1957-02-15 第26回国会 衆議院 建設委員会 第3号
○前田(榮)委員 御意見はよくわかりましたが、そこで今直ちに御答弁を願おうとは思いませんが、少くともこの国会中に、一応建設省で考えた道路十カ年計画というものはすでに今年の予算でくずれて参りました。それでくずれた道路十カ年計画を今後どのように、十カ年計画をそのまま十カ年計画として堅持していくというお考えで進まれるか、あるいはその年度を延ばすかあるいは工事量を何らかの形で圧縮するか、実行性を持った、これにかかわるべきものが
○前田(榮)委員 御意見はよくわかりましたが、そこで今直ちに御答弁を願おうとは思いませんが、少くともこの国会中に、一応建設省で考えた道路十カ年計画というものはすでに今年の予算でくずれて参りました。それでくずれた道路十カ年計画を今後どのように、十カ年計画をそのまま十カ年計画として堅持していくというお考えで進まれるか、あるいはその年度を延ばすかあるいは工事量を何らかの形で圧縮するか、実行性を持った、これにかかわるべきものが
○前田(榮)委員 御熱意のほどはよくわかるのでありますが、ただ熱意ある言葉だけで道路はできるものではないのでありまして、もし国家財政が許さないならやむを得ないじゃないかということでこの問題を過ごすことになりますと、たとえば昭和三十二年度の道路予算が五百億円余だといたしますなら、こういう傾向でいきますと十カ年計画どろではない。前の馬場建設大臣が計画された十カ年計画の工事量を行うのには二十四、五カ年もかかるということになりまして
○前田(榮)委員 私はこの際道路行政に関して建設大臣にお尋ね申し上げておきたいと思う次第であります。先般の委員会で建設省関係予算の大臣の説明によりますと、今回道路整備について非常な御苦心をいただいて、昨年よりも二百億円余の大幅な増額を見ていることについては、大臣の御努力に対して敬意を払うのでありますが、ただこの際お尋ね申し上げておきたいのは、さきの大臣馬場さんの構想によりますと、現在行われている道路五
○前田(榮)委員 この住宅の新築に関する登録税軽減措置の延長に関する件は、御承知のように能代、大館、魚津等の大火のあと新築をどんどんしなければならない、また住宅政策の上からも全国的に新築を奨励しなければならないときに、本年一ぱいで特別措置法で登録税が千分の一が千分の六に相なるのでありまして、このことは新築について一大支障があるものと思いますので、この措置法の延長をすべきであると思うのであります。そこでこの
○前田(榮)委員 行政整理を行うということは、これは今の内閣ばかりでない、歴代の内閣が大きい大事な政策として取り扱ってきておる問題でありますが、実質的にはなかなか行政整理等は行われない。行なった形をいたしておりまするけれども、実際は今皆さんから申されたような影武者になって現われてきておるということなのであります。そこで今宇都宮政務次官は定員をふやさないようにすることが国民の世論であるから、その世論をも
○前田(榮)委員 関連質問。今三鍋君からの賛同に対して行政管理庁から御答弁がございました。そのお心持はよくわかりますが、私が御質問申し上げることは大体官庁がこういう欺瞞的な雇用関係を結んでおることが、ひいては民間産業にも及ぼし、その結果として最も不幸を見ておるのはいわゆる一般労働者である。臨時雇という名義のもとに、いろいろな待遇改善等も行われずに不遇な立場に赴かれている。実質的には臨時雇でなしに、常雇同様
○前田(榮)委員 それから増築の場合のほかに、今住宅難の中の一つの問題として修繕の問題があるのでありますが、今の法規の上では修繕には貸すことはできないことになっておるわけであります。そこでこれはむしろ住宅局長に御意見を伺った方が適当だと思うのですが、戦時中軍需産業を盛んにやった地方、たとえば広島県の呉付近に、住宅営団が建てた家がある。大体十ヵ年を目途として、バラックに類する住宅を建てておる。従っていわゆる
○前田(榮)委員 増築計画は三万戸の計画の中に一万三千戸ほど契約が成り立っているという御説明がございましたが、これは半数に満たないきわめて不成績な状態のようでありますが、不成績な状態というのはどういうところに基因しているのか。たとえば増築を要求する方として大体この標準でいきますと四坪半程度が標準になっているようですが、この四坪半というのはあんまり小さ過ぎるのじゃないか、貸付額が少な過ぎるのじゃないか
○前田(榮)委員 どうも今の御説明ではっきりせぬのですが、三十年度の貸付による住宅建設が三十年度一ぱいに貸付契約を終ったという数字は、本年三月三十一日までに幾らくらいになるのですか。契約は全部計画通り行っておりますか。
○前田(榮)委員 最初に申し上げた通りに、そこを私はついているのでもなんでもないのです。また公団の努力、それから公団は、公団の任務として計画通りに、むしろ計画以上な成績をおさめられつつあることをよく私はよく認識している。従って私は三月三十一日に何戸住まえるように現実にできたかということをお尋ねして、その数字がわかりましたら、それから先はあなた方を責めるのでもなければあなた方に文句を言うのでもない。それから
○前田(榮)委員 私が聞いているのは、三十一年三月三十一日に国民に公約した点を申し上げておるのであって、現在を言っているのじゃないのですよ。三月三十一日までに国民に公約して住まえるようにしたのは何戸であるか、こういうことをお尋ねしているのです。
○前田(榮)委員 ただいまの公団の事業経過を承わって大へん堅実に施行されておる点については敬意を払う次第であります。 ただこの際お尋ね申し上げておきたいのは、住宅公団に対する不満や不平の意味ではないことを御理解を願っておきたいのですが、三十年度二万戸建てるという計画を立てられたことは、鳩山内閣が四十二万戸の住宅を建設するという国民に対する公約が具体化されたものの一部なのであります。その公約について
○前田(榮)委員 すでに衆議院において一度通過を見、それが参議院へ回って、参議院で付帯条件がつけられて衆議院へ返ってきておる。だから大体において国会の意思は決定しておるのであります。決定というわけにはいきませんが、大体決定に近いところの方向をたどっておるものなのであります。そこで公団が公団の立場で御研究になる点は自由でありますが、しかしながら調査については相当額の予算が必要なのであって五万や十万、百万
○前田(榮)委員 その次にお尋ね申し上げたいのは、いわゆる中央道の問題であります。今中島君からの質問に対して調査研究をやっておるということでありまして、その調査は名古屋、神戸間については三本あって、そのうち三として二本の東海道線それから関ケ原線、この点に重点を置いてやっておるということであります。その点はまず問題はないと思いますが、問題は名古屋−東京間の問題であります。御承知の通りに、この縦貫自動直道法
○前田(榮)委員 この際総裁にお尋ね申し上げておきたい点が二件あるのでございます。今御説明の中で、各府県がやっておりました有料道路について、移管を受けてやられていた道路の中の大部分は、採算の上からいいますと、有利な採算というものはほとんどない、いわゆる工事ごとの独立採算的に行うのが基本の方針であろうと思うのでありますが、そうばかりはもちろんいかない。そこで今後、採算の上から非常に不利だということがわかり
○前田(榮)委員 それからもう一つお尋ね申し上げておきたいのは、これは実は大臣に聞けばよいと思うのですが、起債額は年々減少を見ている。これにかわるに交付金等による、いわゆる地方財政の堅実化の方向へ持っていこうとされておる結果として起債額は年々減少を見ていることだと思う。このことは当然私らも賛成なことなのですが、大体今の中央政治は、健全財政の建前で赤字財政を非常に制限をいたしておるわけでございますが、
○前田(榮)委員 御説明の趣旨はよくわかるのでありますが、それはちょっとおかしいと思うのは、たとえば起債総額が決定を見、割当配分が行われた後において緊急な事業が出てきて、地方庁から、債申請を行われる場合がある。たとえば災事にいたしましても、また失対事業について特別な事件が発生したこと等の場合もあると思います。その場合においては個々の事業について配分したと同じ結果になる。ある一定の段階までは総ワクであって
○前田(榮)委員 今委員長からの御質問の御答弁の中で、補助事業の内訳は言わないで、補助事業の全体を含めて起債総額というものを各府県に割当を行うということでありましたが、しかしその内容につきましては事業の内容を御検討になって、その総額の内訳は明確にされておるものだと思うのでございますが、この内訳は何ゆえに示さないのか、それを示さない何かのほかに理由があるのか、その点お聞かせ願いたい。
○前田(榮)委員 ちょっと簡単ですが、その交付税によって処分するということは大蔵省としてはきわめてずるい考え方です。これを交付する主管は自治庁にある。そして総額は予算の関係で大蔵省から金をこれだけでまかなえというので、その配分の直接担当の主管省は自治庁である。それで自治庁の方はそれをもらって、ただいま申し上げるような国有財産だけの問題で片づけるわけにはいかないということから、門司君が言われたようなことになる
○前田(榮)委員 もう大へん時間が経過したようでありますから、森永局長にごく簡単に御質問申し上げたいのですが、この問題は私はいまさら議論をしようとは思っておらない。鈴木、門司両委員からもいろいろ委員全体の心持を代表的に現わしていただいたものだと思うのでありますが、ただこの前の議会における国有資産所在市町村の交付金の問題の議決は、ただ単にすらすらっといいかげんな審議をして通したものではなくて、衆参両院
○前田(榮)委員 この十カ年計画の計画線については、今の御答弁では不十分な点があるのでありますが、ただわれわれが鳥取、島根を調査いたしました国道九号線の問題につきましても、たとえば美保関で揚げました魚を阪神、遠くは和歌山県まで運ぶのだそうでありますが、それがほとんど夜中の車の通行の少いときにやるのでさえ、あんな狭いがたがた道路ではどうもならぬという話であります。これはもっとも千万なことでありまして、
○前田(榮)委員 三十二年度予算要求を建設省は内閣に向ってされております。実は大臣に御質問を申し上げたかったのでありますが、これは堀川政務次官から大臣に御相談してもらってもいいと思います。なぜ私が大臣に要求するかということは、この御説明を聞いてみますると、たとえばきわめて重要な問題といたしまして道路の改修をやらなければならない。従来の五カ年計画は残念にも三カ年を経過して、その三カ年の計画のうち四割五分程度
○前田(榮)委員 ちょっと関連して。これは大臣でなくちゃならぬというなんじゃないのですが、ただ大臣が今御答弁になりました中の、つまり防火帯という制度を発展させて防火地区を拡大していくというこの思想について、今の日本の段階において適当であるかということなんです。もちろん理想といたしましては、防火地区というものを設定してこれを拡大して全都市に及ぶような状態にすることが望ましいことであります。しかしながら
○前田(榮)委員 去る七月十一日より十四日にわたる四日間島根、鳥取、大阪の一府二県にわたって建設状況の視察を行なった結果を御報告申し上げたいと思いますが、なかなか長文にわたるので長時間かかろうと思いますから、文書で提出いたしたものを速記録に掲載し、それによって報告にかえるよう委員長において適当な御処置を願いたいと存じます。
○前田(榮)委員 そこでさしあたりの問題といたしましては、災害地につなぎ資金の融資をいたしまして、次の風水害に対してさしあたり緊急必要なる一つの防御工作を行うという点からも何らかの処置を行わなければならない。現地におきましては当然つなぎ資金というものが必要になるわけであります。そこで、佐賀県においては一千万円のつなぎ資金というお話を承わったのでありまするが、長崎県におきましては、知事の陳情によりますと
○前田(榮)委員 大体の根本方針はただいま申されたのでありますが今回の災害について、具体的にいかなる年度計画に基いて行おうとされているか、この点はまだ明らかにできない状態でございましょうか。
○前田(榮)委員 今回の第九号台風並びに大館市の大火について建設大臣より御報告がございましたが、これについてまず第一に大臣にお尋ね申し上げたいのは、わが国の風水害は歴年必ずある状態であり、非常な被害国としての不名誉な状態であることは御存じの通りでありますが、幸いにいたしまして、二十九年、三十年等は近年まれに災害が少かったのであります。こうしたときに過年度災害の処理を十分いたしまして将来の災害をできるだけ
○前田(榮)委員 それからもう一つ国会の権威のためにお尋ね申し上げておきたいのですが、この決算書の中で研究費、資料費それから人件費やその他の費用の中で、国会議員に出した費用があるかどうか。どんな形でもよいから一万円以上も国会議員に渡したようなことがあるかどうか。これはなぜ私がこういうことを聞くかというと、国会議員の中へ、あるいは五万円やったとか、はなはだしいのは百万円ももらっておるだろうというようなうわさもあるのじゃないか
○前田(榮)委員 関連して。本日の参考人八田君がおいでにならぬのはまことに残念なことであります。熊谷君の出席を要求いたしたのは私ですが、この協会の会計経理についていろいろなうわさが飛んでいる。うわさそのものを私聞いたのじゃなしに、うわさが飛んでおるという話を聞いたので、そういうことではこの中に少くとも何十名かの議員が参画しておるといたしますならば、国会の権威の上からいっても会計経理は明確にすべきであると
○前田(榮)委員 参議院議員の小澤さんを予算化の問題においていろいろ責めるというか質問するのは、見当違いだと思う。衆議院をすでに通過さしておる。そのときにこの法律のもとができて予算化したかせぬかということを衆議院の問題にしなければならぬ。その衆議院が参議院の方に修正をした個所を質疑するならよろしいが、そういうことじゃない個所を質疑するのは、衆議院の私は権威にもかかわることであるから、同僚諸君にそれはやめてもらいたいと
○前田(榮)委員 大へん時間も経過したようでございますし、中川委員の御質問と重複するようなことになってはいかぬと思いますので、簡単に質問を申し上げますから、お答えの方も要領よく時間を取らないようにお答えを願いたいと思うのであります。 まず第一に田中副官房長官にお尋ねいたしたいのですが、実は私はきょうは根本官房長官、大蔵大臣、労働大臣等にも来てもらって、ほんとうの内閣としての腹を聞きたかったのであります
○前田(榮)委員 それだけでいい。 稻田局長にお尋ねいたしますが、この問題がこんなに大きく問題になったのだから、国連軍に対する国の行為といいますか、こういうことから起る地方財政の打撃あるいは失業等による地方の国民の生活不安を国が処置しなければならぬ。ほかの民間産業等の問題とは違った性格できておる。従って、こういう困った際にちょうど大学を移転することは、大なり小なり呉市のいろいろなことに打撃を与える
○前田(榮)委員 関連して稻田局長にお尋ね申し上げますが、その前に河野副知事にちょっと簡単に御発言いただきたいのは、あの県庁を移転するときには、湿潤の地であって、年々病人が出て、事務がはかどらないからということを県民に公表されて県庁の移転を決定されたと思うのですが、その病人が出て困ったということは、うそであったか、ほんとうであったか、ここでまず第一にその事情を聞きたい。
○前田(榮)委員 副総裁の御意見を聞いておると、どらも納得がいかない点があるのであります。なるほど広場の点は都の計画が中心であって、都に依頼されてやるべきだ、こういうことが事務的な扱いとしては不都合だとは思いませんが、少くともあの広場というものは国鉄の営業が中心であって、取扱いについては、適当でないかもしれませんが、まず国鉄が計画を立てて、その通り区画整理はこらやってもらいたいくらいに積極的でなければならぬと
○前田(榮)委員 円満に解決するとおっしゃっても、現実にはやはり八重洲口広場と申しますか、そういう問題等が残っております。なおいわゆる鉄道会館の建築についても中途半端になっておる。その中途半端は、会社側の最初の計画通りきちっと建てさせるのか、建てさせないのか、どうするのかという結末については、まだわれわれには明確にされておらない。そういうこと等は当然——決算委員会の要求に対して、これらを全部含めて、
○前田(榮)委員 この八重洲口の問題につきましては、鉄道会館をめぐって、過ぐる国会における決算委員会等において相当問題になったところでありまして、われわれはその後の成り行きを注視いたして参ったのであります。当時決算委員会におきましては、委員会として意見を述べられたんですが、その中で八重洲口広場に関する問題は、関係官庁の緊密な連絡のもとに円満な解決を求めるという意見を出されておるのであります。それに対
○前田(榮)委員 今、建設大臣、東京都知事、国鉄総裁、これらに来ていただいて御相談をしようということでありますから、従って私の質問もその際にいたしたいと思います。そこでその準備としてお願いを申し上げておきたいのは、その際における資料として、当時の八重洲口の埋め立てに関する契約書等を一つプリントに刷って、われわれに参考資料として拠出してもらいたい。それから東京都の部長さんに申し上げておきたいのは、八重洲口
○前田(榮)委員 今の答弁を聞きますと、国鉄の方では、つまり乗降客のためには他の駅にも劣らない敷地がとってあって、サービスは相当やっておるんだというようなことを言われますが、そういうことを言われないで、まことに何とかしたいということを考えておるんだと言われるならば、私は何も質問をする考えはなかった。いかにもこれで十分だというような意味のことを言われますが、大阪の梅田の駅へ入りまして、八重洲口の広さとどちらが
○前田(榮)委員 建設大臣のただいまの御答弁によって、建設大臣の誠意はよくわかるのですが、火災で家をなくしたということと、火災による災害といいますか、そういうものも火災の災いの中だ、こういう強い決意ができ、解釈が行われるなら問題はないと思う。国の大きい仕事からいいますと小さいことになる。しかし災害者の身の上からいうと大事件なんでありますから、一つ決意を新たにして災害者を救われるよう希望いたしておきます
○前田榮之助君(続) 与党の諸君が、多数暴力によって少数の意見を踏みにじることは——すなわち、今日の二大政党においては、少数党の意見を十分聞いて、その上に民主的な決定を見てこそ、ほんとうに議会の成果があると私は考えるのであるが、これを多数横暴なる態度で進むということは、ほんとうにこの文教委員会におけるところの審議を無視した態度だと思うけれども、赤城君は、これらに対していかなる所見を持っておられるか。
○前田榮之助君 ただいま、文教委員長に地方教育委員制度の改正案について中間報告を求めるの動議の趣旨説明がございましたが、私は、日本社会党を代表いたしまして、この趣旨説明に対して質疑を行わんとするものであります。(拍手) ただいま赤城宗徳君からの説明を聞いていますと、まことに奇怪千万であって、赤城宗徳君が緊急動議を出そうといたしましたら、佐藤委員長は無謀にも散会を宣したなどということは、まことに虚偽
○前田(榮)委員 定める範囲をこの程度にせよああせよということがこの条文に書いてないことは大臣のおっしゃる通りです。そのことは私にも大体うなずけるのです。ところが前にも申し上げましたように、範囲の大きいこまかいじゃなしに、何とか一つここに型を作らなければいかぬということがここに一応書いてある。そこで私心配なのは、こういう場合において文部省が大いにその指導、監督、助言を強化されようとするこの法律全体の
○前田(榮)委員 今山崎委員と文部大臣並びに局長との質疑応答を聞いておりまして非常に感じたことは、この三十三条第二項は、教材について大いに規制をいたすために、教材を利用する方の先生方が非常にきゅうくつになって、将来学校教育に一大支障があるのではないかという疑問を抱いて、質疑をされた。そういうことはないんだ、こういうことをおっしゃっておる。ところが文部大臣の答弁を聞いておりますと、山口の場合はこうだ、
○前田(榮)委員 私が尋ねているのは、もうすでに発足して実行しているのです。しかも、これを五年なり八年なり十年たって経験に経験を積んだ、けれども誤まったということであるなら、あなたの考えるようなこともよいと思う。今公選制に入っておる。これは近代的国家のすべての様相なんです。民主主義の本則なんです。本道なるものを逆戻りさすのは民主主義の建前の逆行じゃないかと聞いておるのです。今までやっておらぬならともかく
○前田(榮)委員 そういうことを私は責めようとは何も考えておらないのですが、今の先生の公述を聞いて、実は今日学界の中にもこんな人がおるのかと私はびっくりしております。こんな人はめったにいない、反対を言う人はあっても、こんな人はめったにおらないと私は思います。(「それは失言だ」「理由を言わないでこんなという言葉で言うのは失礼だ」と呼び、その他発言する者多し)今のお話によると、実は、賛成なのか反対なのか
○前田(榮)委員 池田先生の今の公述に対して御質問申し上げたいのであります。 まず第一に先生に聞いておきたいことは、先生は教育に携わっておられ、おそらく日本教育学会にも関係しておられると思います。教育学会に関係しておられるといたしますならば、教育学会の声明されていることはよく御存じなのかどうか、まずこの点を明らかにしておいていただきたい。
○前田(榮)委員 私はここで議論をしようとは考えておらない。教育委員会のよりよき発展によって、日本の教育を発展さそうという御意見は、どろぼうにも三分の理屈があるように、だれもが言うことです。教育委員会制度を廃止するということをかりに言った人があるなら、その人も教育をよくするために今の委員会をなくする方がいいといかなる場合でも言うのであって、そういうことをあなたに聞こうといたしておるのではないのであります
○前田(榮)委員 久方ぶりに文教委員に舞い戻りまして、ともどもに文教委員をいたしておった親しみのある竹尾政務次官に午前中の質疑の状態をお聞きいたしまして、私は非常に不可解に感じた点がありまするので、その点お尋ね申し上げてみたいと思うのであります。このことは竹尾君が竹尾議員としてやられたということを質問するのではない。一議員が一年、二年のうちに多少考え方を変えたからといって問題ではないと思います。辻原君