1979-04-24 第87回国会 参議院 商工委員会 第6号
○大塚喬君 ただいまのお答えでは一部には進んでおるところもあるし、全般的に見てやっぱり着実にその約束というか、そういうものが進展しておるとはどうも受けとめかねるわけであります。それらの経済協力という問題がその都度便宜的になされて、計画的な海外経済協力という問題から見ると、若干私どもに不満が残るわけであります。そのような現状でいままでのたくさんの対外援助に関する約束、これをいま一度フォローアップして、
○大塚喬君 ただいまのお答えでは一部には進んでおるところもあるし、全般的に見てやっぱり着実にその約束というか、そういうものが進展しておるとはどうも受けとめかねるわけであります。それらの経済協力という問題がその都度便宜的になされて、計画的な海外経済協力という問題から見ると、若干私どもに不満が残るわけであります。そのような現状でいままでのたくさんの対外援助に関する約束、これをいま一度フォローアップして、
○大塚喬君 いまの問題は、また後ほど関連してお尋ねをいたしたいと思いますが、現在までに総理大臣あるいは政府要人がそれぞれ各国を歴訪された際に、あるいは東京でもそういうことがあったわけでありますが、現在までに公約した援助の進展の状況、これについてお尋ねをいたしたいわけですが、具体的にはASEAN諸国に対する協力、それから中東諸国、これはイランとかサウジアラビアとかに対する経済協力、こういう問題がいままでしばしば
○大塚喬君 ただいま海外経済協力基金法の一部を改正する法律案の提案理由の説明を経済企画庁長官からいただいたわけでありますが、これに関連をして若干の質問をいたしたいと存じます。 初めに経済企画庁長官に数点お尋ねをいたしたいと思います。 この海外経済協力の問題でありますが、その計画性という問題について若干私どもまだ不安と申しますか、そういう点をよく熟知いたしておりません。それで、経済協力における計画性
○大塚説明員 先生お話しのように、学生の間にそのような問題が起きまして、まことに遺憾なことでございまして、文部省といたしましては、いわゆるネズミ講につきまして学生の加入状況がどうであるかということを完全につかんでおるわけでございませんが、いまのお話のようないろいろな問題もございますので、そうした実情の把握に努めるとともに、各大学に対しましてこの天下一家の会が財団法人でないというようなこと、いわゆるネズミ
○大塚説明員 いわゆるネズミ講につきましては、計数的に見ればいずれは行き詰まることでございます。一時の不当な利得につられて勧誘を受けた者が犠牲になるということ、また正しい勤労意欲を阻害するということなどから、種々の社会悪と混乱を惹起するものとして社会から厳しい批判を受けているところでございます。学生がこういうものにかかわることば、その勧誘が主として友人関係で行われる結果、単に金銭的な被害にとどまらず
○説明員(大塚喬清君) 入学一時金につきましての学校数と学生数はお説のとおりでございます。これは進学奨励、奨学事業援助につきましては融資額を五十三年度におきましては前年度よりも十五億円増の二十五億旧計上いたしましてその事業の拡充に努めているわけでございますけれども、この事が実はまだ始まって間もない、特に五十三年度の入学者というようなことでございますし、まだ十分に関係の学校法人に周知徹底していない向きもございますので
○説明員(大塚喬清君) これは学校法人に私学財団を通じて貸すわけでございますが、学生が学校法人から貸与を受けた奨学金の返済につきましては、在学中は据え置き、卒業後十年間で学校法人に割賦返還をすることにしておりまして、在学中は無利子、それから卒業後前期近時間は三%以内、後期五年間が五・五%以内の利息を支払うということになってございます。
○説明員(大塚喬清君) 学校法人が当該大学の学生を対象に奨学金の貸与事業を実施する場合に、私学振興財団を通じて必要な資金の融資をしておるわけでございますが、この奨学金の貸与事業におきましては、入学金を一括して納入した者に比べまして、一時金を分割納入制度によって分割して納入するものにつきましては、毎年度の負担金に差がありますので貸与額に差を設けておりまして、分割納入中のものには毎年度の分別納入分を上乗
○大塚喬君 北方四島の問題がこの竹島問題の解決に引き合いに出されましたが、これは明らかに北方四島の問題と、現実的な支配をされておるその北方四島の問題と、これは事実関係において大きな相違があるのではないですか。ここの問題の引き合いに出す問題とは、私は、妥当なそういうことにはならないと思います。これはアジア局長からひとつ後ほど答弁をいただきたい。 それから、大陸だな協定がすでに国会で承認をされた――参議院
○大塚喬君 いま総理にお答えいただいたそのこと自体がやっぱり疑惑のもとになる、そしてどうしても釈然としない、こういう不信感を国民に与えておるものと、私はどうしてもそういうふうな感じがしてなりません。日韓大陸だな協定、この海底油田の共同開発は、いろいろ問題はあるけれども、ともかく日韓両国が双方手を握って、そしてその開発をしよう、こういうものでありますが、現実に竹島問題は日本の固有の領土である、こういう
○大塚喬君 先ほどからの本委員会の審議の経過、総理の答弁、これらをお聞きいたしておりまして率直に感じますことは、この竹島問題の解決は大陸だな関係の法案、これを片づけて、その後で竹島問題を解決すると、こういうふうに理解をいたしたところでございますが、そのとおりでございますか。
○大塚喬君 私は、この東シナ海一帯に埋蔵されておる石油、これはどういう場合があっても逃げ隠れをするものではない。そして、これらの開発は関係諸国、日本、それから朝鮮半島、これは北と南に現在分かれておるわけでありますが、それらの関係国、そして中国、それらの共同の理解のもとに、しかもそれらの民族の繁栄のために役立つように、そうして、そのことがひいてはアジアの平和と安全のために役立つような、そういう方法をもって
○大塚喬君 ただいま外務大臣からの答弁を受けたわけでありますが、中国側の主張と日本の主張の中には明らかに対立点があり、現在その対立点が相互に了解をされ、氷解をしたということにはなっておらないと思います。 この問題について、いまこの関係の法案を審議中でありますが、この審議に当たって、この法案の成立、さらにいま早期批准を実現したいと、こういう願望を示されたわけでありますが、そのようなことが本当に日本の
○大塚喬君 私は、五月九日、一昨日の本委員会で、大陸だな協定に関する措置法案、この法案の基礎をなす境界線の問題、開発の問題、東シナ海にあるわけでありますが、この海に関する限り、いずれの国が主権あるいは準主権を行使する、こういうことになる場合に、少なくとも関係諸国の完全な理解と了解を得ない限り実施すべきではないと、こういう主張を重ねてきたところでございます。特に、この問題については再三中国側の抗議を受
○大塚喬君 私が言うのは、そういう委員長の独断でされるのかどうかと、こういうことを私は改めてやっぱり見解を一度お聞かせいただきたいと思います。 もう一つは、実はこの日韓大陸だな関係の法案について、以西底びき網漁船員の関係者から、昨日午後陳情が、そして要請が出されております。 この問題は、この内容を検討いたしますと、二百海里時代の到来により、北洋漁場を初め、日本の海で締め出され、深刻な状態に追い込
○大塚喬君 私の趣旨は、願いかどうかということでなくて、こういうことを公表された次第でありますので、そういうことを、理事会の決定も経ないで強行されるお考えかどうか、委員長の見解を改めてお尋ねしたいわけであります。
○大塚喬君 質疑は、順序として初めに外務大臣に、それからその後通産大臣に質問いたしたいと思いますが、質問に入ります前に、若干の議事進行について意見がございますので、提案をさせていただきます。 一つは五月七日の朝日新聞の「今週の主役」という囲みの記事の中で楠正俊商工委員長が発言をされております。その中で大変私が気にかかることがございます。 見出しは、大陸だなの法案審議に関して「慎重かつ精力的に…」
○大塚喬君 石油パニック以来、ことしは七八年でありますのでもう五年を経過するわけですが、そういう問題についての政府の施策、そういうものが思うように進展をしておらないと、こういう実情はいまお答えで明らかになったわけであります。 もう一つの問題は、いわゆるメジャー依存率の問題であります。これは現状どのようになっておりますか、ひとつお聞かせいただきたいと思います。
○大塚喬君 日中貿易取り決めに関して通産大臣の積極的な決意の表明をいただいて、大変私どもも意を強くしておるところでございます。今後そういうお考えが、具体的ないろいろの問題で、難関に逢着することが幾つかあろうかと思うわけでありますが、ぜひただいまのお考えをもって、勇断をもってひとつ措置されるよう強く私どももお願いを申し上げたいと存じます。 この長期貿易協定の条文を見ても明らかなように、この日中貿易の
○大塚喬君 私は、日中間の長期貿易取り決めに関して質問をいたしたいと思います。さきの予算委員会分科会でちょっと通産大臣にお尋ねをしたことがございますが、きょうは少し突っ込んで本格的な論議をいたしたいと念願をいたしておるところであります。 新聞の伝えるところによりますと、稲山さんがこれの実現までの間に訪中が十一回、さらに経団連会長の土光さんは八十にも達する御高齢の方でありますが、このために四回あるいは
○大塚説明員 お答えいたします。 現在、大学におきましては、おおむね平穏な状況でございますけれども、一部の大学におきまして、学生による施設の占拠等の不正常な事態が見られることは御指摘のとおりでございます。 大学の秩序維持につきましては、大学自治のたてまえから、これは第一義的には大学当局の責任でこれに当たる、そういうものでございますけれども、大学が治外法権の場でないことは当然でございますので、学生
○大塚喬君 具体的に逐次申し上げることにいたしまして、内閣調査室が官房長官の所管の機関である、こういうことになりますと、内閣調査室でだれがどうやったかということも私なりに承知をいたしておるところでございますが、特に私はそういうことで、官房長官を経験された外務大臣、こういうことでお尋ねをいたすわけであります。 で、この当時の官房長官は井出一太郎氏、また内調の室長は渡部正郎氏、調査した調査官の名前もわかっておるわけでありますが
○大塚喬君 外務大臣はさきに官房長官をお務めになって、現在外務大臣であります。内閣調査室、これは官房長官の所管の機構ではございませんでしょうか。
○大塚喬君 本日、私は外務省関係について外務大臣の所見をお伺いしたいと考えておるところでありますが、園田外務大臣が就任以来、日中国交回復、友好条約の締結に自分の進退をかけておられる、このことに関しては日ごろ大変力強く、そして心からの敬意を表しておるものであります。本日は、この友好条約締結促進のための幾つかの質問をいたしたいと思うわけでありますが、その前に一、二の問題について外務大臣から直接お考えをお
○大塚喬君 公表をお待ちいただきたいということですが、やっぱりどうしてももう少し私の意見も述べ、通産大臣のお考えももう少し突っ込んだところをお聞かせいただきたいと思います。 中国銀行に相当額、五十億ドル程度の預金をする。こういう提案は財界の岩佐氏が前に提案をされた、こういうことを承知いたしておるわけでありますが、その他にもあるいは一、二回そういうことを耳にした記憶がございます。これは当時中国の四人組
○大塚喬君 この日中貿易に関連して解決を図らなければならない問題は数多くあるだろうと思うわけでありますが、以下、輸出プラントの長期低利の延べ払い輸出、それからただいまお話がありました重質油の分解設備の技術面金融面の解決、それからC重油の得率偏重の石油産業の是正、それからココムの問題、それから原料炭についてアメリカ、カナダ、オーストラリアと輸入競合の問題、これらの問題について時間の範囲内で順次質問をいたしたいと
○大塚喬君 多年の懸案でありました 〔主査退席、副主査着席〕 日中長期貿易取り決めがやっと実を結んで調印をされ、向こう八年間、総額約二百億ドルの長期安定の取引ができることになったわけであります。日中貿易はまさに新時代を迎えた、こう言われておるところでございますが、この問題に関連をして若干の質問を通産大臣にいたしたいと存じます。 振り返ってみますと、昭和二十四年に門司に日中貿易の第一船が入港して