績から見まして、到達し得ない目標だとは考えておらないのであります。と申しますのは
○政府委員(小野吉郎君) 重要な問題と申しますのは、これは事務的に解決のつく問題ではないのでありまして、非常に大きな政治的問題だろうと思います。それでもちろん、永岡委員の今の御質問を通じて印象を受けましたことは、いわゆる運用、広い意味におけるそういった第三者に貸し付ける運用ではなく、預入者に対して何か不時の必要な場合に貸し出す方法はないものかどうか、簡易保険のいわゆる契約者貸付に類似した制度は郵便貯金
○政府委員(小野吉郎君) 永岡委員御指摘の何がしかの貸し付けができれば、預金利用者に非常に利益を増すであろうということは、われわれも同様に考え、また地方もそういう要望が非常に強いわけでありますが、問題は非常に重要な問題でありますから、そういう点の正式な意見はどうだという結論は、まだ現在出し得ない状況でございます。 なお私見にわたるでありましょうけれども、つけ加えて申し上げますが、郵便貯金会計の現在
○政府委員(小野吉郎君) ただいま久保委員から御指摘を受けた、最近三月から四月にかけましての郵便貯金の増加の状況はあまり芳ばしくありません。これにはいろいろな理由があるわけでございますが、的確にきめ手はこれだと、こう断定する理由はなかなか見つからないわけでありまして、特に三月の状況は、金額にいたしまして四十億の赤になっております。これにはいろいろな原因もありましょうが、主として農村方面におけるところの
○小野政府委員 先ほど申し上げました通り、昭和三十年度の投融資計画の資金全体から申しますと、郵便貯金は千百億円でございます。この内訳はございません。全部郵便貯金の金で、予定通り入ればこれが本年度計画の全体の中の七五%を占めるわけでございます。
○小野政府委員 郵便貯金の最近の現在高四千四百四十億と申しましたが、これは大体資金運用部に入っておるわけであります。しかし現在の運用部資金の内訳におきましてどのようにそれがなっておるかということは、明確ではございません。今年度の新規のものについて申しますと、これは大体三十年度予定いたしております投融資計画の原資全体を一〇〇といたしまして、郵便貯金の原資は七五%、こういうことになるわけでありますが、過去
○小野政府委員 先ほどいわゆる数でこなす、よけい取れば一口平均の金額は上らないでもコストは引き合うのではないか、こういうお話もありましたが、今の二年制で行っておりまして、これが切りかえ時になりますと、大体通常いわゆるそういった制度が長く続行している、こういう状態で見ますと、なるほどお説のように数でよけいこなせば、コストは二千円までいかなくても引き合うということは明らかに言えるわけであります。ところが
○小野政府委員 先ほど御答弁申し上げましたように一年制を開くとすれば、かなりコストの面から一年制の内容のあり方について希望があるわけであります。それをもって今日一年制を全然新設する意志が皆無であるというようなことは、必ずしも結論づけられないわけであります。将来におけるいろいろな研究問題であろうと思います。近い機会にそういうものを設定するかどうかという点につきましては、どこまでもコストの面から与えられたそういう
○小野政府委員 積立貯金を、現行の期間よりも短期なそれを要望されておる声はよく聞きます。その点につきましてはわれわれもいろいろ検討いたしたこともあるのでありますが、何しろ現在の預貯金の全般につきまして、最も理想的なそれは長期資金の獲得でございます。その面から言えば現在の二年のそれは、一年のものよりも郵便貯金のあり方としてはふさわしいのでありまして、ごく短期に引きおろしをしなければならないような種類のものにつきましては
○小野政府委員 先ほどの後段の御質問にもお答えすることになるわけですが、月別のそれは一応は持っております。ただそれはあまり意義を持ちません。そういうことで先ほどの千百億も四月は幾ら、五月は幾ら、こういうわけでいくのだ、それで御質問の御答弁としては、実情はその通りには参りませんので、あまり意義がありませんから、一応参考のそれとしては持っているということを申し上げたわけであります。過去のそれを見ましても
○小野政府委員 私どもの方では、各月別のそれは、実行過程になりますと一応目標として持ちますが、ある年度の目標がどれだけときめます場合には、四月から三月までの各月別の金額は別段算出の根拠として持っておりません。ただ前年の実績から見ますと、前年度千十四億の実績を上げております。それに対しまして、国民所得がかたく踏んで大体二%の増、こういうことに相なっております。もちろん貯蓄の増加は、国民所得の増加の割合
○小野政府委員 お答え申し上げます。昨年度末三月一カ月の成績を申し上げますと、約四十八億円の赤字を出しておりますが、年間を通じまして、郵便貯金の増加の傾向にはいろいろ波がございます。大体毎年同じような傾向をたどっております。その過去の経験数から見ますと、三月はあまり期待のできない月でございまして、終戦後赤字を出した年もかなりございます。ただ従来の赤字は、大体五億見当以内くらいにとどまっておりますので
○小野説明員 本年度の郵便貯金の増加状況につきまして、郵便貯金増加高年度別比較という表をお配りしてございます。この表をごらん願いますと、大体今年度の現在までの郵便貯金の伸びの状況は一目おわかりいただけようこ思うのでありますが、この表は各月別に追いまして郵便貯金の増加の状況を本年度の目標に対する割合並びに前年との比較において示してございます。これで参りますと、八月末現在をもちまして、これが窓口でほんとうに