○宮地政府委員 先般来御説明をいたしておりますように、予約採用については事柄の緊急性というようなことを受けまして両院の文教委員長からの御要請を受けて、政府として何らかの救済措置を講ずるということについて検討して、先般御報告をしたような内容について実施をするということで踏み切ったわけでございます。 問題は、在学採用に広げようとする場合には、改正法に吸収できる範囲内で執行できるか否かというような点が問題点
○宮地政府委員 先般の事柄につきましては、私ども政府部内としても、関係省庁とも鋭意検討を進めさしているところでございますが、なお今日まだその結論を得るに至っていないところでございます。事柄の早急を要するということについては十分念頭に置きながら、なお検討さしていただきたい、かように考えております。
○宮地政府委員 御指摘のような事柄について将来大学の設置基準の改正ということも、この放送大学の授業が実際に行われることになり、かつ、そういう事態について検討課題に上ってまいります際には、私どもとしては十分検討しなければならない課題というぐあいに考えております。
○宮地政府委員 御指摘のように、放送大学を通じまして、大学間の交流というようなことが従来考えられていなかったような点についても大いに行われるということを私どもとしても期待もいたしておるところでございます。もとより放送大学自体にいたしましても、既存の国公私立大学の大変幅広い連携協力のもとに放送を効果的に利用して大学教育を実施することにしているわけでございますので、具体的には、例えば他の大学におきまして
○宮地政府委員 放送大学につきましては、昭和六十年四月の学生受け入れに向けまして、放送教材、印刷教材の作成、放送図書資料棟、学習センターの建設、放送局の開局のための施設の整備など、現在その準備を進めているところでございまして、学生募集につきましては、この七月に学生募集の大綱、十一月に学生募集要項を発表し、十二月から学生募集を開始して入学者を決定することにいたしているところでございます。 放送局につきましては
○宮地政府委員 育英会法第十一条第一項は、「会長ハ日本育英会ヲ代表シ其ノ業務ヲ総理」するという規定でございます。 同じく第二項は、「理事長ハ定款ノ定ムル所ニ依リ日本育英会ヲ代表シ会長ヲ輔佐シテ日本育英会ノ業務ヲ掌理」するという規定でございまして、育英会の役員について規定をしたものでございます。
○宮地政府委員 現行育英会法第十八条は会計年度に関する規定でございまして、「育英会ノ事業年度ハ毎年四月ヨリ翌年三月迄」とする規定でございまして、事業年度を定めた規定でございます。
○宮地政府委員 育英会法の第十六条についてのお尋ねでございますが、第十六条は「代理人の選任」の規定でございます。「会長及び理事長は、理事又は育英会の職員のうちから、育英会の従たる事務所の業務に関し一切の裁判上又は裁判外の行為をする権限を有する代理人を選任することができる。」旨の規定でございます。 これは……(佐藤(徳)委員「それは違うよ」と呼ぶ)御質問は法案の第十六条の規定ですか。(佐藤(徳)委員
○宮地政府委員 育英奨学事業の実績でございますが、創立以来五十七年度末までの四十年間に育英会を通じて奨学金の貸与を受けた学生、生徒数は約三百四十万人に達しております。貸与総額は全体で約八千五百億円に及んでおりまして、これらの人材は社会の各分野で活躍し、我が国の今日の発展に多大の寄与をしてきておるわけでございます。 また、卒業後における返還金の回収でございますが、おおむね順調に行われておりまして、五十七年度末
○宮地政府委員 我が国の育英奨学事業の現状についてのお尋ねでございますが、国の資金によって事業を行っております日本育英会を中心に地方公共団体、民法法人等全体では二千七百を超える団体等によって行われているわけでございます。 そのうち日本育英会の事業でございますが、奨学生数全体の約六〇%、事業費で約八〇%を占めております。五十八年度では高等学校、大学、大学院、高等専門学校、専修学校の約四十万人の学生、
○宮地政府委員 かねて附属養護学校教諭の問題について御指摘をいただいているわけでございますけれども、四十九年度以前に設置をいたしました附属養護学校で定数格差が生じておるわけでございます。そこで、五十六年度から特に重点的に附属養護学校教諭の定員の増員を図ってきております。五十八年度までに七十四人の増員措置を行ったわけでございますが、五十九年度予算におきましても、定員は全体に大変厳しい状況でございますけれども
○宮地政府委員 ただいまのところ、認定講習は理療について実施をしておりますので、御指摘のような分野については実施がされておりません。
○宮地政府委員 お話の大学における通信教育について、スクーリングは通信教育では三十単位が必要なわけでございます。それに対する文部省としての施策はどうかというお尋ねでございますが、このスクーリングに出席することが通信教育の学生にとって大変大事なことでございます。 一つは、毎年度、通信教育の学生が在職する官公庁、会社等に対しまして、出席希望者に対して便宜を与えていただくようということで、大学局長名で依頼
○宮地政府委員 御指摘の、協力して大学を設置するという形でございますが、今日まで設置されてきておりますものは、形式上申しますと、私立学校法に基づいて学校法人が設置をしている私立大学として設置をされておるわけでございますが、その際、地方公共団体が積極的に協力している具体例といたしましては、例えば最近のもので申しますと、三重の松阪市にできました松阪大学でございますが、これは学校法人梅村学園が設置しておるものでございますけれども
○宮地政府委員 先ほども申しましたように、六月じゅうには最終的な取りまとめをお願いしておるわけでございまして、例えば具体的に意見の出ておる点で申しますと、地域別の大学、短期大学の整備の目途につきまして、いろいろ地方公共団体等からも、例えばより一層地方に重点を置いた配分を考えるべきではないかというような御意見も出されております。それから、大学院の整備をどうするかというような点も問題点として出されております
○宮地政府委員 高等教育の整備につきましては、量的にも質的にも全体として均衡のとれた高等教育の発展を図るという考え方に立ちまして、従来から計画的な整備をやってきておるわけでございます。 具体的には、先生御承知のとおり、昭和五十一年度以降五十五年度までの五年間を前期計画、五十六年度から六十一年度までを後期計画ということで整備を図ってきております。 いろいろ関連する条件もあるわけでございますが、そういう
○政府委員(宮地貫一君) 御指摘の東洋医学というような、医学教育におきまして、そういう分野に関する教育の充実ということを考えなければならないという点は御指摘のとおりであろうかと思っております。 医科大学における状況でございますけれども、東洋医学等の新しい分野に関する授業科目を設けたり、あるいは、関係しております講座、授業科目の中でこれらに関する教育を含めるというようなことで、具体的には内容的に充実
○政府委員(宮地貫一君) 先ほど申しましたように全体として約八万六千人程度の定員増を考える、そのうちで期間を限ったものが約四万四千人程度ということでございまして、国公私別の、設置者別の定員増をどう考えるかということについては、その報告では必ずしも明確には述べられていないわけでございます。ただ、昨年末に各大学等の団体から具体的に意見聴取もしたわけでございますけれども、その際にもその点がいろいろ御意見として
○政府委員(宮地貫一君) 御案内のとおり、六十一年度以降のいわゆる十八歳人口の急増、昭和七十五年度程度には、それがさらに急減をしていくというようなことに対応いたしまして、六十一年度以降の高等教育の計画的整備ということにつきまして、大学設置審議会の大学設置計画分科会で従来検討を進めてまいってきておるわけでございます。そして、昨年十月にその中間報告が取りまとめられておりまして、その中間報告を一応公表いたしまして
○宮地政府委員 お尋ねの、共通一次試験について順次欠席者がふえているのではないかということでございますが、御案内のとおり、既に過去六回の実施を見ているわけでございます。全体では、志願者が約二万人ほど増加しておりますけれども、現役の志願率は六年間で一・一%程度低下をしておるわけでございます。また、回避した受験生と言えるかどうか疑問でございますけれども、欠席者も二千人ほど増加しておりまして、欠席率もごくわずかではございますけれども
○宮地政府委員 御指摘のように、新しい教員養成の大学ということで、兵庫、上越、鳴門の三大学を創設をお願いしたわけでございます。最初に出発をいたしました兵庫教育大学につきましては、順調にそれぞれ卒業生を送り出しまして、大学院を出ましてまた現場に復帰して、大変実践的な教育が身について、それぞれの現場で非常に好評を得ているところでございます。 御指摘の上越教育大学につきましては、昨年第一回の大学院の募集
○政府委員(宮地貫一君) 大学における入学許可の決定は各大学がみずからの権限と責任において行っておるわけでございまして、したがって、文部省としては各大学へ入学した者の中に自衛官が何名含まれているかということについては把握いたしておりません。
○政府委員(宮地貫一君) 教育職員養成審議会でいろいろ御議論をいただいたわけでございますが、例えば教職に関する専門科目の単位数につきましても、審議会で議論を経ました結果、当初、試案でお示しをいたしておりました単位も、議論を踏まえて修正をして、可能な範囲内で、受け入れ可能な範囲内の限度で教職に関する専門科目を引き上げるというような考え方で、それらの点は具体的に各方面の御意見も伺って、十分全体として受け
○政府委員(宮地貫一君) 戦後の教員養成は、御案内のとおり、大学において養成を行うということでいわゆる開放制がとられたわけでございます。今回、養成審議会で御議論をいただいて、教員の資質向上のために教職の専門性を高めるということで、教職の専門科目について単位の基準の引き上げを行ったわけでございますけれども、審議会でも、その点はいろいろ議論をされたところでございます。そして基本的には、現行制度のいわゆる
○宮地政府委員 かねて医学部病院の教官の勤務につきまして御指摘をいただきまして、従来からも私どもも全力を挙げてその改善に取り組んでまいっておるわけでございまして、先生御指摘のように、それらの回数その他については既に御報告申し上げているとおりでございます。にもかかわらず、なおこれだけ、ただいま御指摘のような件数の起こる原因についてどう考えるかというお尋ねでございますけれども、大学の教官全体そうでございますが
○宮地政府委員 教員養成の場合に、先生御指摘では、どうも一度も見たことがない先生がいるという御指摘でございますが、免許状取得のためには、小学校では各教科の専門科目、さらにこれらの教科にかかわる教材研究と言っておりますけれども、教材研究の単位を最低二単位修得ということになっておるわけでございます。小学校における算数の中で取り扱う珠算の程度や内容ということについては、算数の教材研究の授業の中で行われるという
○政府委員(宮地貫一君) 先生、資格試験にしてはどうかというお尋ねでございますが、先ほど共通一次試験が高等学校の一般酌、基礎的な学習の到達度を客観的に評価するものだというぐあいに御説明をしたわけでございますが、現行の仕組みは基本的には一次試験と二次試験との組み合わせによりまして各大学が行う選抜試験ということが基本的な組み立てでございます。したがって、一次は共通問題で全国一斉に実施し、二次試験はそれぞれ
○政府委員(宮地貫一君) 共通一次の導入の趣旨というようなお尋ねかと思いますけれども、基本的な点で申し上げますと、同一の試験問題で一斉に実施する共通一次ということで、一つには、それまで個々の大学の入試が非常に激烈化して、難問奇間というようなことで高等学校教育が乱されるということが言われたわけでございますが、適切な試験問題を出題するということによりまして難問奇間を排除するということ、それから高等学校における
○政府委員(宮地貫一君) 全体の総数については従来想定をいたしました数字としては変わらないもの、かように考えております。
○政府委員(宮地貫一君) その中間報告に述べられております八万六千程度の数字ということでございますが、六十七年度におきます十八歳人口、これは二百五万に達するわけでございまして、その時点での進学率の設定といたしましては一応現在程度の進学率、大学、短期大学を含めまして三五・六%の進学率は確保するというような前提に立って算定をいたした数字でございます。つまり現在の入学、五十八年度で申しますと六十一万三千余
○政府委員(宮地貫一君) 御指摘のとおり、六十一年度以降の高等教育の計画的整備について、昨年十月に、大学設置審議会大学設置計画分科会、高等教育計画専門委員会の中間報告が公表されたわけでございます。この中間報告につきましては、それぞれ関係方面に送付もいたしまして広く意見を聞くとともに、専門委員会におきましても、昨年暮れでございますけれども、大学関係の諸団体でございますとか、あるいは地方公共団体等から意見
○宮地政府委員 初めに私からお答えいたします。(馬場委員「短くしてくださいよ、もう時間が余りないからね」と呼ぶ) 先生、かねて資料もいただいておりますし、拝見させていただいております。また環境庁からも事務的な御照会等もいただいておるところでございます。環境に関する科学というのは大変広範な専門分野にかかわっておりまして、大学でも理学部、農学部、医学部など多数の学部、学科にまたがる教育研究が行われておるわけでございます
○宮地政府委員 高等教育機関の地域配置のあり方についての考え方でございますけれども、従来から地域配置の適正化を図るという考え方で、大都市における新増設は抑制を原則とし、地方に重点を置いた整備を図ってきておるわけでございます。中間報告においてもこのような地域配置の適正化を図っていくという方針で、今後ともその方針を維持していくという考え方でございます。 地域ごとの整備の目途でございますが、こういう方針
○宮地政府委員 先生御指摘の「六十一年度以降の高等教育の計画的整備について」の報告のまとめでございますけれども、御指摘のように昨年十月、中間報告ということで公表いたしまして、それぞれ関係方面からの御意見を伺っておるわけでございます。 その中では、具体的に各大学団体あるいは地方団体の代表者その他関係者から直接ヒアリングをするというようなこともいたしまして、それぞれ御意見を承ったところでございます。それらのいただきました
○政府委員(宮地貫一君) 医学の高度化、多様化に伴いまして、必要な知識なり技術の習得ということもますますふえてくるのは御指摘のとおりだと思います。各医科大学におきましても、それぞれ学問の発展に対応しまして新しい分野に関する講座あるいは重要科目を設けるとか、関係の講座、重要科目の内容にこれらに関する教育を含めるなど医学教育の充実には努めているわけでございます。先生御存じのとおり、医学部の教育課程にかかわる
○政府委員(宮地貫一君) 医科大学の創設に当たりまして、議論といたしましてはいろいろと議論があったわけでございます。基礎医学の分野で、例えば解剖学などについては必ずしも十分確保できないのではないかというような議論もございましたけれども、結論といたしましては、無医大県解消ということで医科大学をつくってまいるということで結論をいただきまして、現実設置をされております医科大学の教官組織につきましても、私どもといたしましては
○政府委員(宮地貫一君) ただいま文部大臣からお答えしたとおりでございまして、厚生省で検討をされるということでございますので、その結論を得まして私どもとして対応したいと考えておるわけでございます。 ただ、現実に医学部の入学定員で申し上げますと、例えば百名の入学定員あるいは百二十名の入学定員、いろいろそれぞれの事情に応じまして設定をされておるわけでございますが、医学教育の観点からいたしますと、例えば
○政府委員(宮地貫一君) ただいま厚生大臣から御答弁いただいたとおりでございますが、医師の養成計画につきましては、医学、医療の動向なりあるいは医師の地域的偏在等いろいろ問題があるわけでございますが、将来を見通した適正な医師数の水準について、まず厚生省で御検討いただくことになろうかと思うわけでございます。その結論を待ちまして医学教育の質的な改善に十分配慮しながら対応してまいりたいと、かように考えております
○宮地政府委員 「大学には、重要な事項を審議するため、教授会を置かなければならない。」ということがございまして、大事に関する基本的な事柄はもちろん、教学にかかわることでございますれば教授会の審議事項になる、かように考えます。
○宮地政府委員 先ほどお答えしたとおりでございますけれども、いずれにいたしましても、具体的な事実については私どもまだ聞いておりませんので、大学側並びに教学側双方の意見をよく聞くようにいたしたい、かように考えます。
○宮地政府委員 教員の大事に関する事柄でございますれば、基本的には教援会の意向が尊重されるべきことかと思いますけれども、ただいま先生御指摘の点がどのようなものであるか、具体的に私、承知しておりませんので、教務部長等の人事の問題等も含めまして大学側に実情をよく聞きました上で適切な指導をいたしたい、かように考えます。
○宮地政府委員 新たな学部をつくる、特に御指摘のような人文系の学部をつくることについての御要望が地元にあるということは伺っておるわけでございますけれども、先ほども申しましたように、それを直ちに国立大学の学部としてつくっていくべきかどうかについては慎重な検討が必要ではなかろうか、かように考えております。臨調で言われております点で申し上げれば、やはり新たなものをつくっていくとすれば、それに伴う改組、転換
○宮地政府委員 初めに私からお答えをさせていただきたいと思います。 地方の国立大学の充実についてどういう対応で臨んでいるのかというお尋ねでございますが、国立大学については、我が国の高等教育の地域間の不均衡の是正でございますとか、あるいは地方の子弟の教育機会の確保等の観点から整備を要する課題はなお多いと考えております。そのため、これまでの国立大学の整備に当たりましても、地方大学に重点を置いて従来整備
○宮地政府委員 国立大学の附属学校の役割についてのお尋ねでございますが、附属する大学学部の研究について協力するという点がもちろんあるわけでございます。それとともに学生の教育実習の場を提供するということを基本的に任務としておるわけでございます。したがって、それぞれ大学学部の研究との関連で附属学校における実験、研究のテーマが選定されることになるわけでございますが、御提案のような、いわゆる公明党で言っておられます
○宮地政府委員 その点は同様でございます。
○宮地政府委員 六百床を予定いたしております。
○宮地政府委員 お尋ねの山梨医科大学の医学部の附属病院の整備の件でございます。 この件につきましては、私どもとしても当初計画どおり、診療科数十五科、病床数三百二十床、教職員定員二百七十六人という編成で昨年四月に創設をし、十月に開院を見たところでございます。この附属病院につきましては、既に創設しておりますほかの新設医科大学の病院と同様の計画で整備を進めることにしておるわけでございまして、五十九年度予算案
○宮地政府委員 お尋ねの件でございますが、特に私立大学では、三年生の後半に行われる就職ガイダンスに始まりまして、四年生の十月ごろまで数回にわたりまして就職ガイダンスを行っているのが通例でございます。個人的な就職相談、就職ガイドブックの作成、配付あるいは能力、適性に応じた就職決定が行われますように努力をいたしているところでございます。さらに、大学の関係団体において、地域別なりあるいは全国で就職担当者の