1949-10-19 第5回国会 衆議院 地方行政委員会 第40号
○大泉委員 地方財政のためにはシヤウプ案は喜ぶべきことでありますが、この財政を確立するためには、まず政府の計画もけつこうですが、しかし税金は相手があるので、納める人がそれだけの担税力がなければこれは成功しないのであります。そこで固定資産税その他附加価値税——附加価値税は苦しくとも納められるでしようが、とにかく固定資産税なんてものは厖大なことになる。そこで働かない機械設備その他の施設に対して、働かせる
○大泉委員 地方財政のためにはシヤウプ案は喜ぶべきことでありますが、この財政を確立するためには、まず政府の計画もけつこうですが、しかし税金は相手があるので、納める人がそれだけの担税力がなければこれは成功しないのであります。そこで固定資産税その他附加価値税——附加価値税は苦しくとも納められるでしようが、とにかく固定資産税なんてものは厖大なことになる。そこで働かない機械設備その他の施設に対して、働かせる
○大泉委員 私の質問することは外務関係が本筋であるかもしれませんけれども、地方財政のめんどうを見られておる地方自治庁として当然これはやらなければならない問題だと思いますので申し上げます。 今度府県税のうちで、シヤウプ勧告案によれば、固定資産税と附加価値税の問題が、工業的生産者にとつて非常に負担が重くなるというふうに思われますので、この点に関してお尋ねいたしたいと思うのであります。従来生産業者、ことに
○大泉委員 時間もありませんから簡單に申し上げます。委員長はきわめて各委員の意見を尊重されるあまり、私どもにせつかく與えられた審議の時間がきわめて短縮される。私ども各委員はおのおの公人として、また議員として政府当局に対する行政上の注意とか、あるいは質問をすることはいつでもできることです。別にこの約束された、制約された時間内において、これをむりにやらなければならぬということはないと思うのであります。そこで
○大泉委員 中国、四国班は便宜上私から報告申し上げます。 中国、四国班の国政調査は足鹿君と不肖私と丸山調査員の三人がこれに当つたのであります。六月二十六日東京を出発いたしまして、翌二十七日高松に到着、それから順次香川、徳島、高知、愛媛の四県をまわつて、七月二日四国の調査を終えて参りました。さらに七月三日広島を初めとして、島根、鳥取、岡山をまわつて、中国の調査をいたした次第であります。七月七日中国、
○大泉委員 議事進行について——きようの委員会の主たる目的とは、どうも今審議しておる問題は関連性が薄いと思うのです。どうか時間も経ちましたから、次の委員会にこれを讓つて閉会を宣してもらいたい。それからどうも各委員の御意見は委員長において相当尊重されておりましようけれども、委員会の意思というものを、やはりある程度以上尊重して、これを適宜に裁量してもらいたい。また政府委員においても、審議の問題に対して関連性
○大泉委員 私ども委員といたしましては、早急にこの援助を促進してもらいたいということを希望いたします。 次に先ほど各委員から地方財政の窮迫状況については申し述べておられますが、やはり國の財政方面から、これをやりくりしなければならぬというのが現実であります。今まで私どもが視察にまわつた範囲内では、非常に窮迫の度合いがはげしくあつた。しかして自治廳に対する地方の実情としてどんなことに、訴えて來られているか
○大泉委員 先月二十日前後に襲いましたデラ台風のことにつきまして、私ども京都、四國、中部地方に視察に参つたのであります。たまたま非常にデラ台風の損害に対して、政府に窮状を訴えたいという切実な声がありました。自治廳といたしましては、この地方の損害に対するどんな財政的処置をとつておられるか。これを簡單に伺いたい。
○大泉委員 当然犯罪檢挙とかあるいは予防とかいうような犯罪件数の多いところには多く配置しなければならぬと思いますが、ともかく自治体警察の設置というものは、先ほど中島先生がおつしやつたように、自治体の住民一人一人が警察の心になつて、いわゆるどろぼうとか、凶惡犯人とかいうものの住みどころがなくなるというように徹底したものでならぬ。こういうように、とかく都会地は犯人の隠れ場所になつたり、あるいは旅行者がたくさん
○大泉委員 警察問題についてお聞きしたいのは、自治警察の人員の割振りというか、定員の配置というか、これが地方と都会でおのおの人口割において相当開きがありますけれども、この基準は何を根拠としてやられたか、これをお伺いしたい。
○大泉委員 私はいろいろ聞きたいこともあつたのですが、時間がないので聞けませんが、とにかく今後この委員会の発言は、きわめて公平にやつてもらいたいことを私は提議します。とにかく一人五分なら五分と、二十五人なら二十五人の委員に割振つてやつてもらいたい。各派の代表意見なら代表意見として取上げるなら、それでもよろしいが、とにかく発言の要求者がたくさんあるにかかわらず、一方に偏したのでは公平な審議も正しい審議
○大泉委員 法人の場合は、たいてい申告も正しく取扱われておるようでありますが、個人経営の場合は、たいてい営業の上において、あるいはその規模において、累進的に査定される。個人であろうと、法人であろうと、收益の場合は收益、赤字の場合は赤字があるはずである。ところが個人の場合は、おそらく赤字ということは認められない。たいてい黒字に認められて課税されるというのが実態である。そこで法人によつて、たいてい赤字、
○大泉委員 たいへんよくわかりました。私の特に目につくのは工業、商業の方面においてでありますが、近ごろ税務官吏ににらまれたらもうおしまいだ、こういう観念に商工業者はなつておる。これはやはり申告だけでは明瞭を欠く点が多々あると思います。ともかく二言目にはそれじや全部帳簿を調査するという。その結果が、たいていはみな何らかの形において脱税あるいは滯納、あるいは申告者と税務署の見解の相違によつて支出面がきわめて
○大泉委員 最近どうも事業税、所得税についてしきりに課税の公平化を叫ばれておりますけれども、その公平の基準をどこに置いてあるか。もちろんその事業の規模、内容について種々違つておりましようが、大体やみ値とかあるいは使用人員とか、その他同業者間におけるところの均衡を維持しておるか、こうしたことについて、公平の基準をどこに置いておるかということをお尋ねいたしたいと思います。
○大泉委員 まだ明確を欠いておりますけれども、大体わかりました。私はやはり委員長のおつしやつたようになるだけすみやかに統制を撤廃してもらいたいというのが目的でありますが、ともかく入場税を附加するにおいて、入場料金が基本となつてくつついてまわるのでありますから、普通の物價ならばとにかく、一般の賣手と買手なら、そこになれあいのやみ相場も出て來るけれども、これはやみがないのでありますから、ほとんどその調和点
○大泉委員 入場料金の統制に対しての決定は何を基準としておりますか。建物あるいはその他の設備等に重点を置いておるのか、あるいは写眞とか演劇そのものの内容に重点を置いておるのか。今日の演劇にしろ、写眞にしろ、その内容はみんな千差万別であります。しかも映画のようなものは、封切と、何回も映写したものとは、その客足においても相当開きがある。こういうふうに新品と古物というような区別はなくても、とにかく観賞する
○大泉委員 建前はそうなつておりますけれども、そういう税種目をこういうふうにずつとただ並べずに、やはりこれは純然たる消費に類する税である。あるいは生産に対する税であるからは、これは事業所得の方から控除するというように、はつきり税を取立てる上において、区分してやらなければならぬと思うのであります。今後生活上においも、あるいは生産上においても、科学的な一つの生活もしなければならぬ、また生産もしなければならぬときにあたつて
○大泉委員 地方税も大体附加税がおもになつております。この附加税のうちに純然たる生産手段に必要なる物品たとえば電柱とか、電話とか、自轉車とか、その他荷車というような、業務上に必要なものに課せられる税金と、また純然たる消費生活上にかけられる税金、たとえば電灯、ガスの消費税、あるいはその他銃砲税といいますか、狩猟税といいますか、こうしたものの区分というものは、明確にしておく必要があると思いまするが、これを
○大泉委員 これは鉄道とか軌道の方面はどうなるのですか。踏切等もありまするので、この点の調整がもうできておるのですか。あるいは船舶などはどうなるのですか。
○大泉委員 私も修正案並びに修正以外の原案に対して賛成するものであります。 現在商業界においては、古物商の存在というものは、國民生活上、きわめて重要なる位置を占めておるのであります。戰災をこうむつた國民も、またこうむらない人々も、このインフレのときにあたつて、いわゆる生活の安定を失つておる。こういうときに、お互いに古物に依存しなければならない面が多分にあるのであります。まつたく古物商の手を煩わさなければならないのが
○大泉委員 各地方公共團体において、今日の能率の低下はいろいろな事情もありまするけれども、一にかかつて中央の労働基準法、この労働基準法がきわめて小さな町村にまでも適用されておる。こういうことは、その町村におけるみずからの團体においてみずから好んでこの仕事に携わる、いわゆる作業意欲、事務に対する意欲があつても、労働基準法によつて制約を受けておる、こういうことに対して、政府は何らかの緩和策を考えてやられているかどうか
○大泉委員 この徴税に対する罰則の強化ということは、当然これは國税と歩調をそろえなければならないと思いますけれども、どこまでも地方自治体に一切をまかして、地方自治体の独自の條例でこれを施行さした方がよろしいかと思います。何事も、法令の些細なことまでもみんな中央できめなければならぬということは、自治の発展を阻害すると思います。それから今日地方公共團体の、最も財政的に苦しんでおるのは、人件費があまりかさみすぎて
○大泉委員 この際一点お伺いして置きたいと思います。この前どなたからか御質問があつたと思いますけれども、その答弁がまだ得ておらないと思いますが、地方の公共團体が慫慂してできました物品交換所、やはり財團法人の組織によつて物品を交換しておる。こういう非営利事業の團体の業務は、この取締りの対象にならないというように聞いたような氣もしますけれども、この点はつきり御答弁を願いたいと思います。また法文の上にもこれを
○大泉委員 ただいまの御説明で大体わかりました。古物商の取締法案ができてから五十年以上にもなるような状態であります。その間社会情勢はきわめて変化しておる。こういうような立場から一般に取締る方も、取締られる方も社会情勢に左右されて、きわめて時代に即應した一つの方策をとつて來られたのでありまして、ここであらためて法案を改正するとなると、やはり新しくなるのであるから、業者が非常に緩和された法案になつたので
○大泉委員 私のお伺いしたいのは、許可、認可に対して手数料をとるというのは、何を根拠にして手数料をとるのか。この取締法案によつて当局が古物商に対していわゆる犯人檢挙、あるいは防犯に対して協力を求めなければならぬのにもかかわらず、あべこべに料金をとるということは、かえつてこの法案に矛盾しやしないか。大体この法案の趣旨は、申すまでもなく取締法によつて犯罪人の檢挙、不正品の回收、盗品の回收をすることだと思
○大泉委員 いわゆる犯罪防止のために、古物営業者がその一つの協力機関というようなかつこうになつて、ここに取締りが出て來るということになる。私はどうも実際そこが一番大切ではないかと思う。いわゆる新しいものでも犯罪は押えてやる。いわゆる故買はあくまで故買である。そういうものに対して、古物商なるがゆえに古物商だけが対象になるということでなく、やはりもう少し物品の内容において明確にしておかないと、たいへん業者
○大泉委員 私どもの常識では大体新しいものから一度使用して古くなる、いわゆる新しいものの用途、目的と古くなつても用途、目的が変化しないもの、こういう考え方で古物というものに名称をつけられると私は思うのであります。いわゆる古物になつて用途が変化したときには、すでにその使命を終つてしまつたものである。たとえばもとに還元してこれを材料化してしまう、または新品のものと目的が何らかわらない古物であつても、新品
○大泉委員 先般の内閣委員との連合審査会で申し上げたのでありますが、大体委員長は懇談会の意見をまとめられたのですから、今私どもは議論はいたしませんけれども、各委員から相当意見も述べられておりまするから、一應委員長に対して質疑しておきたいと思います。実際この國会の方から委員を出すということは、本來は私は反対だ、それから議決機関にするということもあまり賛成しがたい。しかし先ほども申し上げましたように、もう
○大泉委員 もう一つつけ加えたいと思いますのは、今日の地方公共團体は、大きな府縣においてはそれほどではありませんが、小さな市町村においては、監督官廳の法文上から來る一つの制約よりも、むしろ大衆の暴力行為に対する防禦ということは、相当深く考えて行かなければならないと思います。自治を阻害するものはむしろ法文上でなくして、自治体そのものに対する各育成機関がまだ整つていないと私は思います。その点も、十分当局
○大泉委員 時間も遅くなりましたから、すでに各委員の質疑應答によつて盡されていると思いますので、簡單に御質問いたします。委員の性格と構成でありまするが、先ほど來決議機関であるというような御意見もありますが、やはりどうしても実際は諮問機関でなくちやならぬこれは國会議員が入つていることが私はどうもあまり感心しない。それはこの委員会の性格と國会の立場がどうなるかという問題であります。もしこれが各委員から希望
○大泉委員 御答弁満足いたしましたが、ただ私のお尋ねしたのは、都道府縣の性格を少し明確にされたい。地方自治体と一括したものでなく、いわゆる市長の監督下にある、あるいは指導下にある地方自治團体としての立場をどういうふうに取扱うか。この府縣の輪郭をどういうふうに取扱い、また待遇するか。いわゆる小さな自治体としての町村は、府縣からやはり監督指導を受け、あるいはこの自治廳から直接監督指導も受ける。もちろん現在
○大泉委員 ただいま官房長官から詳細なる説明がありましたので、自分の聞かんとすることは大体了承いたしましたが、この設置される地方自治廳の性格について、もう少し各地方公共團体に対する立場を明確にしていただきたい。たとえば府縣に対する取扱い、あるいは市町村に対する取扱いというようなことを一括して、ただ地方公共團体あるいは地方自治体というようなことではなく、この取扱いの区分に対して明確に示していただきたい
○大泉寛三君 紹介議員の一人大泉寛三であります。 本請願の要旨は利根川及び荒川の改修工事は目下進捗しつつあるのでありますが、なお未完成の区域が多いのであります。また出水期を迎えまして、沿岸の住民が日夜不安におののいている次第であります。つきましては本年度の出水期までには、ぜひともこの改修工事を完成していただきたいというのであります。また利根川の栗橋鉄橋のつり上げ工事でありますが、これをぜひ実施していただきたいというのであります
○大泉委員 ただいま地方自治体の財源の一つとして、ドッグ・レースの話が出ましたが、私はどうも地方に対してあまりなまけものの寄りたがるような機関を奨励しない方がよいと思う。競馬ですらあまり私は感心しない。しかし在來あつたものはやむを得ない。今日自轉車競走あるいは犬の競走、鬪鶏というようなことが、盛んに話題に上つておるようでありますが、できるならばこういうものはむしろ廃止してもらいたい。今の地方の財源というものは