1984-03-02 第101回国会 衆議院 予算委員会 第15号
○宮地政府委員 大学生全体につきまして家庭の職業別構成を見てみますと、給与所得世帯が六八%、商業、農業等の個人業種世帯が三二%という構成でございます。 なお、育英会の奨学生の場合は、給与所得世帯が六四%、商業、農業等の個人業種世帯が三六%ということになっておりまして、大学生全体の場合に比べますと、給与所得世帯の割合が若干低くなっているというのが現状でございます。
○宮地政府委員 大学生全体につきまして家庭の職業別構成を見てみますと、給与所得世帯が六八%、商業、農業等の個人業種世帯が三二%という構成でございます。 なお、育英会の奨学生の場合は、給与所得世帯が六四%、商業、農業等の個人業種世帯が三六%ということになっておりまして、大学生全体の場合に比べますと、給与所得世帯の割合が若干低くなっているというのが現状でございます。
○宮地政府委員 お答えいたします。 お尋ねは有利子貸与と無利子貸与の区分をどう考えておるのかというお尋ねでございますが、奨学生については、主として学業成績と家計収入の基準によって選考することになるわけでございます。具体的には、ただいま今国会で日本育英会法の改正をお願いしているわけでございまして、その法律の趣旨に沿いましてその法律が成立後正式には検討されることになるわけでございますが、ただいまのところ
○宮地政府委員 国立大学における医薬品の購入の件でございますけれども、他の物品購入の場合と同様、各国立大学相互間において購入価格について情報交換等を行いまして、他の取引実例について調査を行うなど、予算の適正な執行に努めるという観点から対応をするわけでございまして、文部省としても、そのような観点から指導してまいりたい、かように考えております。
○宮地政府委員 御指摘の医薬品費の推移のことでございますけれども、東京大学医学部附属病院におきましては、五十四年度が……(草川委員「五十六と五十七だけでいいです」と呼ぶ)病院全体の経費の中の医薬品の購入費でございますが、五十六年度が決算額で約六百九十三億円、五十七年度が約七百八十二億円ということで、医薬品の購入費そのものとしては、両年度の比較で申し上げれば、五十七年度が約九十億円ほど増加しているというのが
○説明員(宮地貫一君) 答申では、先ほども申し上げましたように、免許状を三種類とするということを答申では提案をいただいているわけでございます。しかしながら、その区分によりまして個々の教員の職務の内容に違いが生ずるものではないわけでございますので、給与につきまして差を設けるというようなことは私どもとしては考えてはおりません。
○説明員(宮地貫一君) 具体的な内容はこれからさらに検討を詰めていくことになるわけでございますが、考え方の基本で申し上げますと、修士課程修了を基礎資格とする免許状は、もちろん、修士課程を修了しまして所要の単位数を取れば特修免許状が出されるわけでございますが、学部段階を修了して免許状を取った者が現職経験を持ち、かつ、必要な単位修得をすれば、それぞれ学部段階の標準免許状を持っている者が特修免許状を取得する
○説明員(宮地貫一君) 大学院につきましては、特修免許状を新たに設けまして大学院修士課程修了程度を基礎資格とする免許状ということでございますが、お尋ねの既設の教員養成系大学院について申し上げますと、国立の教員養成系の大学院で修士課程を置いているものは十四大学でございます。しかしながら、もちろん、この修士課程設置の一般大学はほかにあるわけでございまして、それぞれ修士課程については必要な教職課程を取れば
○政府委員(宮地貫一君) 先生御指摘の医学教育会議の設置についての勧告は、ただいまお話しのとおり、五十五年十一月一日付で勧告がなされておりまして、私ども基本的には医学教育が医の倫理に立脚して生涯教育を前提とするものであるから、卒前卒後を踏まえました一貫した方針のもとに行われなければならないということを、内容的にはそういうことが言われているわけでございます。そして、そのことはまさに勧告に指摘をされているとおりであろうかと
○宮地政府委員 育英奨学事業でございますが、基本的には、御案内のとおり、教育の機会均等の確保と国家社会に有用な人材の育成ということから見まして、大変私どもとしては重要な施策であるというぐあいに心得ておりまして、逐年充実に努めてきているわけでございます。 なお、この育英奨学事業につきましては、第二次臨時行政調査会答申の提言もございまして、いわばそれを受けまして私どもとしては、文部省として五十六年十二月以来
○宮地政府委員 本件が起こりまして以後、それぞれ関係大学の担当者、事務局長なり病院事務部長を集めましての注意喚起についてはすでに行っているところでございますが、さらに、国立大学の医学部長会議が十月上旬早々開かれることになっておりまして、その席でもこのことについては十分注意を喚起し、さらに、関係者みずからが医学部全体の教育内容の今後のあり方というようなことについても議論をしていただこうということで対応
○宮地政府委員 先ほど大臣が御答弁申し上げたとおりでございますが、医科歯科大学内部におきましても、それぞれ教授会におきまして、今後こういう事態の再発を防ぐためのいわば監査機構と申しますか、具体的には教授会の中にそれぞれ審査委員会等を設置するということが議論をされて、そういう方向でチェック機構を整備するという形で検討が進められているというぐあいに私ども大学から聞いているわけでございます。大学の教育研究
○宮地政府委員 御指摘の点は、新聞報道になされました点については、具体的に国大協で検討段階における一つの意見というぐあいに承知をしておりまして、そのとおりで固まったというぐあいには承知をいたしておりません。関係者の意見を十分伺った上で、今後とも検討を続けてまいりたい、かように考えております。
○宮地政府委員 共通一次の問題については、かねて先生からも御質疑いただいているところでございますが、現在国立大学協会及び大学入試センターにおきまして、具体的な検討課題についてそれぞれ協議をいたしているわけでございます。具体的な点で申し上げますと、一つは、共通一次の実施時期の繰り下げの問題等についても具体的に検討をお願いをしております。各大学にもアンケート調査をするなどいたしまして、それらの改善については
○宮地政府委員 先生御指摘の五十五年度の数字は私ただいま手元に持ち合わせておりませんが、五十六年度の場合で申し上げますと、国立については、課程博士の取得者としては、修了者が二千三百三十六人に対して千六百四十八人ということになっております。
○宮地政府委員 学部は、教養学部について言えば法律事項でございます。教養部については、それは教育組織ということで法律事項にはならないものでございます。
○政府委員(宮地貫一君) 講座制の問題についての御指摘でございますが、大学の組織としてのあり方そのものについて検討することは、これは一般論としては、いろいろと問題点として指摘されている点について検討することは当然でございます。医学部の問題につきましては、私どもとしては講座制そのものがこの原因であるとは必ずしも理解はいたしていないわけでございます。先ほども申し上げましたように、医学部に言われておりますような
○政府委員(宮地貫一君) 御指摘のような医学部あるいはその附属病院の管理運営に関しまして近年幾つかの不祥事が報ぜられておりまして、世間の批判を受けていることについてはまことに遺憾に存じているところでございます。 文部省といたしましては、このような事態をきわめて深刻に受けとめているわけでございまして、この種の不祥事の再発防止のためには、従来からも関係者にその都度注意の徹底を促してまいっておるわけでございますが
○宮地説明員 先ほどもお答えをしたわけでございますが、五十三年六月に政経学部教授会の速やかな正常化など六項目について改善方を要望したわけでございます。これを受けまして大学側は、政経学部教授会の正常化、入試の公正な実施についてはそれぞれ要望の趣旨に沿って改善が図られ、解決を見てきていると私どもは考えているわけでございます。また、学生の暴力行為の減少ということなども先ほど御答弁申し上げたとおりでございます
○宮地説明員 医学部、特に附属病院の管理運営等につきまして、従来から御批判なり御叱正をいただいている点についてはまことに遺憾に存じておるところでございます。それらの点については、従来からもいろいろな機会をとらえまして、関係者に対して指導助言を行っておるわけでございます。ただ、今回の件は、先ほど官房長からもお答えしましたように、従来とは異なりまして、いわば大学の自治の根幹にかかわる教授選考に関して金品
○宮地説明員 国士館の問題については、まことに御指摘のような大変遺憾な事態があるわけでございますが、従来の経緯でございますけれども、五十三年四月でございますが、国士館大学教職員から、柴田総長が教授会の意向を無視した独断的決定が多いというような事柄、学生の引き起こした暴力事件が多発しているということなど、不正常な大学運営が行われているということにつきまして、その改善方について文部大臣あてに上申書が出されたわけでございます
○政府委員(宮地貫一君) 獣医学教育の修業年限の問題については、御案内のとおり実は大変長い経緯があるわけでございまして、戦後昭和二十六年に教育刷新審議会でいろいろ議論をされまして、当分四カ年ということで、専門知識に欠けるおそれがあると認められるから、その点は専攻科等を置くなど適当な措置をとるということが当時言われたわけでございます。そしてただいま御指摘のように、三十八年に中央教育審議会で出されました
○政府委員(宮地貫一君) 現在の学部における獣医学教育でございますけれども、基本的には単位制で示されているわけでございますが、一般教育等が四十八単位、専門教育が七十六単位、合わせて百二十四単位というのが現在の学部段階での獣医学教育の内容でございまして、専門教育の授業時間数に換算いたしますれば約二千時間ということになろうかと思います。 今回の提案で、改正後の学部におけるその中身でございますけれども、
○政府委員(宮地貫一君) 今回、学部の修業年限を四年から六年に踏み切った理由というお尋ねでございますが、御案内のとおり、さきの改正で、学部の四年と大学院修士課程の二年とを積み上げて獣医学教育を実施するということが行われているわけでございます。しかしながら、かねて関係者から学部段階で六年間の一貫教育を行う方が望ましいということは強く言われていたわけでございまして、諸外国の獣医学教育の実施状況から見ましても
○宮地政府委員 御指摘の件につきましては、三月四日の予算委員会の分科会での説明が、私の説明としては意を尽くしてなくて十分でなかったという点については、まことに申しわけない点であったというぐあいに感じております。 国公立の地域改善対策の奨学金の単価についても、過去、単価の引き上げについては私どもとしても努力をしてきたつもりでございますし、また、その単価の引き上げについては今後とも努力をいたしたい、かように
○宮地政府委員 お尋ねの点については、私ども、先生御指摘のような線に沿って検討するという気持ちには変わりはございません。
○宮地政府委員 具体的な事例を挙げてのお尋ねでございまして、私どももこの制度の円滑な実施のために、今後とも努力はいたしたいと思っております。いま御指摘のような事例についても、私どもも関係の府県なりによく事情は聞くようにいたしたい、かように考えます。 御指摘の点は、実際に悪影響が出てくることになればどうするのかというお尋ねでございまして、その点は、前回もお答えしたわけでございますけれども、御指摘の点
○政府委員(宮地貫一君) 御指摘のリハビリテーション関係の医療需要の増大に伴いまして、理学療法士なり作業療法士のそれらの医療技術者の養成の増加なりその資質の向上ということは大変重要なことでありますことは、私どもも十分、勧告もいただいておりますし、承知をしている点でございます。そういう点につきましては、私どもも厚生省とも十分密接に連絡をいたしまして、五十四年度以来国立の医療技術短期大学部については理学療法学科及
○宮地政府委員 獣医学教育の大学院の問題についてのお尋ねでございますが、修士課程については、現在は国公私立合わせて十六大学でございますが、すべてに設けられているわけでございます。博士課程でございますが、現状は国立二大学、公立一大学、私立五大学に博士課程が設けられております。その博士課程の入学定員は五十六人、国立二十四、公立九、私立二十三というのが現状でございます。 そこで入学状況でございますけれども
○宮地政府委員 将来の考え方をどう考えているかという第一のお尋ねの点でございますが、これは先ほど申しましたこの二月三日にいただきました調査研究会議の報告の中におきましても、「今後国立大学にあっては、昭和五十四年六月の獣医学教育の改善に関する会議の報告にもあるように、現在の十大学に設置されている獣医学科を対象として再編整備をする必要がある。」という点は、なお指摘をされているわけでございます。 そこで
○宮地政府委員 御指摘のように、獣医学教育の内容の充実について修士課程を積み上げてやるという形を五十三年度から実施することになったわけでございますが、ただいまも御指摘のありましたような附帯決議等を受けまして、文部省といたしましては五十三年一月に獣医学教育の改善に関する調査研究会議を発足させまして、学部六年制について検討を行ってきたわけでございます。そして、その調査研究会議での結論というのが、五十四年六月
○政府委員(宮地貫一君) お答え申し上げます。 いわゆる国鉄の公共負担の問題に関係いたしまして、文部省関係では通学定期の割引の問題があるわけでございます。 この問題については、かねて国会等でも御議論をいただいておるところでございまして、ただいま厚生大臣からもお答えがございましたが、文部省といたしましても、この問題について従来の経緯も踏まえまして、具体的に負担主体をどうするかという問題、さらに通学定期
○宮地政府委員 大学当局から事情聴取をした結果でございます。 なお、ただいま人数に相違がある点について御議論が出ておりますが、私どもその点について大学当局から事情聴取をいたしましたところによりますと、先生の御指摘の人数は、恐らく特別入学をさせた者の人数を指しておられるかと思います。その特別入学をさせた者の中で任意の寄附として寄付金を出した者がそれぞれ六十七名であり、四十四名であったというぐあいに私
○宮地政府委員 私立大学医・歯学部における入学に関する寄附金の収受等の禁止及び入学者選抜の公正確保等につきまして、昭和五十二年九月七日付文管企第二百三十号、文部省管理局長及び大学局長名で、関係学校法人理事長及び関係私立大学長あて通知をいたしております。
○政府委員(宮地貫一君) 御指摘のように教育の方法について十分習得をするということは大変大事なことでございます。私ども現在の免許基準がいわば免許状取得のための最低単位数を規定をしているわけでございますが、昨今言われております点は、免許基準を引き上げてさらに質的な充実を図るべきではないかということが言われているわけでございます。それらの具体的な内容は、私ども今後十分検討をさせていただきたいと思っておりますが
○政府委員(宮地貫一君) 教員養成学部における現実の指導体制がどうかというお尋ねでございますが、現在国立の教員養成学部におきましては、実践的な能力の涵養を図るために、教科教育、いわゆる教え方でございますが、教科教育や教育実習の充実に努めておりまして、具体的には、たとえば教育実践研究指導センターというようなものを、これは五十八年度現在で十四大学で置いているわけでございます。 そのほか教科教育に関する
○政府委員(宮地貫一君) 特に教員養成の問題について、具体的には教育実習の充実でございますとか実践的な指導力を身につけさせるというような観点から積極的に考えるべきでないかというお尋ねでございます。 教育実習の問題点については、これはかねて、もうすでに昭和四十七年の教育職員養成審議会の建議でもその点が指摘をされており、その後いろいろなところで議論が行われておるところでございます。私どもも、特に教員の
○政府委員(宮地貫一君) 前回、勝又委員の御質問の際に大学入試センターの所長からも御説明した点でございますけれども、ただいま大臣から御答弁申し上げましたように、操作を行っているような事実はございません。 配点の問題につきまして、特に枝問について配点を公表してないではないかという点が言われるわけでございますが、先般も御説明いたしたとおりでございますが、現在の取り扱いとしては、正解と大問と小問の配点と
○政府委員(宮地貫一君) その点は、ただいま御説明をしたわけでございますが、五十八年度としては、おっしゃるように事務職員についての措置が残念ながらできなかったということは遺憾でございますけれども、先ほども申しましたように、全学的な協力体制を組んで取り組んでまいりたいというぐあいに考えております。 そのことによりまして教育研究体制が十分行えるのかというお尋ねでございますが、初年度は通例、一般教育の教官
○政府委員(宮地貫一君) 大臣の御答弁を補足いたしましてお答えいたします。 ただいま筑波大学の関係については大臣からお答えがあったとおりでございまして、たとえば具体的には安全保障研究というようなことはございますけれども、これは既存のたとえば東京大学の教養学部の場合でも、国際関係論についてはそのような研究は行っておるわけでございます。筑波大学の場合も、ほかの大学で行っていること以外のようなことをやることは
○政府委員(宮地貫一君) その後の状況でございますけれども、今回の問題について大学当局から三月二十二日、おおむね次の趣旨の報告があったわけでございます。 一つは、薬学部教授会による事実関係の調査について同教授会から理事会に対して次のような報告があったということを伺っております。一つは、関係者の事情聴取及び資料検討の結果、いわゆる生データの中の数字がいじられているということが判明した。しかしながら、
○政府委員(宮地貫一君) 金額については、先ほど東北大学の場合が科学研究費で採択されておりますものが五十七年度が「ヒトの初期発生に関する研究」ということで五百五十万交付されているというのが、これは科学研究費の一般研究Bで交付をされているわけでございますが、そのほかについては承知をいたしておりません。
○政府委員(宮地貫一君) 先ほど大臣が御答弁申し上げた点に補足をいたしまして、私どもが関係者から伺っているところでは、国立では東北大学、山形大学、秋田大学、徳島大学が取り組んでいるというぐあいに伺っております。ほかに私立大学では慶応義塾大学、東海大学、東邦大学、東京歯科大学、兵庫医科大学というような大学が取り組んでいるというぐあいに伺っております。
○政府委員(宮地貫一君) 大学入試につきまして、いろいろ御議論がありまして、いろんな検討を経て今日の体制をとったわけでございますが、基本的な点を申し上げますと、個々の大学が入試を行うに当たって、いわゆる難問、奇問と言われるような問題が出されて、高等学校教育に非常に悪影響を与えるというような事柄が言われたわけでございます。そういう点でこの共通一次では、高等学校で一般的に基礎的な事柄をどこまで学習しているかということを
○政府委員(宮地貫一君) ただいま入試センターの所長の方から入試センターで対応している事柄についてはお話があったわけでございますが、共通一次の入試につきましてはもちろん国立大学協会自身が行うわけでございます。なお文部省においてやっております事柄は、大学入学者選抜方法の改善に関する調査研究会議というものを設けておりまして、これは全体で二十八名の構成になっておりますが、もちろん大学側の代表、そして高等学校側
○政府委員(宮地貫一君) お答え申し上げます。 共通一次試験を取り入れました入試方法がことしで五回の実施を見まして、一応の評価を得ておると私ども考えております。しかしながら、問題点として共通一次試験の成績の自己採点をもとにいたしました大学の、いわゆる格差づけによる進路指導が行われているというような点、第二点として社会及び理科の教科内における科目間の成績が均一化できないというような事柄、第三点として