1976-05-14 第77回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
○小巻敏雄君 具体的にそれじゃ発電所に対して現状ではうまくないからどう是正しろとか、あるいは何がしかの問題について是正をさせるなり具体的に指導をするのは、どういうことをやってこられておるわけですか。
○小巻敏雄君 具体的にそれじゃ発電所に対して現状ではうまくないからどう是正しろとか、あるいは何がしかの問題について是正をさせるなり具体的に指導をするのは、どういうことをやってこられておるわけですか。
○小巻敏雄君 いまからこの基準を考えていこうと言われておるわけですが、その間にどんどんと立地が求められて、電調審の方で精力的に審査があって建設は進んでいくということになるわけですね。昨年私は当時の局長にお尋ねをすると、ああ審査はどんどんやれますと、いまの体制でそれだけの年間に場合によったら十件も審査しなければならぬような状況もちますかと言ったら、どんどんやれますというようなことで進んでいくのと、いまようやく
○小巻敏雄君 私はまず、「むつ」についてお伺いをしようと思っておったんですが、大臣が急病になられて、またまた政務次官がちょうどこの二月に佐世保の方に特使として御出張になったようないきさつもあり、おられるところでやろうと思いますので、まず原発と温排水の関係について取り上げて御質問したいと思います。 一月三十日に衆議院の予算委員会で、わが党の不破書記局長が原発と安全体制について指摘をしておるところでありますけれども
○小巻敏雄君 今日の財政状況ではというふうに言えば、それはどれもこれも今日の不況というのが全体としてある中で、特にいわばマイナス成長する領域と、一定範囲で予算かかなりのカーブで年々成長させられておるものとの中に明らかに行政の選択が働いておるのであってこれが大学の要望に沿い、そうして国民の要望に沿っておるものであるのか、あるいは偏ったものではないのかというのが問題の中心になるわけであります。確かに、言
○小巻敏雄君 理念の問題についてもさまざまな審議を通じて問題が提起されてきたところでありますけれども、何といっても大学制度全般に関して学部そうして大学全体に対して自由な研究を促進するために予算がどのように配当をされていくかということは、その理念の実体を成り立たせるために最も重要なことであると思うわけです。ともすれば、この新構想というような方向に重点的に偏って行政的な力点も置かれ、文部行政あるいは予算
○小巻敏雄君 学校教育法の一部を改正する法律案、この学部に依拠しない大学院というものを今後の大学のあり方のその一翼としていまから道を開いていこうというのがこの法律の中身になるわけでございますが、大学院の目的、性格というものとの密接な関連の中でこれを具体化していく際におきましては、第一に現行の大学制度の理念を十分に尊重するという点、そして既存の大学の内容の充実に努める、高等教育のあり方について総合的に
○小巻敏雄君 この学習指導要領の改正、具体的には小学校の指導書社会編のところを見てみると、ここで初めて「この際、公害に関連した学習では、大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下、悪臭等による各種の公害の事例のなかから適切なものを取り上げ、て防止のためには「事業者、国、地方公共団体がそれぞれ積極的な対策を進める必要がある」これらのことを「気づかせる。」ようにするというような記述が指導書
○小巻敏雄君 六年前にこの参議院の文教委員会でわが党の小笠原議員の方から小学校社会科の教科書の内容について指摘したことがあるわけですね。企業が公害防止の努力を続けて、町は緑の美しい町に生まれ変わりましたというような記事ですね。これは山口県のたしか宇部の記事だったと思うのですけれども、この問題について真実なり現実と全く適合していないというようなことも申し上げて、これは問題があるということになり、その翌年
○小巻敏雄君 私は、この委員会で主として教科書に関係する問題について大臣初め文部省に対して質問をいたします。 いままで学力の問題について親がこんなに悩んでいるという時期は余りなかったのじゃないかと思うのです。やっぱり、その点は、教育の熱心さという点もありますが、安心して学校教育に全面的に寄りかかっていられないということも大きな原因になっているに違いないと思うわけですね。そういう点から考えましても、
○小巻敏雄君 それでは、特に主任についての給与上の措置ですね、これは人事院勧告も追っておると、こういう状況からいま内田委員の方からも一部御質問があったわけですが、この点について特に人事院にお伺いをしたいわけであります。 先ほどの説明でも、新聞で拝見するところでも、今度の主任に関する給与上の措置の方向は、法改正をやって主任のための職を設けるというふうな方法をとらないで、現行の枠内で特殊勤務手当を利用
○小巻敏雄君 大綱的には私のお尋ねをした点はそのとおりだが、文部省の出しておる趣旨と違って、主任を管理職的に取り扱り扱っているもの等は是正のための指導を続けると、こういうことですね。 次に給与上の措置の問題でありますが、人確法の第二次給与改善に関して昨年の三月七日人事院勧告説明の際に、教員にかかる制度整備も重要な課題の一つというようなことがあり、この主任の職務と責任にふさわしい処遇として給与上の措置
○小巻敏雄君 共産党を代表いたしまして、まず文部大臣にお尋ねをいたします。 主任制の問題につきまして大臣がきょうまでに述べてこられた見解から二、三の要点を確認を求めたい。 第一は、省令による主任制度化の趣旨ですね。この趣旨については、全国の小中高等学校で従来から校務分掌の一翼として存在してきたし、いまも存在をする主任に対して現状変更を求めるものでないと、こういう見解として承っておりますし、具体的
○小巻敏雄君 すでに答えられていますからね、簡潔でいいのですよ、ここは。
○小巻敏雄君 私は、日本共産党を代表して、主任問題について、当面の教育問題の焦点として文部大臣に質問いたします。 昨年の暮れですね、十二月六日から二十六日までの間、これが私ども国会で文教に当たる者がこの問題について聞いて意見を述べ合う期間であったわけですね。文部大臣は、二十九時間審議をしたというふうにも言われておるのですけれども、わが党も、これは私並びに参議院では加藤議員、衆議院では山原議員等から
○小巻敏雄君 そこが中心の問題になっておるということは、そのとおりだと言われたわけですが、安全チェックの一貫性の問題はどうなんですか。
○小巻敏雄君 それは、具体的には有沢案もあれば対案もあるという状況だということは伝え聞いておりますけれども、二つの問題が柱になっておる。一つは責任所在を明確にする問題であり、一つはいままでのばらばら行政に一貫性を与える問題である。この二つの柱については明確になっておるんじゃないですか、どうですか。
○小巻敏雄君 副長官にごく簡潔に質問をしておきたいと思います。 きょうの審査では、有沢先生初め政府懇談会に出席の方々、いま現に国民の期待を集めて原子力行政の根本について見直しの検討をしておられるということですから、まあそれに関連の深い安全体制の強化という法案審議もある中で、参考人として御出席いただきたいと思ったのですけれども果たすことができていない。そこで副長官にお伺いをするんですが、この有沢委員会
○小巻敏雄君 大体トラブルがあったにしても、まあ事故というほどのものでもなく、ミニマムトラブルだというふうに、大体、新聞あるいは衆議院の審議の中などでも述べておられるようですけれども、この参議院では、この問題、初めて審議の場に上るわけです。特に新聞紙上にも出され、労働組合との間でもかなりのいきさつのある問題として、九月二十日の身体汚染の問題あるいはその後プルトニウム蒸発かん、これの漏れてきたような問題
○小巻敏雄君 大変結構な答弁をいただいたところから出発するわけでございますから、きょうは二、三の点を御質問して、せっかく来ていただいたのにかえって失礼な分は後ほど出向くなり何なりしてまた補充をいたしたいと思っております。 この日本のパイロットプラントであり、まあ世界でいってもいまのレベルであればパイロットプラントだというような自負心を持って東海村の施設をテストから稼働運転へというふうに進めておられると
○小巻敏雄君 本日は動力炉・核燃料開発事業団関係について御質問をしたいと考えて、すでに副理事長の瀬川さん、それから建設所長の中島さんにお見えいただいておるわけであります。諸事情でこの議会というところはなかなか思うように審議ができない点がありまして、残り時間に制限されておりますので、予定をしておった質疑、をきょう十分に果たせないというような状態になっており、あと三十分もないということですが、いずれ国政調査
○小巻敏雄君 まあ繰り返しお尋ねをしたわけで、これは再三従来から念を押してきておるところでありますが、いま、六千万キロワットの計画を二割ばかり手直しをして四千九百万キロワットにする、こういうことでありますが、果たしてそういう状況の中で、今度法案自身にも書いておるように、国民が政府に万全の信頼を寄せるとは言いがたいという状態に対して、開発の計画の進行と、そして安全の体制の強化前進というものがつり合いを
○小巻敏雄君 そこでお伺いをするのでありますけれども、ただいま提出されている法案が、その抜本的な改善の必要と、さまざま言われております、深刻な反省、再検討というふうにも言われているわけでございますけれども、それを具体的に行政責任で措置をしていく間に果たしてステップの役割りを果たすのか、それともその間の空白の状況に対して、これが逆にマイナスの役割りを果たすのかということが問われるところだというような観点
○小巻敏雄君 まず、長官にお伺いをしたいのですけれども、本法案の審議の中で、長官は衆議院の審議あるいは本委員会のさきの質問者に対する答弁の中で、この法案を出すことは、これは今日置かれた問題について政府の責任を果たしていく一つのステップである、抜本的な問題は追って解決しなければならぬし、その責任を感じておるというふうに説明をしてこられていると思うわけです。それは間違いありませんですね。
○小巻敏雄君 少なくともこの文面では、三の説明の後段などを見ますと、「学校運営は二つの柱によって立つ」と、一つは「法律、政令、また、諸般の規則を重んじて、校内の秩序」を維持する「活動」でこれが管理の主な任務だというふうに整理をされており、それからもう一つは、「教育活動を適切に指導すること」と、これは前段の説明による「規律正しい生活」ということと、「愛情、いたわり」あるいは「創造的」自発性というふうに
○小巻敏雄君 管理の側面と教育の側面というのを、教育行政を二分して説明をされておるわけですけれども、たとえば学力テストを全国に一斉実施するというのは、これは管理行政にかかわることではなくて指導行政にかかわる問題ではなかろうかと、これが管理の名において行われたのではないか。あるいは、これは必ずしも教組とのプロパーの関係の問題ではありませんけれども、教科書問題というのは大きな一つの教育裁判になっておりますけれども
○小巻敏雄君 共産党を代表して文部大臣を中心に、特に大臣見解と省令改正の具体案が問題になっておりますので、それらの問題について質問をしたいと思います。 特に大臣は、私は七日の新聞で初めてこれを読者として読んだわけで、きょう初めて手元に政府の方から出された書面をもらい、新聞には掲載されておる具体案については、まだここでたださなければ私は責任ある答弁は聞いていないということですから、そういう立場でお伺
○小巻敏雄君 私は、日本共産党を代表して、原子爆弾被爆者等援護法案について質問いたします。 「三たび原爆を許すまい」、日本国民が心に抱き続けてきたこの悲願にこたえて、被爆三十周年の本国会に上程された本法案が全会一致をもって成立することを私は心から期待するものであります。(拍手) 審議に当たって、原子爆弾の投下が広島、長崎にもたらしたはかり知れない惨禍、その後今日まで被爆者、遺族に残された深い傷の
○小巻敏雄君 ええ、そういうことと、あわせて、示しの問題では、全体として、現在の学校教育に、文部行政なり、中教審答申なりの、日本の国というのはどういう示しをつけてきておるのかというような問題をあわせて……。
○小巻敏雄君 はい、もう一言いただいて、お立ちいただいて結構です。
○小巻敏雄君 道徳の問題というのは、これは内発的な自己形成、人間形成の問題であってという点では、すべての参考人の先生方の言われるところは一致をしておりまして、そういう点では、道徳教育が、ともすれば、外部規制によって徳目を押しつけると、いわば悪しき鑑として「女大学」というようなものを、昔、私どもの祖先が持っておるわけですけれども、そういうふうなものから決別をすることが前提だという点は、これは一致した認識
○小巻敏雄君 この団体が年間六回だと思いますが、大体一回ごとに三十万ぐらいの検定受験者がある、こうなりますと、百万よりはもう少し大きい範囲で受験をしておる、大体、六級以上くらいは中央直轄事業になっておって、現在のところ段位認定は千円。それで一級は七百円、かなり莫大な検定料がこの団体で一括収受をされる、これが大きな事業になっておると承知をしておるわけですけれども、会の趣旨に従えば、これらの事業の利益を
○小巻敏雄君 大きな団体で、歴代の文部大臣を名誉会長、会長顧問と、こう控えて、権威のある珠算検定試験を行う団体であろうかと思いますが、この団体が認可をされてから二十年近くなろうかと思いますが、この間、監督官庁から注意を受けるような状況が二、三あったかのように聞いておりますけれども、それらの問題、それからもう一つは、実際上の最大の事業である珠算検定試験、この団体が行っておる検定は、年間どのくらいのまた
○小巻敏雄君 二、三の問題について、文部大臣並びに文部省関係者の方々にお尋ねをいたします。 まず最初に、最近非常にジャーナリズムをもにぎわしておる学習塾の問題などがございますが、大都市の子供の六〇%以上の子供が通うとも言われ、また、企業が教育産業に進出をするんだと、子供は聖徳太子に見えるというような、これは教育的な意味とは別の聖徳太子のようでありますけれども、こういうようなことが言われております。
○小巻敏雄君 私、去る十三日のこの特別委員会で、今日の「むつ」の取り扱いについて福永次長から説明をしてもらった内容があるわけですね。福永次長の説明では、現在改修計画のために計算をし、そして計画をし、実験をしていくというストーリーを、計算をいまやっと終わったような段階にあるということで、その中で大体どういうことが浮かんでおるかといえば、ここで改修をするべき部分は、圧力容器と一次遮蔽の間のボイド部分を通
○小巻敏雄君 一つは私どもこれを聞いて初めてわかったことですけれども、気になるのは原子炉の設置の安全審査というのは、いま言われたようにハッチの外側の放射線漏れといいますか、線量率が法定基準の範囲内に抑え得る設計であるのかどうか、そこでアラームの鳴らないような状況になっておるかどうかということについてお調べになるということですが、原子炉なんかの場合だと、温排水の問題だとかそこで使う冷却水や水の問題だとか
○小巻敏雄君 内田先生にまずお伺いをしたいと思うんですが、「むつ」の問題が発生をいたしまして、九月十日の衆議院の科学技術特別委員会に、当特、内田先生御出席になって、当時の時点で幾つかの御説明をされました点についてひう一度お尋ねしておきたいと思うわけです。 原子炉の安全専門審査会の審査は、結論的に言えば、あの時点でそれが間違っているという結果は出ていないということと、特に遮蔽について言えば、この遮蔽
○小巻敏雄君 なお、バスについても、大体バスを三百万円というふうに見て、そうして百万円補助ということをやっておるわけですけれども、実際いま購入されておる全国的な趨勢としてのバスは、三百万円というようなことでやっているわけですか。それについて実態をどういうふうに押えていますか。
○小巻敏雄君 今日の補助のあり方として、確かに昭和四十七年に九千万から五億までということで、その時点では飛躍をした。そのことによって未設置の市町村に対して新設が促進されたということは認めなければならぬと思うのですけれども、現在では、一つは、この目玉の建設費自身が特に比較的発展をしておる東京周辺なり大阪周辺なりで建物から入っていく場合には、これが実勢に合わないものになっておって、三分の一補助と言いながら
○小巻敏雄君 公明党の方で図書館法を準備をして、図書館を全住民の中へ普及を拡大するということと、それからもう一つは、内容を充実するという点で努力された点に敬意を表します。 この中で、私は内田さん及び文部省の方に二、三お尋ねをして、内容を検討したいと思っておるわけです。 普及の問題については、この法案では市町村でなお数十%の、三〇%ぐらいですか、未設置のところがあるところを義務化することによって一挙
○小巻敏雄君 美浜の場合にも一部分的な問題であって、あれでもともとは結構なものだというような状況が、アメリカでも一問題が出ておるように、一年半とか二年とか、十分に経済成果もおさめ得ないと、これが最新の——いま玄海が出てくると、もう少し部分的改良があったと言われるのでしょうけれども、最新の一流の設備として大量に短期間につくり上げられていくと、こういうところに私は今日の見直しの対象になるべき姿があると、
○小巻敏雄君 前にも美浜の問題はお伺いしているんですが、今回の玄海の場合には、これはまあ部分的なトラブルであって本質的な問題でないというふうに認識しておるということなんですが、美浜の一号、二号なんかの場合には、そういうふうに総合評価をするならどんな評価をするんですか。
○小巻敏雄君 まず最初に皆さんお触れになったわけですが、玄海の一号が事故を出しておるという点についてお伺いしておきたいと思います。 昨年の夏にこの科学の委員派遣の際に玄海の発電所に立ち寄ったことがあります。委員長あるいは当時の中村政務次官も一緒に行かれたわけですが、この玄海一号と言えばこれは最新鋭の発電所であって、世界の最先端である。先発組の教訓も吸収ができるし技術的にも最新鋭で大変チューブのメダル
○小巻敏雄君 現行法では今日の時代の要請にそぐわないので、とりわけ目玉として焦点を開発と埋蔵文化財の破壊の関係にしぼって、ここのところで現行法を強化して改正をするのだというふうに御説明があるわけですが、まさに、ずばりその点に関して、いままで二十五年間不自由な状況の中で遺跡を守り、そうして防止をし、保存に大きく貢献をしてこられた学会なり、住民団体なり、あるいは地方公共団体なりから、この点について幾つかの
○小巻敏雄君 理念の問題は、当然、本格的に改正を行うならば、総則に触れてこれは改正が行われなければならない。特に二月段階で、小委員会に自民党提案として出されたものの中でも、総則に触れて、国並びに公共機関の責任の問題、また事業当事者が当然国民として負うべき責務の問題、これらの問題意識が提起をされておりながら、これが素通りになってしまっておる問題、この点は特にこの法の運用と、今後の行政の実施の中で私は厳格
○小巻敏雄君 提案理由の中でも、今日の社会経済情勢の急激な変化、開発事業等の増加に伴い、文化財保護に関して種々の問題があるということ、現行法では今日の時代の要請にそぐわない面もあり、法的に不備な面も著しいという趣旨ですね。この点については、この問題に心を寄せる限りの者においてはそれは一致し、異論のないところであろうと思うわけであります。すでに今日の段階で河野先生の方から、当然、いまこの問題に手をつける
○小巻敏雄君 まあ、格差をなくしていくということを望みながら、現実にはこれだけの格差が存在しておる。とりわけ、やっぱり一番基本的な問題は退職年金額、こういう問題で現に六十二万円と七十七万円というようなかなり大きな開きがあるわけですね。この原因については先ほどの質問の中でも一部触れられておったと思うわけですけれども、これは根本的には、平均賃金の違いといいますか、平均給与の月額の違いになる。やっている仕事
○小巻敏雄君 付加給付についてもお伺いをしておきたいのであります。 関係者に聞くと、入院付加金だとか結婚手当金だとか出産付加金について、これをやっぱり公立と等しく受け取りたいという要求はかなり熾烈なものでありますし、文部省の方でも概算要求では要求を上げられたというような事情があったわけですけれども、この格差の状況についてもお伺いしておきたい。
○小巻敏雄君 この法律案自身につきましては、これは年々国公立に準じて行われる措置であって、これは当然これをやらなければ大変な格差になってくるわけですから、この趣旨自身についてはこれは賛成するわけです。しかし、この法律案についても、これは私学に対する公教育としての充実を願うために行う措置であり、いわば教職員の待遇の一環として、やっぱり教育充実のための一つの重要な要素だと、そういうような観点からこの法の
○小巻敏雄君 数百名の者たちに取り囲まれて、教授の半数を超える七十名余りが私は参加を強制されたというふうに聞いておるわけです。 そこで、端緒として言われたのは、いまあったように、英語の教科書の注釈の部分に「ETA」というローマ字があって——「えた」ですね。そして、それが外人の手によって記述されたものであって、これが今日の日本の部落解放運動のレベルから見て立ちおくれた考えで記述されておるということから
○小巻敏雄君 行われた場所はどういう場所で行われ、どのくらいの人数が参加したものでしょうか。糾弾する側、される側、それぞれどんなものだったんですか。
○小巻敏雄君 私は、今日の大学教育が全国民的に非常に広く問題になっておるときに、大学教育の責務の点にもかんがみて、特に具体的な問題として奈良教育大で今日さまざまな憂慮すべき状態が見られますので、その問題について文部省のお考えをただしたいと思っているわけです。 言うまでもなく、大学という場は学校教育法でも、広く知識を授けて、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的、応用的な能力を展開するというふうにうたっておるわけですし
○小巻敏雄君 ここで議論する時間もないのですけれども、あれこれ言われて、いまのところ父母の希望と批判に対しては、指導要録は二つの性格を持って、指導原簿であると同時に証明の原簿だと、主として五段階評価の客観性が、証明原簿を支える上でいまのところ取りかえがたいものだというふうなことを言われているんだと思うんですけれども、現実に証明をするということは、たとえば中学なら高校入試の際の成績証明になるものであり
○小巻敏雄君 どうも具体的な中身に十分に触れておられないように思いますので、包括的にそういうふうに言われても明らかにならないのですが、やはりここで、学習評価というものが子供を引き上げていく上でプラスの役割りを果たし得るのかどうかということで、そもそも昭和四十六年以来かなりごうごうと、いまの五段階評価のマイナス点については大きく述べられておる。ただ、それに政府の高官が反応されるのが戦前復古型で対応される
○小巻敏雄君 私は、学習評価と指導要録の問題について、主として文部大臣に御質問したいと思っています。 授業についていけない子供の問題が出てから、それが五%とか一割ということじゃないというふうなゆゆしい問題として提起されてかなり年がたっているのですけれども、基本的に下の方から目に見えてよくなったと、こういうことを言うことができる状態にはなっていないわけですね。これは、いわば学校の存立を問われる問題ではないかというふうに
○小巻敏雄君 トータルで千六百五十万キロワット発電をするということになっておるこの二十三基の建設、初年度以来十年を経過をしておって、これが審査にかけられてパスをしたというのは、一番多かった年で四基ぐらいであったというふうに承知をしておりますが、そういうことですね。
○小巻敏雄君 国民の理解の問題とか、立地条件とか、大体この辺のところから問題を出されるのが通例になっておるんですけれども、私はここで今日の状況に立って最大のポイントは、やはり安全審査機構をこの際どのように見直し、強化をし、そして力のあるものにするかというところにポイントがあるんじゃないかと思うんです。もしよしんばこの立地条件あるいは住民の理解に困難があろうがなかろうが、私はいまの機構のあり方で、そのままで
○小巻敏雄君 原子力問題について質問をしたいと思います。この国会の中で福田副総理の方からいわゆる原子力発電計画の六千万キロワットというのは、これは縮小避けられぬ、目標を達成することはむずかしいということが述べられ、阻害の要因としては安全と環境の問題があるんだと、こういうことでありました。また佐々木長官は、この問題について飛ぶ前に踏めというような表現をされて、今日、従来に対して一転反省を行って安全問題